【インタビュー】村上奈津実と田中ちえ美によるユニット・NACHERRYがアジカンやTHE BAWDIESらのミュージシャンとアメリカンロックにアプローチ! デビューミニアルバム『CANDY SUNDAY』発売記念インタビュー

村上奈津実と田中ちえ美――「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」のメンバーとして活躍する2人によるユニット・NACHERRYがデビューミニアルバム『CANDY SUNDAY』を1月19日にリリースした。このアルバムには先行配信シングル「フォーチュンテラー」を含む5曲を収録。いずれも、気鋭の声優2人と2000年代以降のJロックシーンで活躍するアーティストによってユニットのコンセプトであるアメリカンロックを体現した“かっこかわいい”曲ばかりとなっている。今回はこのアルバムを完成させた2人に、ユニットの現在地や本作の収録曲の魅力について語ってもらった。

「自分自身」として歌うためのアプローチとは?

――前回のインタビューによると、お二人は飲み友達でもあるとのこと。今回のインタビューは1月10日に行われていますが、本日が初顔合わせですか?それとももうすでにご一緒に飲まれました?

田中ちえ美 会ってます!仕事でもプライベートでも。

村上奈津実 もう飲んだよね。

田中 うん。2人で「桃太郎電鉄」や「マリオカート」などのゲームをしながら飲みました。

――さすが、ユニット結成前からの仲良しコンビですね。ユニットを始めてから2人の関係に変化はありますか?

村上 あまり変わってないかな?

田中 うん、関係性は全然変わっていません。なっちゃんとは元々ほかの作品もあって週に3、4回会っていて、さらに会う回数が増えたので私の周りの中では一番会っている子です。だから友達ではありながらも、もう1つランクアップして、家族みたいになっているかもしれません。

村上 たしかに家族的な存在ですね。むしろ家族よりも会ってるし(笑)

――ユニット結成後の変化という点で言うと、NACHERRYの音楽面でのコンセプトであるアメリカンロックについて感じることは変わりましたか?

村上 私はどんどん好きになっています。普段から幅広く音楽を聴こうと心がけていますが、最近は特にバンドサウンドが好きなんだなと、改めて感じています。

田中 私も同じです。元々邦楽ロックは好きでしたけど、NACHERRYとして活動することになってから洋楽もよく聴くようになりました。英語は全然できないので歌詞もどんなことを言っているかわからないんですけど、メロディやサウンドがすごくかっこいいので。

村上 私も英語は得意か不得意の二択だったら完全に不得意(笑)。レコーディングも、NACHERRYはカタカナ英語ではなくてちゃんとした発音を求められるので、大体英語がペラペラなディレクターさんから英会話を習うときのように教えてもらっています。

田中 収録ブースに入ってきてくれて、横から口を見てもらい、口の形から正してもらって、みたいにね。

村上 そんな感じなので、勉強も兼ねて、発音を良くするために英会話教室に行こうかなと思っています。

田中 おー、私も習おうかな。

――もしかしたら年末くらいにはものすごく発音が上手くなっている可能性も……。

村上 いや、あまり期待しないでください(笑)。

田中 歌の中の英語だけなら得意になってるかもしれないですけど、日常会話までは難しいかもしれません(笑)。

――今回のデビューミニアルバムには作曲家としてASIAN KUNG-FU GENERATIONの山田貴洋さん、THE BAWDIESのTAXMANさん、ROCK’A’TRENCHの山森大輔さんというロック系のミュージシャンが参加されています。彼らの音楽をこれまで聞かれたことありますか?

村上 アジカンさんは『鋼の錬金術師』の「リライト」が好きなのもあって前から知っていました。ただ、NACHERRYで最初に山田さんの名前が出たときは、ビッグネームすぎて私が知っている山田さんと繋がらなくて……でも後々気になって楽曲を調べたところ「やっぱりあの山田さんだ!」と興奮しました。

田中 私も、世代的にアジカンさんの楽曲、特に「リライト」は誰もが聴いたことがあるので知っていました。だから山田さんが作曲された「フォーチュンテラー」を周りのみんなに聞いてもらったときも「この辺とかまさにアジカンっぽいよね」と言ってくれました。ただ、失礼ながら元々はアジカンさん以外の2バンドは存じ上げていなくて、ほかの現場で「NACHERRYってどんな人が楽曲提供してるの?」と聞かれたときにお名前を挙げたら「すごい!ガチじゃん!」ってリアクションされたんです。だから本当にすごい方々が楽曲を提供してくれているんだなあと思っていますし、実際にどの曲も作ってくださった方の色が見えて楽しかったです。

村上 あとROCK’A’TRENCHさんは、「メイちゃんの執事」という2009年に放送されたドラマの主題歌でよく聴いていて、山森さんにレコーディングで何度もお会いしたあとに、その主題歌がROCK’A’TRENCHさんの楽曲だと気づいてびっくりしました。

田中 山森さんはサウンドプロデューサーでもあるので、レコーディングに毎回来てくださるんですよ。

村上 デモ音源の仮歌も山森さんで、それがとても優しい歌声で素敵でね。

――それではミニアルバムについてお聞かせください。レコーディングにあたって、これまでとは違った心境で臨まれたのでしょうか?

村上 「虹ヶ咲」の曲ではいつもキャラクターとして歌っているので、NACHERRYとして歌うときと気持ちが全然違います。先行配信シングルの「フォーチュンテラー」の収録では「村上奈津実としての歌声ってどれなんだろう?」という葛藤もありましたが、今回はレコーディングしながら自分の良いところを探っていく感じでした。

田中 私もなかなか自分自身として歌う機会がなかったので、今回はどうアプローチすればいいのかすごく悩みました。キャラソンだと歌い手の設定やバックストーリーがある歌詞なのでわかりやすいんですけど、例えば「フォーチュンテラー」なら「本当の自分はあまり強気なことは言えないしどちらかというとマイナス思考だけど、もしこの曲に登場する強い女の子だったらどんな感じかな……」というふうに連想しながら歌って。今後も色んな歌を歌うと思うので、毎回要研究ですね。

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