INTERVIEW
2022.03.31
――そんな「キャンドル」を歌うときにはどんなことを意識されていますか?
山下 心情的な部分はもちろん大事なのですが、この曲、実はすごく難しい歌なんです(笑)。シンプルに、跳ねるテンポにどう乗せるかがすごく難しい。そこに歌詞を乗せることにも苦戦しましたし、曲のレンジも広いんです。低いところから高いところの、音の跳躍でのニュアンスの付け方や、裏声でいくか地声でいくかもレコーディング当日に話し合いをさせてもらいましたし、「どっちの方が聴いていてエモーショナルでしたか?」と聞いたりもしました。客観的な反応をいただかないとわからないところもあるので、そういった部分を話し合いながらレコーディングを進めていって。少しでも気になるところは何度でも録り直しをしました。終わったときにはへとへとでしたね(笑)。
――レコーディングにくじらさんの立ち合いはありました?
山下 歌のレコーディングの前に楽器のレコーディングがあって、そこでご挨拶ができました。元々僕のことを知ってくださっていたらしくて、作品を見てくださってもいたそうなんです。それで声の雰囲気とか把握して作ってくださったんだな、と感じました。声を張ったときの抜ける感覚などから、歌っていると一番映えるところのキーを考えて作ってくださっているなということを感じるんです。これは僕の声を知ってくれている人が作ってくださっているな、と感じながら歌える、そんな感覚がくじらさんとの作業ではありました。
――改めて出来上がったものを聴かれると、どんな「山下大輝」を感じますか?
山下 その日、1日1日を踏みしめながら、次の一歩をどこに踏み出そうかと葛藤している1人の人間の姿を感じられるのかなと。もちろん自分自身を重ねて歌っていますから。ただどう一歩を踏みだせばいいのか葛藤している不安定さも滲んでいるように思いますし、それが楽曲の味にもなっているように感じます。でもそういったところも自由に聴いてもらうことをなによりも大事にしたいのですね。
――リスナーの景色や物語になっていく楽曲だと思いますが、ご自身の中で「僕の物語」としてガツンと響いた部分はありますか?
山下 初っ端からですね。サビから始まりますが、そのサビがデモの段階から印象的だったんです。一周聴き終わったときにそのサビの印象が強烈で。そこを聞いただけでも覚えられて、鼻歌交じりに歌えるくらいでしたから、そこは歌詞も相まって皆さんの耳にも残るのではないかと客観的に感じたんですよね。だからこのサビの部分は、聴いている方にも強い印象を持ってもらえるかなと思います。早く皆さんに聴いてもらいたいですし、ぜひ感想をSNSなどに綴ってもらいたいです。
――エゴサしますよね。
山下 しちゃいます!「キャンドル」からの皆さんの想いに早く触れたいです。
――今回は配信シングルなので、フットワーク軽く届けられる感覚もありますね。
山下 デジタルシングルは気軽に聴けるという点が便利ですよね。人にもお薦めしやすいですし。あとはMVが出るので、そちらも見ていただきたいです。大鳥さんが手がけてくださったこのMVは本当に素敵なので、URLをそこら中に貼りまくってほしい(笑)。人にお薦めするにもまずはMVを観てからって主流ですからね。「とりあえず山下大輝の音楽を知るのにこの曲を聴いてくれ」と知らせることが出来ますよね。どんなアーティストか、と言われたときに「この人」と伝えられるMVがあるって重要ですから。
――そうなると、デビューのEPがありつつも、この「キャンドル」も山下さんにとっての名刺ということですか?
山下 そうだと思います。MVもフルサイズを公開するので、全貌が明らかになっていますし、フルで楽しんでもらえるからこそ入口になる機会も多くなるかなとも思っています。今回のMVはアニメーションですし、声優という職業との親和性も高いと思うので。MVの雰囲気やキャラクター像も僕自身から伝えてこだわったところでもあるので、ぜひ見てほしいです。
――そんな配信シングル「キャンドル」も楽しみですが、まもなくアーティストデビューから1年となります。今後はどんなビジョンを持って進んでいこうとお考えでしょうか。
山下 曲を増やしていきたいです。まだ「キャンドル」を含めて6曲なので、ライブをやるにはミニライブやアコースティックライブとトーク、というような雰囲気になりますから。セットリストで選べるくらいの曲数は欲しくて。それと並行して、声優の仕事もしていくので、良いバランスを見つつ、どちらにも活かせるような生き方をしていきたいです。音楽活動で培ったものを声優で活かし、声優で得たものを音楽活動に活かすみたいな両立が出来ると、新しい発見もより生まれていくと思うので、スタッフさんと話をしながら肥やしにしていきたいですし、その姿を見て、聴いていただいて、なにかを頑張っていたりチャレンジをしている皆さんに曲や役を通じてエールを届けられたらいいなと思っています。30代、まだまだ成長していけるところをお見せしたいですね。同じ年代の方はもちろん、下の世代、上の世代含めて、幅広い方たちに刺さるようなチャレンジをしていきたいと思います。
――では最後に読者へメッセージをお願いします。
山下 まだまだ1年ということで、音楽活動はここからだと思うんです。今回は「キャンドル」という曲で前向きな、ポジティブな想いを皆さんに届けたいと制作をしました。新しい変化としてくじらさんに楽曲をお願いして、大鳥さんにアニメーションのMVを作ってもらって、前回とは全然違うフレーバーのものに仕上がったと思います。そういう変化もありつつ、また今度も自分自身が見つけられていない自分との出会いを、楽曲を通じて重ねていきたいな、と。。キャラクターとも違う、楽曲との出会いがなければ生まれなかった表情も出てくると思いますし、僕自身もそういった顔を見つけてみんなに届けていきたいです。そんな未来を楽しみにしながら、「キャンドル」を聴いていただきたいです。どうぞよろしくお願いします。
INTERVIEW & TEXT BY えびさわなち
●応募期間
2022年3月31日(木)~2022年4月7日(木)23:59
●応募方法
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リリースした #山下大輝 さんの
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●リリース情報
デジタルシングル
「キャンドル」

3月30日(水)配信開始
作詞・作曲・編曲:くじら
ジャケットイラスト:大鳥
各音楽配信サービスにて配信中
https://A-Sketch-Inc.lnk.to/Daiki_Yamashita_Candle
山下大輝オフィシャルサイト
https://yamashitadaiki.com/
MEMBER’S CLUB「DAIKING」
https://daiking.yamashitadaiki.com
山下大輝 MUSIC STAFF Twitter
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