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INTERVIEW

2025.07.08

“THE IDOLM@STER SideM 10th ANNIVERSARY ST@GE ~P@SSION-ING!!!~”開催直前!「THE IDOLM@STER SideM 10th ANNIVERSARY P@SSION」シリーズクリエイターインタビュー:Safari Natsukawa

“THE IDOLM@STER SideM 10th ANNIVERSARY ST@GE ~P@SSION-ING!!!~”開催直前!「THE IDOLM@STER SideM 10th ANNIVERSARY P@SSION」シリーズクリエイターインタビュー:Safari Natsukawa

「THE IDOLM@STER SideM 10th ANNIVERSARY P@SSION」シリーズと題し、10周年を彩る様々な楽曲をリリース中の「アイドルマスター SideM」(以下、「SideM」)。7月12日・13日にはKアリーナ横浜にて“THE IDOLM@STER SideM 10th ANNIVERSARY ST@GE ~P@SSION-ING!!!~”の開催も決定している彼らの楽曲を軸に、「SideM」楽曲を手掛けるクリエイター陣にメールインタビューを実施!「SideM」の音楽の魅力、そして「SideM」への想いを聞いた。

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■リスアニ!初登場となります。まずは作詞家を目指されたきっかけやご自身の作詞に影響した楽曲を教えてください。

初めまして!よろしくお願いします。
作詞家を目指したきっかけは…実は学生時代は作詞・作曲担当でした。
大学のクラスメートでボーカリストの友人とユニットを組んでデビューを目指してたんです。結局そのユニットでのデビューは叶わず、ボーカルの友人は海外に移住してしまい解散したのですが、当時、2人で様々なコンテストやオーディションに参加した流れで知り合ったレコード会社の方々から作家として少しずつお仕事をいただけるようになり、当初は作曲メインで活動していました。
ただ、曲をプレゼンするために必要に迫られて歌詞を書いていたら、歌詞のほうが評価されることが多く、作曲家が編曲するのが当たり前の時代になり、最新の機材を追うなどが物理的に難しくなっていったので、最終的には作詞が真ん中、時々絵本や、その他のジャンルで言葉の仕事をしています。

■C.FIRSTの楽曲の振り幅の広さを知らしめた「来来美食」から「SideM」というコンテンツに参加されたSafari Natsukawaさんですが、関わることになる以前は「SideM」についてどのような印象がありましたか?

すごくメジャーな人気のプロジェクトという印象でした。友人の作詞家さんも参加されてた気がします。
C.FIRSTさんに関しては、真面目でクールな、ちょっと不器用なイメージだったので、中華風の曲を!?と驚きました。お仕事設定内とはいえ、アイドルとどう人格を一致させたらと落としどころにとても悩みました。
また、C.FIRSTさん以外にもたくさんのユニットがあって、それぞれが成長して変化していって、飽きさせないコンテンツだなと思います。

■ご自身が考えるC.FIRSTの歌う楽曲の歌詞。彼ららしさを表現するために最も重要なファクターは何だと考えますか?

例えば「Face the World」と「来来美食」は、一見、全然真逆のベクトルに見えるかもしれませんが、コアの部分では同じで、物事や人に対して真剣に、もしかしたら時には深刻なくらい考えているという誠実さが重要なファクターかと思います。
ただ、言葉の持っている「熱いー温かいー涼しいー冷たい」といった温度のグラデーションや、「最大公約数的ーマニアック」「軽やかー重い」「優しいー厳しい」「遊びー真面目」みたいな質的なものの加減を、なんというか調合してアーティストやその楽曲に合わせていく感じなので、その点から見ると、C.FIRSTさんの場合は楽曲の幅が広いので、統一感を失わずにその楽曲の持っている方向性と合致させることが難しくもあり、楽しいところでもあります。

■「SideM」に関わられるようになってからコンテンツに対して「変化した」気持ちと「変わらない」気持ちをお聞かせください。

変化したのは、3曲書かせていただいて、内部に少し入れたことで視点が変わりました。具体的には、以前より、やはり親心のような愛情が沸きました。関わった楽曲が「SideM」の中で一定の存在感を持ってくれたらとても嬉しいです。
変わらないのは声優さん、作家さんはじめ、制作しているすべての方々へのリスペクトです。エンターテインメントって作っている人たちが真剣じゃないと盛り上がらないので。

■「SideM」のお仕事の思い出で最も印象的だったことを教えてください。

「来来美食」でサビの最後に“美味しいこそが全てさ”という歌詞を入れてみて、そのまま採用されたことです。書きたいことがそのまま採用されない現場も意外に多くて、泣く泣く気に入っていた1行、2行を削除することもしばしばありますが、あの楽曲に関しては、中華レストランのタイアップという楽曲でファミレスの存在価値とは何かと考えた時に、究極「大事な人たちと、あるいは1人でも、美味しく食事をできていることは、大げさかもしれないけど、奇跡的な幸せだ」という想いがコアかなと思ったので、それをテーマにしたかったです。
「アイドルマスター」のお仕事はよほどでない限り自由に表現させてもらえるので、言いたいことがそのまま音に乗り、そのままの形でプロデューサーの方々やその他のリスナーの方に共感していただけることが最も印象に残りましたし、嬉しい出来事でした。
ありがとうございますという気持ちです。
なので、「来来美食」は作詞家人生でもかなり自分らしく書けた大事な作品になりました。

■ここまでに発表した楽曲で音楽の幅の広さを感じさせてきたC.FIRSTですが、彼らの印象として「変わった」部分と「変わらない」部分を教えてください。

変わったのは、思っていた以上に3人のアイドルに包容力というか発展性があって、既存のイメージに合わせよう合わせようとしなくても、取り込んでミックスしてちゃんとアイデンティティの一部にしてもらえるんだなという安心感を得られたことです。キャラ設定とかよく言いますが、生身ではなくても生きているものだから、そんなに怖がらずに提案していっていいのだなと感じました。
変わらないのは、やはり真面目な姿勢でしょうか……。そして歌い方が歌詞に合ってるというか、歌い分けなどよく考えられているなといつも思います。

■ライブでの忘れられないシーンをお聞かせください。

「来来美食」のことばかり書いて申し訳ないのですが、最初にKアリーナ横浜でライブを観させていただいた時(“THE IDOLM@STER SideM 8th STAGE ~ALL H@NDS TOGETHER~”)、ステージ後ろのCGがめちゃくちゃポップでかわいくて(MVとか作ってほしいです!)初お披露目なのにコールで盛り上がり、会場が一体となっていたこと、あの日ライブで披露されて初めて楽曲が完成したと感じられる瞬間を目の当たりにできたことです。
昔、広場にライティングで演出するイベントを見たことがあるのですが、観客の中の小さなお子さんが急に飛び出して、光の輪の中に入ってしまったことがあるんですけど、その時、主催者の方はどう思ったか知りませんが、少なくとも観客であった私たちは、その子が入ったことでイベントは更に素敵になったと感じましたが、そんな感じに似ています。

■歌詞を書いた楽曲で、ライブのステージからプロデューサーの前で披露することで著しい進化を感じる曲を教えてください。

質問の答えになるかわかりませんが、「Face the World」はプロデューサーさんたちに向かって歌う時、自問自答から決意に変わる感じがしますし、もしかしたらレコーディングとライブでの歌い方は良い意味で全然違うのかもしれないですね。

■近作での作詞について伺います。『THE IDOLM@STER SideM 10th ANNIVERSARY P@SSION 16 C.FIRST』では新たに「Sunny day, Perfect day」の作詞をされています。歌詞を通じて届ける彼らの進化、成長についてはどのような意識がありましたか?制作時の思い出と共にお聞かせください。

制作時の思い出……爽やかな楽曲だったので、目の前に晴れた空が広がるような世界を書けたらと思って言葉を選びました。彼らが人に何かを求めるのはプライドとのジレンマもあるのかな?と勝手に想像しましたが、根底に愛があれば言葉はこういうふうに変化・進化していくんじゃない?と思い、過去に捉われずに曲に合うストレートな歌詞にしました。

■アイドルたちの新たな可能性を拡げるような新曲が印象的な「THE IDOLM@STER SideM 10th ANNIVERSARY P@SSION」シリーズの作詞で意識されたことをお聞かせください。10thだからこそ意識したワードの方向性などありますか?あればそのポイントをお聞かせください。

10thだからというのはあまり意識してませんでした。が、設定年齢が若いということは意識していました。しかし、若いから思考が幼いわけではないし、もしかしたら大人より見えているものもあるかもしれない……でもそれが大人からみた若い子の思考でありすぎてもおかしいし、そのへんは本当にこの言葉でいいのかな?と自問自答しながら、いただいた楽曲に一番気持ち良く乗るワードを探しました。

■10thから先へと踏み出す「SideM」に期待していることをお聞かせください。

聴いた人の気持ちが軽く、明るくなるような楽曲を更にたくさん出してほしいです。応援してくれる人って、アーティストとファンという関係に限らず、実生活でも家族だったり友人だったり、周りにいてくれると思うのですが、そういう人たちにお互いに感謝や思いなど、何か伝えていけることは素敵だし、更にそれを会場で大人数で同時に共感できる場所って大事だと思うので、夢って言うと漠然としてしまいますが、応援していて良かったなと思ってもらえる存在でい続けてほしいです。

■315プロダクションのアイドルたちへ、メッセージをお願いします。

ステージからポジティブなパワーを届けられるのは、限られた人の才能だと思います。表舞台に立っている人のことはいつもすごいなと思って観ています。
そのほんの一部ですが、裏方で協力させていただくので、これからも頑張ってください。

■この記事を読んでいるプロデューサーの皆さんにメッセージをお願いします。

これからも「SideM」の楽曲を大好きでいてもらえたら嬉しいです。
色んな作家さんが参加しているとアイドルたちのアイデンティティが多面的になりますし、作詞家としてもおそらくそういう方は多いと思うのですが、同じアーティストに他の作家さんがどんな歌詞を書いているかを知ることは、楽しいし刺激になるので、また何か参加できることがあれば嬉しいです。
個人的には1つの楽曲に歌詞が50行くらいあるとして、一番伝えたい数行があって、それはいつもサビにあるというわけではないので、そこにも気づいてもらえたら嬉しいです。

次のページ:CDのリリース情報など

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