リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

INTERVIEW

2021.06.23

ファン待望のメジャー1stアルバム『eternal journey』をリリース!YuNiインタビュー

ネット上から飛び出してリアルなシーンにも波及しつつある、バーチャルシンガーたち。そのパイオニアとして活躍してきたYuNiが、待望のメジャーデビュー作となるアルバム『eternal journey』をリリースした。バーチャルという枠組みがあるなかで、そのカテゴライズをもぶち壊すかのように多彩なサウンドに彩られた高品質な一枚となった本作。そこには”旅”というテーマのなかでYuNiが胸に秘めた様々な感情が封じ込められていた。

――昨年からその発売は発表されていたYuNiさんのメジャーデビューアルバムですが、いよいよリリースを迎えました。昨年お話を聞いた頃はまだ実感がわかないとおっしゃっていましたね。

YuNi 言ってました言ってました、はい。

――そこから制作に入ってこうして完成を迎えた現在はいかがですか?

YuNi いちばん実感した瞬間は、「めざましテレビ」さんでリード曲「DAYZ」のMVを放送してくださったときで。今までそういう経験もなかったので「あ、これがメジャーなのか」って思いました(笑)。

――それも含めて様々な反響もYuNiさんのもとに届いたのでは?

YuNi それはもう。すごい届きましたね。私も普段からエゴサというか、ハッシュタグを全部見るようにはしているんですけど、ファンの皆さんも一緒に追いかけてくださって、「YuNiちゃんをまさかテレビで観るときが来るとは」って書いていて、自分でも「そうだよなー」って笑いながら(笑)。

――またアルバムをリリースするという発表が昨年にありましたが、こうして6月に発売が決まったときのお気持ちはいかがでしたか?

YuNi 自分としては本当にお待たせしましたという気持ちがすごく強くって。また6月がちょうど自分の活動3周年にも重なるので、そのタイミングで出せたらというのがあったんですよね。

――昨年発表のときは冬にリリースというお話でしたしね。

YuNi そうなんですそうなんです。なので、皆さんもいつ出るのかな?みたいな感じでずっと待ってくださっていたので、もう本当にお待たせしましたっていう。でもその待たせてしまった期間のぶんだけ素敵な作品を、皆さんと作らせていただけたというか。そうした想いも1つに出来たかなって思っているので、気持ちとしてはお待たせしました&やっとお見せできるなっていう感じですかね。

――それだけ時間をかけたぶん、制作にも腰を据えてできた?

YuNi ただ、アルバムの収録曲など詳細を決めて、実際レコーディングに、という期間はめちゃくちゃタイトでしたよね。

――たしかに前回お話したときも、「ココロノック」リリースのあとにはライブも控えていたので、アルバムはそれを終えてからというお話でしたね。

YuNi はい。もう全部ライブに集中していたので、そのあとにアルバム制作に切り替えて、ほんと一気にアルバムモードになった感じでした。そこから全体の構成や、作曲家の皆さんにどういった曲を作っていただくのか、とか決めていきました。リード曲によってアルバムの色も一気に変わるので、まずリード曲を決めるところから始めて、そこから練習してレコーディング、という期間はタイトにギュっとしていましたね。怒涛なアルバム制作期間でした(笑)。

――それだけ一気に集中して作られた作品だったと。それも含めて、メジャーで出すということについて、やはりこれまでの作品と向き合い方などの違いはありましたか?

YuNi やっぱり聴いていただく方の層も広がりますし、力を貸してくださる方々も増えて、それに対するプレッシャーはもちろんありました。やっぱり一発目だから華々しくこういきたい気持ちはありましたし、これがメジャーデビュー1本目だぞって、ファンの方々にも安心していただきたかったし。これからまた新しいステージ、もっとすごいところに出て行かなきゃっていうプレッシャーはあったんですが、環境も変わって、スタッフさんもめちゃくちゃ頼りになる方々が色々と力を貸してくださって。一緒になって一生懸命やってくださる姿を見て、そこから不安より楽しみのほうが大きくなっていきましたね。

――そうした環境下によって自身のやるべきことも明確になっていったというか。

YuNi そうですねえ、より自分のやることに集中できるようになったというか。言い方は合っているかわかんないですけど”餅は餅屋”というか、専門的なところは専門の方がやってくださることで絶対的な信頼を寄せることができたし、そこで自分は歌や、前に出て行くことに対してメジャー以前より集中できるようになった機会が増えて、私的には嬉しいというか。

――そこは今回のアルバムの作風にも見えているかもしれないですね。本作『eternal journey』は、いわゆるこれまでのYuNiさんらしいサウンドを含みつつ、非常にチャレンジングなアプローチも見られました。そこでYuNiさんがどう歌うか、どう前に出るかという面白さが感じられる1枚かと思いますが、ご自身も各曲への手応えは感じている?

YuNi 今回アルバムもそうですが、YuNiそのものが終わらない、”終わりなき旅”というのをテーマにしていて、これまでのライブもアルバムも作らせていただいています。旅のなかで色んなストーリーというものがあるじゃないですか。そういったものをアルバムに詰めたくって、そこでの色んな表情を見せたいというか。旅のなかには平坦なときもあれば落ちるときもあるし、逆にめちゃくちゃ高いときもある、そういうのを色んなバリエーションで見せることができたアルバムなので、1曲1曲ほんとに聴きごたえがあるんじゃないかなって思います、うん。

続きはこちら

SHARE

RANKING
ランキング

もっと見る

PAGE TOP