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INTERVIEW

2025.06.27

矢野妃菜喜、盟友とコラボした「鏡YO鏡 feat.真山りか(私立恵比寿中学)」リリース!真山との制作過程やプライベートまでを深堀りインタビュー!

矢野妃菜喜、盟友とコラボした「鏡YO鏡 feat.真山りか(私立恵比寿中学)」リリース!真山との制作過程やプライベートまでを深堀りインタビュー!

声優・アーティストとして幅広く活躍する矢野妃菜喜のニューシングルは、彼女のことを古くから応援している人ほど、特別な感慨なしでは受け止められない作品になっている。表題曲「鏡YO鏡 feat.真山りか(from 私立恵比寿中学)」でコラボレーションしているのは、かつて同じグループで活動していた仲間であり、親友でもある私立恵比寿中学真山りか。そして楽曲を制作したのは、両者にとって縁の深い人気クリエイターの杉山勝彦。お互いそれぞれの道を選んだ2人が十数年を経て再び交じり合った、今の彼女たちだからこそ歌える貫録のダンスチューンは、どのようにして生まれたのか。カップリング2曲を含め、自身のアーティスト像を更新するシングルに込めた想いを語ってもらった。

INTERVIEW & TEXT BY 北野 創

盟友・真山りかとの縁が結んだ“自信”に満ちたダンスチューン

――今回のシングルで何より驚かされたのが、私立恵比寿中学(以下、エビ中)の真山りかさんとのコラボレーションです。真山さんとは、矢野さんがエビ中に在籍していた時代(2010~2011年)に活動を共にしていたわけですが、どのような経緯でコラボに至ったのでしょうか。

矢野妃菜喜 そもそも楽曲の制作自体は「特技のダンスを活かした曲をやりたい」というところからスタートしたんですけど、今回、楽曲を書いてくださった杉山勝彦さんがエビ中とも縁のある方なので(※杉山はエビ中の代表曲「仮契約のシンデレラ」などを提供)、せっかくなら何かできないか、ということで真山にコラボのオファーをさせてもらったところ、快く引き受けてくれました。真山に声をかけたのは、転校(※エビ中における卒業のこと)していった子を含めて、メンバーの中で一番交流があったからです。

――真山さんとは今でも連絡し合う仲なんですか?

矢野 なんだかんだでちょこちょこ会っています。お休みの日を合わせて「ご飯に行こうね」って約束してたら、だいたい2人とも終日オフだったりするので、「じゃあせっかくだからディズニーランドに行くか」みたいなノリになることが多くて(笑)。それと数年前にニコニコチャンネルの真山の番組に呼んでいただいたことがあるのですが(「真山りかのアニメ300%」2021年9月9日放送回)、私が転校してから表立って共演するのはそれが初めてだったんです。それが個人的にすごく嬉しくて、また何か一緒にできればと思っていたので、今回コラボできて感慨深いです。

――矢野さんから見て真山さんはどんな方ですか?

矢野 エビ中で一緒だった当時は、お互いリアルに中学生だったこともあって、お仕事というよりも本当に学校の仲間みたいな感覚でした。年齢が同じだったのでよく喋る仲だったのですが、その頃から歌が上手くて、よく通る声という印象が強かったです。私とはまた違う声質なので、コラボしてほしいとは言ったものの、最初は2人で歌うとどんな感じになるのかあまり想像がつかなくて。それが逆に楽しみでもありました。

――余談ですが、今年3月に行われたエビ中のさいたまスーパーアリーナ公演“私立恵比寿中学 15th Anniversary 大学芸会2025~LOVE&BRAVE~”を現地で観覧されたんですよね。矢野さんを含む転校メンバーが勢揃いした写真をXで拝見して感動しました。

矢野 すごい写真でしたよね。私もライブを観に行かせていただいたのは前回のさいたまスーパーアリーナ公演(2015年開催の“私立恵比寿中学 年忘れ大学芸会2015 「エビ中のオールアトラクスター」”)以来なので10年ぶりだったんですけど、卒業メンバーも揃っていて、なんか同窓会みたいな気分でした。会うのが久しぶりすぎて「うわー!元気だった?生きてたんだね」みたいな感じで(笑)。

――話を戻しまして、今回のコラボ曲「鏡YO鏡 feat.真山りか」は、先ほど話題に上がった杉山勝彦さんが詞曲を提供(作曲はGINPEIとの共作)。杉山さんが矢野さんの楽曲を手がけるのは「ブルジョワタオル」「ありがとうだよ」に続き3度目ですが、そのどちらとも雰囲気の異なるEDM調のアッパーなダンスナンバーに仕上がっています。

矢野 ひとくちにダンス曲と言っても、色んなタイプの楽曲があると思うのですが、今回は私と真山、お互い結構長く芸能界で頑張ってきた2人が歌う楽曲ということで、ナルシストとは言わないまでも、自分に自信を持って進んできたからこそ今がある、みたいな強さのある楽曲にしてくださって。最初に楽曲をいただいた時は、今までの私の曲にはないタイプのかっこいい曲調だったので、どう歌ったらいいか想像がつかなかったのですが、歌詞からはかわいらしさや等身大で歌える部分もあったので、少し悩みながらも歌わせていただきました。

――まさにキャリアを積み重ねてきたからこその“自信”を感じさせる楽曲と歌になっていますが、その意味でご自身の気持ちとシンクロする部分はありましたか?

矢野 それで言うと2サビの“違うの ナルシストじゃない むしろ真逆 だからメンタルをストレッチしてる”のところは、すごくわかるなって思います。今の自分が持っている“自信”も、別にナルシストが故というわけではなくて、ファンや周りの方から応援や肯定の言葉をいただいたり、自分が頑張って努力してきたからこそ身に付いたものだと思いますし、人前に立つお仕事はやっぱりなんだかんだで大変なので、自分のメンタルのコントロールも大切だと思うんです。それと杉山さんから「“演じるの嫌いじゃない 勿論苦手じゃない”のところは絶対に矢野さんが歌うべき」と言われたんですけど、逆にすごく期待されてプレッシャーでした(笑)。

――矢野さんは自分に自信があるタイプですか?あるいはこの曲の歌詞のように、鏡の前で“自信のある自分”を作り上げるタイプ?

矢野 どうなんでしょうね……自信はあまりないですが、でも「自信がない」ということを表に出したところで得はないですし、そういう部分は見せないようにしています。もちろん声優のお仕事にせよ何にせよ自信満々にやっているのですが、家で練習している時は「これでいいのかな……?」と思いながら、ああでもない、こうでもないって悩んでいることが多いかもしれないです。

――レコーディングではどんなイメージで歌ったのでしょうか。歌詞で描かれている女性像を意識したりはしましたか?

矢野 この曲に関しては「こういう女性を演じよう」みたいなことはなくて、割と等身大で歌いました。先に真山がレコーディングしていたのもあって、すでにかっこいい感じが出来上がっていたので、そこに対して私はどう乗っかっていくのかを考えて。1番の歌い出しの歌詞が“最高の気分なの”なので、歌詞のテンションに助けられた部分もあるかもしれないです。でも、真山と私は声質が全然違うし、楽曲の捉え方も違うと思うので、ちゃんとリズムを取ってアクセント的な部分は気を付けつつ、あとは好きに歌っても大丈夫そうだなと思ったので、楽しんで歌わせていただきました。

――完成した音源を聴いて、真山さんとの声の相性についてどのように感じましたか?

矢野 声質が違うので上手いこと重なるだろうなと思っていたのですが、予想以上に良いハマり方をしていると思いました。お互い成長してきたからこその余裕というか、ちょっと大人になった部分が楽曲に出ているんじゃないかと思います。これが私が転校して5年後とかであれば、コラボをお願いすること自体なかったと思うのですが、お互い違う道で十数年を歩んできて、自分に自信がつくところまで来られたからこそ、こうして実現したものだと思うんです。その意味でお互いの色を出せた楽曲になったと思います。

――冒頭は矢野さんのセリフパートから始まるところを含め、お互いの歩んできた道と実績のうえに成り立った曲ですよね。ちなみに制作期間中、真山さんとは何かやり取りしましたか?

矢野 レコーディングの日にすれ違いで会ったんですけど、その時に「歌詞で唯一共感できない部分がある」って言ってました。

――というのは?

矢野 “お酒はいらないのよ”のところです。真山はかなりお酒を飲むので(笑)。一緒にディズニーランドに行った時も、パレードを観覧しながらお酒を楽しんでいました。逆に私は全然飲まないので、この歌詞は私の共感できるパートですね。

――そしてこの楽曲はダンスナンバーということで、ライブではどんなパフォーマンスを見せてくれるのかも気になるところです。

矢野 ダンスの振り入れはもう始まっているのですが、これがめちゃくちゃ難しくて。私は学生時代にダンス部だったので、どちらかと言うとダンスは得意なほうですが、それでも特訓しなければいけないくらいの難度なんです。振り数の多さもそうなのですが、特に振りと振りの間に組み込まれているふとした余裕を見せるフレーズを、いかにダサく見せないようにするかが難しくて。楽曲自体がかっこいいので、それに負けないものを見せるために練習中です。

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