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2023.04.12

LiSAのサプライズ登場も収録!藍井エイルやClariSら所属のSACRA MUSICによる設立5周年記念レーベルフェス“SACRA MUSIC FES. 2022 -5th Anniversary-”Blu-rayの見どころはココ!

LiSAのサプライズ登場も収録!藍井エイルやClariSら所属のSACRA MUSICによる設立5周年記念レーベルフェス“SACRA MUSIC FES. 2022 -5th Anniversary-”Blu-rayの見どころはココ!

シークレットでLiSAも登場!豪華絢爛な後半戦

後半戦のトップバッターを務めたのは、自らを“絶望系アニソンシンガー”と銘打ち、人々が抱く様々な絶望に寄り添う歌を届けるReoNa。その繊細かつ鮮烈な歌声は、今や彼女の代表曲となっている「ANIMA」における渾身のパフォーマンス、絶望の底から光が射していくような照明演出も素晴らしかった「Alive」でたっぷりと堪能することができる。また、4人のダンサーと共に妖しくも魅惑的な世界観を表現した「シャル・ウィ・ダンス?」ではタップダンスも披露。すべての嫌なことを忘れて踊り出したくなるような、彼女らしいアプローチのダンスナンバーになっている。

ボーカリストのみあによる音楽ユニット・三月のパンタシアは、痛くて脆い青春の情景をテーマにした、物語を感じさせる音楽性が特色。特にワンマンライブにおいては、それらの楽曲が連鎖することでひとつの大きなストーリーになっていくところも醍醐味なのだが、楽曲それぞれに備わった魅力はフェスにおいても十分に味わうことができる。本作には、n-buna(ヨルシカ)が提供した「青春なんていらないわ」とTVアニメ『カッコウの許嫁』のEDテーマ「四角運命」の2曲を収録。なかでも後者での揺れる恋心と性急なサウンドを組み合わせた表現は見ものと言えるだろう。

2011年のデビュー以来、数々のアニメ作品の主題歌を歌ってきた藍井エイルは、今回、それぞれ趣きの異なる3曲を伸びやかな美声とともに披露。本公演時の最新曲だった「心臓」での凛としながらも強固な意志が感じられるパフォーマンス、彼女の楽曲では珍しいカントリー調の優しいラブソング「HELLO HELLO HELLO」、そして劇的に展開するバンドサウンドと哀切感を湛えたエモーショナルな歌声がドラマチックな景色を描く「I will…」、そのどれもが心に迫るものになっており、シンガーとしての経験値と表現力の豊かさが伝わる内容だ。

2021年にSACRA MUSICへ移籍し、昨年には「第73回NHK紅白歌合戦」に初出場するなど、アーティストとしてさらに大きく羽ばたいているAimerは、その「紅白」でも歌唱した熱狂渦巻くブラスロックチューン「残響散歌」を披露。さらに梶浦由記の作曲らしい大河のように大きくうねる旋律が印象的な「朝が来る」を続けて歌い、『テレビアニメ「鬼滅の刃」遊郭編』の過酷な運命の中に一筋の希望を見出すような世界観を、幕張メッセのステージに現出させる。さらにTVアニメ『炎炎ノ消防隊 弐ノ章』のEDテーマ「SPARK-AGAIN」を熱唱。その独特の陰影を帯びた歌声の魅力にぜひ浸ってほしい。

クララとカレンによる音楽ユニット・ClariSは、2019年に行われた前回の“SACRA MUSIC FES”にも出演していたが、そのときはまだ仮面を被っての出演だったが、今回は素顔でのパフォーマンス。2022年の最新ヒット「ALIVE」(TVアニメ『リコリス・リコイル』OPテーマ)と、彼女たちの代名詞的ナンバー「コネクト」(TVアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』OPテーマ)を、動作の1つ1つに意味がある華麗な振付とともに表現していく。その魅力は映像でないと体験できないものだ。また前回のフェスに続いてTrySailとのコラボも実現。TVアニメ『マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final SEASON ー浅き夢の暁ー』最終話EDテーマ「オルゴール」の貴重なライブ初披露ということで、ファンならずとも必見の映像となっている。

フェス本編のトリを飾ったのは、作曲家の澤野弘之によるボーカルプロジェクト、SawanoHiroyuki[nZk]。澤野自身のピアノを含むバンドの熱量高い演奏、5面の変形スクリーンを用いた映像演出、そして楽曲ごとにその世界観に合ったボーカリストを迎えて表現されるシネマティックなステージは、映像に寄り添う音楽・劇伴というジャンルで絶大な支持を得ている澤野だからこそのライブと言えるだろう。SennaRinが幻想的なボーカルを聴かせた「βios」、Lacoの朗々とした歌声が空まで響き渡る「Hands Up to the Sky」、ReoNaとのダークな「time」、さらにSawanoHiroyuki[nZk]の原点とも言うべきAimerとの「RE:I AM」における深いエモーション。そのすべてが映像として残されていることに感謝したい。

そしてアンコール、シークレットアーティストとしてステージに登場したのが、LiSA。事前に出演は告知されていなかったが、やはり彼女抜きでは“SACRA MUSIC FES”を締め括ることはできない。LiSAがこの祝祭の結びの楽曲として選んだのは「炎」。『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』の主題歌であり、同アニメとともに大反響を巻き起こした名バラードだ。いくつもの光芒が彼女を囲むように照らされるなか、内に秘めた炎のように熱い想いと願いを届けるように、LiSAは力強く歌唱する。まさに大トリを飾るにふさわしい名演だった。

以上、全16組39曲。そのどれもが見応えのあるステージであるばかりでなく、アニメ音楽シーンの最前線を映すようなラインナップとセットリストになっていることからも、SACRA MUSICに所属するアーティストの幅広さと充実ぶりが伝わるはずだ。またそれと同時に、5周年の先に広がるレーベルの未来をも期待させる一枚となっているので、現場に居合わせた人も、残念ながら行くことのできなかった人も、ぜひ本映像作品でライブを追体験してほしい。


●リリース情報
「SACRA MUSIC FES. 2022 -5th Anniversary-」
発売中

【初回生産限定盤(Blu-ray)】
品番:VVXL-126~7
価格:¥10,000(+税)

【通常盤・初回仕様(Blu-ray)】
品番:VVXL-128
価格:¥7,500(+税)

<収録内容>
01 決闘 / PENGUIN RESEARCH
02. 千夜祭 / PENGUIN RESEARCH
03. Howling / ASCA
04. RESISTER / ASCA
05. センチメンタルクライシス / halca
06. 誰彼スクランブル / halca
07. セカイノハテ / 斉藤朱夏
08. パパパ / 斉藤朱夏
09. イヤヨイヤヨモスキノウチ! / スピラ・スピカ
10. 燦々デイズ / スピラ・スピカ
11. ハミダシモノ / 楠木ともり
12. タルヒ / 楠木ともり
13. 埋み火 / 斉藤壮馬
14. memento / 斉藤壮馬
15. ごまかし / TrySail
16. はなれない距離 / TrySail
17. Sign / FLOW
18. 燈 / FLOW
19. GO!!! / FLOW×藍井エイル
20. GOLD / FLOW
21. ANIMA / ReoNa
22. Alive / ReoNa
23. シャル・ウィ・ダンス? / ReoNa
24. 青春なんていらないわ / 三月のパンタシア
25. 四角運命 / 三月のパンタシア
26. 心臓 / 藍井エイル
27. HELLO HELLO HELLO / 藍井エイル
28. I will… / 藍井エイル
29. 残響散歌 / Aimer
30. 朝が来る / Aimer
31. SPARK-AGAIN / Aimer
32. ALIVE / ClariS
33. コネクト / ClariS
34. オルゴール / ClariS×TrySail
35. βios / SawanoHiroyuki[nZk] (Vo. SennaRin)
36. Hands Up to the Sky / SawanoHiroyuki[nZk] (Vo. Laco)
37. time / SawanoHiroyuki[nZk] (Vo. ReoNa)
38. RE:I AM / SawanoHiroyuki[nZk] (Vo. Aimer)
39. 炎 / LiSA

関連リンク

SACRA MUSIC オフィシャルサイト
https://sacramusic.jp/

SACRA MUSIC オフィシャルTwitter
https://twitter.com/sacramusic_jp

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