【2021年冬アニメ主題歌】リスアニ!OP・ED主題歌レビュー――『IDOLY PRIDE』『SK∞ エスケーエイト』『弱キャラ友崎くん』ほか話題作ピックアップ!

『2.43 清陰高校男子バレー部』

●オープニング・テーマ「麻痺」yama (MASTERSIXFOUNDATION)
作詞・作曲:TOOBOE
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●エンディング・テーマ「Undulation」崎山蒼志(ソニー・ミュージックレコーズ)
作詞・作曲:崎山蒼志/編曲:立崎優介・田中ユウスケ
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弱小男子バレー部が様々な軋轢を乗り越えながら全国大会を目指す姿を描く、王道のスポーツ青春アニメだからこそ、良い意味でどこか青さを感じさせる期待の新鋭の彼らが本作のテーマ曲を担当することになったのだろう。

オープニング・テーマを歌うyamaは、2020年、「春を告げる」のバイラルヒットで瞬く間に時の人となったシンガー。独特の色気と品格を帯びた中性的な歌声は、金管楽器を大々的にフィーチャーしたファンク調の本楽曲においても青く燃えており、不器用な青春のあがきを後押ししてくれる。

そしてエンディング・テーマを歌う崎山蒼志は、生々しくも生命力溢れる表現で異彩を放つ弱冠18歳のシンガーソングライター。今回の「Undulation」は彼の昔からのレパートリーのため、作品に寄り添って書かれたわけではないが、切れ味鋭い言葉とオルタナティブフォークなサウンドが紡ぎ出す強烈な“うねり”に作品との共鳴を感じるはずだ。

『バック・アロウ』

●OP「dawn」LiSA
作詞:LiSA/作曲:草野華余子、堀江晶太/編曲:堀江晶太
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●ED「セカイノハテ」斉藤朱夏
作曲:ハヤシケイ(LIVE LAB.)/作詞︰ハヤシケイ(LIVE LAB.)
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谷口悟朗(監督)×中島かずき(シリーズ構成)×田中公平(音楽)という座組みの時点でただならぬ作品になることが約束された本作。

舞台となるのは壁に囲まれた世界、その外を目指す主人公の名前がバック・アロウ(=バカ野郎)と、ある種、閉塞した時代に風穴を開けてくれるような物語が期待されるが、そのニューエラの“夜明け”を高らかと示してくれるのが、LiSAによる2021年最初の新曲「dawn」だ。堀江晶太のアレンジによる豪快なリフが牽引するトランシーなデジタルロックと、LiSAの全ての壁を叩き壊すような歌声は圧巻の一言。

一方の斉藤朱夏が歌うEDテーマは、“世界の果て”を否定的な意味合いではなく、自分自身の新しい世界の始まりとして捉えた技ありの爽快ロック。ハヤシケイらしい優しい眼差しに満ちた歌詞が沁みるし、主役の溌溂とした歌声にも元気をもらえることだろう。

『ゆるキャン△ SEASON2』

●OP「Seize The Day」亜咲花
作詞・作曲:永塚健登/編曲:立山秋航
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●ED「はるのとなり」佐々木恵梨
作詞:佐々木恵梨/作曲・編曲:佐々木恵梨・中村ヒロ
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アウトドア女子たちのゆるっとしたキャンプライフを描いた人気シリーズの第2期主題歌は、第1期で好評だった亜咲花と佐々木恵梨が続投。

第1期のOPテーマ「SHINY DAYS」を作詞した永塚健登が詞曲、同シリーズの劇伴音楽を手がける立山秋航が編曲を担当した「Seize The Day」は、ジャクソン5風味だった前作に続き、往年のソウル/ディスコミュージック(特にフィリーソウル)からの影響を感じさせる軽快なポップチューンに。タイトルの「Seize The Day」は「今を生きよう」といった意味で、詞・曲・歌のどこを切ってもポジティブバイブス全開!

「はるのとなり」は前作のEDテーマ「ふゆびより」と同じく佐々木と中村ヒロの共作で、打楽器は一切なし、アコギやストリングスなどで構築された、ブリティッシュフォークに通じる優しくもどこか幻想的な風合いが、まるで音の森林浴といった趣きのマイナスイオン曲。それではおやすみなさい、Zzz……。

TEXT BY 北野 創(リスアニ!)

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