リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

INTERVIEW

2022.07.01

【インタビュー】村上奈津実と田中ちえ美によるユニット・NACHERRY 2ndミニアルバム『Now Loading!!』が完成!2人にアルバムに込めた思いを聞く

アメリカンロックをベースにしたカラフル&ポップな世界観でみんなにワクワクを届ける、声優の村上奈津実と田中ちえ美によるユニット、NACHERRY(ナチェリ)。2021年の結成から快進撃を続ける彼女たちの2ndミニアルバム『Now Loading!!』は、ラップ曲から初の作詞に取り組んだ各自のソロナンバーまで、「冒険」をテーマに様々な挑戦が盛り込まれた一枚に。NACHERRYの輪を広げるべく、手を取り合ってさらなる高みを目指す2人に話を聞いた。

テーマは「冒険」!2人のアイデアも反映された2ndミニアルバム

――今年1月に1stミニアルバム『CANDY SUNDAY』をリリース、3月には初の有観客ライブイベントを開催されましたが、ファンの反応やリアクションはいかがでしたか?

田中ちえ美 やっぱりライブイベントができたことはすごく大きかったです。これまではファンの方と直接会う機会がなかったので、もちろんツイッターやファンレターを通じていっぱい感想をいただいていたんですけど、実際にイベントで皆さんの反応を見たことで「こんなにたくさんの方が応援してくれているんだ」という実感がさらに湧いて。これからもどんどんNACHERRYの輪を広げていきたいと、改めて強く感じました。

村上奈津実 そのライブイベントでも披露した「HAPPY NACHERRY BIRTHDAY」(『CANDY SUNDAY』収録)というバースデーソングがあるんですけど、誕生日を迎えた方から「この曲を聴いて誕生日をより楽しむことができた」というお便りが届いたり、「この曲を誕生日に聴くのが今から楽しみ」と言ってくださる方もいて。皆さんの日常にもNACHERRYがいることを感じられて、すごく嬉しかったです。

――そして早くも届けられた2ndミニアルバム『Now Loading!!』。前作『CANDY SUNDAY』と比べて、どんな作品になったと感じますか。

村上 前作はNACHERRYの自己紹介というか、「アメリカンロックの方向性でやっていきます!」っていうのを見せる作品だったんですけど、今作はそこからさらにパワーアップして、「冒険」をテーマに前作よりもさらに突き抜けたこと、ラップに挑戦したり、各々が作詞に挑戦したり、色々な冒険を詰め込んだ作品になりました。

田中 前作のときは初めてのミニアルバムということもあり、スタッフの方たちが作り上げたものを私たちが歌っていく形だったのですが、今回は私たちもたくさんアイデアを出させていただきました!なっちゃん(村上)がイベントで「ラップをやりたい!」と言ったことが「ナチェリのWa!!」に繋がったり、私の「かっこいい曲が好きです」という話から「Brave?」が生まれたので、そういった意味でも「冒険」というテーマにピッタリの作品になったと思います。

――なかでも175RのSHOGOさんが作曲したリードトラック「Catch me⇄Catch you」は、これから冒険に向かうときのワクワク感を感じさせる、チップチューン風のパンキッシュなナンバーに仕上がっています。

村上 今回は「冒険」と同時に「ゲーム」というテーマもあって、これはそのリード曲ということで、イントロがゲームの始まる音っぽくなっていたり、歌詞にも“AとB同時に押してエントリー”や“…冒険続けますか?”といったフレーズが入っていて、ゲーム要素満載の曲にしていただきました。私たちもゲームが大好きで、NACHERRYのYouTubeチャンネルでゲーム実況をさせていただいたこともあるので、歌っていて楽しいしテンションが上がる曲です。

田中 曲の構成も少し変わっていて、「あれ、2番はないの?」みたいになるところが、冒険感があって面白いですし、全体的にキャッチーなのかと思いきや、Dメロでちょっとエモさも醸し出すという。歌詞の中にも、「頑張りたい!」と思えるような前向きな言葉がたくさん出てくるので、聴いてくれる方も元気になれるんじゃないかなと思います。この間のライブイベントで1コーラスだけ初披露したときも、お客さんがノリノリになってくれて。

村上 ね。「あれ?みんなこの曲、知ってたの?」みたいな感じで(笑)。なのでライブでフルで歌ったら絶対に盛り上がる自信があります。

――今、田中さんからDメロの話題が出ましたが、村上さんもこの曲のDメロが大好きらしいですね。

村上 大好きです!この部分の歌詞を、自分の人生に置き換えて考えてしまうんですよね。“間違えて最初からやり直し でも見て 強くなってるよ”って、ゲームで例えるなら「ゲームオーバーになったとしてもレベルは上がっている」ということですけど、それは人生も同じで、もしくじけるようなことがあったとしても、ちゃんと前に進んでるよっていうことだと思っていて。自分の経験とも重ね合わせられる歌詞なので、すごく好きです。

――なおかつ「Catch me⇄Catch you」という曲名を含め、“君”と“僕”で一緒に冒険に出る内容になっているので、お二人の関係性はもちろん、NACHERRYとファンにも置き換えて聴くことができますよね。

田中 そうですね。歌詞でも“一緒に行こう おいで”と言っているので、みんなと一緒にこのゲームの世界を楽しんでいこうよ、NACHERRYの輪を広げていこうよ、というメッセージが伝わると思います。

村上 “絶対君にも見せたいから まわり廻って会いたいから”のところも、まだ見ぬ人たちにもNACHERRYを知ってもらいたい気持ちが重ねられて。

田中 たしかに!この曲を通して、更にたくさんの方に知ってもらえたら嬉しいですね。

――レコーディングでこだわったポイントは?

村上 サビ終わりの箇所でビブラートを効かせて歌っているんですけど、そこは私たちのサウンドプロデューサーでこの曲の編曲もしてくださったROCK’A’TRENCHの山森(大輔)さんに指導してもらいながら頑張りました。お腹を押してみたり、飛び跳ねてみたり、色々なことを試してみて。元々ビブラートは苦手だったんですけど、おかげで少し成長できました。

田中 私は“Catch me”と“Catch you”のところを語尾にビックリマークをつける感じで歌いました。ここは曲名に入っている言葉でもあるので、「皆さん、覚えて帰ってね!」くらいの気合いを入れて、聴いてくれた人がこの曲に惹き込まれる感じになればいいなあと思って。

村上 最後の“Catch me! Catch you!”っていう掛け声の田中、すごくかわいい。

田中 ありがとう!この曲はそれぞれのソロバージョンもあるので、2人の歌い方や解釈の違いを聴き比べるのも面白いと思います。

村上 でも、やっぱり2人で歌ったバージョンが好きだけどね。

田中 お互いのいいとこ取りをしてくれていて、補い合えている感じがするもんね。

次ページ:凛々しさ満点のロックナンバーから初挑戦のラップ曲まで!

SHARE

RANKING
ランキング

もっと見る

PAGE TOP