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INTERVIEW

2025.11.19

ミュージックレイン3期生から成る5人組ユニット・DayRe:が1st EP『ReFraction』をリリース!デビューイヤーを振り返りながら、今作の制作についてはもちろん、来年2月の“リスアニ!LIVE 2026”への意気込みも語ってくれた

ミュージックレイン3期生から成る5人組ユニット・DayRe:が1st EP『ReFraction』をリリース!デビューイヤーを振り返りながら、今作の制作についてはもちろん、来年2月の“リスアニ!LIVE 2026”への意気込みも語ってくれた

2025年5月5日にお披露目され、遂に動き出したミュージックレイン3期生から成る5人組ユニット・DayRe:。デビューしてすぐさま数々のリリースやイベント出演など精力的な活動を行うなかで、11月には初となるEP『ReFraction』をリリースする。爽やかでキュートな彼女たちの魅力に加えて内面を深く探るような側面を見せた作風は、デビューから半年というなかで、新たなDayRe:の表情を映す意欲作となった。激動のデビューイヤーを過ごし、来年には“リスアニ!LIVE 2026”の出演も決まったなか、橘 美來、相川奏多、宮沢小春、夏目ここな、日向もかの5人に話を聞いた。

INTERVEIW & TEXT BY 澄川龍一

デビューを経て数々のリリースとイベント、そして再構築へ

――5月のお披露目からリリースにライブと精力的な活動をしてきたDayRe:ですが、デビューから半年経った今、活動の手応えはいかがですか?

相川奏多 DayRe:のデビュー後に、制作スタッフの入れ替わりがあったんですよ。現在は再構築という時期でもあるし、だからこそ私たちと制作陣皆さんで改めて一緒に作っていっている感じがしています。DayRe:としてのデビューまでが長かったのもあって、「ミュージックレイン3期生ってこんな感じだよね」みたいなものが私たちの中でも皆さんの中でも出来上がっていたと思うんですけど、そこからまた少し違う新しいものをみんなで一緒に作っていこうぜ!という雰囲気を感じていて。DayRe:には“日々に寄り添う”というコンセプトもあるんですが、皆さんと一緒に寄り添いながら着々と日々一歩ずつ、まだ何者にもなれていないですけど、何者かになろうっていう段階かなと思っていますね。

宮沢小春 私は、デビューするまで今年の1月から準備してきて、がむしゃらに目の前のことをやることに精一杯だった気がしています。もちろんすべてが新しいことばかりですし、キャラクターを背負わずに私たちで歌って作り上げるというのは楽しくもあり、ある意味苦しくもありで、ずっとがむしゃらでした。なのでデビューのお披露目から「まだ半年なんだ?」みたいなところが大きいです。DayRe:より前のほうが長かったのもあるかもしれないんですけど。お披露目してから2ヵ月ぐらい経って今回のEPのお話いただいて。

夏目ここな そうだっけ?

宮沢 そう。確か7月とかにEPのタイトル決めとかをしていたので、そう思うと今もまだ結構怒涛だなと改めて思いました。なので、このEPが完成するというのが、それこそ再構築してしている今のDayRe:の1つの答えというか、着地点みたいなところな気がするので、そんななかで皆さんの反応をいただけるのも楽しみだなと思っています。

夏目 DayRe:を結成してから、ほぼ毎日のようにメンバーに会っていたんですよ。なので、より絆が深まったなと思います。特に最近は忙しかったというのもあって、それぞれがそれぞれをちゃんと気にかけているなって思っていて。例えば誰かがダンスで苦戦していたら、そのジャンルの振りが得意な人が教えるとか分担ができていたり、より良いものにしようというものをメンバー全員が認識していると思っています。

橘 美來 うんうん。夏目の話を聞いて思ったのは、私もメンバーとの関わり方を考えるようになった気がしています。もちろん、今までもミュージックレイン3期生という名前で、グループではないにしても活動はしていたんですけど、よりユニットとして色濃く活動していくようになって、みんなとの関わり方はすごく考えるようになりました。「ユニットデビューするよ」って言われたのが去年の年末頃で、今年の頭に皆さんに発表したんですけど、当時はデビューに向けての準備のなかでまだちょっと実感がない状態だったんですよね。そこから5月5日にお披露目をさせていただいてから、一気に実感が湧いて、駆け抜けていたら今はもう年末の話とか、来年2月の“リスアニ!LIVE”など、時が経つのがすごく早いと思って。まだ技術が足りないこととか上手くできないこともあって、そこは苦しい時間でもあるんですけど、それを克服して皆さんに届ける段階になったときにどういう反応をもらえるかなってワクワクしながら、その苦しくも楽しい準備期間を駆け抜けているところです。

日向もか 今回のEPのリリースで「もう11月になっちゃう」って思うのと、去年の11月なんて5人でユニットを組むこともまだ知らないまだ時期だったので、そこから1年の間にユニット発表もあって、デジタルシングルも出して、EPまで出ちゃうんですか?という怒涛でもあるんですけど、そのなかで色んな話し合いがあって、ユニット名からもそうですし、このEPのタイトル決めとかもあったし、すごく密度の濃い1年だったなって思います。

 そこはすごく思いますよね。

――そうした怒涛の半年間を過ごされたなかにはイベント出演でのはじめましても数々ありました。特に夏には“リスアニ!LIVE ナツヤスミ”の出演もあり、初出演にして聖地・パシフィコ横浜に立たれましたね。

 すごくありがたい。「本当にいいんですか!?」という(笑)。あのときは私たちの出演発表が、第2弾発表だったんですよね。それもあって普段から私たちのことを応援してくださっている方は、客席の結構後ろにいらっしゃったんですよ。デビューして2ヵ月でそういう経験も初めてだったしすごく緊張もしていて、「自分たちやれるのかな?」みたいな不安もありました。でも私たちのことを知らない人たちも温かく迎え入れてくださいましたし、知らないなりに乗ってくださったり声を出してくださったり、楽しんでくださっているのかなと伝わってきました。そのなかで後ろには私たちを応援してくださる方々が授業参観みたいにいらっしゃって(笑)。その絆のような気持ちは届いていたし、それは目にも耳にも体にすごく残っていて幸せな時間でした。

宮沢 緊張しましたね。バンドリハさせていただいたときにより不安になった自分がいて。

――バンドを背負ってというのも初になるわけですね。

宮沢 そうなんです。もちろんそのあと詰めたりしたし、自分の中で見直しもしたんですけど、この大きい舞台ではじめましての人たちを前に私たちらしさが出せるかな?というのがすごく不安でした。でも考えてみると贅沢で、私たちは4回目のステージで生バンドとパフォーマンスをさせていただけた。それもあって思い出深いです。あと先輩であるTrySailさんの「High Free Spirits」をカバーさせていただいたのも私にとっては緊張の一因でした。“ナツヤスミ”ではDayRe:らしくパフォーマンスできた気もするんですけど、それ以上に先輩方の偉大さも痛感して。1音目からのお客さんの盛り上がりに圧倒されちゃって。DayRe:でもそういう楽曲が届けられたらいいなって、今は思います。

日向 私は緊張するというよりかは、いつも私たちのイベントに顔を出してくださってる方が後ろにいることによって、じゃあ前で観てくれている人たちに私たちのことを知ってもらうチャンスだぞというふうに考えて、「よし、じゃあやってやろう」と。あとはセットリストもバランスのいい4曲だった気がしていて、デビュー曲の「DeaRy Days!」みたいな爽やかなものから、「名もなき青のハルモニア」でバラードっぽいものも歌えるんですよ私たち、みたいなことを考えたり(笑)。そこから「ハイフリ」で先輩たちの楽曲を借りて、こんなかっこいいのもいけちゃいますよ、みたいな……いけてたかどうかはさておき(笑)。最後には「Happy Bubble Party」で、初めて聴いてくれた人にも「バーボーバーボー」って言ってもらえて、私的には「よし、やりきった! 超楽しかった!」って感じで終われた“ナツヤスミ”でした。

夏目 私は緊張しました(笑)。その理由が、そもそも“リスアニ!LIVE”さんはデビュー前からずっと好きで小学生の頃からずっと通っていて。次は自分がアーティスト側として出るとなって「まじか」みたいな心境だったんです。以前もIDOLY PRIDEとして出させてはいただきましたが、あのときはキャラクターを背負っていたので自分100パーセントじゃなかったんですよ。でも今回はもう夏目ここなだけしかいないから、出ちゃってるから、もうここなが出ちゃってるから(笑)、本当に緊張120パー、言っちゃえば1億パーセントみたいなくらいに緊張しちゃって。

――なるほど(笑)。

夏目 震えが止まらないわ、冷や汗は止まらないわ、ほんとにガクブルだったんです。でも私が“リスアニ!LIVE”さんを好きなのは、会場の一体感なんですよね。はじめましてのステージもお客さん全員が盛り上がってくれるじゃないですか。その一体感が好きで私は行っていたので、あの日もDayRe:のことをみんながわーって受け入れてくれて。皆さん笑顔で声や身振り手振り全力で表現してくれて、ステージ上で「好きや……やっぱ好きや」ってなりました(笑)。ファンとして観に行っても、アーティスト側になっても、やっぱり“リスアニ!”の空気感は大好きだなって思いました。

相川 今までは「DeaRy Days!」のジャケットでも着たちょっと爽やか水色の衣装だったんですけど、今回はグレーでちょっとかっこいい目の、今まで着たことのないような衣装で余計気合いが入ったというか。これは私がそういうタイプなだけかもしれないんですけど、新しいところだからこそ思いっきりやれるみたいな。自分を知らない人たちの前だと、今までの自分が邪魔しないというか、新衣装だし、きっとDayRe:をご存じない方も多いと思うし、よりやりたいことがやれたなという気はします。

理想と現実、葛藤という断片が反射する『ReFraction』

――さて、デビューから半年後となる11月に1stEP『ReFraction』がリリースとなります。タイトルも含めて本作はどんなコンセプトで作られていったのでしょうか?

日向 まずこのDayRe:という名前は、皆さんの日々に寄り添っていけたらいいなという意味で決めたんですけど、楽曲としては2つしか出していないまだまだ何者でもない私たちが、逆になんにでもなれるよねというところで、かっこいい自分を見せたいねみたいなのもあって、音楽的にもう少し広げてみようかというところが出発点です。

宮沢 うんうん。よりDayRe:がどうやってみんなに寄り添っていくかということを考えて。自分たちを改めて見直して膨らませたのが今回です。

――確かに本作を聴かせていただくと、DayRe:の爽やかでキュートなイメージとはまた異なる魅力が出た作品に感じます。そうした、ご自身のまた違った表情を見せたいという気持ちもあったんですか?

相川 そうですね。好みもバラバラな5人が集まっていて、それぞれの好きなものややりたいもの、向いてるものも結構分かれているのが私たちの良いところだと思ってるので、それぞれに合ったかっこよさが見れるかなと思います。

夏目 うん、DayRe:をどういうグループにしていきたいか、方向性を見せられることのできる6曲なのかなって思っています。

――それがデビューして1年目に出ていることも含めて非常に刺激的な作品となりました。そんな『ReFraction』は冒頭の「Overture」を経て、「プロトノイズ」で幕を開けます。

 一番導入として相応しいというか、デビュー曲の「DeaRy Days!」の爽やかな雰囲気とか今までの雰囲気も背負いつつ。『ReFraction』のテーマでもある理想と現実、その中の葛藤みたいなものが歌詞にも組み込まれていて、新たな私たちのリスタートとして入りやすい楽曲にもなっています。

――確かに山崎あおいさんの歌詞はDayRe:の現在地を示すようでもありますね。

 理想と現実の葛藤という部分はやっぱり私たちにも刺さりますよね。「プロトノイズ」は“試作とノイズ”という未完成みたいな意味なんですけど、自分たちも未完成だってずっと思い続けているし、完璧じゃない部分しかないので、そういう歌詞はすごく刺さります。でもそのなかで、皆さんに色んな楽しいことや作品を届けたいという気持ちもその歌に乗っていて今の自分たちとすごくリンクしているので、そういった思いが皆さんに届いたらいいなと思っています。あと、これは「プロトノイズ」だけの話じゃないんですけど、今回私、靴を脱いで収録したんです。

――おっ、そうなんですか?

 靴を履いているときと何が変わったかと言われると……あまりわかっていないんですけど(笑)。でも素足が床についていることによって、何かが違うような気もしていて、すごくふわっとした感覚なんですけど、自分の現実と向き合いながらレコーディングできたんじゃないかなと思います。

――まさに地に足をつけたといいますか、個人でも試行錯誤があったわけですね。楽曲としてもそうした自分と向き合いながら、トラックにもノイズがあしらわれていたり、また皆さんの声にもざらついた感情が感じられる仕上がりになっていますね。

日向 私はこの曲で“Listen to ディストーション ディストーション”というフレーズを歌わせていただいているんですけど、レコーディングでは「もっと乱暴に歌っちゃっていいよ」とか、「もっと葛藤を出しちゃっていいよ」って言われて。普段は葛藤というよりもみんなに馴染みやすいような声というか、もう少し優しいところで歌っていたのが、今回はどちらかというともっと乱暴に、「頭をかきむしって『なんで上手くいかないんだよ!』みたいな感じで歌っちゃっていいよ」って言われて。普段とはまた違う味みたいなものが出せた気がします。歌詞にも“いつの日か 君にも 届くように”とありますけど、今はまだDayRe:の歌が届いてなくても、いつか色んな場を通して届いてくれたら嬉しいなっていう楽曲ですね。

――確かにそれぞれのボーカルに様々な表情を感じ取れますが、そこは皆さんそれぞれへのディレクションがあったわけですか?

相川 そうですね。私の場合は「切望する感じが欲しい」というのは言われました。「『喉から手が出るくらい欲しいよ』みたいな切望感をください」というのがあって、今回もメンバー個々に合ったディレクションしていただきました。

――続いてはミフメイさんのトラックもクールな「鏡面上、今、レーゾンデートル」で一気にダンサブルに振ります。

 個人的にはミフメイさんの楽曲が大好きで、以前から聴いていたあのサウンド感が入っていてすごく好きな曲です。

相川 サウンド的に言うと、この5曲の中で一番攻めているかなという印象があって。サビはすごくバチバチなんですけど、Aメロとかは意外と静かなんですよね。

宮沢 私もサビ前に自分のパートがあったんですけど、ちょっと盛り上がるように歌おうかと思ったら、「そうじゃなくていいです」と。“閉じこもっている私”みたいなディレクションをいただきました。サビ前までとサビがきっぱり分かれていて、すごくギャップのある曲だなと思いますし、印象的には内面で苦しんでいる感じが一番見受けられるというか。

――そのギャップに、ここでも葛藤が感じられると。

宮沢 曲のテーマ的にも、「自分にない才能が欲しいのに」みたいな葛藤があって、そこは歌詞にも表れていますよね。私は最初、結構バチバチなイメージでいたんですけど、最初の“黎明 黎明 黎明 黎明”というコーラスからちょっとイケイケバチバチな感じで持っていったら、意外とそんなことなくて、なるほど、サビと差を見せていくのかみたいな、曲としての面白さも勉強しました。あとこれはい一番パフォーマンスが楽しみです。

相川 そうですね。現時点ではまだこの曲の振り付けはしてなくて、私たちどうなっちゃうの?みたいな(笑)。

――かなりアクティブなパフォーマンスになりそうですよね。

相川 「プロトノイズ」の振りはもう入っているんですけど、これも結構激しいんですよね。これより上がありますか?と思いつつ私たちも楽しみだし、皆さんも楽しみにしといていただければ。

――そしてここから80’sテイストの「Tiny Little Twinkle」でまたガラリと色合いが変わります。

日向 そうですね。「プロトノイズ」で始まって「鏡面上、今、レーゾンデートル」で強いのが来てからのこの曲。ラップもあるし英語のフレーズもあって、EPを通して聴いていただくなかで、一番新しい一面が見れる楽曲なんじゃないかなと思います。今回のEPでは色んなギャップのようなものを感じていただけていると思うんですけど、その中ではどちらかというとワクワクの方向性のギャップみたいな楽曲になっているかなと思います。タイトルが“小さなときめき”みたいな意味で、例えば高校生とか中学生のときの、推しキャラとかに対する「好き好き好き!」っていう感情というか。夜ふとしたときに、そのキャラが出ているアニメを観ると心がときめいてしまうことがあるじゃないですか。こんなにも思いが高ぶっちゃう自分がいるんだ!?みたいなものを思い出すような曲ですね。

――確かに学生を思わせる甘酸っぱいシチュエーションで、そこはこれまでとは違う印象がありますよね。

日向 学生のときに好きな人と出会うことで、自分の知らない自分と出会った、みたいなコンセプトではあるんですけど、好きって色々あるじゃないですか。人だけじゃなくて物に対してもそうで、色んな好きがあるから、色んな心の高ぶりみたいなものがあって。それが私たちDayRe:にも向いてくれているとなお嬉しいんですけど、そういうときめきをこの曲から感じてくれてたらいいなって思います。

次ページ:成長の過程で叫んだ感情、その先に待つ夢の舞台へ

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