――5月25日には“青山吉能 Birthday LIVE「i’ll DO me.」”が控えています。現時点でどんなライブになりそうですか?
青山 これまでは曲数もそんなに多くなかったので、全曲やっても時間が余っちゃうくらいだったんです。それでカバー曲を歌ったり、バースデーコーナーをちょっと長めにとったりして構成してたんですけど……。でも今回は曲が一気に増えたので、セットリストをどう組むかが難しくなってきてて。“選ぶ”という悩みが新たに生まれてきました。でもそれも含めてすごく楽しみです。そして、バースデーライブですので、何よりも皆さんから思う存分祝われたいです(笑)。
――先ほど青山さんが「アーティストとは何か」という価値観が今回の制作を通して変化したといった話もありました。最後に、それについて、もう少しうかがいたいです。
青山 そこはだいぶ柔らかく変化しました。曲たちのおかげです。自分らしさに囚われずに色々な曲を歌うことで新しい自分を見つけてもいいし、はたまた曲がどんどん“似合ってくる”可能性もあるなって。例えば、私は水色とか青がすごく似合うと思って生きてきたんですよ、青山だし(笑)。でも2022年くらいに突然ピンク色ブームが自分にやってきて、今では「ピンクといえば青山さんだよね」って言ってもらえるようになったんです。その時に「人生って何が起こるかわからない!」と感じたんです。だって以前は「ピンクって自分とは真逆、絶対にない!」と思っていましたから。
――今回の「ルーガルー」のMVでは赤を身につけられていますし、アーティスト写真でもこれまでとは違った表情を見せていますよね。
青山 赤も良いやん!と(笑)。めちゃくちゃ新鮮でした!だから今後自分が何色に染まっていくかなんて本当にわからないなと。あと、ジャケットの表情に関しては……昔は“口を閉じて笑う”ことができなかったんですよ。笑うって“歯を全部見せること”だと思ってたから、小さい頃は「(笑う時は)全部の歯を見せなきゃ!」って(笑)。それを今回歯を見せずに笑ってみたんです。
――結果これまでにはない表情になったと。まさに“人生何があるかわからない”ですね。
青山 そうですね。だからこそ、今後自分が何色に染まっていくかなんて本当にわからないなと。今後も自分の意思や気持ちをしっかり持ったうえで、曲に身を委ねながら、まさに“波”のように歌い続けていけたらなと思っています。今回のアルバム『Fluctus』はまさに、そんな揺らぎを大事にしながら作ることのできた作品でした。この気持ちは変えずに、ゆらゆら揺れていった先にどんな景色があるのかを大切にしていきたいです。
●リリース情報
Fluctus
4月30日発売
【通常版】

品番:TECI-1839
価格:¥3,740(税込)
<CD>
01. Grown Up
02. ルーガルー
03. メイド・バイ・ユー
04. 結び目I Wish
05. 空飛ぶペンギン
06. 終点のない列車
07. イツカ
08. オクビョウヒーロー
09. 帰ろうよ
10. Flowery
●ライブ情報
青山吉能 Birthday LIVE「i’ll DO me.」
日程:5月25日
場所:ヒューリックホール東京
昼の部:開場14:15 開演15:00
夜の部:開場17:15 開演18:00
オフィシャルサイト
https://www.teichiku.co.jp/artist/aoyama-yoshino/
オフィシャルX
https://x.com/Yopipi555
オフィシャルYouTube
https://www.youtube.com/@YoshinoAoyama_official
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