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INTERVIEW

2021.08.31

【インタビュー】HoneyWorksのサポートボーカリスト・HanonとKotohaからなるハコニワリリィがメジャーデビュー!アニメ『SDガンダムワールド ヒーローズ』第2クールEDテーマ「コガネゾラ」を語る

【インタビュー】HoneyWorksのサポートボーカリスト・HanonとKotohaからなるハコニワリリィがメジャーデビュー!アニメ『SDガンダムワールド ヒーローズ』第2クールEDテーマ「コガネゾラ」を語る

HoneyWorksのサポートボーカリストとして活躍してきたHanonとKotohaによるハコニワリリィは、圧倒的な歌唱力を高く評価されているHanonと、透き通ったキュートな歌声ですべての人を魅了するKotohaの異なる個性がシンクロする、魅力的なボーカルユニットだ。

そんなハコニワリリィが9月1日にアニメ『SDガンダムワールド ヒーローズ』第2クールのEDテーマ「コガネゾラ」でついにメジャーデビュー!メディア取材は初めて!という二人に、ハコニワリリィの生い立ちと1stシングル「コガネゾラ」収録楽曲について、たっぷり語ってもらった。

ハコニワリリィが結成されるまで

――ハコニワリリィが単独でインタビューを受けるのは、これが初めてだそうですね!
Hanon そうなんです!私たち、YouTubeやSNSで生配信をしたり、サウンドプロデュースをしてくださっているHoneyWorksさんの生配信に出させていただいたり、声のおしゃべりをお届けする機会は多いんですけど、メディアでインタビューをしていただくのは本当に初めてで。

Kotoha えっと……あの……めちゃめちゃ緊張しています!!

Hanon 二人ともガチガチです(笑)。

――(笑)元々ハコニワリリィは、HanonさんとKotohaさん、それぞれが歌の配信者として活動をスタートされて、ハニワことHoneyWorksのサポートメンバーとしても活躍されていますね。

Hanon はい、正式にHoneyWorksさんのサポートになったのは最近のことなのですが、私は2018年からゲストボーカルとして、ハニワさんの楽曲を歌わせていただいて、私の1年後にことちゃん(Kotoha)が……。

Kotoha はい。私は2019年の“ハニワの日”(8月28日)のHoneyWorksさんの生配信で、Kotohaとして出演させていただいて。

Hanon 元々は別々に配信を中心に活動をしていた二人を、ハニワさんが結び付けてくださったんです。二人で色々な曲を歌っていきながら、改めて正式なユニットとして活動しよう!とハコニワリリィができました。

――HoneyWorksはハコニワリリィの生みの親的な存在なんですね。

Hanon はい、とても大きな存在ですね。Hanon、Kotohaとして活動させていただけているのもHoneyWorks さんがきっかけですし、デビューまでずっと支えてくださっていますし。

Kotoha 私は、小さい頃からずっとハニワさんの曲に触れながら育ってきましたし。

Hanon お互いそうだよね。私もハニワさんに声をかけていただいたきっかけは、チコハニ(CHiCO with HoneyWorks)さんの曲のカバーだったし。

Kotoha 私もそうでした。ハニワさんのカバーを歌わせていただいたのがきっかけです。

――あまり話す機会もなかったかと思いますが、HoneyWorksメンバーのGomさん、shitoさん、ヤマコさんは二人にとって、どんな方々ですか?

Hanon えー、どう言ったらいいのかな?

Kotoha 難しいね……私はずっと歌い手としてのGomさんの大ファンだったんですけど、ハニワさんの制作に参加させていただいてからはなんでも相談できるし、すごく頼れるリーダーだなって感じています。

Hanon shitoさんは、プロデューサー!というイメージが強くて、いつもどっしり構えてらっしゃいます。ライブとか楽曲制作の時にお会いすると、たくさんアドバイスをしてくださいます。

Kotoha そう!参考になるアドバイスを細かくたくさんしてくれるので、すごくありがたいですね。

Hanon ヤマコさんは、すごく話しやすい素敵なお姉様で。お仕事の現場よりも、一緒にご飯を食べたりすることが多いので……まるで女子会?(笑)。

Kotoha あはは、そうだね(笑)。すごく話しやすくて、面白くて優しい方で。

Hanon 趣味の話を色々一緒にさせもらったりね。綺麗だし、憧れのお姉様です。

Kotoha ハニワファミリーの皆さんは、皆さんとても優しくて温かいですね。

――では、HanonさんとKotohaさんはお互いから見てどんな人ですか?

Hanon ことちゃんは……天然!(笑)。ふわふわしてるもん、いつも。忘れ物も多いしね?

Kotoha そうね~(笑)。

Hanon 実際の年齢もそうなんですけど、私にとってはかわいい妹みたいな存在です。

Kotoha ふふふ(笑)。Hanonちゃんも、ほんとにお姉さんみたいで、すごくしっかり者。音楽活動に対しても真面目だし、私が抜けている部分をいつもカバーしてくれる心強い存在だなって思っています。

Hanon そんなことないんだけどなぁ(照)。

――さっきのお話だと、二人が出会ってから数年ですが、第一印象はまた違ったりしました?

Hanon あ、そうですね。違いました。第一印象は……無口そう。人見知りなのかな?って。

Kotoha うん、人見知りだったと思う。私も最初は、Hanonちゃんになんか話しかけづらかったもん(笑)。

――そんな二人が、今や息ぴったりのユニット活動をしている。よほど気が合ったんですね。

Kotoha はい、ほんとに気が合うんですよ。第一印象はお互い人見知り同士だったんですけど(苦笑)、一緒にライブに出たり、歌を歌ったりするうちに、Hanonちゃんならこれからも一緒に行って行けるなって安心した覚えがあります。

Hanon だって1年以上前から、一緒に住んでますからね(笑)。もう夫婦みたいな感じ。お互いが嫁、みたいな存在になっています(笑)。

――ケンカもしない?

Hanon 全然しないですね。たまに、間違えて相手の買い置きを食べちゃった!とかはあるけど(笑)。

Kotoha 家事の分担も、お互いが気づいたときにやる感じで、なんとなく担当が決まっているから、あれやって、これやって!とかもないよね。

――今、二人が話しているのを見ても、本当に仲良しですよね。好きな音楽も趣味が合っている?

Hanon 聴いてきた音楽は全然違っていて……(笑)。私はLiSAさんやアニソンがすごく好きだったし、J-POPもロックバンドも、色んな歌、幅広いジャンルを聴いたり歌ったりしてきたんですけど……。

Kotoha 私はあまり、アーティストさんのことは知らなくて、ボーカロイドばかり聴いて育ってきたんです。でも、Kotohaとしてオリジナル曲を歌うことになると表現力が必要になるので、それを色んな人から吸収したくて、色んな人の歌を聴くようになりました。最近だとYOASOBIさんとか、ヨルシカさんとか。

Hanon そう、最近だよね。だから音楽の話はあんまり合わなかったんです。だいたい、私が「このアーティストさんいいよ!」ってお薦めすると、「初めて知った!」ってことちゃんが言ってたりして(笑)。

Kotoha 音楽的な背景って、意外と全然違いますね(笑)。

Hanon、Kotohaが語るお互いの魅力

――ボーカルスタイルや声質もHanonさんとKotohaさんでは違いますよね。お二人はお互いのボーカルのどこに魅力を感じてますか?

Hanon ことちゃんは、天性のモノを持っていると思います。まず声が素晴らしくて、唯一無二。私にはない輝くものがあると思うんです。

Kotoha ええっ……(照)。

Hanon ことちゃんは、元々のしゃべり声がかわいいから、かわいいイメージが強いんですけど、歌い方はかっこいい。フェイクを入れたり、テクニックもすごくて、かわいいだけじゃない良さがあると思うんですね。そんなキュートな声の女の子が、ロック系だったり、ちょっと治安悪そうな(笑)、歌詞を歌うのがいいなと思う。そこが大好きですね。

Kotoha 嬉しい!

――Kotohaさんから見たHanonさんの歌は?

Kotoha Hanonちゃんは、本当に歌が上手で!私は曲にニュアンスを付けて歌うのが苦手なんですけど、Hanonちゃんはそういうのもすごく上手なんです。だから、Hanonちゃんのレコーディングを聴いたり、YouTubeの個人チャンネルに投稿されている動画を観たりして、「ここの表現、すごく素敵だな」ってたくさん教えてもらってます。

Hanon それはお互い様だよね。ハコニワリリィのレコーディングでも、「どう歌うのがいい?」とか、「こっちとあっち、どっちの歌い方がいいと思う?」とか相談しながらやっています。

Kotoha 私たちのボーカルレコーディングは、同じ日の同じ時間帯に一緒にやるから、よく二人で控え室で相談しています。

――スタイルや声質が違うのに、一緒に歌うと親和性がすごく高いのがユニットとしての魅力でもありますよね。

Hanon それはすごく思います。

Kotoha そう。全然方向性が違うのに、同じ曲を歌うとお互いの声が馴染んでシンクロするのが、すごく不思議だし、素敵だなと前から思っていました。

Hanon 私たち二人をユニットで……と最初に考えてくださったのはGomさんなんですけど、キャラクターも声も歌のタイプも違う二人だからいいんだとおっしゃっていた気がします。

――そんなハコニワリリィは、ユニット名もとても個性的でかわいらしいですね。

Kotoha Hanon ありがとうございます!!

――どうやってつけられたんですか?

Kotoha Gomさんたちと一緒に考えていったんですけど、最初にHanonの「ハ」とKotohaの「コ」で「ハコ」という言葉が浮かんで。

Hanon 私たち二人の世界観を作りたいね!ということでお庭の「ニワ」をつけて。

Kotoha 私たちのお庭をみんなに紹介したい、みたいな意味で箱庭=「ハコニワ」という言葉ができたんです。去年の12月にHanon×Kotohaとしての1stワンマンライブ“ストレリチア”を品川インターシティホールでやらせていただいたんですけど、そのときもお庭感のあるステージセットを作っていただきました。

Hanon そして、私たちのイメージカラーがピュアさを意味する白で、モチーフとなるお花も純白の百合=「リリィ」なので、それをプラスしてハコニワリリィにしました。ぜひ “ハコリリ”と呼んでほしいです!

――ハコニワリリィという名前の中には、密かに「ハニワ」の文字も隠れていますね(笑)。

Kotoha そうなんですよね!(笑)。全然意図してなかったんですけど、偶然にもご縁がある名前になって良かったなと思います。

次ページ:ハコニワリリィ待望のメジャーデビューシングル「コガネゾラ」

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