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INTERVIEW

2022.04.16

【インタビュー】かっこつけずに感情全開、だからこそ生まれたスタイリッシュさ。 DIALOGUE+「僕らが愚かだなんて誰が言った」リリースインタビュー

【インタビュー】かっこつけずに感情全開、だからこそ生まれたスタイリッシュさ。 DIALOGUE+「僕らが愚かだなんて誰が言った」リリースインタビュー

声優アーティストユニット・DIALOGUE+が、4月13日(水)に5thシングル「僕らが愚かだなんて誰が言った」(以下、「ぼくおろ」)をリリース。ユニット自体の音楽プロデューサーも務める田淵智也が作詞・作曲を手がけ、編曲をkz(livetune)が担当した、力強くもスタイリッシュなダンスチューンだ。フルアルバムのリリースや1stツアーなど非常に濃密だったこの1年間を経て、彼女たちは今回のニューシングルにどう挑んだのか。

大充実の1年があったからこそ、「ぼくおろ」で向き合えた新たな挑戦

――シングルとしては約1年ぶりのリリースとなりますが、ユニットとしてのこの1年間も非常に濃い期間だったように思います。

飯塚麻結 とにかくたくさんライブをすることで、色んなお客さんと会って成長できた1年だったのではないかな?と思っていて。新たなこととしては、“フラフラ”という定期公演をやったことが特に印象的です。

内山悠里菜 あー!やったね!

飯塚 あのときは本番以外に“公開ゲネ”というものもしたんですよ。初めてのことだったので特に最初の月は不安なままでかなり手探りでしたし、その経験を踏まえて対策も考えて臨んだ2回目も、思ったようにはならなくて悔しさを感じる部分もあったんです。

――どんなところに悔しさがあったんですか?

飯塚 ライブの流れみたいなものが自分たちの想像とちょっと違ったものになっていって、対応しきれない部分があったんです。でも3回目は、そこもクリアできたように感じられて。結構私たち、いけてきた……んじゃないかな?(笑)、って思いました。

稗田寧々 “フラフラ”以外にもワンマンでいえば初めてのツアーという大きな挑戦もありましたし、ほかにも“Animelo Summer Live”(以下、“アニサマ”)や“ANIMAX MUSIX”みたいな色んなアーティストさんの出るフェスやライブイベントも含めて、とにかく場数を踏んだ1年だったと思っています。あと、特に「おもいでしりとり」の影響が大きかったのか、去年の後半頃からほかの現場のスタッフさんや周りの方に「DIALOGUE+聴いてるよ」と声をかけていただくことがすごく増えたんです。それだけDIALOGUE+が、色んな人に知られてきたのかな……ということも、すごく感じた1年でした。

村上まなつ それこそ私、友達から「渋谷歩いてたら、急にまなつの声が聴こえてきた」って言われて(笑)。ちょうど「おもいでしりとり」が街中で流れていたときだったらしいんですけど。そういうふうに、自分が知ってる子たちが偶然曲を聴いてくれたり、それを伝えてくれることが増えたのもすごく嬉しかったです。

――そういった機会やフェス出演などを通じて、様々な方に触れてもらうことが非常に多い1年だったと。

稗田 はい。なので今後は、バンドさんが出るようなフェスやロックフェスにも出たいんですよ!たしか去年も言っていた気がするんですけど……(笑)。私たちの楽曲って、アイドルや声優さんの楽曲以外のジャンルが好きな方にも、幅広く刺さるものが多いと思っているんです。なので、そういった別の角度からも知ってもらって、好きになっていただける人を増やせるようにそういうフェスにも出たいです。

守屋亨香 ずっと言っていこう。毎年言っていこうね。

稗田 うん。叶うまで言い続ける(笑)。

緒方佑奈 私たちの勉強にもなるよね。

――ちなみにそのほかにも、1年前のインタビューでは色々抱負をお話しいただきまして。例えば稗田さんのおっしゃった「“アニサマ”出場」など、叶えられたものもたくさんありました。

緒方 あれ?ツアーも言っていましたっけ?

――はい。ツアーは緒方さんが。

緒方 あー!やっぱりそうだ。

――ほかには、村上さんも「アコースティックのライブをやりたい」とおっしゃっていたり。

村上 え!ピンポイント。

宮原颯希 すごい!叶っちゃった!

村上 たしかあのときは、ねーね(稗田)とまゆゆん(飯塚)がイベントでアコースティックで歌っていたのを見て、羨ましかったんだっけ。

稗田 そうだそうだ。配信でね。

――そんな濃い1年間を経てのニューシングルが、「僕らが愚かだなんて誰が言った」です。今回は思いきりかっこ良さに振り切った曲のように感じたのですが。

宮原 そうですね。私もまず「すごくかっこいい曲だなぁ!」というのは感じたところで。これまでリリースした曲だと「Domestic Force!!」に一番近いのかな?でもそれよりも縦ノリといいますか、低音がドンドンってくるようなバキバキのダンスチューンなので、「この曲に負けないようなパフォーマンスをする段階にきたのかー!」とも思いました。

――楽曲を通じて、また1つ成長を感じたというか。

宮原 感じましたし、「次のハードルが見えたな」とも思いましたね。

守屋 私も、最初に曲を聴いたときには「私たちにはちょっと早いかも」と思うくらい、かなり技量の必要な曲だという感覚がありました。

鷹村彩花 あと、この曲はほとんどイントロなく歌から始まるんですけど、実は私たちってそういう曲を今までに案外歌ったことがなくて。そこも最初に仮歌を聴いたときから意外で、とても印象深かったです。

――そこは聴く側としても、1つ新しさを感じた部分でした。

鷹村 それに、「元気!」「がむしゃら!」という普段のDIALOGUE+よりもちょっと達観したような余裕を持った感じの曲でもあるので、そこにも新鮮さを感じました。

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