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INTERVIEW

2021.12.08

【インタビュー】「STATION IDOL LATCH!」菊池幸利(咖山喱人役/神田駅)×鈴木裕斗(雷電遊生役/秋葉原駅)スペシャル対談

『STATION IDOL LATCH! 04』でふたりの無限の可能性が爆発

――12月に発売されるCD『STATION IDOL LATCH! 04』について教えてください。本作には、お2人の楽曲「BUNGAKU×COMPLEX」と、ボイスドラマ「吾輩達ハ本ヲ作ルノデアル」が収録されています。アフレコ、ボイスドラマ、どちらを先に録られたんでしょうか?

鈴木 ボイスドラマが先です。その中でも菊池さんが先に録っていて。

菊池 歌は裕斗くんが先に録っています。

――ボイスドラマは、同人誌をテーマに会話が繰り広げられます。“同人誌”に対する認識の違いに思わず笑ってしまいました。

鈴木 2人の認識のズレが面白いですよね(笑)。でも、お互いの意見を尊重している場面もあって、楽しい物語になっていると思います。ボイスドラマのアフレコが「LATCH!」として初めてのお仕事で、そのときにYouTubeで運行中のボイスドラマも収録したんです。菊池さんはどうでした?すぐ「LATCH!」の世界観に入っていけました? ……って僕が聞いちゃってるんですけども(笑)。

菊池 はじめに僕が思う喱人くんを、ということだったので喋ってみたら、「それでいきましょう」と言っていただけて。イメージのまま役に入ることができたなと思っています。小説の一節が出てくる場面があったので、情景を思い浮かべながら、一節一節を大切にしてアフレコしました。

鈴木 菊池さんは普段の語り口調も咖山氏に似てますよね。すごく心地よくて、詩を朗読してほしい……。

菊池 ありがとうございます(笑)。恐縮でございます。

――今の言い方も喱人っぽいですよね。

鈴木 ドラマの収録時に菊池さんの咖山氏の声を少しだけ聴かせていただいたんですが「あ、これこれ!」って。自分が思い描いていた咖山氏にぴったりで、自分のなかでイメージが膨らみました。別録りの場合は相手がどのようにくるのか、現場に行くまでわからないのでドキドキすることもあるんです。でも声を聴いて「咖山氏ってこういう人なんだ」と分かったうえで収録できたのですごくやりやすかったです。雷電は少し癖のあるキャラクターなので、会話のテンポ感などをディスカッションをした上で収録させてもらっていて。僕は好きなことを語るとき、テンションが高くなってしまうタイプなんです。そこをぐっと抑えながら。

――一方、2人の楽曲「BUNGAKU×COMPLEX」は言葉遊びや、流れるようなメロディが印象的な曲ですね。どのような印象がありましたか?

鈴木 「こんなに今っぽい曲なんだ!」と。「バズりそう」「かっこいい!」って思いました。普段使わないような言葉遣いの歌詞で、少し電波っぽい雰囲気もあり、咖山氏っぽい詩的な部分もありと、2人の個性が掛け合わさった曲だなと。メロディのテンポも良かったのでそっちに耳が持ってかれそうではあるんですけど、言葉遊びもすごく楽しい。会話するように掛け合う部分があって、フェイクもあって、歌っていてすごく楽しい。色々な楽しみ方ができる曲ですが、ライブで歌うのは難しそうだなと思いました(笑)。

菊池 僕も第一印象は「かっこいいな!」でした。2人の好きと個性が詰まった楽曲になっていて、掛け合いも楽しいですし、2人の声が重なったところも良いなって。練習から楽しく歌っていました。

鈴木 曲に関しては無限に語れます(笑)。つい先日クロスフェード動画が上がって、完パケ音源をもらったばかりなんです。めちゃくちゃ聴いています(笑)。自分の曲をここまで聴くって珍しいです。菊池さんの声がとにかくエロい! 色気がすごいんです!

菊池 ありがとうございます(笑)。

鈴木 菊池さんの歌声の色気と上品さがリズムにビタッとはまってるので気持ちが良いんですよね。

菊池 それで言うと裕斗くんの歌声は、電気街の眠れる獣感の中に可愛らしさが感じられる部分もあったり(笑)。雷電くんの個性を思い切り生きていて、聴いていて楽しかったです。収録のときの話に戻ってしまうんですが、最初に裕斗くんが録ってくれていたので、僕はその歌声を聴かせてもらっていたんです。歌声を聴いて自分の中で楽曲の世界観が広がりました。2人とも個性的なキャラクターなので、世界観を合わせにいく、統一するというより、共存するのが良いのかなって。

鈴木 まさに2本柱ですよね。ドラマもそうですけど。

菊池 そうなんですよね。ドラマからもそれを受け取っていたので、すごくいい形で曲に挑めたなと。

――レコーディングではどのようなディレクションを受けたのでしょうか?

菊池 一部「ちょっとエロすぎますね」と言われてNGになった箇所がありました(笑)

鈴木 さらにエロかったんですか!?(笑)。曲をフルで聴けるようになった暁には、曲の最後の咖山氏の声を聴いてもらいたいです。めちゃくちゃエロいですよ(笑)。僕の場合は、役を背負って、かっこよく、重めに歌うというのが初めてだったんです。だから歌っていてキーが高い部分はどうしても可愛らしい方向にいってしまうことがあったので、そこは削いでいきつつといった感じでした。でも雷電がアイドルになると多少可愛さを表現することもあるかもしれないなと。せっかくだから新しい一面も見せたいじゃないですか。キャラクターのままいってしまうと、ボソボソと歌う感じになってしまうので(笑)。「パフォーマンスでは普段の緩慢な動きから考えられないほど激しくダイナミックな動きを見せる」とプロフィールにあったので、こういう一面もあるんだなと気づかせるような曲にしたいなと思っていました。頭の中でキャラクターと向き合いつつ歌うという、自分のなかでは珍しいタイプの収録でしたね。

――ライブでどう表現されるのかが楽しみですね。もう「STATION IDOL LATCH! 1st LIVE “All aboard!!”」のイメージは浮かばれてますか。

鈴木 僕はイメトレしてます!

菊池 へえ!裕斗くんの中ではどんなイメージが湧いてるの?

鈴木 ここのパートでは顔を合わせて、あえて顔を合わせずに外を向いて、とか主に目線を意識してますね。ほかにないタイプの曲なのでイメージはしやすくて。

菊池 目線が重なったり、離れたり。そこでもドラマを感じてもらえそうだよね。

鈴木 そうなんですよね。僕らは「LATCH!」の中でも普段の姿とステージの姿でかなり違うキャラクターだと思うんです。特に雷電は。それをいかに憑依させて、2人で「BUNGAKU×COMPLEX」の世界観を作るのか。難しくもあり、めちゃくちゃ楽しみなんです。自分たちが納得できるパフォーマンスをできれば、お客さんたちも沸き立つんじゃないかなと思ってます。

菊池 先日のファンミーティング(10月10日開催「STATION IDOL LATCH! 1st Passenger Meeting」)を拝見させていただいたんですが、「LATCH!」の皆さんが踊ったり、ピアノを弾かれたりしていたので、「BUNGAKU×COMPLEX」を通したパフォーマンスはどういった世界観になるんだろうなって。ドキドキしつつもワクワクしているところです。サイリウムはどうなるんだろう?

鈴木 歌詞に「ネオン」という言葉もあるし、近未来っぽくも、昔っぽさもあるので、カラフルな雰囲気にしても面白そうですよね。

菊池 キャラクターそれぞれにイメージカラーがあるけど、カラーは気にせず自由にそれぞれの個性をぶつけてきてほしいですね。個性的な2人の楽曲なので個性と個性で響き合う、好きなものを解放する空間が似合うんじゃないでしょうか?

――めまぐるしい曲ですし、ぶつけ合いがありそうです。

鈴木 ジェットコースター的な感じなんですよね。息継ぎのなくいくところもあるので、そこにも動きを入れるとなったら難易度は高くなると思うので……頭がパンパンになるかも(笑)。

菊池 パッセンジャーの皆さんと僕ら、そして僕ら同士もお互いを鼓舞しながら、頑張りましょう(笑)。

ふたりが気になるユニットは……

――ちなみに、お2人が気になるユニット・駅はありますか?

鈴木 高橋英則さん(恵比寿駅)、三浦祥朗さん(五反田駅)、小山剛志さん(田町駅)、菅沼久義さん(大崎駅)のユニットが気になってます。あの4人の曲「Sparkling Night」を聴かせていただいたんですが、めちゃくちゃエロくてセクシー。皆さん普段から色気のある方たちで。菊池さんもそうなんですけど、僕にはない大人の色気に憧れるんです。どういうステージングなのかが気になっています。盗めるところは盗みたいなって。

菊池 僕が特に気になったのは、青山凌大さんが演じる高田馬場駅の“サトリ世代のリーサルウェポン”。

鈴木 パワーワードすぎる(笑)。

菊池 皆さん個性的なキャッチコピーがついてるんですけど、特に印象的だったんです。狩野 翔さん演じる浜松町駅の“童心を忘れない無邪気オトナ”もインパクトが強かったですね(笑)。

鈴木 キャッチコピー面白いですよね(笑)。個性が強いから、どの駅が絡んでも化学反応が生まれそうな気がします。

――お話をうかがってると、鈴木さんは “色気”や“エロさ”を持っている方に惹かれている様子。

鈴木 あははは、そうなんです。単純に羨ましいんですよね。僕は心を全開に開くタイプで「自分はこうなんです!」って全部言ってしまうんですけど、色気のある方はどこかミステリアスな雰囲気があるというか……。だから菊池さんの声もすごく憧れます。盗みたい……!

菊池 どんどん盗んでください(笑)。でも僕自身はポンコツで色気はないタイプなんですよ。僕は裕斗くんの人柄に助けられてますし、裕斗くんの持つフレンドリーな空気感がすごく好きです、憧れます。

鈴木 嬉しい。楽しい時間を過ごしたいとはずっと思っていて。そこだけは自信があるんです。

――昔からですか?

鈴木 いえ、昔は「僕なんて」って感じだったんです。20代前半で変わった……というか、変えたと言ったほうが正しいかもしれません。10代から仕事をしていたこともあって、以前はどこにいっても最年少ということが多かったんです。現場で「まだ若いもんね」と言われることもたまにあって。もちろん他意のない言葉だとは思うんですが、それが時に悔しいこともあったんです。だったら自分からその場の雰囲気づくりをしたいなって。それで“人見知り”って言葉を捨てて、敢えて「人見知りじゃない」と言って回ってました。そしたら実際人見知りじゃなくなったんです。

――実際今日の取材でも開口一番におっしゃってましたよね。

鈴木 はい(笑)。言霊じゃないんですけど……もとの性格も関係しているかもしれませんが、そういうものがあるんじゃないかなって。言い聞かせてる部分もあるんですけどね。

菊池 なるほど、勉強になります。僕も学ぶことが多そうです!

――これからのお2人の活躍にも期待しています!

INTERVIEW & TEXT BY 逆井マリ
PHOTGRAPHY BY 草刈雅之

抽選で1名様に菊池幸利さんと鈴木裕斗さんのサイン色紙をプレゼント!

●応募期間
2021年12月8日(水)~12月15日(水)23:59

●応募方法
1:リスアニ!編集部の公式アカウント(@Lis_Ani)をフォローする
2:該当ツイートをRTする

【応募に関する注意事項】
・厳正なる抽選の結果当選された方には、リスアニ!編集部公式アカウントのダイレクトメールにて後日連絡させていただきます。リスアニ!編集部公式アカウント(@Lis_Ani)のフォローをお願いします。
・プレゼントキャンペーンは予告なく変更・中止することがあります。あらかじめご了承ください。
・応募期間中にフォローを取り消された場合は、応募が無効となります。
・複数のアカウントで応募された場合は、1アカウントのみ有効となります。
・Twitterアカウントを非公開にしている場合は、応募対象外となります。
・落選者へのご連絡はございませんのでご了承ください。
・当選結果に関してのお問い合わせにはお答えすることはできません。
・応募は日本国内にお住まいの方に限らせていただきます。
・賞品および当選の権利は当選者本人のものとし、第三者への譲渡・転売することは一切禁止させていただきます。譲渡・転売が発覚した場合、当選を取り消し賞品をお返しいただく場合があります。
・賞品の不具合、破損に関する責任は一切負いかねます。

【個人情報の取り扱いについて】
・お客様からいただいた個人情報は、当キャンペーン当選者へのお問い合わせのために利用いたします。なお、個人情報を当該業務の委託に必要な委託先に提供する場合や関係法令により求められた場合を除き、お客様の事前の承諾なく第三者に提供することはありません。上記をご承諾くださる方のみご応募ください。


●リリース情報
STATION IDOL LATCH! 4th CD
「STATION IDOL LATCH! 04」
2021年12月8日発売

【初回限定盤(CD)】
価格:¥2,200(税込)
品番:LATCH-1007

【通常盤(CD)】
価格:¥1,850(税込)
品番:LATCH-1008

<CD>
1. 「Everybody! Say!!」
蜂谷 恒星 / 渋谷駅(CV:林 優大)、竹下 宮斗 / 原宿駅(CV:岩崎 友泰)、樅野 葵 / 代々木駅(CV:福崎 那由他)
作詞:K.J / 玉谷 友輝 作曲:K.J / 玉谷 友輝 / たんしょそら 編曲:たんしょそら

2. 「BUNGAKU×COMPLEX」
咖山 喱人 / 神田駅(CV:菊池 幸利)、雷電 遊生 / 秋葉原駅(CV:鈴木 裕斗)
作詞:辻村 有記 作曲・編曲:辻村 有記 / 伊藤 賢

3. 「世界一憂鬱な王子」
飴屋 楊 / 上野駅(CV:笠間 淳)、根岸 優歌 / 鶯谷駅(CV:寺島 惇太)
作詞:森 雪之丞
作曲:Funk Uchino / Toshiya Hosokawa / Gigi 編曲:Toshiya Hosokawa / Gigi

4. Voice Drama 「俺たちのデビューイベント会議」
蜂谷 恒星 / 渋谷駅(CV:林 優大)、竹下 宮斗 / 原宿駅(CV:岩崎 友泰)、樅野 葵 / 代々木駅(CV:福崎 那由他)

5. Voice Drama 「吾輩達ハ本ヲ作ルノデアル」
咖山 喱人 / 神田駅(CV:菊池 幸利)、雷電 遊生 / 秋葉原駅(CV:鈴木 裕斗)

6. Voice Drama 「根岸優歌観察日記」
飴屋 楊 / 上野駅(CV:笠間 淳)、根岸 優歌 / 鶯谷駅(CV:寺島 惇太)

<初回限定盤のみ>
Bonus Track「山手線ボイスリレー #4」

初回限定盤 CD封入特典:アザージャケット3種類

初回限定盤/通常盤共通 CD封入特典:トレーディングカード全7種(蜂谷 恒星、竹下 宮斗、樅野 葵、咖山 喱人、雷電 遊生、飴屋 楊、根岸 優歌) よりランダムで1枚封入
※初回プレス分のみ封入

「STATION IDOL LATCH! 1st LIVE “All aboard!!”」CD購入者最速先行チケット抽選受付シリアルナンバー
エントリー期間:2021年12月8日(水)12:00~2021年12月19日(日)23:59まで

●イベント情報
STATION IDOL LATCH! 1st LIVE “All aboard!!”
2022年3月6日(日)
会場:グランドプリンスホテル新高輪・飛天(東京都)
【昼公演】12:45開場/13:30開演
【夜公演】17:15開場/18:00開演

出演者:
JY01 東京駅 東海林 鈴音役 / 小野 賢章
JY02 神田駅 咖山 喱人役 / 菊池 幸利
JY03 秋葉原駅 雷電 遊生役 / 鈴木 裕斗
JY04 御徒町駅 高良 摩利央役 / 阿座上 洋平
JY05 上野駅 飴屋 楊役 / 笠間 淳
JY06 鶯谷駅 根岸 優歌役 / 寺島 惇太
JY07 日暮里駅 戸成 綾役 / 山口 智広
JY08 西日暮里駅 諏訪 海晴役 / 伊藤 昌弘
JY09 田端駅 北 颯役 / 矢野 奨吾
JY10 駒込駅 英 皐月役 / 高塚 智人
JY11 巣鴨駅 高岩 大智役 / 井上 雄貴
JY12 大塚駅 空蝉 塁役 / 住谷 哲栄
JY13 池袋駅 青葉梟 光加人役 / 島﨑 信⻑
JY14 目白駅 綜馬 礼役 / 太田 将熙
JY15 高田馬場駅 武庸 裕哉役 / 青山 凌大
JY16 新大久保駅 百瀬 志生役 / TAKUYA
JY17 新宿駅 神堂 唯姫役 / 田丸 篤志
JY18 代々木駅 樅野 葵役 / 福崎 那由他
JY19 原宿駅 竹下 宮斗役 / 岩崎 友泰
JY20 渋谷駅 蜂谷 恒星役 / 林 優大
JY21 恵比寿駅 饗庭 紡麦役 / 高橋 英則
JY22 目黒駅 不動 雅役 / 峯田 大夢
JY23 五反田駅 伍代 晃役 / 三浦 祥朗
JY24 大崎駅 大崎 新市役 / 菅沼 久義
JY25 品川駅 一条 肇役 / 古田 一晟
JY26 高輪ゲートウェイ駅 和泉 オーキッド 亜恋役 / 森嶋 秀太
JY27 田町駅 羽振 寿里役 / 小山 剛志
JY28 浜松町駅 湊 航琉役 / 狩野 翔
JY29 新橋駅 烏鷹 鉄路役 / 井上 和彦
JY30 有楽町駅 小鳥遊 悠吏役 / 梶原 岳人

チケット料金:全席指定 限定グッズ付きチケット:9,800円(税込)/通常チケット:8,800円(税込)
チケット一般発売:2022年2月19日(土)12:00〜
※1申込につき4枚まで
※未就学児入場不可

(C) LATCH! Project/JRE

関連リンク

「STATION IDOL LATCH!」
公式サイト
https://latch.jp

公式Twitter
https://twitter.com/latch_info

公式YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/c/LATCHofficial

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