──7曲目「Time is Life」はめちゃくちゃ速い曲で、全英語詞です。これぞLONGMANという曲でもありますね。
ひらい “時は金なり”をテーマに王道のメロコアも入れてみました。
──一方8曲目の「Red Scarf」は英語詞中心の曲ではありますが、少しシリアスな内容でもあります。
ひらい 近頃、日々のニュースで世界の情勢を身近に感じるようになって。僕らは今のところは平和に暮らせていますけど、そうじゃない人もいる。故郷のために、家族のために、友だちのために戦ってきた人たちがいて、今僕らが在る。その人たちが生きたかった1日を僕らは今生きているんだろうなとずっと思ってはいたので、そういう曲を入れたかったという気持ちがありました。
さわ この曲だけ、「日記」というよりは「手紙」に近いものになっていて。普段2人で歌っているときはハモリは3度上、3度下がメインだったんですけど、この曲は1オクターブで2人で歌っています。そうすることによって男女一人ひとりの人間がイメージできるようになっていて。男女ツインボーカルの強みを最大限に生かしつつ、映画のような満足感を得られる曲で、めちゃくちゃお気に入りです。ただ、内容的には少し苦しいんですが……レコーディングのときも感情的になってしまい、ひらいさんに「もう少し苦しさを押さえて歌って」と言われるくらいで(苦笑)。掛け合いをするCメロが、今の自分にも通じるようなリアルな歌詞で……。今までの考えとはまた違う、新たな感情が私の中で芽生えました。そういうこともあり、今までにないLONGMANも出ていると思います。
──いやいや、でも大事なことだと思います。
ひらい 実際僕も書きながら考えさせられたところがあって。色々な人たちの人生を描くことで、聴いてくれた人たちが、1日1日を大切に感じられるようになったらと思っていました。
──11曲目の「KOSSETSU!」は……めちゃくちゃキャッチーな曲ですけども、これは5月に自転車での転倒により右足首を骨折したほりほりさんのことですよね(笑)。
ひらい 偶然ほりほりと同じ1日を過ごしているっていう……架空の話ということに(笑)。
ほりほり 骨折をしたときに「これを曲にしよう」という話になって。でも、実は僕は最初乗り気じゃなかったんですよ。ライブもキャンセルになってしまいましたし、ふざけるのはどうなのかと。でも結果的に良かったなと思っています。そのときはちょっと気持ちが落ちてたので……。
ひらい 全員病んでたんですよね(苦笑)。でもそれで終わらせたくないという気持ちがあって。それでみんなで歌える曲にしました。
──この曲ではほりほりさんの声も聴くことができますね。
ほりほり 2番では初めてメインボーカルをしました(笑)。
ひらい どうでしたか、初の歌録りは(笑)。
ほりほり えっ(笑)。でも早かったよね。「テイク2で良いの?」と。
ひらい そうそう(笑)。歌録りは自分たちだけでやったんですよ。ほりほりの良さは最初の一発だろうなと思って「それで」と。
──ラストに「愛を信じたいんだ」を置いたことで届けたかったメッセージを、ぜひお伺いしたいです。
ひらい 曲自体は「やっぱそれ、よくないと思う」の登場人物・石橋 渉くんに寄り添って書いたんですけども……片想いのドキドキした感じって、未だに色褪せずにあるものだし、そういう想いはずっと持っていたいなって。それに、ドキドキすることって生きる糧にもなると思うんです。希望も切なさも含まれた曲なので、良い形でアルバムを締め括れるのかなと。
──もう次の未来が!“寿司2023”も今後ありますし、楽しみがまだまだ待っているんですね。
ひらい そうですね。……それと、実は上京しまして。
──えっ、そうなんですか!?
ひらい 実は2週間前に(※インタビュー時点)。このアルバムに勝負を掛けようと覚悟を決めて、3人で上京しました。だからまた、バンドが変わっていきそうだなと思っています。
──この先の未来に向けての覚悟についても、最後に伺いたいです。
ひらい コロナ禍もやっと落ち着いてきて、この先エンタメの世界がより楽しくなっていくんじゃないかなと思っています。僕としては「ライブハウスはまだまだこんなもんじゃないぞ!」と言いたい気持ちもあって。最近LONGMANを知ったという方には、音楽で1つになる楽しさを僕らのライブで証明していきたいです。
ほりほり 今って音楽との触れ合い方がどんどんと変わってきていると思うんです。音楽の聴き方自体も、ストリーミングやサブスクに変化している。ということは、僕たちも変わっていかなきゃいけないと思うんですよね。新たな環境に適応しつづけていきたいです。
さわ ちょっと話が変わってしまうんですが……今までLONGMANが好きだった人たちはもちろん、「spiral」で知ってくれた人たちにも気に入ってもらえる自信がすごくあって。「spiral」が好きな方たちはきっと、アニメーションや物語が好きだと思うんです。だから物語を紡いだこのアルバムを聴いてもらいたいなって。
──これを機に、パンク・ロックに興味を持つ方もいるかもしれません。
さわ それは一番の理想ですね。あと、私たちの目標の1つに「経済を回したい」があるんですよ(笑)。
ひらい そう、上京はしたけど、愛媛に恩返しをしたい気持ちがあるんです。昔、福岡でライブをしたときに、とある有名バンドのライブがあったんですが、街にファンが溢れてて、経済効果エグいなと。バンド活動をして、それだけ経済を回せて、社会に繋げられるってめちゃくちゃ素晴らしいことだなと思いました。
ほりほり バンドって世間的に言うと……なかったらなかったで良いものという認識な気がするんです。でもライブを1本するだけで経済を動かせるのであれば、それって必要な存在だと思うので。
ひらい それをいつか愛媛でやりたい。そうなるために、(自分たちの存在を)知ってもらわないと。良いアルバムが出来たと思っているので、まずは聴いてもらいたいですね。
●リリース情報
メジャー2ndフルアルバム
『10/4』 (読み:じゅうがつよっか)
2023年10月4日(水)発売
【初回生産限定盤(CD+DVD)】
※デジパック仕様
品番:AICL 4394~5
価格:¥3,800(税込)
【通常盤(CD)】
品番:AICL 4396
価格:¥3,000(税込)
<CD>
01.Opening
02.Festa
03.ライラ
04.プロローグ
05.spiral
06.Break up
07.Time is Life
08.Red Scarf
09.I LOVE HIS SONG I COULD DIE
10.Chei
11.KOSSETSU!
12.愛を信じたいんだ
ひらい
Music Video
ライラ / 愛を信じたいんだ / I LOVE HIS SONG I COULD DIE / spiral
Music Video [本人映像 ver.]
ライラ / I LOVE HIS SONG I COULD DIE / spiral
Making of Music Video
ライラ / I LOVE HIS SONG I COULD DIE / spiral
CD予約はこちら
https://smar.lnk.to/YHEMin
配信はこちら
https://smar.lnk.to/4ocCQc
●ライブ情報
LONGMAN 2MANLIVE『寿司 2023』 ※振替公演
11/7(火) 大阪・Music Club JANUS
guest:KUZIRA
11/19(日) 愛媛・松山 WstudioRED
guest:四星球
<LONGMAN プロフィール>
四国、愛媛発の男女ツインボーカルパンクバンド。Gt/Voひらい、Ba/Voさわ、Dr ほりほりのスリーピースで2012年より活動をスタート。
インディーズで5枚のオリジナルアルバムをリリース。全国の大型フェスにも多数出場し話題となる。
2019年11月にシングル『Wish on』でソニー・ミュージックレーベルズよりデビュー。2020年2月、ドラマ「ゆるキャン△」主題歌『Replay』を含む1stアルバム『Just A Boy』をリリース、2021年5月にリリースのドラマ「ゆるキャン△2」オープニング主題歌「Hello Youth」を収録したMini Album『This is Youth』はオリコンデイリー4位を記録。8/30リリース『無職転生Ⅱ ~異世界行ったら本気だす~』OPテーマ「spiral」をリードに10/4に約3年半ぶりとなるメジャー2ndフルアルバム『10/4』をリリースした。
LONGMAN
公式サイト
https://longman.jp/
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