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INTERVIEW

2021.12.08

【インタビュー】これまでのLittle Glee Monsterとは違った印象を持ってもらえる楽曲に――。TVアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章エンティングテーマ「透明な世界」についてメンバーのMAYU、かれんに話を聞く

【インタビュー】これまでのLittle Glee Monsterとは違った印象を持ってもらえる楽曲に――。TVアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章エンティングテーマ「透明な世界」についてメンバーのMAYU、かれんに話を聞く

Little Glee Monsterのニューシングル「透明な世界」は、TVアニメ『半妖の夜叉姫』弐の章エンティングテーマ。リトグリがアニメ楽曲を担当するのは、TVアニメ『MIX』のEDテーマ「君に届くまで」以来、約1年半ぶりだ。

「透明な世界」は、名作アニメ『犬夜叉』の世界観を受け継ぐ『半妖の夜叉姫』の世界観を彩る、繊細で美しい楽曲。エアリーな雰囲気のボーカル/ハーモニーを含め、これまでのリトグリのイメージをさらに広げる作品と言えるだろう。C/Wには「Hurry up!!」を収録。ライブの盛り上がりを想起させるチアフルなナンバーに仕上がっている。

リスアニ!WEBでは、メンバーのMAYU、かれんにインタビュー。シングル「透明な世界」を軸にしながら、現在行われている全国ツアー“Little Glee Monster Live Tour 2020→2021 >BRIGHT NEW WORLD<”の手応えや、思い出に残っているアニソンについても語ってもらった。

楽曲の世界観に寄り添い、優しく、儚く

――ニューシングル「透明な世界」は、弐の章エンティングテーマ。まず、『半妖の夜叉姫』に対してどんな印象を持ってますか?

MAYU 私は、元々高橋留美子先生の作品が好きで、子どものときから『らんま1/2』も観ていて。『犬夜叉』も4歳くらいのときから見ていたし、(『半妖の夜叉姫』は)その続編ということで、皆さんと同じようにすごく楽しみにしていました。第1期が「これからどうなるの?」という終わり方だったので、第2期にもめちゃくちゃ期待していたし、そのエンディング曲を歌わせてもらえるのは本当に嬉しいです。お話をいただたいとき、「ホントに!?」ってテンション上がりました。

かれん 私はあまり詳しくなかったんですけど、エンディング曲を歌うことになってから『半妖の夜叉姫』の壱の章を観て、めっちゃハマりました。『犬夜叉』の良さも残しつつ、現代の感じもしっかり入っていて、すごく引き込まれますね。

――「透明な世界」もアニメのストーリーや世界観とリンクしてますね。

かれん そうですね。透明感のある曲だし、スッと入れるような感覚があって。

MAYU うん、きれいな曲だなって。儚さだったり、色っぽさとは違う艶やかさも感じるし、歌い方も今までと少し違うんですよ。リトグリはパワフルに歌い上げたり、地声をしっかり聴かせる曲が多いんですけど、「透明な世界」は息の成分が多めで、ちょっと抜いて歌う部分もあって。楽曲の世界観に寄り添って、優しく、儚く歌っているイメージというのかな。これまでとは違った印象を持ってもらえると思います。

――レコーディングでも試行錯誤があった?

MAYU はい。曲によって歌い方や声の色は微妙に違うし、色々試しながら、「これがハマるな」というものを表現しているので。

かれん 「透明な世界」も最初は、いつもの感覚でパワフルに歌っていたんですよ。でも、「これだとちょっと違うね」ということになって、いつもより抜いて歌うことを意識しました。MAYUが言った通り、今までのリトグリとは違うイメージを皆さんに感じてもらえる曲だと思います。あと、前作の「REUNION」、その前の「君といれば」は自分たちのことを歌っていた曲なんですけど、今回はアニメの世界とリンクしている曲だし、聴いている方に色々な解釈をしてもらえるんじゃないかなって。自由にインスピレーションを感じ取ってもらえたら嬉しいですね。

――かれんさん、MAYUさんは「透明な世界」の歌詞をどう捉えてますか?

かれん 色々思うところはあるんですけど、特に“響き合い重ねた想い 僕らは「またね」って叫んだ 変わり続けていく世界に 恐れないで 繋いで 信じて”の2行は心に残るフレーズだなって。一番最後の“透明な世界でも 照らし出す道標”も好きですね。

MAYU 私も一緒で、“響き合い重ねた想い~”のところは、歌詞を読むたびにゾワゾワしちゃいます。全体を通して、「変わることを恐れないで」というメッセージも大きいのかなと思っていて。人それぞれだとは思いますけど、人生の中で変わっていくタイミングって必ずあると思うし、それでも恐れないで進んでいこうって。応援歌でもないし、悲しい歌というわけでもなく、聴いてくれる人に寄り添える歌詞ですよね。

――間違いなく『半妖の夜叉姫』のファンの方にも響く歌ですよね。

MAYU そうなってくれたらいいですね。アニメのファンの方がどう感じるかは楽しみでもあり、ドキドキするところでもあるんですけど、アニメをきっかけに「リトグリのほかの曲も聴いてみよう」って思ってくださる方もいて。それも本当に嬉しいんですよね。

――「透明な世界」のMVは、VRアーティストのせきぐちあいみさんとのコラボレーション。何もない場所に歌詞や色とりどりの映像が現れて、すごく引き込まれました。

かれん リトグリとして初めての試みで、なかなかできない体験だったと思います。撮影のときから不思議な感動がありましたね。

MAYU 曲の世界観もすごく合ってるし、VRを使った映像もすごく新鮮で。何より、撮影自体が楽しかったんですよ(笑)。

かれん うん、楽しかった(笑)。

次ページ:“楽しい未来が待ってる”という希望も込められたカップリング曲

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