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INTERVIEW

2021.03.21

May’nが活動15年を機にレーベル移籍を発表!15年走り続けた彼女は、今何を想い、今回の決断に至ったのか――。「ありのままの自分」を語ったリスアニ!WEB独占インタビュー!

――実はすでにニューアルバムの発売も決まっているんですよね。

May’n はい。さっそく色々な曲を作っていますし、アルバム発売後の活動も一緒に計画させてもらっているので、長いスパンでの制作をさせていただいている、という感覚があります。今までも自分の意見やアイデアを存分に言わせていただいてはきましたけど、「生活の中で感じた思いを色濃く音楽に乗せられたら」という思いが生まれているので、私のアイデアを細かく形にしてくださるのがすごく楽しいですね。セルフプロデュースではないですけど、今のMay’nが考えていること、やりたい音楽が届けられるんじゃないかと思います。だから、数年後に2021年のMay’nの作品を聴いたときにきっと、「2021年のMay’nはこうだったんだ」とわかる気がします。そうやってMay’nを感じ取れるということは、アーティストとして音楽を作る意味でもあると思います。

――今、それだけの意欲と情熱に満ちているということは、移籍のきっかけとなった田中プロデューサーへの信頼も大きいからかと思いますが、May’nさんから見てどのような方ですか?

May’n まず、田中さんとご一緒した曲は全部大好きなんですよ。「あ、神曲誕生した」みたいな気持ちになるというか(笑)。テンションの上がる曲をご一緒させてもらったことで、絶大な信頼を置いています。それから、WUG(Wake Up, Girls!)ちゃんの曲を手がけられてきた方でもあるんです(笑)。

――May’nさん、WUGちゃんのことが大好きですものね(笑)。

May’n Wake Up, May’n!を結成することになったのも、私が「めっちゃWUGちゃんを好きになっちゃいました」みたいな話をして、それを田中さんが面白がってくれたからなんです。ユニットを組むというのは私にはなかった発想ですし、結果的にファンの方も喜んでくれたし、完成した曲も素晴らしかったです。なので当時から、すごいアイデアを出す方だと思っていました。そうやって、プロデューサーとして私のアイデアをいい形で実現させてくださるんです。ビジネス的な目線も鋭いのですが、同時にファン目線というか、アニメが好きでアニソンが好きで、ファンが喜ぶようなことを提案してくれるのが心強いですね。最近は、会議をしているとどうしても私はファンの気持ちを代弁することが多いんです。なので、ビジネス側だけどファン目線という方がいらっしゃるのはすごくありがたいです。しかも、May’nの音楽のファン、と言ったら失礼ですけど、今までの活動も見てくださってもいるので、ファンに近いスタッフさんがいてくれてるような信頼感もあります。アニソンに加えて、より幅広い音楽性を届けられるような気持ちになっていますね。

田中宏幸 付け加えるならば、僕は音楽プロデューサーではないんですよ。これまでも、アニメのプロデューサーという立場から、アニメとどうリンクしていくかという発想が根底にあって、そこから音楽としてもより深いものを作るという意識があったとは思います。その意味で、作り方が少し違うのかもしれないですね。

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