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INTERVIEW

2022.09.07

【インタビュー】高みへと昇り続ける、“最強の4人”による必聴盤! Peaky P-key 1st Album『Master Peace』リリースインタビュー

【インタビュー】高みへと昇り続ける、“最強の4人”による必聴盤! Peaky P-key 1st Album『Master Peace』リリースインタビュー

キャラクターの成長をビシバシ感じさせる、新境地へと踏み出した新曲「Deja Boon」

倉知 実際、「この曲の中で、このシーンはこの人にスポット当たってほしい!」っていうところって、みんな共通している気がしますよね。例えば「ここは(笹子・ジェニファー・)由香にスポットが当たってほしいから、ちょっと下がろう」みたいなことを各々が言わずとも、そういう意識がきっとあるんだろうな、というのをいつも感じるパフォーマンスになっていますし。

愛美 アドリブ力自体もすごく高いんですよ。私はダンスがキビキビ踊れないから、ダンスを踊ってるみんなを本当に尊敬しています。

倉知 えっ!?

愛美 私、細かい振付、踊れないんだよね。

小泉 いや、踊ってるよ?

高木 踊ってる踊ってる(笑)。

愛美 踊ってるように見えてるなら、幸いです(笑)。

高木 私は、歌に徹しながらちゃんと魅せられるのがすごいなぁって思う。私は、困ったらぴょんぴょんしちゃうクセがあって。自分でも、余裕が無さそうだったりすごく子供っぽくなっちゃってるように見えるんですよ。

小泉 そっか。しかもしのぶだしね。

高木 うん。だから愛美さんが堂々としているのを見て「こういう感じでいれば、キマるのかな?」と思ったりするんです。

愛美 嬉しい……実際、「どうしたら響子らしく、王者感も余裕感もありながら歌っているように見えるか?」ってすごく考えてるんですよ。

高木 そういう感覚は、Peaky P-keyになってからついたかもしれないです。

小泉 なるほどね……。私が演じる由香はそういう響子やしのぶと違って、本当にライブを全力で楽しむ精神を持った子で。それは、私も一緒だなと思っているんです。だから私の場合は、あえて王者感を出すというよりは、「まずは、遊びに来てくださってる皆さんや配信を観てくださっている皆さんと、みんなで一緒に楽しもう!」というイメージを持ってパフォーマンスしているんですよ。そう考えると、Peaky P-keyってちゃんと4色の王者がいるんですよね。……自分で言うのもなんですけど。

高木 あはは(笑)。

小泉 それこそ誰も被らない、ユニットの中で「自分はこういう立ち位置」というものがちゃんとあって。それは各々が、そういうものを自然と意識できているからこそだと思うので……自分でも「私たち、かっこいいなぁ」という気持ちになっちゃいますね(笑)。

――そんな皆さんが満を持してリリースするアルバムが、この『Master Peace』です。

愛美 曲目を見て、「つよつよアルバムになったなぁ……」という印象がまず最初にありましたね。入っていない曲があるということに気づかなかったぐらいボリューミーだし、その入ってない曲も強いから……。そういえば、ほぼほぼ全曲ライブで披露してるんだよね。「D4DJ」ってライブ先行の楽曲が結構多いから、それもすごいなぁと思って。

高木 しかもライブ初出しでも、皆さんが乗ってくれる曲が多いのもすごいよね。そのキャッチーさは、Peaky P-key の楽曲を作ってくださっているElements Gardenさんならではなのかも。

――だからこその『Master Peace』というタイトルなのかもしれませんね。1stアルバムにしては、非常に強気な意味合いも含んでいそうですが……。

小泉 それ、よく思います。「え?4曲目なのにもう『最頂点』?」とか、その次は「む、『無敵』!?」みたいな。だから毎回「次、何になるの!?」ってなるんですよ。

愛美 あと「曲のタイトルの『★』と『☆』は、何か違うの?」とか。

倉知 「『”』と『’』には何かあるの?」とか(笑)、考察しがいがありますよね。

小泉 でも毎回想像を超えてくるし、歌っていてもパフォーマンスしていても楽しい曲ばかりなので……早くライブがしたいです(笑)。

――そして今回新曲として収録されている「Deja Boon」は、Peaky P-keyとしては新境地の曲のようにも感じました。

高木 イントロから、テンポ感がいつもと違うというか……。

小泉 ちょっと遅め?

高木 うん。大人な感じがする。

愛美 たしかに。でもすごく大好きで、個人的にも「やってみたいな」と思っていた曲調なんですよ。私が好きなブルーノ・マーズさんを連想させるような……きっとお客さんも一緒に楽しめるような独特の振付がサビとかについて、みんなで一緒に楽しめるんじゃないかなって。今からライブの風景が浮かぶので、すごく楽しみです。

高木 この曲、もらったときに「どう歌おう?」って思いませんでした?

愛美 思った。「どれくらい変えていいの?」っていう意味で。仮歌の方が歌ってくれてはいるけれど、キャラが歌ったらまた違うし、新しい顔も見せたい。そのなかで今回は、曲調に合わせたセクシーさや大人っぽさという部分もありつつ、キャラクターの個性をより意識したような気はしていて。響子だったら曲調に合わせたセクシーさだけではなくて、いたずらっぽさもちょっとあるだろうな……と思ったりもしたんです。だから響子としてこの曲で表現できることを詰め込めるように、歌はもちろん掛け声の部分でも「どれが響子っぽいかな?」と考えながら色んなニュアンスを試していって。改めて、キャラクターについてすごく考えた曲になったかもしれません。

高木 うん。自分のソロはBメロで落ちるところにあるから、少ししっとり余裕のある感じで歌っていったんですけど、掛け声みたいなところはしのぶの中でもちょっと弾けてみたり、逆にすごくローだったり……色んなパターンを録らせてもらった中から良いところをたくさん使ってくださったように感じてます。ニュアンスがいっぱいできるのって、楽しいですよね。

愛美 楽しい。明確な正解がないというか……自由度が高い?

小泉 そう。高い。

高木 結構なんでもアリだったので、色んな引き出しを開けられたのかもしれません。

――あと、聴いていて「(清水)絵空、めっちゃ遊んでるなぁ」って思いました。

倉知 遊ばせてもらいましたねぇ(笑)。

小泉 たしかに(笑)。私も大好き。

倉知 絵空ちゃんは性格としては大人っぽい子ですけど、高校生なので、かわいらしさ・ラブリーさと大人っぽさの塩梅みたいなものをスタッフさんと話し合って録っていきまして。そこがすごく難しかったんですけど、さっきおっしゃっていたように音遊びみたいなところの自由度が高い曲なので、いつも以上に言葉や音に対して「ここで遊んでみようかな?」と考えられまして。音も少し短めに区切って捉えていったりして、ギミックを色々入れられるように歌っていきました。

小泉 私、この曲に限らず3・4番目にレコーディングすることが多くて、みんなに合わせて歌うことが多いんです。そういうときは、カッコの部分では響子がちょっと下のほうを担当して絵空が結構上のほうを担当してくれるから、私は隙間というか、空いている真ん中を狙うんですよ。ただ、今回も3番目のレコーディングだったんですけど、この曲は結構幅広く取っていたり……(笑)。

倉知 しかも、どのテイクが使われてるのかもわからないし。

小泉 それに「サビの“Boon Boon”」や、「ラスサビの“Boon Boon”」「Dメロの“Boon Boon”」みたいに場所ごとにみんなニュアンスを変えているので、今回は隙間に入るのが難しかったです(笑)。でもその隙間を探し当てるのも、また楽しかったんですけどね。

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