INTERVIEW
2025.04.06
―― 本楽曲を“おひろめデビューライブ!”や“わんだふるぷりきゅあ!感謝祭”で3人の声を合わせて歌ってみた感想を教えてください。
吉武 TVサイズだとA、Bメロ以外はずっとユニゾンなので「3人で一緒に」という気持ちが強かったです。でも後半は歌い分けパートが持つ意味というものをすごく感じられて。“手渡されたエールに”から“私たちのオンステージ!!!”のところには色々な意味が込められていると思いました。
石井 私も3人で歌うことがイメージできる歌い分けだと思いました。特に“<キュッ!!キュン>”は絶対ちはちゃんが担当するだろうなって思っていました。“<ニッコリ!>”と“<ドッキリ!>”といったメロディではない合いの手を自分に振られるイメージがなかったんですけど、今は当ててもらえたことがすごく嬉しいです。
吉武 合ってる!
石井 そうなんですよ!
吉武 (笑)。
石井 ライブで歌った時に熊ちゃんと話したんですけど、私、“<ドッキリ!>”のプロというか……。
吉武 何それ?(笑)。
石井 レコーディングから心地良いところでズレなく“<ドッキリ!>”を歌えていて。「あの“<ドッキリ!>”を出せる私、すごいな」って思っているのでぜひ聴いてほしいです。
熊田 私は“アコガレ光になる”というパートをいただいたんですけど、自分は『プリキュア』シリーズに対しても、(吉武・石井の)2人に対しても、音楽という世界に対しても憧れがあるのですごくしっくりきました。OP映像では“伸ばす手と手”のところで手を重ねているので、私たちもライブでは舞台裏で……。
吉武 毎回やってるよね。「We are……キミプリシンガー!って出番直前にやっています。
――難しさを感じたところはありましたか?
吉武 ソロでは個性をガンガン出していきますけど、3人で一緒に歌うサビが結構難しくて。少しでもズレると聴いていてわかってしまうんです。“おひろめデビューライブ!”や“わんだふるぷりきゅあ!感謝祭”のリハ映像をいつもチェックして、「ここ、ズレてるね」みたいな話し合いは常にしていて。私はしゃくる癖があるんですが、レコーディングの時は“Light Up!”“Song Love!”をストレートにストンと当ててほしいとは言われて。3人それぞれに癖がありますし、きれいにズレなく揃えるというのは歌ってみたうえでの課題だと思っています。
石井 私はサビは広がるイメージがあったので音圧をすごく上げて、クレシェンドするイメージでいたんですけど、“Light Up!”“Song Love!”の後、 “きらめき満開ステージ開演中!!”まで (クレッシェンドのまま)行き着けなくて……。苦しい気持ちが入っていたら“きらめき満開”とは歌えないし、絶対にしゃくってはいけない気持ちも持っていたので、レコーディングでは何回も歌わせてもらいました。でも、ライブでは全然苦しくなくて。3人で歌える安心感で力が抜けたのかもしれないです。なんか、「イェーイ!」みたいな歌える喜びでキラキラできました。でもやっぱり、3人の声(の重なり)が今どうなっているかは感じながら歌っていますね。
熊田 2人が話したように合わせるところは難しいんですけど、私は3人で練習していく過程がすごく楽しくて!それぞれの声が持つ倍音の色は違う初期から感じていたので、1年かけて3人の声がもっと重なれば“もっと”輝けると思います!……そういえば私、“もっと”ってよく言うんですよね。だから歌詞の“もっと”のパートをもらえたのかもしれないと今思いました。
――実際にも口癖なんですね(笑)。最後に、三者三様の皆さんがプリキュアシンガーとして歌う中で大切だと感じたことがあれば教えていただけますか?
吉武 パッと頭に浮かんだのは……、「愛」。
――「愛」ですか。
吉武 プリキュアシンガーとして、20年以上続いている『プリキュア』シリーズに対しても、制作スタッフさんや音楽を作ってくださる方々や楽曲自体、何よりも子供たちをはじめとする応援してくださるみんなに対しての「愛」です。その「愛」は誰にも負けないという気持ちで7年間ずっと活動させてもらってきました。プリキュアたちからも毎年教えてもらいますけど、やっぱり「大好き」に勝てるものはないと思っていて。プリキュアたちが好き、プリキュアソングが好き、プリキュアシンガーとして立つステージの空間が好き。そういう気持ちは歌っていくなかでとても大切にしています。
――それが熊田さんもおっしゃった、吉武さんの“輝く声と笑顔の魅力”に繋がるわけですね。
吉武 そうですね。大好きとか楽しい気持ちが年々膨らんでいくことでステージでの笑顔も作られると思います。
石井 私は、音楽の専門教育を学んできたからこそ、『プリキュア』のお仕事をさせてもらってからは大切なのは技術や知識ではないということをより感じています。心からの好きには(技術や知識は)勝てないって。特にプリキュアシンガーの先輩方を見ていると、子どもたちの前で歌うことが本当に好きで、ステージに出ている瞬間が楽しいというのがすごく伝わってくるんですよ。私自身も、楽しすぎて「今楽しい!」って考える余裕もないくらい夢中になっていますし、『プリキュア』に関わるすべての方がそういう気持ちを持っていると感じます。プリキュアシンガーとして3年目を迎えた今、『プリキュア』シリーズはそういった想いで溢れていると感じます。
熊田 私が大切だと思うのは「こころ」かな、ひらがなで。先日バースデーライブを開催した時に、「こころ」で喋ったこと、歌ったものは伝わると感じたんですよ。それは大人に対しても、子どもたちに対しても変わらないと思って。私の中には結構強がりな自分がいるんですけど、子どもたちと触れ合うことで「もっと自分自身に素直になっていいんだ」「「こころ」を見せていいんだ」と考えるようにはなり、最近は自分がより輝けている気がします。今後もプリキュアシンガーであることを大切にしながらステージに立っていきたいですね。
●リリース情報
キミとアイドルプリキュア♪ Light Up!
3月26日発売
【CD+DVD】

品番:MJSS-09392~3
価格:¥2,530(税込)
【通常盤】

品番:MJSS-09394
価格:¥1,650(税込)
<CD>
01.キミとアイドルプリキュア♪ Light Up!
歌:石井あみ・熊田茜音・吉武千颯
作詞:六ツ見純代 作曲・編曲:広川恵一(MONACA)
02.Trio Dreams
歌:キュアアイドル(CV:松岡美里)&キュアウインク(CV:髙橋ミナミ)&キュアキュンキュン(CV:高森奈津美)
作詞:大森祥子 作曲・編曲:馬瀬みさき
※各曲のカラオケ(CD+DVD:オリジナル・メロディ・カラオケ/通常盤:オリジナル・カラオケ)・TVサイズを含む全6曲収録。
<DVD>
TVオープニング・エンディングノンテロップ映像
初回特典
キャンバスブロマイド(スーパーアート6色印刷)、「ライブイベント」のCD購入者先行応募券(※詳細後日発表)
『キミとアイドルプリキュア♪』
番組公式サイト
https://www.asahi.co.jp/precure/you-and-idol/
オフィシャルX
https://x.com/TVanime_precure
プリキュア公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/@precure
石井あみ
オフィシャルX
https://x.com/ishiiami914
熊田茜音
オフィシャルX
https://x.com/kumadaakane
吉武千颯
オフィシャルX
https://x.com/chiha_yoshitake
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