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INTERVIEW

2022.08.15

【インタビュー】4人が生み出してきた音楽の、色とりどりの光がここに。 Photon Maiden 1st Album『4 phenomena』リリースインタビュー

【インタビュー】4人が生み出してきた音楽の、色とりどりの光がここに。 Photon Maiden 1st Album『4 phenomena』リリースインタビュー

DJをテーマにしたメディアミックスプロジェクト「D4DJ」。その中に登場する、高校生4人によるDJユニット・Photon Maidenの1st Album『4 phenomena』が、8月10日(水)にリリース。初ステージ“D4DJ 1st LIVE”から3年、昨年は待望の単独ライブも開催するなどさらなる飛躍が期待されるなかリリースされた本作やこれまでの歩みについて、メンバーの紡木吏佐(出雲咲姫役)、岩田陽葵(花巻乙和役)の2人にじっくりと語ってもらった。

意識の高さと信頼が生み出す、質の高いパフォーマンス

――アルバムリリースを前に、先月で“D4DJ 1st LIVE”から3年を迎えました。

紡木吏佐 もう3年も経つんだ!?

岩田陽葵 ね、それにびっくり。

紡木 色々あったけど……3年なんだねぇ。

岩田 ただ、「D4DJ」が始まって割とすぐコロナ禍になってしまったものの、オンラインや無観客のものも含めてライブやイベントは結構やらせていただけていると思っていて。それに、楽曲もオリジナルはもちろんカバーも含めてたくさん出させてもらっている感じがして……すごく濃密というか、密度の高い3年だったような気がしています。

紡木 高い高い。間違いないよね。でも、それってすごくありがたいですよね。コロナ禍になったばかりのときは、自粛でライブとかもなかなか思うようにはできませんでしたけど、それでも配信という形で工夫してくださってライブができたりもしたから。でも、まだお客さんの声を、Photon Maidenとしてなかなか聴けてないんだよねぇ。

岩田 そうなんだよね。

紡木 だからどの曲にどういうコールが入るのか?というのもまだあまり味わえてないので、早くそういうものも生で聴きたいですね。

紡木吏佐

紡木吏佐

――ライブといえば、今年の5月にも作品全体の大型ライブ“D4DJ D4 FES. LIVE -ALL IN-”が開催されたりと、ほかのユニットとご一緒される機会も多いと思います。そういったなかで、他ユニットのパフォーマンスなどから刺激を受けるポイントもあるのでしょうか?

岩田 そうですね。「D4DJ」って同じ作品なのにユニットごとに音楽プロデューサーさんが違うからカラーがバラバラなうえ、リハも基本別々で。ライブ当日くらいしかほかのユニットたちには会わないので、そこでパフォーマンスを観たり「こんな曲……出してるんだぁ」みたいなことを知ったりできるのが、すごく楽しいです。

紡木 ふふふ(笑)。わかる。

岩田 私たちもきっとこの3年でパワーアップしていると思いたい!どのユニットもみんなパワーアップしてるから、毎回会うたびに「うわっ、すごっ!」ってなるよね。

紡木 たしかに……特にLyrical Lilyちゃんなんかは「初めてステージに立ちます」っていう子もいましたし、畑が違ってステージで歌って踊ったりする機会がなかなかなかった方もいたけれど、もう年々すごくなってるから……焦っております、私も。

――焦りが。

紡木 まずPhoton Maidenって、ダンスがめちゃめちゃすごいじゃないですか?フロント3人がバッキバキに踊ってくれているだけで、もうプレッシャーなんですよ。

岩田 あはは(笑)。

紡木 それで生まれる「ヤバいヤバい、私にできるDJとはなんぞや……」っていう気持ちプラス、ほかのユニットさんたちのパワーアップもすごいので、もう追い込まれてます。

岩田 いやいや、オンリーワンだよあなた(笑)。

紡木 ありがとう……!そういう意味ではすごく刺激を受けてますし、「一緒に頑張りたい」という気持ちには、自然となりますね。でもDJ台からメンバーが踊っているのを見ていると、自分のユニットながら「Photon Maiden、かっこいいな」とも感じて。お客さんみたいな気持ちになってます(笑)。だからこそ3人の足を引っ張らないようなDJプレイもDJの先生と一緒に練り練りしつつ、サビでは足を引っ張らないダンスを頑張りたいと思っています。

岩田 逆に、私たちにはDJプレイをしながらダンスするなんてできないから。ほかのユニットの方も含めて、やっぱりDJ担当のみんなって本当にすごいなと思いますね。

岩田陽葵

岩田陽葵

――互いが互いのスキルを、自然にリスペクトし合っているんですね。

紡木 めちゃめちゃリスペクトしてます。Photonのメンバーって、各々の仕事もあってなかなかレッスンに全員が集まれないんですよ。でもライブのゲネで全員揃ったときには、みんな完璧にダンスを仕上げてくるので、毎回不安がほとんどなくて。「この4人なら大丈夫」という安心感がすごいんです。

岩田 ゲネプロとかで初めて4人が集まることが多いから、みんななんか……戦場に行くみたいな気持ち?(笑)。良い緊張感と「頑張るぞ!」みたいな気持ちの両方があって。

紡木 あははは(笑)。わかる。もうドッキドキだよね。

岩田 でも「大丈夫かな?」っていう想いもありつつ、みんなの心が1つになってる感じもするよね。みんなすごく集中もしてるし。

紡木 うん。「楽しむ」じゃなくて、完全に戦いに行ってる感じ(笑)。

――今日いらっしゃらないお二人も含め、皆さん最初からすごく集中されているというか。

岩田 そうですね。あみた(前島亜美/新島衣舞紀役)と日向(佐藤日向/福島ノア役)は常に頼もしくて……私たちが年上組なのに、年下の2人がすごくしっかりしてるんです(笑)。

紡木 あみたはリハにもほとんど参加できてないのに「ここをもっとこうしたら、こう良くならない?」みたいに率先して色々提案してくれるし、たろ(=佐藤)はビシバシツッコミねーちゃんで。彼女に付いていったら、間違いない感じがする。

岩田 うん、付いていかせていただいています(笑)。2人とも意見を出してくれるし、魅せ方も上手なんですよ。

紡木 でも、はるちゃんも頼もしいよ?

岩田 あ、ありがと……(照)。まぁ最年長だからね(笑)。

――ステージ上でパフォーマンスをするなかでも、そんな頼もしさを感じることはありますか?

岩田 はい。ダンスをしていると年々揃うところはどんどん揃ってきつつ、そのなかでもそれぞれの個性があって。キャラの個性と個々人の個性が上手く融合されたものが、パフォーマンスにすごく表れてきている気がします。

紡木 ……で、それをDJ台から「みんなすごいなぁ」って、いっつも見てるんです(笑)。特に振付がフリーになるとき、より個性が出るんですよね。しかもあの2人は、特に色っぽいといいますか。すごくきれいで美しいなと思うんですよ。きっとそう見えるように2人も色々研究して準備してるんでしょうし、やっぱりみんなちゃんと色がありますよね。はるちゃんはかわいくて元気担当。はるちゃんを観てるとみんな「はぁ……」ってときめいちゃう。

岩田 あはは(笑)。

紡木 で、あみたはかっこいいド真ん中だし、たろ(=佐藤)はセクシー。そういう色がそれぞれにあるから、観ていて楽しいんですよ。

岩田 私、もし自分がPhotonファンだったら、4人の定点カメラ欲しいかも。なんか、目が足りないっていうか……。

紡木 そうだよね。「ここのこの子の、この動きと表情が良いんだけど、今カメラ別のところ向いちゃってる…!」とかあるから。

岩田 でもダンスのフォーメーションも素敵だから、引きの定点映像も欲しいなぁ……。

紡木 カメラだらけじゃん(笑)。でもたしかに、フォーメーションも観てほしいよね。3人のフォーメーション、すごく綺麗だから。

――そういえば今回、A・B ver.の同時購入特典が、1st LIVEの夜公演の全景映像になっていたような……?

岩田 そうだ!ありました、定点映像!ぜひこれも、たくさんの方に観てほしいです!

紡木 多分フォーメーション自体のほかに、ステージ上で移動している間の3人のやり取りとかも、逃さず観られると思うので。

次ページ:英語詞がメインの新曲「G.A.M.E.」、歌ううえでのポイントとは?

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