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REPORT

2023.04.28

開演のブザーが新たなる旅の幕開けを告げる! 「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-1 H@PPY 4 YOU!」SSA公演DAY1レポート

開演のブザーが新たなる旅の幕開けを告げる! 「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-1 H@PPY 4 YOU!」SSA公演DAY1レポート

アイドルマスター ミリオンライブ!」のライブイベント「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-1 H@PPY 4 YOU!」DAY1が2023年4月22日、さいたまスーパーアリーナにて開催された。

DAY1には春日未来役の山崎はるか、野々原茜役の小笠原早紀、島原エレナ役の角元明日香、エミリー スチュアート役の郁原ゆう、永吉昴役の斉藤佑圭、豊川風花役の末柄里恵、田中琴葉役の種田梨沙、ロコ役の中村温姫、望月杏奈役の夏川椎菜、二階堂千鶴役の野村香菜子、福田のり子役の浜崎奈々、北上麗花役の平山笑美、所恵美役の藤井ゆきよ、周防桃子役の渡部恵子、横山奈緒役の渡部優衣が出演した。

Text by 中里キリ

今回のライブは、記念すべき10thツアーの開幕公演。開幕からいきなりさいたまスーパーアリーナという規模感に驚かされる。後のMCでも明かされるが、今回のライブは「ミリオンライブ!」10年の歴史の中で、1stライブから4thライブまでを振り返るコンセプト。開演前前説は高木社長と事務員・音無小鳥が行なったのだが、そういえば4thライブの時点では劇場事務員・青羽美咲 はまだ登場していなかったのだった。「サンキューという感謝の言葉からはじまったこの劇場はアイドルたちの輝きと共に、ここまで大きくなった!」という高木社長の言葉が胸にしみる。

少し懐かしい、“劇場”感のあるブザーとovertureとともにライブは開演。ステージの明かりが灯ると、1stから4thまでの初期ライブ衣装をミックスした装いのアイドルたちがポーズを取って登場した。オープニングナンバーが「ミリオンライブ!」のはじまりの楽曲「Thank You!」であるのも初期ライブがモチーフであればこそだろう。出演者全員のアイドル(キャラクター)+本人の挨拶を行なって、本編はスタート。

トップバッターを飾ったのは山崎はるかの「素敵なキセキ」。長い時間をかけて育ててきた楽曲だが、曲中に巨大ウェーブを巻き起こしたり、観客のコールを呼びこむターンでダンサーにもマイクを向けたりと、みんなと一緒に楽しむエンターテイメントステージとしての進化を感じる。マイクを向けられてノリノリでコールを飛ばすダンサー陣の中に、10年のライブを一緒に戦ってきたおなじみの顔があったりするのが歴史の積み重ねを感じさせてエモーショナルだ。

渡部優衣は「ハッピー☆ラッキー☆ジェットマシーン」を披露。長身から繰り出されるパフォーマンスの躍動感は渡部の代名詞だが、ぶんっと足を蹴り上げる振りがSSAをひとまたぎにするようで大会場仕様。エアギターからサイドに飛び跳ねるような間奏ダンスのダイナミックさには声が出てしまった。

続いての登場は小笠原早紀。楽曲は「Heart▽・デイズ・Night☆」で、ライブ披露回数の少ないレア楽曲のひとつだ。舞台の一部と思われていたカーテンが上がると、小笠原が立つ円形のお立ち台ステージが出現する趣向。息継ぎポイントの少ない楽曲を笑顔のまま歌い続ける姿がとてもパワフルで、「に・ば・ん♪」の宣言がとてもキュート! スクリーンには観客のコール音声が表示されており、最後の「も~いっかい!」では会場全体が声を揃えた。

今度は上手(反対)側のサイドカーテンが上がると、円柱ステージに現れたのは中村温姫。ツインテールの巻き具合のロコビジュアル再現度が高い。楽曲は「IMPRESSION→LOCOMOTION!」で、またしてもノンブレス曲で会場のボルテージを高めていった。アイドルならではの歌声をぶらさないまま、ちょこちょことステージを走りながらのパフォーマンスを見せるのは流石の一言。中村がロコとして会場の光に呼びかけると、SSAの全面がロコカラーに染まった。歌い終えた中村は充実の笑顔で、「サンクスです!」と音にはせずに呟いていた。

渡部恵子の「MY STYLE! OUR STYLE!!!!」。静寂に包まれた心地よい真空から、ステージを光が貫くような鮮烈なピンスポットに照らされて渡部が登場。歌い出しのちょっと力が入った感じに“桃子の気合”がびしっと伝わってくる。こちらもかなり久しぶりの披露だが、だからこそ桃子の声で、桃子として歌うというテーマに対するこだわりと研鑽を感じられる努力の歌だ。クライマックスの「みんながいるから!」の気持ちがこもった叫びに合わせて照明の明度がぱっと上がるのがアイドルの輝きを示しているようで美しかった。

浜崎奈々は「求ム VS マイ・フューチャー」を披露。この曲は「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3rdLIVE TOUR BELIEVE MY DRE@M!!」幕張公演で彼女が初めてステージに立った日に歌った楽曲で、四角いセンターステージをプロレスのリングに見立てた構成は今でも語り草になっている。プロレステイストを散りばめた楽曲の中で「4・22、SSA、全力で行くよ!!」と会場を煽ると、超満員のSSAも万雷の「のり子」コールで応えていく。ラップパートでは歌詞に合わせたプロレス技をモチーフにした攻防をダンサーたちが披露すると、浜崎がレフェリーに早変わりして3カウントを刻んだ。このプロレスミュージカル的なやりとりをしている時のダンサーたちが本当に楽しそうで、チームでステージを作り上げていることがひしひしと伝わってきた。

「Eternal Harmony」は山崎はるか、角元明日香、小笠原早紀、夏川椎菜、郁原ゆう、末柄里恵、平山笑美の7人編成で披露。ユニット曲を共通曲的に運用して、様々な組み合わせでの化学変化を楽しむのは初期「ミリオンライブ!」ライブのカラーのひとつだ。落ちサビでの末柄→郁原→平山→小笠原というソロの歌い継ぎが本当に個性豊かで、だからこそサビでふたたびひとつになった時の爆発力がすごい。どのメンバー、どの組み合わせでもSSAクラスの説得力のパフォーマンスを叩き出せるのが今の「ミリオンライブ!」の強みと言えるだろう。

第2ブロックは種田梨沙、藤井ゆきよ、郁原ゆう、野村香菜子、斉藤佑圭、平山笑美による「Blue Symphony」から。繊細な調べのロングイントロで、ぐぐーっと会場を楽曲の世界へとひきつけていくと、上手と下手に3人ずつ分かれて登場。いわゆる“蒼い”楽曲の代名詞とも言える楽曲で、オリジナルメンバーの種田が参加しているのはおそらく「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 1stLIVE HAPPY☆PERFORM@NCE!!」以来(!)だろう。表場を見せる3分割カメラワークやサイドカメラの効果的な使い方など、演者たちのスタイリッシュで気迫のこもったパフォーマンスに演出チームもよく応えていた。

円柱ステージから登場した末柄里恵は「bitter sweet」を披露。髪の長さや雰囲気をかなり豊川風花に寄せてきたことにハッとなる。透明な歌声はどこまでも優しく伸びやか。間奏のピンスポットで足元に浮かび上がった軽やかに踊るシルエットがあまりにも風花そのもので、ちょっとした細部に神は宿るのだなと感じさせられた。

反対側の円柱ステージから優しくも強い歌声を響かせたのは斉藤佑圭、楽曲は「Day After “Yesterday”」だ。前半はボーカルの表現力でしっかり聴かせると、曲途中からダンサーが合流する変則構成。間奏ではメリハリが効いたダンスでダンサーと一体の表現を見せつけると、今度は突き抜けるような美しいファルセットを響かせたりと、永吉昴の多面的な魅力を十全に表現するステージだった。

平山笑美は「私たちと一緒に、夏にトリップしましょう!」と宣言して「サマ☆トリ ~Summer trip~」へ。テクニカルな楽曲を圧倒的な安定感で歌い上げる。約7年ぶりの披露にあたって振付をブラッシュアップしたそうで、前回ダンサーとして参加していたメンバーが今回の振付に関わってくれたとのことだ。

渡部優衣、浜崎奈々、渡部恵子は「HOME, SWEET FRIENDSHIP」を披露。3人ともオリジナル歌唱ユニットのリコッタメンバーであり、7年前の「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3rdLIVE TOUR BELIEVE MY DRE@M!!」と同じ顔ぶれであるところが心憎い。技ありだったのが映像演出で、まさに歌唱中の3人の様子が思い出のスナップショットとしてスクリーンを流れていくのが魔法のようだ。落ちサビの浜崎のハスキーがかった歌声に包みこむような深みと優しさが感じられて、デビューステージから彼女が過ごしてきた時間と経験を思わずにいられなかった。

種田梨沙、角元明日香、藤井ゆきよは「リフレインキス」を歌唱。種田は原曲歌唱ユニット・スコーピオの4人目のメンバーでもあったが、CD初出の時期は休業中だったこともあり、今回がライブでの初歌唱となる。ステージに佇む種田の微笑が真っ先にカメラに抜かれたことからもこのステージの意味付けが読み取れる。この3人はユニット・トライスタービジョンのメンバーだが、セクシーで挑戦的なナンバーはこの上なくピッタリとハマる組み合わせでもある。入りこんだ表情で雰囲気たっぷりにソロを歌い継いでいくと、キメは3面分割で狙いすました「ねぇ…しちゃう?」のフレーズでトドメ。歌声の残響が消えると、かわりに熱狂的な歓声が沸き上がった。

野村香菜子は「恋の音色ライン」を披露。切なくも情熱的な恋の歌だ。「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 4thLIVE TH@NK YOU for SMILE!!」の日本武道館以来の披露で、当時もやりきった手ごたえがあったという曲をどう育てていくか。その答はやはり地道で丹念な練習しかなく、高音や伸びのあるフレーズの安定感が増しており、その分歌声にさらに心情を込めることができているように感じた。歌唱後、暗くなった照明の中で浮かべた笑顔からは、やりきった達成感が感じられた。

角元明日香は「想いはCarnaval」を歌唱。情熱的な旋律とともに舞うようなダンスからパフォーマンスに入ると、大人の表情の底に焔が灯るようなエレナらしい表現を見せる。ハッとなったのがポルトガル語の呟くようなフレーズで、異国の言葉で意味はわからないのに、そこに込められた心情が伝わってくる。深みのある表現だ。大人の楽曲に合った一面を見せるエレナの姿がまぶたに浮かぶようなパフォーマンスだった。

円形ステージにすっと現れて歌うのは、郁原ゆうの「君だけの欠片」。ソロでは7年ぶりの歌唱だ。久々に歌うソロ曲、それも静かな表現力重視の楽曲を歌うのは、10年の成果を試されるようで見ている側も背筋が伸びる思いだ。ステージにしゃがんで訥々と歌う歌声がだんだんと伸びと透明感を獲得していき、時折優しい微笑みがこぼれる。“君”の心情に誠実に寄り添っていく感謝の歌声。歌声を安定させるだけでなく、その余裕をどうキャラクターとしての表現に昇華させていくか、そんな柔らかな挑戦を感じるステージだった。

種田梨沙は「ホントウノワタシ」を披露。10年の歴史の中で2回目となる歌唱だ。披露間隔があいた楽曲には、技巧的なバラードでアイドルの心情とじっくり向かい合うような曲が多い。そうしたライブでの扱いが少し難しい楽曲を集めて、じっくりと聴かせるブロックを構成できるのは初期ライブをモチーフとしたコンセプチュアルなライブならではかもしれない。深く深く琴葉の心情に潜りながらの懸命で痛切な歌唱には強く伝わってくるものがある。歩みや手元の表情のひとつひとつまでに繊細な表現を込めた歌唱は、演じるように歌うという言葉がぴったりくるものだった。

「ココロがかえる場所」では、中村温姫、野村香菜子、渡部恵子のシアター組オリジナルメンバーがそろった。バラード中心のブロックを優しく受け止め迎え入れるような楽曲だ。中村と野村にとっては念願のライブ初披露という事実に驚かされる。3人それぞれのソロでの表現が本当に深く繊細で、ソロの成長の足し算が相乗効果でユニット全体を高めていく素晴らしい関係性を感じる。落ちサビの歌い継ぎでは感情とともに涙の気配が伝わっていくが、それを懸命に飲み込みながら3人の力で歌い続ける姿が気高く美しかった。ラスト、階段に座った3人。オーバーアクションのロコを優しく見つめる桃子と、今日はいない“もう一人”の膝に手を置く千鶴。その絵が「LIVE THE@TER PERFORMANCE 12」のジャケットイラストの再現になっているのがとても印象的だった。

心浮き立つような輝きのある旋律と歌声でライブのペースを変えたのは、浜崎奈々と斉藤佑圭の「Dreamscape」。周年ライブでは、初披露だった「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3rdLIVE TOUR BELIEVE MY DRE@M!!」幕張公演以来の披露に、オリジナルデュオが顔を揃えた。初期ライブがコンセプトということで今回はソロ曲多めの構成だが、第3のCDシリーズ「LIVE THE@TER DREAMERS」に収録された珠玉のデュオ曲たちも初期「ミリオンライブ!」、特に3rdLIVE TOUR以降を彩った楽曲群だ。斉藤のさわやかな歌声と浜崎の力強く包み込むような歌声がたがいの魅力を引き立てている。両サイドの円柱ステージから歩み出したふたりがセンターに歩み寄って座ると、夜明けの光景を2人占めして笑顔のハイタッチ! 美しい情景が浮かぶ清涼で鮮烈なステージだった。

ラストブロックの切り込み隊長は、夏川椎菜の「VIVID イマジネーション」! 夏川自身出番を待ちに待っての登場だ。アイドルとしての抜群の輝かしさはそのままに、10年の経験値を備えた夏川と杏奈は無敵の一言。間奏でダンサーと共に踊るラビットダンスが本当に楽しそうでキュートだ。落ちサビでほんの少しスイッチオフの杏奈が顔を出すのもたまらないポイント。ラストはさいたまスーパーアリーナが一体になってのコールの大合唱で、ライブの日常が戻ってきたことを実感させてくれた。

ソロのトリを担当したのは藤井ゆきよの「アフタースクールパーリータイム」。会場が大合唱で一緒に盛り上がる楽曲だ。恵美ならではの陽性のハイスパートラップと、ダンサーと一体になったダンスパフォーマンスが会場を極上のエンターテイメント空間へと変えていく。藤井の伸びやかな動きと感情豊かなボーカルには天性の華がある。笑顔の奥に感情の揺れを飲み込むと、想いを込めた「ありがと!」でステージを締めくくった。

「fruity love」は小笠原早紀、中村温姫のオリジナルデュオが披露。キャスト陣にもファンが多く、様々な形で歌われてきた楽曲だが、オリジナルメンバーだけでの歌唱は実は周年ライブでは初めて。茜とロコの魅力と個性をぎゅぎゅっと詰め込んだような最高にハッピーな高速ラップは本当にテクニカル。それでも端々から満面の笑顔がこぼれでるのは、ふたりが本当に心の底からこのステージを楽しんでいる証だろう。間奏で笑顔をかわしながら身を震わせるダンスには「幸せ」と描いてあるよう。キャラクター性の強いボーカル同志のマッチングの妙を含め、オリジナルメンバーの力を爆発させるパフォーマンスだった。

「PRETTY DREAMER」は山崎はるか、夏川椎菜、渡部優衣、末柄里恵が歌唱。シアター組のオリジナルメンバーが集結した。それぞれの個性と魅力を秘めた歌声がひとつになった時の圧倒的なパワーと輝きが眩しいほど。「せーの!」の呼び込みに応えた観客の「PRETTY DREAMER!!」の特大合唱が、みんながこの瞬間を待ちわびていたことを教えてくれた。オレンジ一色の光の海の中で、4つの個性が爆発する夢のような時間だった。

「Shooting Stars」は藤井ゆきよ、小笠原早紀、斉藤佑圭、平山笑美が歌唱。オリジナルメンバーは平山と小笠原だが、メンバー構成が変わることで楽曲の色はガラリと変わる。歌い出しの田所あずさのソロを平山が歌っている時点で、原曲とは違う新しい「Shooting Stars」が生まれている。ユニット曲を様々な組み合わせで歌うことによる化学変化は、実は初期「ミリオンライブ!」ライブを彩る重要な要素と言っていい。今回のステージでも斉藤の清涼で決然とした歌唱や、藤井の抑えの効いたクールなボーカルが楽曲に新しい光を与えていた。

「STANDING ALIVE」は種田梨沙、角元明日香、中村温姫、末柄里恵、浜崎奈々が歌唱。角元と中村はオリジナルメンバーとして初の歌唱参加を果たした。笑顔で力強く歌う中村の姿が本当に頼もしくて、ロコってこんなに頼りになるアイドルだっけ? と不思議な混線を起こしたほど。サポートで入ったメンバーも本当に素晴らしく、支えられる側が多かった種田が一からダンスを入れて笑顔で支える側に回っているのも胸に迫るものがあった。シアター組各メンバーのライブ歌唱が叶ったなら、次に待っているのは……とまた夢を見たくなる一曲だった。

そしてクライマックスに持ってきた意外な楽曲が、山崎はるか、夏川椎菜、郁原ゆう、渡部優衣、野村香菜子、渡部恵子による「U・N・M・E・I ライブ」だった。この曲はラジオ「アイドルマスター ミリオンラジオ!」テーマソングであり、「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 1stLIVE HAPPY☆PERFORM@NCE!!」でも歌唱された伝説の向こうにある楽曲でもある。間奏のラジオメール風寸劇のコーナーでは、“ジュニオールとうどん大好きさん”という原曲メンバーの麻倉ももと田所あずさへのリスペクトを感じるメールが採用されていた。今日限りの組み合わせだったが、寸劇コーナーのラストに渡部優衣のツッコミが入るとやはり抜群にオチが締まる。

本編を締めくくるラストナンバーは「Dreaming!」。くしくも765プロの10周年ライブで新曲として初披露され、ミリオンスターズの初めての全国ツアーの扉を開いた楽曲だ。先輩たちに憧れ追いかけてきた彼女たちの10周年を祝うのにこれほどふさわしい楽曲はないだろう。決意の円陣と共に、10年目の彼女たちの新しいツアーが、輝きと共に幕を開けた。

アンコールは「アイドルマスター ミリオンライブ!」10周年記念楽曲「Crossing!」から。これまで歌い継いできた楽曲や、ライブの名場面の数々を散りばめて抱きしめるような楽曲だ。全員が着替えた新衣装“リ・プロローグ・X”は、それぞれのアイドルの個性に合わせてカスタマイズされた、ひとつとして同じデザインのない衣装だ。ラストの挨拶では、10年の応援への感謝と、これからはじまるツアーに向けた希望に満ちた言葉が聞かれた。

ラストナンバーは、思い出と感謝を込めた「ありがサンキュー!」の合唱からの「Thank You!」!! はじまりの楽曲でライブを始め、締めくくるのも初期ライブならではの作法と言えるだろう。この終わりが新しい旅の始まりでもある喜びと共に、DAY1のステージは終了となった。

「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR Act-1 H@PPY 4 YOU!」DAY1
2023.4.22 さいたまスーパーアリーナ公演 セットリスト
M01:Thank You!(ミリオンスターズ)
M02:素敵なキセキ(Long Intro Ver.)(山崎はるか)
M03:ハッピー☆ラッキー☆ジェットマシーン(Long Intro Ver.)(渡部優衣)
M04:Heart▽・デイズ・Night☆(小笠原早紀)
M05:IMPRESSION→LOCOMOTION!(中村温姫)
M06:MY STYLE! OUR STYLE!!!!(渡部恵子)
M07:求ム VS マイ・フューチャー(浜崎奈々)
M08:Eternal Harmony(山崎はるか、角元明日香、小笠原早紀、夏川椎菜、郁原ゆう、末柄里恵、平山笑美)
M09:Blue Symphony(Long Intro Ver.)(種田梨沙、藤井ゆきよ、郁原ゆう、野村香菜子、斉藤佑圭、平山笑美)
M10:bitter sweet(末柄里恵)
M11:Day After “Yesterday”(斉藤佑圭)
M12:サマ☆トリ ~Summer trip~(平山笑美)
M13:HOME, SWEET FRIENDSHIP(渡部優衣、浜崎奈々、渡部恵子)
M14:リフレインキス(種田梨沙、角元明日香、藤井ゆきよ)
M15:恋の音色ライン(野村香菜子)
M16:想いはCarnaval(角元明日香)
M17:君だけの欠片(郁原ゆう)
M18:ホントウノワタシ(種田梨沙)
M19:ココロがかえる場所(中村温姫、野村香菜子、渡部恵子)
M20:Dreamscape(浜崎奈々、斉藤佑圭)
M21:VIVID イマジネーション(夏川椎菜)
M22:アフタースクールパーリータイム(藤井ゆきよ)
M23:fruity love(小笠原早紀、中村温姫)
M24:PRETTY DREAMER(山崎はるか、夏川椎菜、渡部優衣、末柄里恵)
M25:Shooting Stars(藤井ゆきよ、小笠原早紀、斉藤佑圭、平山笑美)
M26:STANDING ALIVE(種田梨沙、角元明日香、中村温姫、末柄里恵、浜崎奈々)
M27:U・N・M・E・I ライブ(山崎はるか、夏川椎菜、郁原ゆう、渡部優衣、野村香菜子、渡部恵子)
M28:Dreaming!(ミリオンスターズ)
-ENCORE-
M29:Crossing!(Long Intro Ver.)(ミリオンスターズ)
M30:Thank You!(ミリオンスターズ)

THE IDOLM@STER™& ©Bandai Namco Entertainment Inc.

関連リンク

「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 10thLIVE TOUR」公式サイト
https://idolmaster-official.jp/live_event/million10th/

「アイドルマスター」シリーズ 公式サイト
https://idolmaster-official.jp/

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