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INTERVIEW

2024.02.21

TVアニメ『姫様”拷問”の時間です』OPテーマ「まっさかさマジック!」をリリース!shallmインタビュー

TVアニメ『姫様”拷問”の時間です』OPテーマ「まっさかさマジック!」をリリース!shallmインタビュー

自ら作詞・作曲を手掛ける19歳のボーカリストliaによるバンドプロジェクトshallm。昨年9月に、MBSドラマ『女子高生、僧になる。』のOP主題歌「センチメンタル☆ラッキーガール」でメジャーデビュー。そして今回、1月放送のTVアニメ『姫様”拷問”の時間です』のOPテーマ「まっさかさマジック!」をリリースし、そのメロディセンスの高さを見せつけた。初のアニメタイアップとなる本作についてと、好きなアニメやアニソンについてliaに話を聞いた。

INTERVIEW & TEXT BY 塚越淳一

あの作品の影響を受けた、liaの名前の由来

――アーティストを夢見たのはいつ頃からなのでしょうか?

lia小さい頃からカラオケが好きだったんです。他のことは苦手だったのですが、カラオケだけは褒めてもらえたので、それが嬉しくて、歌を歌いたいと思うようになりました。そこから軽音楽部に入ったことがきっかけで「職業にしたい」と考えるようになったんです。

――軽音楽部って、楽しく音楽をしたいと思っている人もいるから、人によってモチベーションの違いがありますよね?

liaそうなんですけど、通っていた学校が強豪校だったんです。だからみんなが本気で音楽をやっていて、みんな、夢がアーティストだったんです。そのくらい、熱い学校でした。

――そのときは、どんな音楽をやっていたのですか?

lia当時は、オルタナティブ系やボカロ系など、かっこいい曲が好きだったので、カゲプロ(カゲロウプロジェクト)とかにすごくハマっていました。

――楽器はいつ頃から始めたのですか?

lia中学3年生くらいのときに、歌うために伴奏が欲しくなって、そこからギターを覚えました。最初はアコギを買ったんですけど、やっぱりバンドがかっこいいな!バンドやりたい!!と思い、のちにバンドを組みました。

――学生時代から、オリジナル曲を作っていたんですよね?

liaはい。顧問の先生にオリジナルを作ってみようと言われ、作り始めたんです。でも、最初の最初って、本当に誰にも聴かれたくないくらい恥ずかしいので、時間はかかりました。周りに早く早く!って言われながら作ったのですが、1曲作ってしまえば、その恥ずかしさも乗り越えられたというか。

――一度最後まで作り切るのって、大事ですからね。そこからMBSドラマ『女子高生、僧になる。』のOP主題歌「センチメンタル☆ラッキーガール」でメジャーデビューを果たすのですが、今回の「まっさかさマジック!」は、TVアニメ『姫様拷問の時間です』のOPテーマとなります。アニメ・アニソンには、どのような思い出がありますか?

lia兄がアニメ好きで、私も一緒に見ていたんです。特に異世界モノが好きで、『Re:ゼロから始める異世界生活』は、休みにアニメイトに行ってグッズを買い漁るくらいハマっていました(笑)。実はshallmも、『Re:ゼロ』の影響をすごく受けていて、liaという名前は、ヒロインのエミリアから取っているし、活動を始めたのもエミリアの誕生日だし、紫色もエミリアから取っているんです。そのくらい『Re:ゼロ』が大好きで、小説投稿サイト『小説家になろう』から、読んでいます。

――アニメの知識になってしまうのですが、主人公のスバルは死に戻りの能力がありますけど、結構死に方がエグいシーンも多いんですよね。

liaそこがいいんです! それを見ると、なんか頑張ろう!っていう気持ちになります。スバルもこんなに辛い思いをして頑張っているのだから、大丈夫だって(笑)。だって、あんなに死んだら、普通はやめますよ。でも頑張るっていう。

――アニソンはどうですか?

lia一番は決められないんですが、ASIAN KUNG-FU GENERATIONさんの「リライト」(TVアニメ『鋼の錬金術師』OPテーマ)や、MYTH & ROIDさんの「Paradisus-Paradoxum」(TVアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』OPテーマ)はすごく好きです。それとアニメで知ったCö shu Nieさんも好きで、いつか私もああいう曲を作ってみたいなと思います。アニソンっぽい曲だと、「ヒャダインのじょーじょーゆーじょー」(TVアニメ『日常』)は、これぞアニソンだ!となりました(笑)。「God knows…」(TVアニメ『涼宮ハルヒの憂鬱』挿入歌)も、ライブで歌ったりしていました。

――かなり幅広いですね。アニソンにはどんな印象を持たれていましたか?

liaオープニングは明るくて、エンディングはバラード、という印象があります。それとオープニングは特にですけど、聴くとテンションが上がるイメージがあります。

――たしかに。それと「リライト」を挙げていましたけど、何年経っても色褪せない良さ、みたいなものもありますよね。

liaそうですね!何年経っても廃れない曲というイメージはたしかにあるので、私もそういう曲を作りたいです。

――アジカンと言えば、『ぼっち・ざ・ろっく!』の結束バンドと同じ日にフェスに出演する、なんてニュースも世間を賑わせました。

lia『ぼざろ』の曲も良いんですよね!頑張ってコピーをしたいなって思いました!すごくかっこいいです。

――2009年にTVアニメ『けいおん!』が始まったとき、軽音楽部に入部する人がすごく増えたんですけど、また軽音楽部の人気が高くなるかもしれないですね。

lia絶対に楽器やりたいと思う人が増えたと思います!

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