初のクリスマスソングはハッピーで前向きな“自分らしい”ナンバーに!クリスマスの思い出話やSNSの話も聞いた、小倉 唯「Very Merry Happy Christmas」リリースインタビュー

小倉 唯が自身初となる配信シングル「Very Merry Happy Christmas」を、12月9日にリリースする。曲名からもわかる通り、彼女にとって初のクリスマスソングとなる本楽曲は、聴いているだけで胸が弾むクリスマスらしいサウンドに彩られたポップでハートウォーミングなナンバー。クリスマスイブに行われる配信ライブ“小倉 唯 ONLINE クリスマス ライブ 2020 ~Winter Twinkle Magic~”に向けた、彼女からの最高のプレゼントと言えるだろう。楽曲はもちろんMVや振り付けに至るまで、本人のこだわりが詰まった本作の話題はもちろん、この発売タイミングに合わせたサブスクでの全曲解禁、さらにはYouTubeやTikTokといったSNSの運用について、たっぷりと語ってもらった。

家族と過ごす時間、ライブでの名曲カバー――小倉 唯のクリスマスの思い出

――新曲「Very Merry Happy Christmas」は、小倉さんにとって初の配信シングル、そして初めてのクリスマスソングになります。

小倉 唯 今年はコロナ禍ということもあって、おうちで音楽を聴かれる方が増えていることを受け、年内中のどこかで配信シングルのリリースとサブスクリプションサービスの全曲解禁をしようとチーム内で話していました。タイミング的に楽曲を出せる時期が年末ということで、季節性のある曲にしたくて、今回はクリスマスソングに挑戦しました。クリスマスソングではありますが、同時に年末年始にかけても聴いていただける楽曲です。今年はきっとおうちで年明けを過ごす方が多くなると思うので、少しでもこの楽曲を通して彩りやワクワクドキドキした気持ちを届けられたらいいなと思います。

――ちなみに小倉さんは、クリスマスと言えば何を思い出しますか?

小倉 やっぱりイルミネーションですね。街全体が煌びやかで、装飾を含めかわいらしい世界観になるので。あと、私は基本的に暑さよりも寒さのほうが得意なので、冬の時期がすごく好きなんですよ。

――冬だとファッションも色々楽しめますものね。あと、小倉さんは毎年、自宅でクリスマスパーティを楽しんでいたイメージが強くて。昔、よくブログで紹介していましたよね?

小倉 母が季節のイベント毎を大切にする人なので、ハロウィンやクリスマスには、いつも頑張って手料理を作ってくれるんです。その時期は学校やお仕事から帰ってくると、おうちがパーティモードになっていたり(笑)。手伝えるときは自分も手伝って、ケーキを毎年一緒に作ったりしていました。あと、私がブログをよく更新していたので、インスタ映えじゃないですけど、ブログ映えということで、多分母が張り切って……。

――なるほど、自分が作った料理をブログに載せてくれるから。

小倉 そうなんです。「ブログに載せてね」と、母から若干の圧を感じていました(笑)。きっと両親も毎年楽しみにしていたんだと思います。ただ、今年はコロナの影響で母も群馬の実家に帰っているので、ちょっと寂しいなと思いつつ。けど、そんななかでこの楽曲のリリースや、12月24日には配信ライブ(“小倉 唯 ONLINE クリスマス ライブ 2020 ~Winter Twinkle Magic~”)があるので、今年はかなり忙しいクリスマスになりそうです。

――あと、小倉さんがクリスマスソングと聞いて真っ先に思い浮かぶ曲も教えていただけますか?

小倉 厳密にはクリスマスソングではないかもしれないけど、松浦亜弥さんの「100回のキス」という楽曲がすごく好きで、以前、クリスマスの時期に開催したファンクラブのイベント(2018年12月22日開催のイベント“ゆいゆい*カンパニー社員総会 ~Xmasイブ×3♪~”)でカバーさせてもらったことがあります。自分の中では、この時期に聴きたい曲No.1。それと、私はハロプロさんがすごく好きなので、プッチモニさんの「ぴったりしたいX’mas!」も大好きです。そういうイメージが、この楽曲作りのアイデアとして加わった部分もあったと思います。

“思い出”と“身近な距離感”を大切にした新曲「Very Merry Happy Christmas」

――では、新曲「Very Merry Happy Christmas」を作るにあたって、まずどんな構想がありましたか?

小倉 今回の楽曲はコンペで選ばせていただいたのですが、具体的なコンセプトは上がってくる楽曲を聴いてから決めようと思って、楽曲の明確なイメージはあえて出さなかったんです。例えば、先ほどお話したプッチモニさんの楽曲がマックスのテンション感だとしたら、下はバラード曲までの振り幅で、作曲家さんの思い描くクリスマスソングを作ってもらえるよう、リクエストしました。どんな楽曲が上がってくるのかワクワクしたし、曲選びも楽しかったです。

――その結果、「Hop Step Jump!」を手がけた本田正樹さんの作編曲による、弾むテンポの多幸感に溢れた楽曲になったわけですね。この曲を選んだ決め手は?

小倉 バラード曲でもすごく素敵な曲があったので、そちらとかなり迷いました。だけど、この曲のテンポ感・リズム感・世界観にとても居心地の良さを感じて。今後この曲を自分がずっと歌っていくというイメージや、MVやジャケットを作ることを想像したときに、一番可能性が見えてきたんですよね。多分、自分の中では、もともと少しアップテンポな楽曲が歌いたいなという気持ちがあったのも大きかったと思います。ハッピーで前向きな明るいテンポの曲のほうが、私らしいクリスマスソングになるかなと思って、この曲を選びました。

――歌詞は曲を選んでから書いてもらったのですか?

小倉 実は歌詞もデモの段階から入っていて、最初のコーラス部分の“Very Merry Christmas with lots of love and Happy New Year”は元々のものから変わっていません。“Merry Christmas”だけじゃなく“Happy New Year”も描かれているのがすごく良くて。その歌詞があったからこそ、自分の中での世界観がさらに広がったんだと思います。これを聴いて、クリスマスだけじゃなく、年末年始の楽しい時間に向けて人々が集まって準備したり、素敵な瞬間を迎えるまでの思い出を切り取る構想が浮かんできたんですよね。

――その小倉さんのなかで膨らんだイメージは、歌詞にも反映されているのでしょうか?

小倉 歌詞についても私からアイデア出しをさせていただきました。皆さんが聴いたときに情景を浮かべてもらえれば良いなと思い、外出中の景色から、家の中で準備する景色に変わっていくように、Aメロ・Bメロの歌詞で流れを作ったところなんかは、ストーリーを明確にして提案したアイデアです。

――たしかに日常の延長線上の風景が思い浮かぶ歌詞ですね。

小倉 聴いている人には、それが私でも、その人にとって大切な人でもいいんですが、身近な距離感としてこの曲を受け入れてもらえたら嬉しいなと思って。そこは歌いながらも意識した部分ではあります。

――ほかに歌詞でお気に入りのフレーズや、こだわったポイントはありますか?

小倉 すごく好きなのが、サビの“シャンパングラス響く 私たちのジングルベル”から“また思い出が増えてゆく”にかけての部分。たくさんの出会いがあるなかで、様々な人たちとのかけがえのない日常のシーンがたくさん重なり、自分の心の宝箱に思い出が増えていくことが、何よりも幸せな瞬間というメッセージ性を感じたんです。なので、この構想をもう少し具体的に膨らませたくて、2番のAメロの歌詞は私からもアイデアを出して作っていただきました。“一緒に行った海外旅行 浮かれたアルバム見ながら”とか“願い込めながら トップスターを飾ったの”の辺りですね。

――もしかして自分の実体験とかも反映されているのでは?

小倉 今回のMVには、大きなクリスマスツリーが出てくるんですが、実家にいた小さい頃は、毎年大きなクリスマスツリーが出てきて、家族と一緒に飾りつけをしていました。海外旅行にもよく連れていってもらっていたし、お仕事でもたくさん行ったな~って。特に海外旅行は、今はなかなか行けないからこそ、自分でも今までの思い出を振り返ってみたり。そういった経験は反映された気がします。

――先ほど身近な距離感を意識して歌ったとお話いただきましたが、実際にレコーディングではどんなアプローチで歌いましたか?

小倉 “思い出”というフレーズを大事に、聴いている方が懐かしい気持ちになってもらえたら嬉しいなと思い、自分も温かい気持ちで歌うことを心がけました。それに加えて、これから始まるパーティーに向けてのワクワク感や、盛り上がる気持ちを声に乗せられるよう、自分も出来るだけ楽しい気持ちで歌いました。それと、この楽曲からは、楽しいことがいつか終わってしまう切なさも感じたので、声のトーンも、ハッピーで可愛らしいだけじゃなくて、「いずれは終わってしまう目の前の幸せを思いっきり楽しみたいよね」というような、大人っぽさ、艶っぽさを意識して歌うようにしました。等身大で歌いたい思いがありましたが、そこはうまく表現できたのかなと思います。

――落ちサビ前にセリフが入っているのも、小倉さんからのメッセージみたいで素敵でした。

小倉 これは私からの熱い希望で入れさせてもらったフレーズです(笑)。セリフの内容も自分で考えました。せっかくだから声優アーティストらしいことをしたかったし、ライブで歌ったときにセリフがあると、会場がかなり盛り上がるんですよ。「これを聴きたい!」って思ってもらえるような曲になったらいいなって。

――この“「これからもずっとよろしくね」”という言葉には、どんな想いを込めましたか?

小倉 これにはいろんな意味があります。最初にご提案いただいた歌詞では、もう少し恋人視点の歌だったんですが、個人的に今回の楽曲は、誰と過ごしているのかを明確にしないことによって、聴いているに方とって心地良く楽しいクリスマスソングになったらいいなと思っていました。なので、歌詞全体のバランスを、恋愛ソングじゃない方向に調整してもらって。この台詞に関しても、もちろん恋人の関係性であってもいいとは思うんですが、家族にも言えるし、友達にも言えるし、私だったらファンの方に向けても言える、たくさんの可能性を含めた、でもみんなに共通して言える嘘のないセリフにしたくて、これにしました。

――たしかにいろんな受け取り方ができるフレーズですし、ファンとしては小倉さんから直接“「これからもずっとよろしくね」”と言ってもらえると、めちゃくちゃ嬉しいと思うんですよね。先ほどおっしゃっていた距離感の近さも感じますし。

小倉 それだと嬉しいです。この台詞の距離感は特に難しくて、何回も録り直したんですよ。やっぱり歌よりも台詞のほうが距離感を表現しやすいので、いろんなパターンのこの台詞を録って、10テイクぐらい録ったなかで一番いいと思ったもの、メッセージ的に身近に感じられるものをセレクトしました。きちんと相手の目を見て、その人に向けて言っている感じを意識しました。

ドキッとする見どころがたっぷり! スマホでの視聴に適した縦型MV

――MVについても詳しくお話を聞かせてください。今回は縦型のMVになります。

小倉 今回は配信シングルなので、スマホで観たり聴いたりする方が多いのかなと思ったのが、縦型にした理由の一つです。それと、この曲の世界観である、親しい人たちと幸せな空間や時間を過ごすことをテーマに考えたとき、自分の大切な人との思い出をそのまま映像に映してしまえばいいんじゃないかと思って。一緒に準備をしたり、リアルな日常や生活の中で感じる幸せをスマホで撮ることを思いついたんです。

――MVは大まかにダンスカットと日常のシーンに分かれていますが、日常シーンは実際にスマホで撮ったのですか?

小倉 はい。最近は皆さんスマホを使う時代で、いろんな方がYouTubeやTikTokなんかにアップしてますし、私もそういう動画をたまに観るようにしていますが、相手のことをスマホで撮って、それをインターネットに載せるのは、最近だと普通のことだと思うんです。だからこそ今回のMVは、普段からたくさん思い出を撮り合っている相手がいるというシチュエーションで、スマホだからこそ近づける距離感や見せられる表情を作り込めたら、楽曲の世界観がもっともっと広がるかなと思って。

――スマホによる撮影でも、ちゃんとMVとして成立してますね。

小倉 良かったです。当初は、監督さんもこういうMVを撮ったことがなかったらしく、ダンスシーンやリップシーンもあるなかで、イメージシーンはリアルにスマホで撮ることに対して、「成立するのかな?」と話していたんですよ。でも、私の中ではなぜか絶対にいいものができるという確信があって(笑)。だからそこは、私が「これでいきましょう!」と、皆さんの背中を押させていただきました。

――そのイメージシーンでは、クリスマスに向けて買い物をしたり、おうちで準備をしたり、いろんなカットがありますけど、どんな場面を撮るかというアイデアも小倉さんから?

小倉 はい。それも打ち合わせの段階でいろいろ提案させていただいたり、もしくは他の方からいただいた意見を参考にしながら精査していきました。

――そのなかで小倉さんが絶対に必要と思って撮ったシーンは?

小倉 今回は曲のイメージ的にも、クリスマスに向けて準備をするという大前提のテーマがありました。だけど、個人的にはそこだけじゃなく、普段の日常からもいろいろな思い出を積み重ねている過程を描きたかったので、生活感のあるシーンを入れたかったんです。朝起きるシーンや、歯磨きしたり、料理をしたり、お皿洗いしたり、普段は絶対に見られない私の一面を見せられたらいいなと思って。それこそメイクしていたり、髪を乾かしていたり、ちょっとドキッとするような、生活の一部に私がいるような錯覚になるアイディアは、私から提案しました。

――あれこそ距離感の近さをすごく感じさせるところでした。

小倉 全体を通して、あまり嘘がないものにしたかったんです。だから台本も一切なかったですし、その場その場で「こういうものを撮ってみよう」と話し合って、空気感を大事にしながら撮影していきました。

――日常シーンで着ている衣装も、等身大感があって素敵でした。

小倉 今回はダンスシーンのサンタ衣装と、外に出かけているシーン、おうちの中のシーンの計3着の衣装があるんですが、家の中で着ている部屋着は、カーディガンやワンピースを上から羽織ることでパターン違いのコーディネートが組めるように選びました。あえて季節感はわからないようににしています。それとクリスマスの準備のシーンは、女の子は頑張ってお洒落をするような日だと思うので、この曲の中の女の子のイメージに合うような、かわいらしく見えるふわふわのニットだったり、コートだったり。

――もしかして普段の小倉さんのファッションと近かったりしますか?

小倉 私は最近、着ていてストレスのない服が好きなので、その意味で言うと、あそこまで可愛らしさに振り切った服を日常ではあまり着ないかもしれないです。可愛いニットって案外チクチクしたりしちゃうし、「撮影で着られるからいいかな?」っていう気持ちになっちゃって(笑)。それに声のお仕事をしているので、シャツなんかを着るとマイクにノイズが入ってしまったりするんです。でも、私は元々かわいい世界観が大好きなので、それをMVで表現できるのは嬉しいですね。

――ダンスシーンで着用しているサンタ衣装のこだわりも教えてください。

小倉 楽曲のテーマも含めて、デザインにはすごくこだわりました。オフショルダーで少し色っぽさを出してみたり、踊ったときにスカートがなびくような質感にしてもらったり。あと、元々はワンピースの形を予定していたんですけど、あえてツーピースにして若干お腹が見える、ドキッとするような細工もさせてもらいました。それと、ふわふわのファーはサンタ衣装のキーになるので、衣装のフィッティング時にもっとボリュームを出してもらうようにお願いをしたり……こだわったポイントはたくさんあります(笑)。

――背中が大きく開いているタイプのオフショルダーなので、後ろを向いたときにセクシーですし、腰の後ろに大きなリボンが付いているのも良かったです。

小倉 あのリボンは衣装さんのアイデアで、始めのほうでちょうど後ろを向く振りを付けになっていたので良かったです。今回は自分で振りを付けたので、ぜひそこも注目してほしいです。

――振り付けはどんなところにこだわりましたか?

小倉 縦型のMVにすることが事前に決まっていたので、縦型でスマホ映えするようなイメージで考えました。普段だと左右や前後の動きが多いんですが、あえてスマホの画角でできる動きという制限を設けることによって、すごく脳が活性化されましたね。いろんな振りのアイデアが出てきましたし、みんなも一緒にマネして踊ってもらえたらいいなと思って、サビは頑張れば誰でも踊れるようなキャッチーな振り付けにしてみました。

――そういえばMVには、愛犬のルパンとシフォンも登場しますね。

小倉 そうなんですよ、いろいろなところに登場させています(笑)。今はまだ子犬ですが、どんどん大きくなっているので、MVに出させてもらえるなんて、それこそ思い出としてずっと残りますし、すごくありがたいです。

――配信シングルのジャケット写真は、背中を向けて振り返りながらウインクしているポーズで、こちらもインパクトがあります。

小倉 ジャケットは、MVと同じ日に撮り下ろした写真の中から選んで作っていきました。撮影しているときから、この振り返っている写真がすごくいいねという話になって、そのなかでウインクしている写真はこれだけだったんです。スタッフさんからは笑顔の写真を推されたんですが、さっきもお話したように、この曲では大人っぽさや色っぽさも表現しているので、私が「このウインクの写真がいいです」って押し切りました(笑)。ちょっと含みのある表情が自分でも気に入ってますし、今回からサブスクも解禁されるので、これぐらいキャッチーなジャケットのほうが目に留まるんじゃないかと思って選ばせてもらいました。

YouTubeを始めたきっかけは勢い!? ちゃんゆい流SNS活用術

――ここからは少しリリースの話からは逸れるのですが、今作の発売日である12月9日に、小倉さんが今までリリースした全楽曲が各サブスクリプションサイトで配信スタートとなります。小倉さんはサブスクでの全曲解禁についてどんな考えをお持ちですか?

小倉 手軽に自分の楽曲を聴いてもらえることは、アーティストとしては嬉しいことだと思います。なのでこれを機に、より自分の楽曲について知ってもらえたり、私に関心を持ってくださる方が増えたら、それ以上のことはないなと思っていて。ただ、今まではCDの形で出していたので、ちょっとした寂しさもありますね。形に残る思い出と、そうじゃないけどこれから積み重なっていく思い出。CDとデジタルは別々の分野なので、そこに上手く順応していきたいですし、サブスクをきっかけに知ってくださった方が、今までのシングルを含め、モノとしてコレクションしてくださったら嬉しいです。

――例えばこれから小倉さんの楽曲をサブスクで聴き始める人に向けて、どの曲をおすすめしたいですか?

小倉 私の曲には本当にいろいろなものがあるし、もう8年ぐらい活動しているので、歌い方も曲によって全然違うんですよね。だから、一番は聴いてくださる方のお好みの曲を見つけていただければいいなと思います。アルバム辺りから聴いていただけると、「こういう方向性の曲があるのか」という全体像が見えていいと思います。そこから好きなジャンルがあったら掘り下げてもらってもいいし、あまり固定化しないで聴いてもらえたら嬉しいですね。「唯ちゃんはやっぱりこれでしょ!」という以外の部分も、今回のサブスク解禁で提示できればなと思います。

――新曲の話からは少し離れるのですが、2020年の小倉さんの活動を振り返ると、個人のTwitterアカウントやYouTubeチャンネルを開設したり、2019年に始めたTikTokも有効に活用されていて、いわゆるSNSの活用に積極的になったタイミングなのかなと思っていて。特にYouTubeチャンネルは話題になりましたが、どんなきっかけで始めたのですか?

小倉 自分が元々YouTubeが好きなのもあって、タイミングがあれば始めたいなと思っていたんですが、なかなかきっかけがなくて。そんなときに(新型コロナウイルスの影響による)自粛期間で家にいる時間が増えてきたので、始めるなら今のタイミングがベストかなと思って、勢いだけで始めてみました(笑)。

――勢いだったんですね(笑)。自分もASMRやメイク動画などを観て癒されてます。

小倉 ありがとうございます。結構反響があって、ファンの方だけじゃなくて、同じ業界の子たちも観てくれているみたいなんですよ。行く現場行く現場で、声優の女の子に「メイク動画観たよ」とか、後輩の女の子にも「メイク動画観ました、嬉しいです!」みたいなことをよく言われるので、嬉しくもある反面、ちょっと恥ずかしい気持ちもあって、そこは予想外でした(笑)。

――実際にYouTubeを始めてみて、ご自身としてはいかがでしたか?

小倉 楽しさもありますけど、改めてYouTubeで投稿するにはすごくカロリーが必要ということを痛感しました。というのも、撮影から編集・アップまで全部自分でやっているんですよ。元々ネット能力がそんなに高くないタイプの人間なので、時間も体力も必要ですし、作業としてはかなり大変で。ただ、動画を編集していくなかで新たな発見もありました。私はアーティスト活動を行うにおいても、ある種、自分自身がきっかけとなって全体を統括しているんですけど、その経験もあってか、自分の中で(動画の)最初と終わりが見えるので、動画編集はすごくやりやすかったんです。それはこの業界に長くいるからこそ備わっていたものだと思いますし、「もしかして自分には、動画制作の才能があるのでは?」と思いました(笑)。

――もしかしたらその経験が、今回のMVにも還元されているのかもしれませんね。

小倉 それはあると思います。今回のMVでは、「このシーン、あとほんのちょっとだけ短くしたいです」といった、本当に細かいディレクションをさせていただいたりもして、それは自分で動画を作ったからわかった部分もあると思いますね。ただ、お仕事が普段通りに戻ってくると、動画を編集する時間がなくて、最近はまったく更新できてないんですよ。

――一番新しいのが8月17日にアップされた動画ですものね。

小倉 はい(笑)。ちょっと考えものだなと。今はたまーに出せればいいかなと思っています。

――それに加えて今はTwitterやインスタグラム、TikTokも活用されているわけですが、どのように使い分けているのですか?

小倉 自分の中では明確にあるんですけど、でも同時進行は難しいと感じているので、SNSを自由自在に扱えている現代人は本当にすごいなと思います。

――小倉さんもその一人じゃないですか(笑)。

小倉 いやいやいや。私はお仕事として始めたのが最初なので、多分プライベートだったらやっていないことのほうが多かったと思うんですよ。だからそれをナチュラルに出来てしまう人は本当に才能だなと感じますし、私もSNSについてこだわりはあるんですが、やっぱり自然に出てるものじゃなくて、皆さんに楽しんでもらいたくてやっているものでもあるので(笑)。

――TikTokであれば、今年のハロウィンにアップしたIZ*ONE「Beware」のガオガオダンスを踊る動画がバズりましたけど、どんなこだわりを持って運用しているのですか?

小倉 元々は楽曲(10thシングル「Destiny」)のリリースを記念して開設したものなので、自分の曲に準じて動画を作るのがメインだったんですが、最近はSNSの流れやTikTokの認識が変わってきた背景もあって、自分の曲以外のものにもチャレンジして、私の表情や新鮮な姿をもっと見てもらおうという方向性に変えていっています。それでガオガオダンスにチャレンジさせてもらったり、ほかにもきっかけがあればやってみようかなと。

――今のコロナ禍の状況の中でも、ファンの方と繋がりを持てる機会をちゃんと作られているんだなと感じました。

小倉 そうですね。今はなかなかお会いすることができないので、何か少しでも、皆さんに提供できる場があるというのは、こういう時代において素敵なメリットだなと感じることが多いです。

――最後に、「Very Merry Happy Christmas」はニューイヤーのことを歌った曲でもあるので、小倉さんは2021年をどんな年にしたいかを教えてください。

小倉 今年はコロナの影響があって、来年もまだ状況が見えないですが、サブスクも解禁されたことですし、自分の楽曲をいろんな方に聴いてほしいですね。自粛期間中に感じたのは、なかなか思うように活動ができないなかでも、常にファンの人と自分は繋がっているんだということ。例えばファンクラブだとか、自分がファンの人との距離感を身近に感じられる機会が、思ったよりも多くて。そういう場があるということはすごく幸せなことだと思うので、これからもファンの方と楽しい思い出作りができればと嬉しいです。声優としても、これからいろんな役に出会うチャンスがあればいいなと思っています。

――プライベートでやりたいことはありますか?

小倉 個人的には、二十代も後半に差し掛かってくるので、もっと自分のことを理解して、体調や生活をきちんと定着させていければいいなと思っています。私は自分に合った生活リズムみたいなものが、まだよくわからなくて。

――というのは?

小倉 今までずっと仕事や学校といったものを軸に生活してきました。今で言うと基本仕事が第一優先になっているので、仕事をしていないときの自分の生活リズムがよくわからないんです。基本、自分の時間の組み方は仕事合わせなんですけど、この仕事は毎日変動するので、明日は朝がすごく早いけど、明後日は夕方から、みたいなスケジュールに合わせていると、自分の生活がよくわからなくなってくるんです(笑)。だから私は規則正しい生活をしている人がすごいなと思っていて。なので、こういう仕事でもできる自分のルーティンみたいなものを編み出したいです。私は今、ルーティンがなさすぎるので(笑)。

――いつかYouTubeに小倉さんのルーティン動画がアップされることを期待しています。

小倉 あはは(笑)。

INTERVIEW & TEXT BY 北野 創(リスアニ!)


●デジタルリリース情報
「Very Merry Happy Christmas」

作詞:日南田あおば 作曲・編曲:本田正樹
配信中

●ライブ情報
小倉 唯 ONLINE クリスマス ライブ 2020 ~Winter Twinkle Magic~
12月24日(木)
開場(配信開始)19:00 / 開演(ライブ開始)19:30
※公演時間は本編約60分を予定しております。本編終了後に、「Yuiʼs*Company.社員忘年会(ファンクラブ限定)」(約30分予定)の配信がございます。

特設サイトはこちら

アーカイブ配信:12月24日(木)配信終了後~2021年1月3日(日)23:59

配信メディア:Streaming+

■チケット
・ファンクラブ限定 特典付き視聴チケット
チケット代金:4,200円(税込)+ 手数料220円
販売期間:11月23日(月・祝)15:00~12月6日(日)23:59

販売はこちら

配信内容:本編+Yuiʼs*Company. 社員忘年会(生配信)+ライブ2曲
特典情報:オリジナルデザイン紙チケット&ポートレートA5ポートレート
※特典は配信ライブ当日までにチケットお申込み時にご登録いただくご住所宛にお届け予定です。

・ファンクラブ限定 視聴チケット
チケット代金:3,700円(税込)+ 手数料220円
販売期間:11月23日(月・祝)15:00~1月3日(日)12:00
販売はこちら
配信内容:本編+Yui’s*Company. 社員忘年会(生配信)+ライブ2曲

・一般視聴チケット
チケット代金:3,700円(税込)+ 手数料220円
販売期間
11月23日(月・祝)15:00~1月3日(日)12:00
販売はこちら
配信内容:本編のみ

小倉唯オフィシャルファンクラブ「Yuiʼs*Company.」第2回社内大抽選会
こちらの抽選会は応募してくださった方は必ずいずれかの賞に当選するハズレなしの大抽選会!
・A賞 ゆい社長の名刺をもらえるで賞
・B賞 ゆい社長のサイン入り名刺をもらえるで賞
・C賞 ゆい社長から“お褒めの言葉”をもらえるで賞
・D賞 ゆい社長から“喝”を入れてもらえるで賞

応募期間:1月5日18:00まで
当選発表は2021年2月頃を予定しています。
下記の期日までに入会手続きの入金・決済を完了された方は、こちらの抽選会にご参加いただけます。
・Loppi/ローソンチケットからの入会、郵便振替でのご入金:12月31日(木)
・クレジットカード決済、コンビニ、ペイジーでのご入金:1月4日(月)
小倉 唯のオフィシャルファンクラブ「Yui’s*Company.」はこちら

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