「ロックンロール」と「失恋」、それぞれをコンセプトにしたミニアルバムを大西亜玖璃がリリースする。前者をテーマに据えた『Rock&Roll Lady Girl』では青春感やガーリー、エネルギーや秘めた情感など、大人になりながらもまだまだ少女の顔を持つ大西亜玖璃を見せてくれる。一方の『失恋モノクローム』ではさらにテーマをピンポイントに、心に空いた余白を埋められていく色彩を歌い手として表現してみせる。2枚が投影するシンガー像は、聴く者の胸中でどのような大西亜玖璃像を浮かび上がらせるだろうか。
INTERVIEW & TEXT BY 清水耕司
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