2024年1月27日(土)・28日(日)に日本武道館にて開催される“リスアニ!LIVE2024”へ、「UPCOMING ARTIST」として両日出演することが決まった「UniteUp!」。本プロジェクトは、声優、シンガーソングライター、役者、と様々なフィールドで活動しているメンバーが集結して紡いでいく「多次元アイドルプロジェクト」だ。
伝説のアイドル・Anelaが設立したsMiLeaプロダクション所属のアイドルである彼らは、ポジティブな想いの満ちるナンバーを歌い上げる正統派アイドルユニット・PROTOSTAR、クールかつエモーショナルなダンスビートに彩られたナンバーでシーンを席捲するLEGIT、強い絆で繋がり真っ直ぐな応援ソングを届けるバンド・JAXX/JAXXで構成される。“リスアニ!LIVE”で彼らのパワー漲るステージを目撃する前に、そんな「UniteUp!」を「知っておかないと!」ということで、彼ら一人ひとりにフォーカスしていく短期集中連載を公開中。第8回は、不器用なほどに音楽やダンスに対して真っ直ぐでストイックなLEGITの高尾大毅を演じる助川真蔵にインタビュー。大毅同様にダンスと歌でグループを引っ張る彼が見る「UniteUp!」は、“着実に育まれ、広がっているコンテンツ”なのだという。大毅と共にsMiLeaプロダクションのメンバーを見つめる助川が思う、“今”の「UniteUp!」を聞く。
INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち
――ここまで「UniteUp!」に関わってこられて、改めて今、どんなコンテンツだと感じていらっしゃいますか?
助川真蔵 元々それぞれが違った感性を持っていて、培ってきたものが違うメンバーが集まってやってきたことで、よりブラッシュアップされたコンテンツになってきたと思っています。それぞれの仕事で得たものや、全然違う場所でのライブや舞台などで培ったものを持ち帰ってきたことで、「UniteUp!」が少しずつではありますが大きくなっていっているのを感じていますね。僕はほかにもグループをやっていて、その活動の中で「今、調子が上がっているな」「今は平行線だな」みたいなことを感じることがあるんです。この「UniteUp!」は始動してから右肩上がりにどんどんファンの方が増えて、X(旧Twitter)でポストされることも増えてきていますし、地に足をつけて着実に進んでいる、どんどん上を目指していけていると感じています。僕たちを知る人がどんどん増えていっていることがすごく嬉しいです。
――確かに、アニメ第1期の放送が終わったあとにも途切れることなくお客さんが増えている感じがありますね。
助川 それこそ“アニメイトガールズフェスティバル2023(AGF2023)”でも、僕たちがパフォーマンスをした噴水広場がその日で一番お客さんを集めたとも聞いて、とてもありがたいことだなと思いました。初めての“AGF”はメンバー5人で出たのですが、お客さんが30人くらいだったんです。そのときの光景と比べても、最上階までいっぱいに人がいるのを見て、「UniteUp!」はデカくなったな、と感じて。もっと大きくなっていける実力のあるコンテンツだとも思っていますし、それを支えるのはもちろんスタッフさんや関わってくださる皆さんのお力はもちろん、僕ら自身でもあると思うので、そこは惜しまず、“リスアニ!LIVE”の日本武道館のステージに向けてブラッシュアップしていって、確実に「『UniteUp!』は良くなったな」と思われるようなステージに出来たらいいなと思っています。
――2021年末のYouTubeチャンネル開設、動画投稿のスタートに、アニメ化、さらに実際に開催されたライブ、とその名を広げてきた「UniteUp!」ですが、ご自身の演じるキャラクターやご自身、グループの成長など、これまでを振り返って感じるものはありますか?
助川 このコンテンツはキャラクターがいて、自分たちがいて、双方がシンクロしているという多次元アイドルプロジェクト。説明もちょっと難しいんですよね。最初は僕も含めて声優初挑戦の人が多かったですし、キャストとして出ているときにもキャラクターに寄せるべきか、など当初は迷いも多かったんです。でもライブを経て、共通認識で「こうして欲しい」という制作側からのオーダーはありつつも、それを踏まえてより全員がキャラクターと自分の境界線上でキャラクターに寄せていくことで、逆にキャラクターが僕らに歩み寄っているのかな、という感覚もあって。東京ガーデンシアターでライブ(“sMiLea LIVE -Unite with You-”)をやらせていただいたときにも、それぞれキャラクターのセリフを言ってお客さんが「わぁ!」となってくれたことを着眼点に「MAGIC」には僕のセリフが歌詞として入っているので、キャラクターと三次元の僕らの関係性も良くなっていっていると感じます。それから僕自身、キャラクターに成長させてもらったという気持ちも強いんですね。アニメ第1期で大毅は裏主人公みたいな形で描いていただきましたし、大毅の成長が僕にとっても声優として1つの大きなターニングポイントになったなと思います。
――その「UniteUp!」はアニメ第2期の放送が発表になっています。今度はどんな彼らが見たいですか?
助川 第1期に関してはライブに向けてのストーリーやそれぞれのキャラクターにフォーカスをするところもありましたが、全体での動きが多かったようにも感じていたので、まだフォーカスされていないキャラクターの姿を見てみたいなと思っています。それこそ大毅は第1期で取り上げていただいたので、楓雅や潤、奏太のバックボーンみたいなものがまだアニメでは描かれていませんし、恐らく描いてもらえるんだろうなという期待感を持っています。それから第1期でも最後は全員でライブをしましたが、全体でのまとまりみたいなものもまた第2期でしっかりかまして、そのあとにライブという形をとれたら僕たちとしても最高ですし、その流れを今後も作っていきたいですね。それはアニメだけにとどまらず、今だとコミカライズやボイスドラマもあるので、そこで言ったことや行われたことを僕らが現実でやっちゃうことが出来るコンテンツなので、そういう部分をもっと強くしたら第2期も成長していけるでしょうし、「UniteUp!」というコンテンツ自体も盛り上がるのかなと思います。
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