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2022.01.14

【ライブレポート】 HoneyWorksファミリーのアーティスト&キャストが集結した“ハニフェス2021”3日間を完全レポート!

【ライブレポート】 HoneyWorksファミリーのアーティスト&キャストが集結した“ハニフェス2021”3日間を完全レポート!

DAY2「ハニワソングス ~ゲストボーカルライブ~」

Hanon×Gero、CHiCO×Kotoha…豪華ボーカリスト陣が初めてのコラボナンバーに挑戦!

“ハニフェス2021”DAY2は、Gero、CHiCO(CHiCO with HoneyWorks)、ハコニワリリィら、ハニワにゆかりの深いボーカリストたちが、ハニワナンバーをたっぷりお届けするアーティストデイだ。前日はシークレットライブでCHiCO with HoneyWorksがハニフェスのオープニングを飾りオーディエンスを驚かせたが、この日はスペシャルなオープニングアクトがフェスを楽しませてくれた。HoneyWorksがサウンドプロデュースを務める10人組の新人アイドルグループ・可憐なアイボリーだ。白が基調の清楚な衣装に身を包んだ10人が歌い出したのは先輩アイドル・monaの「ファンサ」。少し緊張気味の様子もフレッシュだ。

「初めまして、私たち、可憐なアイボリーです!」と10人で声を重ねて挨拶した彼女たちは、今日が初めてのハニワイベント出演。「今日初めて可憐なアイボリーを観たよって方ばかりだと思いますので、ぜひ名前だけでも覚えて帰っていただけると嬉しいです!」と言って、もう1曲。ハニワ楽曲でもある彼女たちのデビュー曲「いつだって戦ってる」をキビキビとしたフォーメーションダンスと共に披露。フェス2日目のオープニングに爽やかな風を運んだ。

DAY1と同じくOPムービーの上映が終わり、バンドがスタンバイ。暗転するなか、ハコニワリリィのKotohaが手を振りながら現れる。「ハニフェスにようこそー!今日は楽しんでってくださいねー!」と呼びかけて同人アルバム『告白実行委員会 -FLYING SONGS- 愛してる』にも収録された「同担☆拒否」と「可愛いねって言われちゃった」へ。Kotohaらしいキュートな歌声。笑顔を振りまきながらスキップすると、薄いピンクのスカートに輝くラメと、ツインテールがふわりと揺れる。2曲を歌い終えたところで、「私の相棒を呼んで2人で歌いたいと思います!」と告げて、ハコニワリリィのもう1人、Hanonを呼び込む。

2人が揃って「改めましてこんばんは、ハコニワリリィでーす!」とユニゾン。2021年9月のメジャーデビュー後、初めてハニワ主催の大規模なライブに出演する2人へ、大きな拍手が巻き起こる。ハニワバンドからも「場慣れ感がすごい」「余裕が出てきてる」と温かな声が飛ぶ。そして、バンド編成では初めて歌われるというハコニワリリィのデビュー曲「コガネゾラ」を披露。かわいらしいKotohaの声と、張りのあるHanonの歌声が溶け合う切ないメロディが、心に染みる。そして榎本虎太朗・瀬戸口雛のデュエットソングをHanonが男の子役、Kotohaが女の子パートを歌い分けながらマイムする「大嫌いなはずだった。」へ。巻き起こる手拍子。歌詞に合わせて2人が差し伸べた手を繋ぐと、ハートフルな恋の風景が立ち現れた。

ここからはHanonのソロステージ。Kotohaと色違いの淡いブルーのスカートを翻しながら、客席のブルーのペンライトに見守られて「推し★ごと」を明るく奏でる。Ojiのアコースティックギターとストリングスの響きが胸に迫る「ホントノワタシ」は、Hanonらしいドラマチックな熱唱も感動を呼んだ。そして「次はコラボをしたいと思います。意外な相手かも知れないですが……」と告げてステージに呼び込んだのは、HoneyWorksの朋友ともいえるGeroだ。「意外ですね」「まさかここのコラボが実現するなんて」と、初顔合わせを喜ぶ2人。HanonがGeroに「同じ兵庫県出身なんですよね」と告げると、初耳だったGeroは「えーーっ!」が驚く場面もあった。そんな同郷組が届けたのは、「告白実行委員会」シリーズでGeroが声優として演じている濱中 翠と成海聖奈のナンバー「日曜日の秘密」だ。翠になりきって優しい歌声を聴かせるGeroとHanonが可愛い恋模様をデュエット。ステージを行き来しながら大きく手を振ると、客席ではカラフルなペンライトが一緒に揺れた。

Hanonを送り出し、Geroが残ってトーク。「『可憐なアイボリー』観ました?ヤバない?」と言って、長年の付き合いがあるハニワバンドと楽しいトークを繰り広げ、もう2曲、翠の楽曲「かっこよくなりたい」と「水曜日の約束」を歌い上げる。バンドに声を掛け、アイコンタクトを交わしながら貫禄たっぷりにスケールの大きなボーカルを聴かせるGeroに魅了された。

そして元気なGeroと入れ替わりで登場したのは、今日はソロボーカルで参加したCHiCOだ。秋色の衣装で登場したCHiCOが「ヒロイン育成計画」をフリつけながらかわいく歌い出すと、バンドメンバーもステージ前へ。大きな手拍子が出迎え、会場のテンションもますますアガる。「今日は“CHiCO”としてHoneyWorksのカバー曲を歌わせていただきま~す!」と宣言し、今回の「ハニフェス2021」で初公開された『ヒロインたるもの!~嫌われヒロインと内緒のお仕事~』の予告ムービーの感想も。そして「初めてカバーさせていただきます!」と歌われたのは、主人公・涼海ひより(CV:水瀬いのり)のキャラクターソングとしてお馴染みの「ヒロインたるもの!」。続いてKotohaをステージに呼び込む。今までハニワのライブイベントでは何度も共演した彼女たちだが、今回は初めて2人でデュエットするという。気になるナンバーは、HoneyWorks推し曲アンケートで1位になったLIP×LIPの「夢ファンファーレ」だ。男性のデュエット曲を女性2人で歌う初の試みはもちろん、リハーサルでKotohaがアドリブでコーラスを付けたというハーモニーの美しさにも驚かされた。

豪華な共演が続くフェス2日目。続いてのコラボは、Hanonを呼び込んでCHiCO、Kotoha、Hanonの女子3人で届けられた「婚約戦争」だった。それぞれがマントを羽織ってCHiCOが王様、Kotohaが怪盗、Hanonが探偵に扮して中西(g)を巻き込みながら、コミカルなセリフと歌とアクションで愉快な劇中劇を繰り広げた。そしてバラエティに富んだ楽曲とコラボが満載だったDAY2も、いよいよ最後の1曲に。華やかな1日を締め括ったのは、ゲストボーカリスト全員が元気に歌声を重ねた「金曜日のおはよう」。客席を覆い尽くすカラフルなペンライトの光が弾け、みんなを笑顔にした。

次ページ:DAY3「告白実行委員会 スペシャルライブ&朗読」

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