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INTERVIEW

2025.01.29

fripSideとしても活動する上杉真央がソロデビュー!やっと叶った夢、そこには黒崎真音への特別な想いがあった――。

fripSideとしても活動する上杉真央がソロデビュー!やっと叶った夢、そこには黒崎真音への特別な想いがあった――。

ソロとして踏み出した一歩。その先に見据える揺るがない夢

――さて、カップリング「あなたの記憶の中で」は、ゲーム「花束を君に贈ろう-Kinsenka-」のOPテーマとなりました。こちらも作詞に桑島さん、作・編曲に藤間さんという「ゼロ・イグニッション」と同じ座組ですが、楽曲やボーカルのアプローチがまた違うものになりましたね。

上杉 本当に逆と言っていいくらい違いましたね。

――「ゼロ・イグニッション」のアグレッションとは対極な、包み込むようなボーカルが印象的で。

上杉 そうですね。主題歌になるゲームがどんな作品なのかというのを資料でいただいたのですが、主人公の気持ちなど切ない部分がたくさんある作品だなという印象を受けて。楽曲自体もすごく爽やかなんだけど、爽やかだけじゃない切ない部分があるなと思ったので、そういった感情を込めることができるのか、自分の中での挑戦でもありました。自分の歌って強いところが得意ですし、歌い方が男の子っぽいところもあるので、そう考えると真逆の曲になるなと思いましたし、自分としても新たな歌声を出してもらえた。1曲でした。

――Bメロの“ここまでおいで 手の鳴る方へ”というフレーズは特に、別人のような歌声で。

上杉 そうなんです、あれも私です(笑)。私はどうしてもグイグイいきたくなるタイプなので、そのグイグイいきたい自我を抑えて曲の雰囲気に合わせていくという加減も自分の中では課題でした。レコーディングでは「もう少しソフトにいってみましょう」というようなディレクションをしていただいたので、すごく納得のいく歌になったと思っています。

――「上杉真央をどこまでソフトにできるか」という自分の中での実験でもあった?

上杉 そうだったかもしれないですね。そのフレーズに限らず、普段何も考えずに歌うと力押ししたくなっちゃうような部分を、気持ちに寄り添うような形で、作品の主人公たちがどんな気持ちなんだろうと想いを馳せながら歌うということができました。

――これもまたソロアーティストだからこそできる表現だと思うんですよね。

上杉 そうですね。色んな曲に挑戦させてもらえ、色んな自分を出させてもらえるというのはすごく嬉しいことなんだなと実感していますし、何より面白いです。

――そんな2曲が収録されたシングルが3月5日にリリースとなるわけですが、ようやく始まった上杉真央のソロキャリアをどう歩んでいきたいと考えていますか?

上杉 私、ずっと目標にしていることがあって。それは大阪城ホールをソロで満員にしたいというもので。

――地元・大阪の大会場を埋めたいと。

上杉 はい、大阪出身というのはすごく大きいですね。家族も、「うちの娘が大阪城ホールでライブしたんだ」となったら喜んでくれるだろうし、家族を大阪城ホールに連れていけたらそれはすごく素敵なことだなって。あと私、この世界を目指している時に、“ANIMAX MUSIX OSAKA”のオープニングアクトのオーディションに参加したことがあって。

――“ANIMAX MUSIX”では一般公募のシンガーがカラオケで歌うオープニングコーナーが恒例ですよね。それにしても、まさかそこに真央さんが応募していたとは。

上杉 結果は最終選考で落ちてしまい、大阪城ホールのステージには立てなかったんですけど……その悔しい経験が現動力になって、今度は絶対に自力で辿り着いてやるというモチベーションにも繋がっているんですよね。それが今掲げている揺らぐことのない目標です。今32歳なので、35歳までには大阪城ホールに辿り着きたいです。

――そんなソロでの活躍を期待する一方で、その経験がまたfripSideにも活きると思うんですよね。

上杉 もちろんそうですね。私がソロで活動している一方で、(阿部)寿世も個人の活動が広がってきているし、sat(八木沼悟志)さんも楽曲制作以外の活動もあったり、3人が3人それぞれで活動してるというのが、私たちにとってプラスになっていくんじゃないかなと感じています。私もこのソロ活動をたくさんの人たちに知ってもらいたいという欲もありますし、このソロ活動をきっかけで上杉真央を知ってくれた人たちに、fripSideの現場にも来てほしい。それぞれが色んな活動をしていったなかでfripSideに集結させていくことは目標の1つでもあります。

――やはり真央さんの中でもfripSideという場所を大事にしていきたいという思いは強いわけですよね。

上杉 私のアーティスト活動の始まりはfripSideですし、私を歌手に引っ張り上げてくれたのはfripSideでありsatさんなわけです。だからこれからソロとして色んな活動をさせていただいくなかで、そこで経験したものをfripSideに持ち帰って、「私の原点はここなんだよ」というのをみんなに見せていけたらと思っています。


●リリース情報
「ゼロ・イグニッション」
3月5日発売

表題曲「ゼロ・イグニッション」各サイトにて配信中!
https://lnk.to/Mao_Uesugi_Zero_Ignition

品番:GNCA-0719
価格:¥1,760(税込)

<収録曲>
01. ゼロ・イグニッション
作詞:桑島由一 作編曲:藤間 仁(Elements Garden)
02. あなたの記憶の中で
作詞:桑島由一 作編曲:藤間 仁(Elements Garden)
03. ゼロ・イグニッション(instrumental)
04. あなたの記憶の中で(instrumental)

●発売記念イベント
3月5日リミスタ(インターネットサイン会)
3月9日AKIHABARA ゲーマーズ本店(対面サイン会)

●作品情報
TVアニメ『グリザイア:ファントムトリガー』
放送中!

TOKYO MX、BS日テレ 毎週水曜24:00~
サンテレビ 毎週日曜23:30~
テレビ愛知 毎週火曜25:30~
静岡放送 毎週火曜26:00~
北海道テレビ放送 毎週火曜26:35~
※番組編成の都合で放送日時が変更になる場合がございます。

【配信情報】
各配信プラットフォームにて配信中

【ストーリー】
『グリザイアの果実』から数年後…
かつて少女たちの箱庭だった「美浜学園」は国防を担う人材を育てるSORD(ソード)訓練校へと生まれ変わった。
拳銃を使用するレナ&マキ、狙撃を得意とするトーカ&グミ、爆弾と情報処理のクリス、諜報活動担当の忍者ムラサキ。彼女たちは、警察や自衛隊には解決できない事件にあたり、危険な活動を繰り返す。
これは、血と硝煙に彩られた少女たちの物語──

【スタッフ】
原作:フロントウイング
監督:村山公輔
キャラクターデザイン/総作画監督:渡辺明夫
音楽:藤間仁(Elements Garden)、竹田祐介(Elements Garden)、松本文紀
アニメーション制作:バイブリーアニメーションスタジオ
プロデュース:フロントウイング/WOWMAX

【主題歌】
OPテーマ:上杉真央「ゼロ・イグニッション」
EDテーマ:南條愛乃「ダンデライオン」

【キャスト】
レナ:内田真礼
トーカ:佐倉綾音
クリス:名塚佳織
ムラサキ:種﨑敦美
マキ:南條愛乃
グミ: 三森すずこ
有坂:井澤美香子
ハルト:代永翼

関連リンク

上杉真央 オフィシャルサイト
https://www.uesugimao.com/

上杉真央 オフィシャルX
https://x.com/maouesugi

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