――ここからはTVアニメ『逃げ上手の若君』EDテーマ「鎌倉STYLE」についても伺っていきます。作品の印象はいかがですか?
ぼっち 週刊少年ジャンプで連載が始まったときから読んでいたずっと好きな作品だったので、アニメもどんな形になるのか楽しみだったんですけど、 実際に動き回るとめちゃくちゃかっこ良くて。マンガを読んでいたときに自分の頭の中で想像していた動きがさらに鮮明に映し出されて、ただただ圧倒されました。本当にこの作品に携わらせていただいて大感謝です!
――「鎌倉STYLE」は作品の世界観からインスパイアされて誕生した和風ミクスチャーロックですが、具体的にどういうイメージを受け取って作られたのでしょうか?
ぼっち 明るい曲にしたい、お勉強ができる曲にしたい、でもメッセージも伝えたい、と自分の中で色々アイデアがあったので、「もう音も全部詰め込んじゃえ!」となり、歌詞まで含めてミクスチャーな感じになりました。『逃げ上手の若君』には、主人公の北条時行が「私はこの鎌倉が好きだ」と言うシーンがあって、僕はそこがすごく好きなんですよ。時行の人生って想像を絶するくらいつらくて重いけど、作中では時行と仲間たちが楽しそうにすごろくをしているシーンもあったりして、鎌倉時代のような大変な時代でも、みんなにとって幸せなことや楽しいことはあったんだろうなと思って。現代の僕たちもライブハウスに音楽を聴きに行ったり、クラブに行ったり色々楽しんでいるので、そこから一歩踏み込んで「鎌倉時代の人たちがクラブで踊っているときに流れていた曲はこういう曲だったんじゃないか?」とイメージして作っていきました。だからDJ尊氏(※ED映像に登場する足利尊氏のDJ姿)は想像していなかったんですけど(笑)、まさに僕が考えていたことと同じでしたね。
――どんなに文明が進化して科学が進歩しても、人間らしさは鎌倉時代から現代まで何も変わらないというエッセンスをズバッとポップに言い当てていて、シンプルにすごい曲だなと思いました。
ぼっち ありがとうございます。まさにおっしゃるとおりで、鎌倉時代でもどんな時代でも本質は変わらないよねという歌なんです。(冒頭の)“縄文弥生~”とかを考えているときはあまり深く考えずに楽しさ先行で書いていたんですが、Bメロやサビの歌詞を考えていくうちに「こういうメッセージを伝えたいな」と思うところも出てきたんですよね。あまり説教臭くならないように一部に留めてはいますが。
――これまでのぼっちぼろまる楽曲すべてに言えることですが、 基本はポップでわかりやすいけど、ふと「いや待てよ」と思わせてくれる要素が残っていますよね。聴く人に何か少しでも伝えたいという思いは強いですか?
ぼっち たしかに伝えたいことはすべての曲で明確にありますね。でもメッセージだけの曲にはしたくなくて、音楽としての楽しさの中に「ちょっと僕はこう思うんです」というような共感してもらえることを入れて、みんなも共感してくれたら人生が楽しいなという気持ちがあります。そうやってリスナーと繋がれたらいいなと。ありがちな話ですけど、自分が音楽で救われてきたので、メッセージを受け取って救われたと思ってくれる人が1人でもいるのなら本当に価値のある活動だと思うので、そういうところは大切にやっていますね。
――「自分の音楽を聴いてくれる人には幸せになってほしい」という思いが、ぼっちさんの曲からはすごく伝わるんですよね。
ぼっち そうですね、もっとメッセージを伝えたいと強く思っています。ぼっちぼろまるの目的は「地球人をみんな洗脳して、ハッピーになってもらう」なので、「鎌倉STYLE」や「つよがるガール」がじわじわと頭に残ってくれたらいいなと思います。
――音楽的な部分でより高めていきたいことなど、アーティストとしての目標はありますか?
ぼっち 音楽性としてはその時々によってテーマがありまして、「おとせサンダー」を出した時はバンドサウンドをもっと極めていく気持ちがあったんですが、最近はミクスチャーロックやスカパンクなど、懐かしさもありつつ今の時代にしかできないようなことをしたいという思いが強いです。「鎌倉STYLE」でそれができたという達成感があるんですよ。アニソンやボカロ、邦ロックに洋楽ロックなど自分は雑多に色んな音楽を聴いてきたので、それを上手く混ぜて自分にしか出せない新しい音楽を発明したいなと、今すごく燃えています。
――2000年前後のインディーズシーンはスカパンクやミクスチャーロックが中心だったので、ぼっちさんはあの時代のサウンドを今っぽくやられている印象があります。作詞作曲のシンガーソングライターとしての腕ももちろんですが、ここまで作家性を感じるぼっちさんの編曲力も凄まじいですね。
ぼっち やっぱり昔の音楽は掘れば掘るだけ面白いものがいっぱいあるので、積極的に取り入れていきたいですね。そのままやっても個人的にはあまり意味がないような気もしているので、オマージュ的な要素も入れつつ、現代を生きている人たちが良いなと思ってもらえるようにチューニングして新しいものを作っていきたいです。
――ぼっちぼろまるの中身が“真のアーティスト”すぎて驚いています。ただただ真面目な音楽家というか……大丈夫ですか?このインタビュー、ポップなキャラクター性に対して営業妨害になっていません?(笑)。
ぼっち 全然大丈夫です(笑)。でも、僕が曲を書いていると思われていなかったり、アレンジもしていることも意外と伝わっていなかったりするので、そこはちょっと払拭していきたいですね。あと、目標としてはずっと日本武道館でライブをしたいと言い続けているんです。武道館でたくさんの人と楽しいことができたらすごくハッピーなんだろうなとは思っていますが、そこに関してはまだまだ道のりは長いかな。
――すでにぼっちさんは大勢のファンと繋がっている印象があるのですが、やはり武道館のような場所で皆さんと向かい合ってコミュニケーションを取りたいという思いは強いのでしょうか?
ぼっち ライブは自分の中で結構大切なことで、直接皆さんの顔を見ながら歌うと幸せ度の高まり方が全然違うんですよ。多分お客さんの多くもそう感じてくれていると思います。洗脳のされ具合が違うというか(笑)。なので、自分にとっての幸せなことをもっと長くたくさん続けていくためにも、やっぱり武道館を目指して頑張りたいですね。
――武道館ももちろん、動画には色んな言語でコメントがついているので、海外のファンともライブで繋がれそうですね。
ぼっち そうですね、海外のお客さんたちにもすごく会ってみたいのですけど、あまり海外に行ったことがないので……、怖い(笑)。
――侵略しに来たのに(笑)。
ぼっち まだ日本を全然侵略できてないからちょっと怖いというのもありつつ。でも、海外から熱狂的に見てくださっている方もたくさんいらっしゃるので、そういう方にも是非会いに行きたいと思います。ちょっとビビっていますけど(笑)。
●リリース情報
ぼっちぼろまる
TVアニメ「負けヒロインが多すぎる!」オープニングテーマ
「つよがるガール feat. もっさ(ネクライトーキー)」

8月14日発売
購入はこちら
https://botchiboromaru.lnk.to/jr6hg9
ストリーミング&ダウンロードはこちら
https://botchiboromaru.lnk.to/jHOMWd
価格:¥1,800(税込)
品番:AICL-4600
仕様:
期間生産限定盤
7inchレコードサイズアニメ絵柄描きおろし紙ジャケット仕様
初回仕様限定CDサイズジャケットカード封入
※初回仕様の在庫がなくなり次第、通常仕様に切り替わります。
<CD>
01. つよがるガール feat. もっさ(ネクライトーキー)
02. ダメニンゲンぱれーど(再)
03. つよがるガール feat. もっさ(ネクライトーキー) (Anime Edit)
04. つよがるガール feat. もっさ(ネクライトーキー) (Instrumental)
©雨森たきび/小学館/マケイン応援委員会
ぼっちぼろまる
TVアニメ「逃げ上手の若君」エンディングテーマ
「鎌倉STYLE」

8月14日発売
購入はこちら
https://botchiboromaru.lnk.to/NVjIOM
ストリーミング&ダウンロードはこちら
https://botchiboromaru.lnk.to/4V6pfN
価格:¥1,800(税込)
品番:AICL-4607
仕様:
期間生産限定盤
7inchレコードサイズアニメ絵柄描きおろし紙ジャケット仕様
初回仕様限定CDサイズジャケットカード封入
※初回仕様の在庫がなくなり次第、通常仕様に切り替わります。
<CD>
01. 鎌倉STYLE
02. 風車
03. 鎌倉STYLE (Anime Edit)
04. 鎌倉STYLE (Instrumental)
©松井優征/集英社・逃げ上手の若君製作委員会
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