INTERVIEW
2024.05.20
スマートフォン向けアプリ「Link!Like!ラブライブ!」をメインにオールメディア展開している「ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」に、104期生として百生吟子、徒町小鈴、安養寺姫芽が登場した。彼女たち新入生を加えて9人となった「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」の2ndミニアルバム『Dream Believers(104期 Ver.)』のリリースを記念して、新入生を担当するキャストにメールインタビューを実施!百生吟子演じる櫻井陽菜、徒町小鈴演じる葉山風花、安養寺姫芽演じる来栖りんの3名それぞれに聞いた。
INTERVIEW & TEXT BY 千葉研一
――新たなキャストとしてこれから活動していく今の率直な気持ちをお聞かせください。
櫻井陽菜 百生吟子ちゃんと一緒にスクールアイドルを出来ることが、本当に嬉しいです…!性格や考え方、そして特に金沢への並々ならぬ愛を持っている点が本当に運命なんじゃないかと思うくらいに自分と似ていて、「絶対に私がこの子を1番近くで応援したい!」と思っていました。オーディションの結果がくるまで毎日吟子のことで頭がいっぱいで、眠れない日もあるくらいだったので、後日マネージャーさんから合格を伝えられたときは人生で一番と言ってもいい程に幸せでした。
――「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」や「ラブライブ!」シリーズにはどのような印象をお持ちでしたか?
櫻井 元々アイドルが好きだったので、友達に勧められてからすぐに新シリーズまで一気見しました。特にGuilty Kissさん(『ラブライブ!サンシャイン!!』に登場するスクールアイドルグループ「Aqours」内のユニット)の楽曲やパフォーマンスが好きで、朝家を出る時や気合いを入れたいときによく聴いています。2022年に「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」の情報が公開されたときには、アニメやゲームをあまり知らない両親からも「金沢が『ラブライブ!』という作品の舞台になるんだって」と連絡が来るくらいの大ニュースで、本当にすごいことが起きた!と飛び上がって喜んでいました。地元である金沢にゆかりのある作品に携わることが目標のひとつだったこともあり、大好きと大好きが重なった「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」は私にとって憧れの場所でした。
――百生吟子が所属するユニット「スリーズブーケ」の印象や、先輩メンバー(日野下花帆、乙宗 梢)のことを2人の関係性も含めてどう感じているかお聞かせください。
櫻井 「スリーズブーケ」は、”王道“という言葉がぴったりなユニットだと思います。ユニットメンバーである日野下花帆先輩と乙宗 梢先輩はまさにかわいいと美しいを体現したような存在で、隙のないパフォーマンスは見ていて本当にわくわくします。姉妹のような、時には姉妹以上にお互いを想う愛情を感じる関係性も大好きで、2人の会話を聞いている時間は「尊い」の一言に尽きますね。
――そこに新入生として加わる百生吟子の魅力や見てほしいところを教えてください。また、彼女が加わったことで「スリーズブーケ」にどんな色が出ると思いますか?
櫻井 百生吟子ちゃんは、金沢の街や伝統を愛する大和撫子な女の子です。個性的な同級生の中では常識人然としていますが、ユニット活動中は三姉妹の三女のような、子供っぽい部分も見え隠れするかわいらしいギャップが魅力的です。不器用ながらも一生懸命に周りのメンバーと関わっていく様子をぜひ見守っていただきたいです。また、実家が伝統工芸品である加賀繍の工房だったり、着物が好きだったりと“和”の要素が強い子なので、今後ユニットの楽曲や衣装にも趣を感じるような雅やかさがより増していくのでは……と予想しています。
――今回の2ndミニアルバムには3人になった「スリーズブーケ」の新曲「アオクハルカ」が収録されます。楽曲の印象やレコーディングの思い出をお聞かせください。
櫻井 ユニット曲の「アオクハルカ」は、新しい一歩を踏み出す決意と、高校生活や青春時代特有の爽やかな空気を感じる楽曲です。3人になって初めて聴いていただく曲ということで、吟子らしい歌ってなんだろう?とレコーディング当日までずっと悩んでいました。色んなことを考え過ぎて正解がわからなくなっていたときに「吟子ちゃんの不安だったり頑張りたい気持ちは、今の私の感じている気持ちと似ているということに気付いて、足りない部分を取り繕ったりかっこつけたりせず、素直な気持ちでこの曲と向き合うことが出来ました。歌でなら不安や悩みを素直に伝えられる吟子の、未成熟な“青さ”故の魅力が加わっていたらといいなと思っています。
――さらに、「蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ」を代表する既存曲も104期 Ver.となりました。こちらはレコーディングしてみていかがでしたか?
櫻井 先輩方のパフォーマンスを何度も拝見していた3曲だったので、新規曲とはまた違った緊張感がありました。特に「Dream Believers」は最初にレコーディングする曲だったこともあり、私が吟子を最初に見たときの凛とした立ち姿をイメージしながら歌わせていただきました。吟子の成長に合わせて表現や伝え方も変化すると思うので、今後歌っていくのが楽しみな楽曲です。
――9人になったことで歌い分けも変わったと思いますが、ご自身が担当しているパートで注目してほしい部分や苦労した部分などありましたら教えてください。
櫻井 「On your mark(104期 Ver.)」では、さやか先輩(村野さやか)が担当されていた歌い出しを吟子が担当しました。一気に惹きつけられるようなさやか先輩のパフォーマンスが本当にかっこいいパートだったので、任せていただく責任も感じつつ、真似にならないあくまで吟子ちゃんらしい“かっこいい”の表現を模索しました。注目して聴いていただけたら嬉しいです。
――新入生組ということで、新キャスト3人での活動や掛け合いも増えると思います。現時点でのお互いの印象はいかがですか?
櫻井 104期生の元気印は間違いなくふうちゃん(葉山風花/徒町小鈴役)だと思います。いつ会ってもエネルギッシュで、振り入れやレコーディングが難しくても「頑張る!」と突き進める一生懸命さがまさしく小鈴だなと思いますし、尊敬しています。多分本人は無自覚ですが、たまに甘えたそうにこちらを見ていることがあって、わんこみたいでかわいいです。新入生の中では恐らく一番人見知りしない子なので、人見知り2人がとても頼りにしています。りん(来栖りん/安養寺姫芽役)は本当によく周りを見ていて、さりげなくフォローしてくれたり気遣ってくれたりするところが姫芽と似ていて、一緒にいてとても居心地が良いです。活動が始まったばかりの頃、慣れないことばかりでパンクしそうになっていた私に気づいて話を聞いてくれたことがあり、以来相談事をするときはりんにはじめに話すことが多くなりました。しっかり者と自由人を両立する器用なタイプで、甘えてきた次の瞬間には違うところに行こうとするマイペースさは猫みたいでかわいいです。
――では、「スリーズブーケ」の先輩キャストの印象や、歌声・ライブパフォーマンスなどの魅力はどのように感じていますか?
櫻井 実は昨年開催されたオープニングライブイベント(“ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ OPENING LIVE EVENT~Bloom the Dream~”)を生配信で拝見して以来、「スリーズブーケ」の先輩方を大好きになって、初めてお会いした時は目を合わせるのも緊張していました。楡井さん(楡井希実/日野下花帆役)は動きも表情も、いつ何時観てもずっとかわいいです。ダンスはかっこいいキレとスクールアイドルとしての華やかなかわいらしさが共存していて思わず目で追ってしまうような存在感がありますし、歌声は力強くて、楽しいや嬉しいの感情がダイレクトに伝わってきます。花宮さん(花宮初奈/乙宗 梢役)は動きの柔らかさと優雅さが唯一無二で、とにかく美しいなぁ……と思っていると急にピースやマッチョでギャップに撃ち抜かれます。どの曲でも安定感のある歌声で、曲の世界に全身で浸れるような心地良さがあります。お二人のダンスも歌ももちろんですが、何よりステージ上でのキラキラした表情が本当に魅力的で、「歌もダンスも、スクールアイドルのことも大好きなんだなぁ…」という気持ちが前面に伝わって一緒になってわくわくしていました。すごいい勢いで語ってしまいそうなのでご本人に直接感想をお伝えするときは控えめにしているんですが、今回のインタビューで少しでも愛が伝わったらいいな……と密かに思っています。
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