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2023.05.05

えなこ feat. P丸様。「アイデン貞貞メルトダウン」は、今こそ響く直球の“萌え”アニメソングだ!【リスアニ!RADIO #30】

えなこ feat. P丸様。「アイデン貞貞メルトダウン」は、今こそ響く直球の“萌え”アニメソングだ!【リスアニ!RADIO #30】

Spotifyにて隔週火曜日より配信中のアニソン情報トーク番組「リスアニ!RADIO」。ここでは音楽プロデューサー/音楽評論家の冨田明宏、ラジオパーソナリティ・MCの青木佑磨、リスアニ!編集長の馬嶋 亮の3人が旬のアニソン情報を発信している。

リスアニ!RADIO

5月2日配信分(#30)では、人気コーナー「リスアニ!最強プレイリストを作ろう!」が“シーズン2”としてリスタート。古今東西のアニソンの名曲を3人のパーソナリティが紹介していく企画で、今回はthe pillows「Ride on shooting star」(OVA『フリクリ』主題歌)、えなこ feat. P丸様。「アイデン貞貞メルトダウン」(TVアニメ『お兄ちゃんはおしまい!』OPテーマ)という2曲を讃えるトークが繰り広げられた。

このうち、“今やもう死語になった「萌えアニメ」の主題歌としか言いようがない、あのテンション感!”と冨田が挙げた楽曲が「アイデン貞貞メルトダウン」。番組では次のようなトークが交わされた。

冨田 この曲、めちゃくちゃ跳ねてるんですよ。2023年冬クールアニソンのカラオケランキングでもすごい上位にいて。私たちからすると、ちょっと懐かしい感じがする……2000年代後半とかでわーーーっと勢いがあった、特にアニクラ(アニソンのクラブイベント)とかでパワーを持っていた楽曲。そのノリが、やっぱり今も響くじゃん!っていうのを感じたのね。

青木 うん、うん。あとは、アニソンアーティストと声優が(アニメ主題歌を)歌うのは、もちろんアニメ業界における正しい姿だとはわかるんですけど、いつものファンだけが聴いて終わっちゃう部分もあって。そこにP丸様。とえなこさんっていう、他ジャンルから2組を連れてきて歌わせたってことが“開けていて”良かった。

冨田 そうなんだよね! めちゃくちゃキャッチーだったし、曲としての完成度と、クセになる展開とかトリッキーさもあって。

馬嶋 あとはオープニングの画(『お兄ちゃんはおしまい!』のOPアニメーション)も良かったよね。

青木 あの、作画が異様に良いっていうのも、オタク心をくすぐるんですよね(笑)。この(作品の)テーマで、「良いのかよ!? 画が!」っていう。

冨田 内容的にもね(笑)。

馬嶋 この曲を海外の人が聴くとどう思うんだろうね?

冨田 海外の人たちっていうのは多分……例えば萌えソング、電波ソングみたいなものを、我々が考えている文脈とはまったく違う聴き方をしていて。そういった音楽性だったり、突飛なサウンドだったりとかが集約されて、何か1つの「定型文」みたいなものができあがってるとは思うんだけれども。そのなかで「アイデン貞貞メルトダウン」は、昔ながらの匂いがちゃんとしているし。でも今っぽさもある。だから、やしきん(※)って、昔から知ってるけど、何も変わってないんだなって。あの熱量の高いまま、ある種、洗練もされすぎず、今ドカーンと直球を投げたらハマるっていう。

馬嶋 一周回ってアリなのかもしれないね。

青木 結果、「オールディーズ萌えソング」っていうジャンルが生まれるのかもしれない。あの頃から変わらずにこれやってる!っていう変態性。

冨田 そうそうそう! そこにも伝統が生まれるっていう。何かヒストリーを感じたな、というので、私はこの「アイデン貞貞メルトダウン」を推したいなと。

※やしきん:「アイデン貞貞メルトダウン」の作詞・作曲・編曲を担当。番組ではこれ以前の代表曲として「メニメニマニマニ」も紹介。2013年にTVアニメ『てーきゅう』第2期OPテーマとしてリリースされた同曲は、にじさんじ所属のVTuber・壱百満天原サロメが2022年にカバー・歌唱したことで再び脚光を浴びた。

こちらの内容を含む「リスアニ!RADIO #30」は、Spotifyにて無料配信中。5月16日配信予定の次回「リスアニ!RADIO #31」もお楽しみに!

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