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INTERVIEW

2021.05.04

ラブライブ!シリーズ最新作「ラブライブ!スーパースター!!」から生まれたスクールアイドルグループ・Liella!の魅力に迫る!伊達さゆり(澁谷かのん役)、Liyuu(唐 可可役)、岬 なこ(嵐 千砂都役)、ペイトン尚未(平安名すみれ役)、青山なぎさ(葉月 恋役)全員インタビュー!

ラブライブ!シリーズ最新作「ラブライブ!スーパースター!!」から生まれたスクールアイドルグループ・Liella!の魅力に迫る!伊達さゆり(澁谷かのん役)、Liyuu(唐 可可役)、岬 なこ(嵐 千砂都役)、ペイトン尚未(平安名すみれ役)、青山なぎさ(葉月 恋役)全員インタビュー!

五者五様の個性豊かなアイドルたち

――皆さんの仲の良さはよくわかりました(笑)。さて、そんなLiella!で皆さんが担当されるメンバーについて、改めて紹介をお願いします。

伊達 私が担当する澁谷かのんちゃんを最初に見たのは、オーディション最中に公開されたイラストでした。横断歩道をすごい数の女の子が渡っていて、その真ん中で一人だけこっちを向いて手を振って走っているというもので、きっと前向きで活発な、リーダーシップがある子なのかなというのが第一印象でした。でも演じていくにつれて、「あれ、真逆だぞ?」って。例えば人混みが苦手だとか、外出するなら日向ぼっこをしていたいとか、「緊張しいなのかな?」という感じの子なんだなって、新しい一面を知れたなと思いました。


©プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

――たしかに自己紹介を見ても少し控えめな印象がありますよね。

伊達 例えばμ’sさんでいうと(高坂)穂乃果ちゃんみたいなリーダー的タイプだと思っていたら全然違くて。彼女は歌が好きなんですけど、歌うことを恥ずかしがっていて、緊張しやすいし自己紹介も苦手というのもあって、「あ、似ているな」って。自分との共通点も新たに見つけられました。

©プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

Liyuu 私は最初に全員のイラストを見たとき、(唐)可可ちゃんは上海出身なので、「あれっ、この団子髪の子が可可ちゃんかな?」って。最初は千砂都ちゃんのことをクゥクゥちゃんだと思っていたんですよ。そのあと可可ちゃんの最初のビジュアル見て、「あ、伝統的な感じじゃなく、今どきの女子高生だ」と思って、それがめちゃくちゃ嬉しかったですね。

――たしかに伝統的なイメージだとお団子ヘアが思い浮かびます。

Liyuu お団子ヘアとか、小籠包とか(笑)。そういうイメージだと思うんですけど、このビジュアルを見てめちゃくちゃ嬉しくて、「ああ、わかるなあ」って。演じてみると、想像以上にかわいかったです。元気な子っていうのはわかるんですけど、ドラマパートの台本を見て、「ええっ、そんなにかわいいの?」って(笑)。

©プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

――岬さんが担当する嵐 千砂都はいかがでしょう。

 さっきLiyuuちゃんが言ったように、見た目のインパクトが強い子で。でもちょっと垂れ目だったり満面の笑みが似合うところが愛くるしいといいますか、本当に小動物感があって、きっとこの子はめちゃくちゃ愛される、人当たりが良さそうな子だなって思いましたね。あと「ういっすういっす」っていう挨拶をするんですけど、その通り明るくて元気いっぱいで、踊ることが大好きで、プロフィール通りのイメージがあったんですけど、実際にはただ明るくて天真爛漫なだけではなく、しっかりした子なのかなって思った部分が多々ありました。千砂都はかのんちゃんと幼馴染なんですけど、ドラマパートでは、かのんちゃんが「ちょっと人混み苦手なんだよね」って言ったときにも「大丈夫だよ」って声をかけたり「行こう?」って率先したりとか、一歩引いていつつもみんなとの距離感をしっかりとっている気がしました。

©プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

――続いてペイトンさんが担当する平安名すみれはどんなアイドルですか?

ペイトン すみれちゃんはショウビジネスの世界で活動してきた、自称“カリスマギャラクシースクールアイドル”です(笑)。見た目は金髪で白ニーハイを履いていて、口調も、「~だわよ」って大人っぽい華やかなイメージがあるんですけど、実は神社の巫女さんというギャップがあるんですよね。決めゼリフは「ギャラクシー」(右指をギャラクシーポーズをしながら)。

©プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

 自然と手が動いてるもんね(笑)。

ペイトン 動いちゃうんですよね(笑)。この前電車の吊り革もギャラクシー持ちになっていて、自分でも「嘘でしょ? すみれちゃんになっている!」って。

 すみれちゃんでもそんな持ち方しないよ(笑)。

ペイトン しないか(笑)。あとクゥクゥちゃんにいじられるんですよ。カメラをオフにし忘れてパックしているところが映っちゃったっていうシーンがドラマパートであるんですけど、そこで「すみれはパックおばけ~」って突っ込まれたり、弱みを握られたりします(笑)。

――では最後は青山さんが担当される葉月 恋。

青山 恋ちゃんの第一印象は清楚な感じがあって、自己紹介も「ですます」調なので、おしとやかなお嬢様なのかなって。お母様が設立した学校をより良くしたくて自分で頑張っているというのがあって、正義感があって芯の強い子なんですよね。でもその反面ポンコツな一面もあって、ドラマパートでも遅刻をしてくるシーンがあるんですけど、地元なのにお嬢さまだから土地勘がない(笑)。あとはみんなと仲良くなりたくて、流行を知らないので、かのんちゃんに色々教えてもらったりする健気さがありますね。


©プロジェクトラブライブ!スーパースター!!

デビューシングル「始まりは君の空」は突然やってきた!?

――そんなLiella!によるデビューシングル「始まりは君の空」についてお伺いします。この曲を初めて聴いたときの感想はいかがでしたか?

伊達 最初の顔合わせの直後に聴かせていただいたんですよ、サプライズみたいな感じで歌詞を渡されて。「今からですか!?」って。

――心の準備ができていないところで聴いたんですね。

伊達 みんなとも初対面だったので、その喜びを分かち合う前に自分だけでその喜びを噛み締めるというか。あの出だしの音からして「『ラブライブ!』だ! 受け継いでいる!」って感じましたね。「私、本当にメンバーの一員になったんだ」って。皆さんに感謝だなって思いますし、ただひたすらワクワクしました。

 まさかいきなり聴けるとは思わなかったので、時が止まりましたね……。

ペイトン 手がプルプルしていて、とりあえず泣くっていう。

青山 私はそのとき聴くのが必死すぎて、歌詞までしっかり追えないぐらいで。「これ、私たちが歌うんだ」っていう気持ちが大きくて、嬉しかった反面、「歌えるかな?」ってドキドキしましたね。

Liyuu 私はリモート参加で聴かせていただいたんですけど、リモートなのでちょっとタイムラグがあって、感動するタイミングがみんなとずれちゃって(笑)。でもその日の夜に音源をデータでもらって一人で聴き直して、「ああ……(感動)」って。

――そしてレコーディングに入るわけですが、完成した曲の歌い分け順にお伺いします。まずは最初の第一声は恋ですね。

青山 私は人生初のレコーディングだったので、スタートの時点で緊張はあったんですけど、歌い込んでいくと楽しくなってレコーディングの空間が好きなんだなって気づきましたね。「私、ここ好きだな」って。緊張もだんだんほぐれてきて、少しずつ感情を出せるようにもなりました。

――続いては可可のパートです。

Liyuu 私は元々ソロの活動もしていたんですけど、スタジオでレコーディングする機会はまだそんなになくて。なのでもちろん緊張しながらだったんですけど、「今回ソロパートあるんだよ」って言われて「めちゃくちゃ嬉しい!」って一気に興奮してテンションが上がりました。

――そこからBメロに入ってすみれのパートになります。

ペイトン この曲がLiella!として始まりの曲になるわけじゃないですか。だから色んな人の期待に応えないとってたくさん練習して、ガチガチに緊張してスタジオに入ったんですけど、「そんな緊張しなくていいよ」って(笑)。「と言われても緊張しますよ~……」ってなって。過去にもレコーディングをしたことはあったんですけど、最初はやっぱり力が入ってしまって、大変でした。

――歌っていくにつれて緊張も解けてきた?

ペイトン 歌うのはものすごく好きなので楽しいという感情はあったんですけど、声に乗せる表情というものが上手く出せなくて、何回も録っていただきながらレコーディングしましたね。

――その次は千砂都になりますね。

 最初はど緊張でした、歌をうたうというのは好きではあるんですけど、本当に自信がなくて苦手意識をもった状態でのスタートで。私もレコーディングが人生初めてで、ブースに入ったときはヘッドフォンしているはずなのに自分の心臓の音のほうが大きいという(笑)。ただこの曲を歌いながら自分が励まされている気がして、歌にほぐしてもらっている感覚がありました。あと、ちょっと変な言い方ですけど、「歌をうたわない意識」をしました。

――歌をうたわない、ですか。

 歌が苦手なのであればそれがすべて千砂都の言葉であると思って言えばいいんじゃないかなって。歌っているけど歌わないようにって考えると、自分の中でも緊張がほぐれてきて、私が千砂都になって、彼女だったらどうやって歌うんだろう?って考え方シフトすることができてきたんです。

――そして最後にかのんのパートのあと、サビへと移行します。

伊達 私は家に家族がいないときに一人で大熱唱するのが好きで(笑)。それもあって歌っている顔を見られるのが苦手というか、ブースに入って自分の顔を見られるのがすごく恥ずかしくて。最後までなんとかやりきったんですけど、自分を客観的に見てしまって、最初は歌に集中できなかったですね。やっぱり人生初のレコーディングということもあって、ヘッドフォンをつけるのも初めてだし。本当に全部が初めてだったので、「ごめんねかのんちゃん!」って思いながら……。

――レコーディングをしてみた感想は?

伊達 とにかく感情だけは入れてやろうと思って。歌っているときはまだどこが誰のパートになるのか知らなかったんですけど、レコーディングの最後のほうに「落ちサビはかのんだよ」っていうのを言われて。「絶対決めたい!」と思って、歌詞をひたすら分析して「自分だったらどう歌おう?かのんちゃんらしさってなんだろう?って、逆にかのんちゃんだけなので歌い方も変えたり……本当に緊張しましたが、完成を聴いたらあのときは楽しかったなっていう想いのほうが強かったです。

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