INTERVIEW
2025.08.27
敗けたって次はある。新しい“みんなで叶える物語”『イキヅライブ！ LOVELIVE! BLUEBIRD』がスタートした。
全国にサテライト校を持つインターネット高校、Love学院高等学校、略してL高に通う生徒たちが、10人組のスクールアイドルグループ・いきづらい部！を結成した。メンバーは、浅草サテライトの高橋ポルカ（CV：綾咲穂音）、麻布麻衣（CV：遠藤璃菜）、五桐 玲（CV：宮野 芹）、駒形花火（CV：藤野こころ）、福井サテライトの金澤奇跡（CV：坂野愛羽）、調布のりこ（CV：瀬古梨愛）、梅田サテライトの春宮ゆくり（CV：奥村優季）、此花輝夜（CV：天沢朱音）、山田真緑（CV：小戸森穂花）、仙台サテライトの佐々木翔音（CV：涼ノ瀬葵音）。
リスアニ！では、いきづらい部！として活躍する10人のキャストへ、ソロシングルのリリースタイミングに合わせたリレーインタビューを敢行！それぞれが思う、コンテンツの魅力、そして担当するメンバーの魅力、いきづらい部！の1stシングル「What is my LIFE?」と自身が歌うソロ楽曲について、今回は高橋ポルカ役の綾咲穂音に語ってもらった。
■【特集】『イキヅライブ！ LOVELIVE! BLUEBIRD』始まりたい！ いきづらい部！キャスト リレーインタビュー
INTERVIEW & TEXT by 塚越淳一
――いきづらい部！は、7月に行われたライブイベント“リスアニ！LIVE 2025 ナツヤスミ”で、2日間オープニングアクトを務めました。その率直な感想をお願いします。
綾咲穂音 とても緊張していたのですが、その分、楽しみな気持ちもたくさんありました。いきづらい部！としてもそうですし、私としても、高橋ポルカちゃんとして初めてステージに立つ機会だったので、観ている方に楽しい気持ちになっていただき、いきづらい部！の始まりを応援していただけるようなパフォーマンスになればいいなと思って、臨みました。
――やはり緊張しますよね。
綾咲 はい。初めて10人で表に出る舞台でもあったので……。でも、メンバーが10人いて、そのキャストとして、みんなもたくさん頑張ってきたから、不安もあったけど、絶対に良いものになる！と思っていたんです。みんながいたので安心できましたし、楽しめました。
――ステージからの景色はどうでしたか？
綾咲 ペンライトで応援してくださる方々の姿を初めて見ることができたことに感動しました！初めて浴びるかけ声もとても大きくて、「こんな風に応援していただけるなんて！」と、嬉しい気持ちでいっぱいでした。
――また、μ’sの楽曲「夏色えがおで1, 2, Jump!」のカバーも披露しました。
綾咲 一番ドキドキでした（笑）。先輩の曲を歌うと聞いたときは驚きましたし、本当にいいんですか!?と。でも、皆さんが本当に盛り上がってくださったので良かったです。
――その後、池袋サンシャインシティの噴水広場でも、1stシングルのリリースイベントとしてフリーライブがありましたね。
綾咲 噴水広場にもたくさんの方が来てくださって、また違う景色が見られました。イヤモニを含めこちらの音響環境も“リスアニ！LIVE”の時とは違っていて、お客さんの声が直で聞こえるような感じだったんです。さらに店内なので明るくて、2階や3階から見てくださっている方々もはっきりと見えて、お客さまのパワーを浴びることができたというか。こんなに見に来てくださる方がいるんだ！と思えて嬉しかったです。またこのような機会があれば嬉しいなと思いましたし、これから大阪でもリリイベがあるので楽しみです（※取材は8月上旬に実施）。
――少しずつ動き出してきた感じはありますが、『イキヅライブ！ LOVELIVE! BLUEBIRD』は、まだ始まったばかりのコンテンツになります。綾咲さんが考えている『イキヅライブ！』の魅力を教えてください。
綾咲 彼女たちが通うLove学院高等学校は、サテライト校が全国各地にあるのですが、インターネット高校なので、いつでもどこからでも、皆さまに参加していただけるんです！ユーザー参加企画があって、皆さまが考えてくださったアイデアで、いきづらい部！の今後がいろいろ決まっていく。皆様が参加してくださることで成り立っているところが素敵だなと思いました。これから“みんなで叶える物語”が実現されていくと思うので、私も楽しみにしています。
――みんなの意見から決まっていくんですね。
綾咲 はい。実際に、ユーザー参加企画専用のXのアカウント（@lld_ikizulive）もあって、そこにアイデアがたくさん届いているんです。ポルカちゃんのメンバーアイコンのアイデアも決まりましたし、今は8月18日のポルカちゃんの誕生日に向けて、どんなプレゼントをあげたいかを選ぶ投票もしています。そうやってユーザー参加企画を通して、色々決まっていくのが楽しいです。
――Xでの、メンバー同士のやり取りも面白いですよね。
綾咲 面白いですよね！「今日はこんなことをしていたんだ！」というのが知ることができるので、私も楽しみながら見ています。
――最初、麻布麻衣に「変な子に会っちゃった」と言われていたのが面白かったです。
綾咲 ポルカちゃんは先陣切って色々やろうとするから、マイマイ（麻衣）は振り回されているのかなあって思っちゃいますよね（笑）。でも、そんなポルカちゃんもかわいいんです！
――どこにいても目立つんでしょうね。
綾咲 明るくて前向きで元気なので、きっと目を引く子なんだと思います（笑）。
――綾咲さんが思う、高橋ポルカの魅力を教えてください。
綾咲 明るくて前向きで元気で、「やってみたい！」と突っ走っちゃう子なのかな。ポルカが動くことで周りは巻き込まれていくというか、危なっかしいところもあるんですよね。でも、周りが助けてくれるし、助けたくなっちゃうような女の子なのかなと思います。あと、ポルカちゃんはよく動く子なんですけど、五桐 玲ちゃんや春宮ゆくりちゃんのポストから、ダンスが上手であるというのがわかるんです。
――ダンスの天才と言われていましたね。
綾咲 そうなんですよ！だから、私もポルカちゃんが持っているその魅力を、表現したいなと思っていて。ただ、正直、私は動くこともダンスも苦手なほうで、相当頑張らなければまずいと思って、焦っていたところもあるんです。でも、ポルカちゃんとして見ていただけるよう、しっかり表現していけたらなと思っています。
――ポルカに近いなと思うところはあるのですか？
綾咲 それが真反対というか……。以前の私は、どちらかというと後ろ向きで、できる限り省エネを心がけて生きてきたんです。でも、ポルカちゃんと出会えたことで、少しずつ前向きに物事を考えられるようになったり、元気になれているので、とても良い影響をもらっています。ただ、ポルカちゃんは、いつも動いていてスタミナが有り余ってるんですよね……。そこは私も、もうちょっと頑張らなければいけないところです（苦笑）。
――個人的に、ポルカは数学が苦手で、高校受験に落ちたというエピソードから始まっているのが衝撃的で、面白かったです（笑）。
綾咲 ポルカちゃんは数学が苦手すぎるんですよ。確かに衝撃的ですよね（笑）。高校に落ちるところから始まるのって。
――綾咲さんは、数学は？
綾咲 それが、苦手ではないです（笑）。主要科目の中では得意なほうで、何が得意かと聞かれたら、数学と答えるくらいなんです。だからポルカちゃん、かわいいな～と思いながら見ていました。
――本当に反対ですね（笑）。でもきっと、近づいてきているところもあるんでしょうね。
綾咲 その話を遠藤璃菜ちゃんともしたんですけど、璃菜ちゃんも自分が担当している麻衣ちゃんとは似ていないと思っているんですよね。でも私からすると、しっかりしている部分は、麻衣ちゃんに見えたりして、似ていると感じるんです。璃菜ちゃんも、私がポルカだと感じるときがあると言ってくれたので、お互いメンバーに寄ってきているのかな？と思います。
――その他、ポルカのプロフィールには「どこでも寝れる」と書いてありますね。
綾咲 そこは似ているかもしれないです。私もどこでも寝られるので。あと、ポルカちゃんはチョコが好きなのですが、私もレッスンのお供にチョコをいつも持っていて、それでエネルギーをチャージしています。演技をしているときもスタミナを使うので、チョコで糖分を摂取しています。
――ちなみに、綾咲さんが、メンバーと似ているなと思うキャストはいますか？
綾咲 一番近いなと思っているのは、調布のりこ役の瀬古梨愛ちゃんです。梨愛ちゃんは、まさにのりこという感じで、ビジュアルも性格もかわいらしくて、「一生懸命頑張るぞ！」という感じが、のりこちゃんに似ているなあと思います。あと、春宮ゆくり役の奥村優季ちゃんは、髪を切ってから、見た目がさらに似てきたなと思いました。顔が小さくて手足がスラッとしているところもそっくりです。
――ここからは、綾咲さん自身のことも伺いたいのですが、どんな性格だと言われますか？
綾咲 のんびりしていて、「おばあちゃんみたいだね」って言われることがあるんです。実際に好きな食べ物も渋めで、梅干しや茎わかめが好きなんです。好きなフルーツも、梨とか柿なので、少し渋いんですよね（笑）。最近は和食が好きで、レッスン終わりにみんなで食事に行くときに、「和食を食べたいなあ」って言うと、みんなついて来てくれるので、優しいなあと思いながら一緒に食べています。
――茎わかめは、なかなか渋いかもしれないですね（笑）。
綾咲 そうですよね（笑）。茎わかめの話をしていたら、収録のときの差し入れに茎わかめをいただいたことがあって、すごく嬉しかったです。
――それと、みんなでご飯にも行くんですね。
綾咲 もちろん行きます！でも、以前の私だったら、自分から誘ったりしないんですよ。ポルカを担当しているからか、「ポルカちゃんならきっとみんなをご飯に誘ってもおかしくない！」と思って、言いやすくなったんです。そこもポルカちゃんから良い影響を受けていると思います。ポルカちゃんはダンスが好きなんですけど、私は歌がすごく好きなんです。アニメや漫画が好きで声優さんにずっとなりたかったのですが、歌うことや音楽を聴くことも好きで、趣味程度なんですけど、曲を作ったりすることもあります。
――絶対音感があるんですよね？
綾咲 あります。子供の頃にピアノを習っていたので、単純な曲とかだと、耳コピをして、ピアノで弾いたりすることはできます。
――ソロ曲は難しそうな曲でしたが、本当に歌が上手い！と思ったので、それが理由なんですね。
綾咲 私、ボカロ曲が好きで、結構歌っていたんですよ。ボカロ曲って、人間が歌うようにできていなくて、早口だったり、トーンが高かったりするんです。そういう曲に触れてきたので、ポルカちゃんの速い曲も歌えたというか。言葉がぽんぽんぽんと出てくる感じだったので、楽しいなぁと思いながら歌っていました（笑）。
――アニメ好きという話がありましたが、『ラブライブ！シリーズ』も好きだったのですか？
綾咲 もちろんです！かわいい女の子が好きで、アイドルコンテンツも大好きなんです。『ラブライブ！シリーズ』は、私が大好きな世界観なので、かわいい女の子たちが頑張っている姿を見て、「私も頑張りたい！」と思っていました。魅力的なメンバーたちが、私の青春を彩ってくれたと思っています。
――今はそのシリーズの一員になったわけですから、青春はまだ続いているんですね。
綾咲 本当にその通りで、感動しています。自分がこの場所にいられること、高橋ポルカちゃんとしてステージに立てることが感動であり、感謝です！
――これまでのいきづらい部！の活動で、一番思い出に残っていることは何ですか？
綾咲 まだ始まったばかりで、一番を決めるのは難しいですが、ポルカちゃんとしてステージに立てていると実感できているときは、とても印象に残っているので、“リスアニ！LIVE”のステージは印象的でした。最初はダンスが苦手で、自分でも踊れていないと感じていたのですが、最近は先生方からダンスや動きを褒められることが増えてきたんです。私の一番の目標は、応援してくれる方々に、ポルカちゃんが動いているように感じてもらうことなので、そうやって、周りの方からも素敵な言葉をいただくことが増えたことは嬉しいです。今後もより一層、ポルカちゃんらしくなれるように心がけていきたいです。
――ダンスの振りを入れるとき、ポルカちゃんならどう踊るんだろう、というところまで考えるのですか？
綾咲 考えます。最初の頃は振りを覚えることに必死だったので、そこまで頭は回らなかったのですが、お家に帰ってから、ここはこういうふうに動いたらポルカらしいかなって考えながら、自分の中に落とし込んでいます。
――そうしている時間も楽しそうですね。
綾咲 ポルカちゃんのことを考えている時間は楽しいですし、きっとポルカちゃんも楽しんでやっていると思います。
――それもあってか、ライブでの表情も、すごくいいなと思いました。
綾咲 ありがとうございます！表情も意識していますね。きっと表情がコロコロ変わる子だと思うので、そういうポルカちゃんのかわいらしさを、私も届けることができたらいいなと思います。
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