【インタビュー】 俳優・声優・アーティストとして活躍する七海ひろきがリスアニ!WEB初登場。Blu-ray「One-manLIVE773”FIVESTAR”」の魅力や今の想いを語る。

宝塚歌劇団で男役スターを務め、2019年3月に退団したのち、俳優、声優、アーティストとして多方面で活躍中の七海ひろき。そんな七海が最新ライブBlu-rayの発売をきっかけに、リスアニ!WEBに初登場。Blu-rayの見どころはもちろん、アニソン体験や活動のモットーを熱く語ってもらった。

「アニメソングは一度聴けば歌詞も曲も耳に残るように作られているところがすごい」

――七海さんはリスアニ!WEB初登場です。まずは、これまでの人生でアニメとどういう付き合い方をされてきたのかを伺えますか?

七海ひろき 幼い頃、『美少女戦士セーラームーン』や、『新世紀エヴァンゲリオン』『少女革命ウテナ』といったアニメが好きで、どの作品もオープニングには心躍るものがあったので、友達とカラオケに行き、その曲をよく歌っていました。なかでも『少女革命ウテナ』のオープニングは、特に好きな1曲でしたね。

――奥井雅美さんの「輪舞-revolution」ですね。ご本人はもちろん、様々なアーティストにも今も歌い継がれる名曲です。

七海 テレビから流れるこの曲を初めて聴いたときから、印象深い曲でした。アニメソングは一度聴けば歌詞も曲も耳に残るように作られているところがすごいと思います。あと、そのアニメのために書き下ろされた曲はもちろん、そうした曲ではないアーティストの方のものであっても、作品の内容を思いながら聴くことができる。そこがとても好きですね。

――お気に入りのアニソンシンガーや声優アーティストはいましたか?

七海 林原めぐみさんですね。『スレイヤーズ』の曲が大好きで、ずっと林原さんの歌を聴いていた時期もありました。元々、好きになった曲を割とずっと聴き続けるタイプなこともあって。そんな感じで、学生時代は自分の生活のいつも近くにアニソンがあるような感じでした。アニメソングってすごく元気が出る、応援ソングだとか、心に語りかけてくるような曲調や歌詞のものが多いなと思って。なかなか学校の勉強ができなくて悩んでいたり、ちょうど宝塚の受験を考え始めて、その準備でも色々と悩むことがあったときに、電車の中でよく聞いて元気を出していました。

――『ウテナ』がお好きで、林原さんもお好きだという方が、キングレコードでアーティスト活動をしているというのは、不思議なご縁ですね。

七海 そうなんですよ!何か巡り合わせというか、本当に、もはや運命なのかなというくらい、今の状況がとても嬉しいです。

――ご自分のアーティスト活動に、アニメソングから受けた影響はありますか?

七海 『KINGDOM』(2020年4月リリース)というアルバムを出したとき、全曲の作詞を自分でしたのですが、考えながら書いていくと、歌詞がどんどん文章のようになってしまったんです。でも、ちょっと元気になるような応援ソングを作るときには、アニメソングのように、一度聴けば耳に残るような言葉が欲しかったんですよね。例えば、『ドラゴンボールZ』の「CHA-LA HEAD-CHA-LA」のような。そういう、一度聞いたら頭から離れない、思わず口ずさんでしまうような言葉はどうやったら生まれてくるのかを考えるために、好きなアニメソングを色々と聴き返して、言葉の使い方を勉強したりしました。まだまだ全然足りていないと自分では思っていますが、その結果書き上げたのが「Special summer」という曲です。

「皆さんがいてくださることで支えてもらってる」

――その「Special summer」も披露された有観客ライブの模様を収録したBlu-ray「One-manLIVE773″FIVESTAR”」が11月24日に発売されます。こちらの見どころは?

七海 今回のライブでは、ダンサーの皆さんとのダンスに挑戦させていただいているところと、曲をバンドでめちゃくちゃかっこ良く生演奏していただいているところがまず見どころだと思います。照明を始め、ステージ演出も本当に凝ってくださって、私が立っているところにレーザーが放たれるだけでも、曲の物語性を感じられるんです。音楽と映像を合わせて楽しむのはもちろん、見るだけでも楽しめるBlu-rayになっていると思います。その意味だと……自分としては大変恥ずかしいのですが、特典映像にはオンリー七海ひろきアングルというものがありまして(笑)。様々な視点で撮影された本編の映像とは別に、ひたすら私の動きや表情だけを観ることができるアングルが収録されているんです。

――ファンにはたまりませんね。

七海 正直、あの、結構激しくダンスをしているので、割と汗だくな感じのところもあるんですが……(笑)。とはいえ、ファンの方には、「もっと近くで見たい」と思ってくださっている方も多いと思うので、本編との違いを楽しんでいただけたら嬉しいですね。

――実際のライブ会場でも、ステージ全体を広くご覧になってらっしゃる方もいれば、オペラグラスでかぶりつきの方もいらっしゃいますものね。両方に対応している。

七海 はい。そんなBlu-rayを作っていただけて、ありがたいですね。あとは Blu-rayの映像を通しても、声を出したりはできないものの、拍手だったり、空気感だったり、その場の人が発する熱気が伝わってくるんですよね。当日会場にいらっしゃった方はもちろん、配信で観てくださった方、残念ながら会場でも配信でも見られなかった方、色んな方にもその感覚を楽しんでもらえる1枚になっていると思います。やっぱり、皆さんがいてくださることで支えてもらっているな、いてくださるだけですごく心強いなって、強く感じるライブだったんです。

――華やかで高度なパフォーマンスでありつつ、お客さんに対して常に語りかけるような、距離感がすごく近い印象のステージングをされていますよね。そこは意識的に心がけてらっしゃるのでしょうか?

七海 そこは意識していました。今、なかなか直接会うことができない時代になってしまっているじゃないですか。そういうときだからこそ、できるだけ皆さんと心を通わせるというか、「近くにいつもいるんだよ!」と再確認してほしかったですし、私も感じたかったんです。ライブを、一緒に気持ちを確かめ合う時間にできたらな、って。

――コロナ禍の状況だからこそ、という気持ちがあったんですね。

七海 そうですね。ただ、それだけではなくて、宝塚時代を知らずに新しくファンになってくださった方の気持ちも、宝塚時代からファンでいてくださる方の気持ちも、応援してくださる方の気持ちは私の中で糧になり続けているんです。そういう方たちに常に何かを届けたい、笑顔になったり、元気になったりしてほしい。自分のやっていることが、皆さんにエンターテイメントとして楽しんでもらえたら嬉しいので、その点は常に気にかけるようにしているんです。応援してくださる方たちと一緒に成長して行きたい、一緒に歩いて行けるように活動したいというのが、アーティストとしてのモットーなんですよね。

――なるほど。

七海 ちなみに、私にはもう1つモットーがあって。それは、色んなことにチャレンジし続けることです。今回のライブでも収録曲を披露した『FIVESTAR』というミニアルバムも、色々なチャレンジをしてみた1枚だったのですが、これからもチャレンジし続ける気持ちは忘れずに、アーティスト活動をやって行きたいですね。

――では、そんなアーティストとしての七海さんの現時点での目標は?

七海 今放送中のTVアニメ『ヴィジュアルプリズン』という作品で、ユニットのO★ZとしてOPテーマを歌わせていただいていますけど、今後、アーティスト七海ひろきとしてアニソンを担当させていただける機会がいつかあったら嬉しいですね。なかなかできることではないと思いますけれど……。あとは、もっと世の中の状況が良くなったら、より多くの方に知ってもらうために、色んな場所でライブやイベントができたらなと思っています。

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