プレデビュー楽曲「A KA SA TA NA」に迫る!リスアニ!新人発掘プロジェクトから登場した佐藤ミキ、独占初インタビュー!

2020年にSACRA MUSICからのデビューを控える新人アーティスト・佐藤ミキが、プレデビュー曲「A KA SA TA NA」を配信リリースした。海外の最新ポップスの要素も取り入れたスタイリッシュな音楽性と、それら様々なテイストの楽曲を伸びやかに歌いこなすシルキーボイスの持ち主である彼女が、今回取り組んだのは、夏の終わりを想起させるメロウなラブソング。彼女は歌唱のみならず、作詞でもその才能を発揮している。「リスアニ!Vol.41」の巻頭記事“リスアニ!新人発掘プロジェクト”でも特集を組み、リスアニ!が今イチ押しする彼女の独占インタビューを、ここにお届けする。

佐藤ミキが歌と音楽に魅せられた理由

――佐藤さんは、学生時代から、英語や中国語などの語学を学びながら、音楽活動にも力を入れてきたと聞きました。アーティスト活動に憧れを抱くようになったきっかけを教えてください。

佐藤ミキ 周りの影響もあり、物心がついた頃から音楽に囲まれた生活で、友人の誕生日会や遊戯会などで歌い続けてきました。高校入学時の新入生歓迎会で、先輩のガールズグループが演奏しているのを見たときに、とてもかっこよくて、私もやってみたい!と思いました。

――高校時代にガールズグループを結成し、そこでベース&ボーカルを担当していたらしいですね。

佐藤 はい。ベース以外の楽器をライブで披露したことはないのですが、高校では軽音部の部長だったので、ドラムとギターも後輩たちに楽譜の読み方や叩き方を教えられるように練習はしていました。

――佐藤さんは、歌や音楽のどんなところに魅力を感じますか?

佐藤 自分の手の届く身近な人たちの垣根を越えて、聴いてくださるたくさんの人たちの心を強くしたり、励ませる可能性があるところです。私はこれまでにたくさんの歌を聴いて元気をもらい、歌詞に励まされ、ときには一緒に悲しんだり、背中を押してもらいながら今を生きています。でも、その歌を届けてくれるアーティストは、会ったことも話したこともない存在です。自分が直接声をかけて、手を差し伸べて助けることができる人間は限られています。でも私が頑張っている人たちを応援したい、同じ想いの人たちと励まし合って一緒に乗り越えていきたい、この気持ちをもっとたくさんの人に知ってもらいたい、という想いを歌にすれば、その歌を通して、自分の知らないところ、自分が予想もしていない瞬間にも、自分の歌で元気になる人たちがいる、そこに歌や音楽の魅力を感じます。

作詞のこだわりから浮かび上がるアーティスト性

――作詞はいつ頃から始めたのでしょうか?

佐藤 小学生の頃、『HERO』というドラマの再放送を観ていたら、宇多田ヒカルさんの主題歌「Can You Keep A Secret?」が流れてきたときに、“近づけないよ 君の理想に”からの“すぐには変われない”や“伝えよう やめよう”“信じよう だめだよ”というフレーズが、初めて聴いた曲なのにすごく自分に入ってきて、「自分の気持ちそのままだ……すごい!」と衝撃を受けたんです。そこから「自分も歌詞を書いてみたい!」と思って、誰にも見せることなく密かに一人で書き始めました。しばらくして歌詞を書かなくなってしまったのですが、18歳の頃にボイスレッスンに通うようになってから、歌をうたうなら自分が伝えたいことを自分で歌いたいと思い、また歌詞を書き始めました。

――歌で自分の気持ちを表現する大切さに気づいたわけですね。

佐藤 昔はメロディがないなかで書いていたので、どうしても毎回ポエムのようになってしまって、「歌詞書く才能はないな」と、また書くのを辞めた時期があるのですが、不思議と書くのを止めてしまうと、聴いていて良いと思える歌がうたえなくなってしまうんです。なので、使われることはなくてもとにかく毎日書き続けようと思って、1日1曲歌詞を書き続けました。形にならなくても、自分の想いを歌詞として吐き出すことが、ストレス発散になっていたのかもしれません。

――なるほど。では、自分で歌詞を書くことの魅力については、どのようにお考えですか?

佐藤 自分がどういうふうにものを感じるのか、どういう考え方をしているのかを知ってもらえることだと思います。私はこういう人間で、こういうことがしたい、みんなのことをこう思っているよ、というのを歌を通してたくさんの人に伝えていきたいです。

――歌詞を歌で伝える際に大切にしていることはありますか?

佐藤 一時期自分の歌を録音しては聴いてを繰り返していた時期があって、そのときに歌詞を見なくても聴いただけですべてを取りこぼさず伝えられるようになれたらいいなと考え、言葉を一言一句大切にしようと思いました。ただ、言葉だけを大切にするだけでは歌にならないので、言葉を音にちゃんと乗せて歌えるようになれたら、聴きやすくてノれる歌になると思い、技術的な面ではその二つを主に意識しています。ですが結局は人間の人となりがそのまま歌に反映すると思っているので、頑張って練習することはもちろんですが、最近は人として魅力のある人間になれるように、いろんな経験をしたいなと思っています。

年の夏が生んだ“遠恋ソング”

――佐藤さんは今年7月にメジャーデビューを発表し、同時にオリジナル曲「Play the real」をYouTubeに公開しました。どのような反応・反響がありましたか?

佐藤 「Play the real」を聴いていただいた方からは「声が良い」「曲が良い」「歌詞が良い」と評判をいただき嬉しく思っています。海外からの反応もあり、音楽がボーダレスに繋がっていることを改めて実感しました。

――そして8月26日にはプレデビュー曲「A KA SA TA NA」を配信リリース。ダンスミュージックのテイストも感じさせるスタイリッシュでクールな「Play the real」から一転、今回は近年人気のチル系のヒップホップ曲にも通じるメロウなナンバーになりました。

佐藤 夏の終わりに不意に聴きたくなるようなラブソングにしたいと思い制作をしました。恋愛あるあるの“あかさたな”をBメロに入れ込み、言葉遊びも入っているところが、前作と比較すると新しい聴きどころになっています。「Play the real」は「どんなことでも必ず乗り越える」という強い意志表明のある楽曲でしたが、今作「A KA SA TA NA」では、大切な人や恋人に会えない寂しさや不安など、強い意志とはまた違った内面が見られると思います。

――楽曲は前作に引き続き、イワツボコーダイさんとmaeshima soshiさんが制作。歌詞は佐藤さんとイワツボさんの共作です。最初に曲を聴いたときの印象はいかがでしたか?

佐藤 楽曲を最初に聴かせていただいたときに“夏終わりの夜”というイメージが湧きました。このメロディを聴いていると、自然と夏の夜の切ない恋心を思い出し、作詞をすることが出来ました。特徴的なリズムとメロウなサウンドがとても魅力的だと思います。

――歌詞からは、いわゆる遠距離恋愛っぽい関係性の切なさを描くのと同時に、コロナ禍の現在の状況とも照らし合わせられるような部分を感じました。

佐藤 実際この曲は、今このコロナ禍では、近距離・遠距離関係なく、友達やカップルが遠距離恋愛と同じように会えていないのでは、というところから生まれた楽曲です。そして会えないからこそ気づく相手への気持ちがたくさんあると思い、歌詞にしました。

――歌詞で特にこだわった部分を挙げるとすれば?

佐藤 Bメロには(恋愛あるあるのフレーズが)“あかさたなはまや行”までは入っているのですが、その後の、ら行、わ行は、あえて入れていません。そこは二人で答えを出してもらえるように、そして未来は自分たち次第で変えられるんだという思いも込めて、空白にしています。また、ラストのサビのカッコで閉じたセリフは、会えないことで障壁が生じても、やっぱり一緒にいたいという相手に対するたしかな気持ちが歌われているので、今、大切な人がいたり、恋をしている人には共感してもらえるのではないかと思います。

――艶やかさを感じさせる主線の歌声と、浮遊感あるコーラスとの対比など、歌唱面でも聴きどころの多い楽曲になっていますが、レコーディングはいかがでしたか?

佐藤 メロディに身を委ねるといいますか、「伝えたい」という想いを全面に出すというより、内に秘めた淡く切ない気持ちを声色で表現することを意識してレコーディングしました。

――夏をテーマにしたこの楽曲にちなみ、佐藤さんの夏の思い出を教えていただけますか。

佐藤 小学生の頃、オーストラリアへ留学したのですが、それが夏の時期だったので、夏といえばそのときに行ったオーストラリアの海の印象が強いですね。舗装もされてないジャングルみたいな道を車でガッタンガッタン揺られたり、バーベキューで日本の3倍くらいありそうな大きさのホットドックをみんなで食べたり、楽しかった思い出がたくさんあります。

――最後に、メジャーデビューを控える今、アーティスト活動を通じて、どんなことを表現していきたいかをお聞かせください。

佐藤 芯のある、心の強さを持ったアーティストになりたいです。私は今まで、誰にも頼りたくない、弱さは見せない、辛くても苦しくても表に出さない、我慢して耐えることが大人だ、それが強さだと思って生きてきた部分がありました。でも、それはただの強がりで、弱さを見せたらガッカリされてしまう、辛い苦しいと言ったら頼りない人間だと思われてしまう、そんな怖さもあったのかもしれません。これからは、私の作品にたくさんの方に聞いてもらえるチャンスがあると思うので、私の思う本当の心の強さや弱さというものを表現していきたいなと思っています。

INTERVIEW & TEXT BY 北野 創(リスアニ!)


●リリース情報
配信限定シングル
「A KA SA TA NA」
8月26日発売

作詞:佐藤ミキ、イワツボコーダイ
作曲:イワツボコーダイ、maeshima soshi
編曲:maeshima soshi

配信はこちら

<佐藤ミキ プロフィール>
幼少の頃から留学など海外での生活を経験しながら、英語や中国語など多国語を取得。海外での生活が自身の音楽観にも大きな影響を与え、アリアナ・グランデやテイラー・スウィフトといった洋楽アーティストにも親しむようになり、本格的に音楽活動を行うことになる。その後、自ら紡ぐ等身大の歌詞の世界観と、繊細さと強さを併せ持ったシルキーボイスの存在感が業界関係者の目に留まる。2020年年末SONY MUSIC内の音楽レーベル“SACRA MUSIC”からのデビューに先駆け7月には初のオリジナル曲「Play the real」をYouTubeに公開。8月には配信限定シングル「A KA SA TA NA」でプレデビューを果たした。

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