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INTERVIEW

2022.12.05

天使と悪魔が舞い堕ちる新たなボーイズアイドルコンテンツ『HeavenlyHelly』のニューシングル発売! 神の怒りを買い、天国を追放されてしまった堕天使5人組のFAB-ELを演じるキャストに話を聞く(後編)

天使と悪魔が舞い堕ちる新たなボーイズアイドルコンテンツ『HeavenlyHelly』のニューシングル発売! 神の怒りを買い、天国を追放されてしまった堕天使5人組のFAB-ELを演じるキャストに話を聞く(後編)

ユニバーサルミュージック アーティスツ、青二プロダクション、ムービック、ピクシブの4社共同プロジェクトで2021年11月のシングル配信からスタートを切ったボーイズアイドルコンテンツ『HeavenlyHelly』(ヘヴンリーヘリー)。神の怒りを買い、人間界に堕とされた天使と悪魔たちが、それぞれ元の世界に戻るために、堕天使=FAB-EL(ファブエル)、堕悪魔=Inferno Teller(インフェルノテラー)という2つのグループに分かれてアイドルを目指す物語。リーダーであるルーシュを中心としたハーモニーを武器に、美しい歌声を奏でるが、非常に個性的で一筋縄ではいかない性格のFAB-EL。そんな彼らが1年にわたって紡いだドラマを経てデビューを掴み、12月7日にニューシングル「ナンバーワン」をリリースする。FAB-ELとはどんなグループなのか、そしてキャスト5人がどうキャラクターと向き合っているのか2回にわたってお届けする。

▼前編はこちら

天使と悪魔が舞い堕ちる新たなボーイズアイドルコンテンツ『HeavenlyHelly』のニューシングル発売! 神の怒りを買い、天国を追放されてしまった堕天使5人組のFAB-ELを演じるキャストに話を聞く(前編)

INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち

FAB-ELの音楽。これまでの歌と、これからの歌。

――物語と共に順番に配信されていた楽曲がEPアルバムとして一つにまとめられたアルバム『天国から堕ちた天使』が5月に発売されましたが、そこに収録された曲の中でも特に印象深い曲とキャラクターで歌う際に意識していることを教えてください。

三野雄大 バラード曲の「僕色」です。落ちサビのところで僕のソロパートがあるんですが、歌い方も含めて人間に対してだけではなく、ルーシュにとってのダンセルとの関係性や儚さも表現できたらいいなと思いながら歌いました。キャラクターを全面に押し出すということもあるんですが、それよりも僕たち個人個人の、キャストとしての歌い方もディレクションで重視してくださるので、そこも頑張りました。1曲目「新しい世界へ」とバラードの「僕色」では歌い方も違うので、研究し尽して頑張ったので印象に残っています。

草野太一 「Sugar & Honey」です。それまで「新しい世界へ」と「僕色」の2曲がリリースされていて、その2曲では僕はハモリを歌わせていただいていて、地声に近い結構強めの音でハモっていたんですが、「Sugar&Honey」は柔らかさと色気のある歌だったので、楽曲プロデューサーであるandropの内澤崇仁さんと話しているときにはいつものように強めでやってみる流れもあったのですが、僕のほうから柔らかめにやらせてもらいたいですと提案させていただいた曲なので印象深いです。キャラクターとしての歌については三野くんと一緒で、まずは自分たちが内澤さんの作ってくださった曲に対して追いつくことが大事で。そこから自分たちらしいハーモニーを大事にしてきたので、キャラクターっぽさはガヤや掛け声のようなところで個性が出るように臨んでいます。

竹田海渡 「One Chance」ですね。「Sugar&Honey」までの楽曲は優しくて、人間に寄り添いながらも、天使と人間の越えられない壁や距離のようなものも感じていたんです。でも「One Chance」は人間にも影響を受けて、彼らが一つ限界を突破した曲であるというか。より人間界に馴染んで、アイドルとしての自覚を持ち始めた楽曲だと思うので、今までとは楽曲への向き合い方や人間への寄り添い方が変わっているんじゃないかと思うんです。その印象深さを歌声としてどう反映させていこうかをすごく考えました。ガブの場合でいうと、今までは形としての「優しい歌声」だったものに、本心からの優しさが混ざってきたんじゃないかな、と。なので、これまでよりも優しさが伝わるように歌いました。一緒に盛り上がろうよ、というか、一方的で人間を置いてきぼりにしていない感じがあるんですよね。変化したFAB-ELが聴いてくれる人達との一体感を考えながら作った楽曲だと思うので、そういうところも感慨深いです。

田中章貴 「新しい世界へ」です。アイドルとしてのデビュー曲は「ナンバーワン」ですが、チームとしてのテーマソングという位置づけの曲ですし、ほかの曲とも違うサウンド感で、天国に向けたようなベルの音なども入っていて讃美歌的でもあって、最初に聴いたときに「こんなおしゃれな楽曲を歌うのか」という驚きもありました。そんなおしゃれな楽曲をこの5人で歌うならどうしようか、とみんなで話し合いをしましたね。

藤澤 奨 「Sugar&Honey」はファウタとペギーが中心になるストーリーのテーマソングでもありますし、ファウタの雰囲気を意識して作られた曲でもあったので「今日も愛してあげる」というセリフから始まるんです。そのセリフを収録では何パターンも試したのですが、赤面しながらの収録でした(笑)。微妙な違いにこだわりながら作った曲でしたし、それまでのFAB-ELになかった、おしゃれでノれる曲でもあって楽しみながら録らせていただきました。


FAB-EL『天国から堕ちた天使』
ON SALE
¥3,850(税込)
品番:POCE-12178/9
仕様:CD2枚組
【CD1】
1. 新しい世界へ
2. 僕色
3. Sugar&Honey
4. One Chance

【CD2】
HeavenlyHelly Voice Drama 第1章 「堕ちた先で見つけた夢」 堕天使編(約70分)

――そして12月7日には様々な課題を乗り越えて、いよいよデビューを掴んだFAB-ELのデビューシングル「ナンバーワン」がリリースとなります。最初に聴いたときの印象と実際に歌われた感想を教えてください。

三野 僕が歌う最初のパートの“この目に映る全てが 僕らを燃やすから”という歌詞に惹かれました。ここで火がつくし、頑張ろうと思える。決意表明的な想いを歌いあげて、そこからギターが鳴って勢いを加速させていくんです。歌詞と曲がちゃんとリンクしているので気持ちが乗りますし、気分がアガりました。疾走感があって、好きな曲です。

草野 毎回楽曲が出るごとに進化をしているのですが、今までで一番疾走感があって、ライブで歌ったら絶対に盛り上がる曲だな、というのが第一印象でした。歌っていくなかで、少し落ち着くところがあってのファウタの“偶然 必然 運命 宿命 ほら見ていて”でグッとあがってサビに入る高低差を大事にしたいと思いながら歌いました。デビュー曲にはなりますがボイスドラマ第四章と付随しているということで、自分の歌っているパートではジュリーの感情も散りばめておきたくて、2番の「悲しすぎて 信じられなくて」のところでは、内澤さんからも「そこはもっと感情的に歌うのはどう?」とご提案いただきましたし、自分の中でも変わった印象になった思い出深い曲です。

竹田 この爽やかでロックなナンバーをFAB-ELが歌うのかという驚きがまずありました。彼らが人間界でアイドルデビューをするきっかけになる曲なので、堂々と胸を張ってデビューさせようという気持ちで歌いました。
歌詞に“君がそうさ ナンバーワン ナンバーワンで オンリーワン”という歌詞がありますが、相手を否定せずに受け入れた上でこれから頑張っていこうと励ますところが天使っぽいですよね。人間に対しての善意が無意識の内に現れているんじゃないかな、と。アイドルらしさに満ちた楽曲ですが、どこか天使っぽさと彼らの意思を感じて好きな曲です。

田中 FAB-ELのほかの曲は「そばにいて、隣にいるよ」と聴いてくれる人の横に並ぶように歌うことが多いと思うんですが、この「ナンバーワン」は「俺が引っ張ってやるぜ」とか「ついてこい!」という、珍しく力強い曲だなというのが最初の印象でした。夢をもっている人に聴いてもらいたいパワフルな曲です。

藤澤 聴いてくれている人にエールを送る感じが伝わってきたので、レコーディングのときにも「偶然 必然 運命 宿命」のところでも一つひとつの言葉が持つニュアンスやあがっていく気持ち、細かいメッセージまでこだわって録らせてもらいました。そこが伝わってほしいですし、ライブをやるときには一緒に盛り上がれたら気持ちがいい、まさにデビュー曲という感じがします。

田中 ライブは盛り上がりそうだよね。

竹田 「ナンバーワン」ってみんなでやりたいよね。

――カップリングの「Brand new days」はいかがですか?

草野 肩を組んでいるような雰囲気がありますよね。

三野 この曲は、休日の昼下がりに何かやりながら聴くのにすごくいいですよね。それだけでいい休日になりそうな雰囲気もある。みんなのわちゃわちゃ感も嫌な感じがなくて、自由だけどちゃんと一体感もあってすごく好きです。ガヤではキャラクターを重視して。「このキャラならどんなふうに楽しんでいるかな? ルーシュだったらどう盛り上げるかなぁ?」と考え抜いて出した表現でもあるので、そこも楽しんでもらいたいです。

草野 ガヤも含めて、今までで一番わちゃわちゃした曲になっています。ただ楽し気なだけではなく、落ち着くようなところもあって1stシーズンが終わって出すにはすごくいいタイミングでの一曲だなと思います。

三野 小気味もいいよね。あとはガヤにこだわったよね。

一同 こだわった、こだわった。

田中 「新しい世界へ」からのギャップも感じますよね。

竹田 そうそう。それにリズムが特徴的ですよね。軽快でポップな曲な分、そのポップさを出せるか、はたまた失わせてしまうかは僕達の歌い方一つなんだ、とすごくプレッシャーも感じた一曲です。練習の段階でも、どういうふうにリズムに乗れば曲にはまるだろうかと、いつもよりも考えました。リズムを崩さずにどう歌のバトンを繋げばいいのかもみんなでしっかりと話し合いながら練習をした思い出があります。あとは歌詞や歌い方が今までで一番かわいいので、癒してくれる一曲として聴いてくれると嬉しいです。

田中 いい意味で軽さがありますよね。「ナンバーワン」が引っ張っていくような強さやパワーのある曲で、カップリングでは小休止をして、力を抜いてお茶でも飲もうか、という雰囲気もあると思っています。気軽な気持ちで、日常にFAB-ELがいるんだよ、という想いで聴いてもらいたいです。

竹田 「日常にFAB-ELがいる」っていいね。

三野 うまいこと言ったなぁ(笑)

藤澤 この曲はみんなで繋いでいく歌なので、横並びで、みんなで顔を見合わせながらボイトレでも歌っていたんです。レコーディングではそれぞれが一人ずつ収録をしますが、練習での一体感を出しながら歌えました。みんなのリズムを意識しながら歌ったので、みんなで一緒にいることを皆さんにも曲から感じてもらいたいです。

――この「ナンバーワン」を聴きながら、今後のFAB-ELの活躍を楽しみにしています!


●リリース情報
HeavenlyHelly
FAB-EL『ナンバーワン』
12月7日発売

【通常盤】
品番:POCE-12193
価格:¥1,650(税込)
1. ナンバーワン
2. Brand new days
3. ナンバーワン(カラオケ)
4. Brand new days(カラオケ)

【ドラマ盤※アニメイト限定販売】
品番:PROP-5006・7
価格:¥3,850(税込)
仕様:CD2枚組
・CD1:通常盤と同内容
・CD2:Voice Drama第2章「愛欲の坩堝(るつぼ)」 約70分

●イベント情報

【FAB-ELとInferno Teller CD発売記念イベント開催決定!】
FAB-EL&Inferno Teller、初の楽曲パフォーマンス披露ありのオフラインイベントと、オンライン(トーク会&サイン会)イベント開催決定!

「HeavenlyHelly、FAB-EL&Inferno Tellerクリスマスオンラインサイン会」
2022年12月25日(日)
【FAB-ELサイン会】 12:30~14:00(予定)
【Inferno Tellerサイン会】 14:30~16:00(予定)
♪ご購入および詳細はこちらより♪
https://limista.jp/projects/3410

「HeavenlyHelly、FAB-EL&Inferno Teller CD発売記念イベント」
日程:2023年1月15日(日)
会場:池袋AKビル1F(東京都豊島区東池袋1丁目2-9池袋AKビル)

<イベント内容>
1部:16:00開場/16:30開演  FAB-ELトークと、ミニライブ(1曲/初披露)観覧。
特典会(ブロマイドお渡し会)
2部:18:30開場/19:00開演  InfernoTellerトーク&ミニライブ(1曲/初披露)観覧。
特典会(ブロマイドお渡し会)

イベント詳細
https://www.animate-onlineshop.jp/contents/fair_event/detail.php?id=108174

関連リンク

『HeavenlyHelly』オフィシャルサイト
https://heavenlyhelly.com

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