REPORT
2026.01.19
次なるお題が「前へ進め」と映し出されると、当然続いての曲は「前へススメ!」だろうと場内が声援に包まれる。そして5人ハーモニーで曲が始まった……と思いきや、大塚がギターをオンにするのを忘れていたというミスでやり直しをすることに。「めっちゃライブだー!」「生演奏やでぇ」というツッコミが入るなか、この際だからと愛美たちもチューニングチェックし、ファンと一緒に曲タイトルコールからスタートし直すというライブならではのサプライズにファンが盛り上がる。そして西本、大塚、大橋、伊藤、愛美とソロを繋いでいき、夢を諦めずに前へ進むという想いをハーモニーで重ねていくと、情感たっぷりに歌い上げた。
次のお題は「サプライズ曲をお届け」となり、さらに「全バンドリーマー待望!あの曲がついに!今夜初披露!!」というアオリVから始まったのは、11th Single「ガールズコード」のカップリング曲「切ないSandglass」。ファンの人気も高く、メンバーも毎回セトリに入れたかったと後のMCで語るほどの名曲の初披露が実現。過ぎゆきながらも再び巡ってくる季節へのノスタルジーと希望を、重なり合う演奏と共に切なさあふれるボーカルで歌い上げる。すると聴き入っていたファンからは終わると同時に大きな歓声が上がった。
そのままノンストップで始まったのは2025年12月24日にリリースされたばかりの21st Single表題曲「Drive Your Heart」。もちろんこちらもライブ初披露だ。夢や未来に向けて走っていく想いを疾走感溢れるメロディとパワフルな演奏で畳み掛けるように紡ぎ出していき、クライマックスは愛美の「みんな歌ってー!」の声掛けと共に、サビのコーラスを客席に委ねて場内とステージが一体となって盛り上がり、サプライズ曲2連発のステージは最高の盛り上がりで幕を閉じた。
MCではついにライブで披露できた「切ないSandglass」への想い、そして「Drive Your Heart」が今回のライブでみんなで盛り上がったことで、はじめて完成したと満足げにコメント。そして幕間のお正月企画「ぽっぴんかるた」がスタート。これは歴代のCDジャケットが五十音の一文字付きで表示され、メンバーが読み札を考えていくという大喜利企画で、最初はなかなかコツが掴めず3連続お手つきという不穏なスタートに。しかし西本が勝ち抜いたのを皮切りに、大橋、愛美、伊藤もこれに続き、最後に残された大塚が1人で苦戦しながらも何とかやりきって、いよいよライブも終盤戦へとなだれ込んでいった。
いよいよゴールが見え始めたすごろくの指令は「みんなでお正月マラソンチャレンジ! ついてこれるかな?」。そしてアカペラのハーモニーと共に始まったのは、ライブの定番曲「Time Lapse」。この曲が始まると、場内はまっ赤な輝きと力強いコールで包まれる。それに応えるように、西本と大塚は向かい合って、寝っ転がるくらいまで体を反らしながら演奏したり、お立ち台に立っての迫力のパフォーマンスを交えたりと、場内の熱量を上げていく。そして伊藤の「声出していくぞー!」の声掛けに応えるようにファンも拳を突き上げポピパの熱さに応えた。
「Time Lapse」ラストのアカペラから間髪入れずに始まった大橋のドラムプレイと共に「Moonlight Walk」がスタート。同じ道を歩く2人の月夜の逢瀬を畳み掛けるようなリズムで唄うロマンティックロックを、西本と大塚のパフォーマンスが盛り立てる。2人はそれぞれ左右のステージ端に移動し、西本は激しいヘッドバンキング、大塚は膝を突いて寝転がるようにのけぞりながらの派手なパフォーマンスをファンの間近で見せ、場内を沸かせてみせた。
「マラソンもラストスパート! みんなの絆で最後まで一緒に走りきろう!」とみんなに気合いを注入するような愛美の声と共に始まったのは、「キズナミュージック♪」。音楽で出会い繋がった絆を象徴するように5人それぞれがソロボーカルを繋げながら、全員でバンドへの思いを紡ぎ出していく。
「昨年は大変お世話になりました! 本年も絆を奏でてまいります!」と愛美の改めての新年の挨拶に合わせて、西本と大塚も隣に立って3人でのセッションを繰り広げると、情感あふれるソロのリレーからのハーモニーで本楽曲を締め括った。
「ありがとー! みんなのおかげでマラソン走りきれましたー!」と3曲連続のパフォーマンスを見事に乗り切り、一緒に盛り上がって声援をくれたファンに感謝の言葉を送る愛美。だが、この勢いはまだまだ途切れない。「それじゃあ、ここからはフィーバータイム! みんな楽しく飛び跳ねちゃいましょー!」と勢いのままにスタートしたラストナンバーは、ポピパならではの明るさ・楽しさが詰まった「ぽっぴん’どりーむ!」。各自のソロパフォーマンスも織り込みながら、今日のライブの楽しさを詰め込んだような力強くてかわいいステージが繰り広げられる。サビや間奏ではリズムに合わせてファンもメンバーもジャンプし、フィナーレに向けて一体となって盛り上がっていった。
「ありがとー! 最後はとびっきりのジャンプで終わるよー!」との愛美のかけ声と共に全員が渾身のジャンプを決めて、新春ライブのステージは完走した。ファンの声援に感謝を送りながら引き上げるポピパの5人と、照明が落ちるステージ……。「あれ? まだすごろくはゴールしていないのでは?」そんな疑問を抱きつつ、場内はほどなくしてアンコールの声に包まれた。
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