花川芽衣ラストステージと新展開発表!“22/7「Birthday Event 2019」”ライブレポート!

2019.12.30

2019年12月24日。22/7が出演する単独公演としては最大のキャパとなるZepp DiverCity(TOKYO)にて、“22/7「Birthday Event 2019」”が開催された。この日は彼女たちが結成してから3周年にあたる記念日であり、来年1月から放送されるTVアニメ『22/7』を直前に控えたタイミング。そして、先ごろ卒業を発表したメンバー花川芽衣の最後のステージを一目見ようとする大勢のファンが詰めかけていた。


イベントは前半の朗読劇と後半のライブパフォーマンスで構成された。真っ白な衣装と傘を手に登場したメンバーたちは、それぞれふたりずつ男子役と女子役に分かれて全5話の朗読劇を芝居を見せる。秋元 康プロデューサーによる青春オムニバスストーリーで、ファンの前に立つ前から演じていた作品だという。特に第1話は舞台さながらの熱のこもった演技と要所要所に動きを交えた演出で観客を圧倒した。第3話・4話で男子役を演じた天城サリーは、それぞれの役柄で違った男子像の演技を見せる、声優としての存在感を発揮。また第5話の男子役を演じた海乃るりは後のMC中に「初心を思い出させる朗読劇だった」と語った。

ライブパートは、「未来があるから」からスタート。青と水色のフリルのモチーフで作られた新衣装に身を包んだメンバーたちはアッパーなサウンドでスピーディに各パートをリレーしていく。複雑な振り付けは新しい衣装でまた見え方が変わる。それは2曲目の「Rain of lies」も同様で、この曲特有のケンケンによる回転や広がりのある動きの観せ方、中盤からの鎖状に手を繋ぐ様なども印象的だった。

2曲歌ったあとの最初のMCでは全員による「メリークリスマス」で口火を切り、各自の自己紹介へ。「皆さん、お久しぶりです」と挨拶をする花川に一際大きな歓声が飛ぶ。当初、挨拶だけ行うと発表されていた彼女が、「急遽、始めから出演することが決まって、最初からみんなと踊れることになりました。最後まで精一杯頑張りたいと思います!」と話すとフロアからさらに大きな声援が飛んだ。「あ~もう、始めから泣きそうや。どうしよ~」と沸かせる倉岡水巴のコメントもあれば、「いくぞ、Zepp!」と煽る海乃など、それぞれ個性的な挨拶を展開。白沢かなえは「(朗読劇の際に着ていた白い衣装が)好きすぎてまったく同じトップスを勝っちゃいました」とお気に入りのコメントを楽しそうに語る。

「みんなが大好きなあの曲です」と紹介されたのは「不確かな青春」。メンバーは一列に並び、それぞれ回ってポージングしてからミディアムバラードをゆったりとした動きで見せていく。途中の互いに顔を近づけ見つめ合うようすがスクリーンの大写しになると歓声が湧いた。「やさしい記憶」は、振り付けのシンクロが映える楽曲で、キビキビと鋭い動きも見どころ。曲中でもパートによって笑顔だったりシリアスめだったりと、様々な表情が映されていた。ミディアムテンポながら運動量が多い振り付けの「叫ぶしかない青春」では彼女たちのタフな様子を見ることができた。

続くMCでは結成3周年にちなんで、3年前の様子やこの3年間の思いをそれぞれ語る。「ツンツンしていた」とメンバーから振られた西條 和は「あの頃は人間じゃなかった」と笑いを誘うコメント。今年はアメリカと北京での公演を行ったことが印象的だったという白沢は天城に英語を教わり現地でのコミュニケーションを楽しみ、英会話は帰国しても続き、「ずっとかぶれてた」とツッコまれて、「海外のお仕事は私の心を変えて、将来は海外に住もうと思うくらい。視野が広がった1年だった」と話す。それを受けて宮瀬玲奈は芸人との共演を経験することで「3年間で最もトーク力が成長していたら」と実感を話す。「3年間でいちばん涙を放出した」経験を話すのは倉岡。それは22/7の初ライブで涼花 萌・高辻麗・武田愛奈の3人が初めて顔出しをして11人で歌えると発表したときのことだったという。涼花と武田はバラエティ番組「22/7 計算中」での経験が大きなものとなったようだ。また、今年から始まった「22/7 定期公演“ナナニジライブ”」でのソロステージでは、武田が率先して手を挙げて口火を切ったことがほかのメンバーからも驚かれた。それは「自分からというタイプではなかった、そんな自分を変えたくて。これはチャンスだ」という考えからだった。そして、自身も積極的になれた1年だったという。帆風千春はソロステージでアニソンカバーを展開し「好きなことをステージ上でさせていただけることはうれしくて、“夢を応援するよ”とファンやスタッフに言われたことで、貪欲に慣れるきっかけになった」と思いに浸っていた。

滝川みうがメインとなって映し出されたTVアニメ『22/7』の先行PVが初披露されたあと、2月26日にリリースされる5thシングルで、同アニメのOPテーマ「ムズイ」とEDテーマ「空のエメラルド」と、新曲が立て続けに披露された。前者はセリフの入ったシリアスな歌詞でステージをいっぱいに使ったパフォーマンスで観客を圧倒。西條はMCで「命の重さや生きる意味を歌った曲」「声優アイドルらしい私たちらしい曲」と紹介。後者はアコースティックギターから始まり創作ダンス的な動きから瑞々しい何段にも展開するメロディが印象的で、こちらもキレの良いダンスを見せていた。帆風は「一見、塞ぎ込んでいるように感じられますがサビになるととても爽やかで未来を感じさせるような楽曲」と話した。天城は「結成して3年、皆さんにTVアニメをお届けすることができて本当にうれしいです。ここからが新たなスタートとしてより一層気を引き締めて」と決意をファンに語った。

そして「皆さんにスペシャルなお知らせ」として告知されたのは4つ。1つ目は神木みかみ・東条悠希・柊 つぼみが登場する「Extra Episode」がアニメの第13話として制作されること。アニメキャラクタービジュアルも公開され、それぞれのキメ台詞に歓声が湧いた。2つ目はリズムゲームアプリ「22/7 音楽の時間」が来春に配信されること(事前受付開始)。こちらはボイス収録の模様も映像として流され、期待を持たせる。3つ目は公式ファンクラブの開設。4つ目は初のライブツアー「ムズイ」の開催。2月27日(木)東京・Zepp Tokyo、3月20日(金・祝)大阪・梅田クラブクアトロ、3月27日(金)愛知・ボトムラインで開催される。

ライブも最終ゾーン。西條が「私たちにとってとっても大切な曲です。今日も心を込めて歌います」と前置きして歌い出されたのは「何もしてあげられない」。緩急のある楽曲を頭を振って踊るパフォーマンスに、この日の観客も圧倒されていた。そしてイントロで帆風が「もっともっと声出していけますか!?」と煽って盛り上げたスピードナンバー「ロマンスの積み木」と、ダンスチューンの「韋駄天娘」で畳み掛ける。メンバーのコールが順番に展開し、ユニゾンも多さやジャンプやポージングなどアクティブな振り付けのある楽曲で本編を締めくくった。

「ナーナニジ!」のアンコールが湧き、これまでの3年間の舞台裏や表舞台でのライブやイベント、定期公演などの映像が映し出され、その後ライブTシャツ姿で表れたメンバーはもうすでに涙ぐんでいた。花川との最後のステージが間もなく始まるからだ。歌う「11人が集まった理由」も、ところどころで涙声が混じる。踊りの中で花川と近づくと目を合わせ、笑顔を向ける。そして離れるとまた涙目になる。これまで人前であまりそうした顔を見せてこなかったメンバーもこの日は異なり、終始しっとりと時間を過ごした。最後のポーズでは倉岡が花川の肩に顔を乗せ、笑顔でステージを締めくくった。帆風はリーダーとして、しっかりした声で公演の最後の花川の挨拶を促す。

「皆さん、たくさんご心配をお掛けしてしまって本当にごめんなさい。私、花川芽衣は年内の活動をもって22/7を卒業します」と、ついに彼女自身の口からその言葉が出されると、「ありがとう!」という声がフロアから飛び拍手が湧く。「最後のリハーサルを見学させていただいていたんですけど、後ろからみんなのリハーサルを見ていると、卒業するっていう実感があまりなくて、ちょっとふわふわした気持ちでいたんですけど、みんなが必死にライブの練習をしてる姿を見て、私もちゃんと決意をしなきゃな、前に進まなきゃなっていう気持ちになりました」と語る。そして笑顔を交え「みんなこれからもずっと私の大好きな仲間であることは変わりないので、そこはちょっと自分で噛み締めていきたいなと思います」と話す。声援が飛ぶなか、涙声になり「ファンの皆さんとこうしてお会いできたこと、メンバーのみんなとオーディションのときからここまで歩んでこれたこと、22/7の一員でいられたことが、本当に本当に幸せでした」と絞り出した。最後に「これから私は、前に進むために、これからの未来のために、体調の回復を優先に頑張っていきたいと思います。ファンの皆さん、たくさんの応援、本当に本当にありがとうございました」と挨拶を終えた。そして彼女が担当していた斎藤ニコルを託す新メンバー・河瀬 詩を紹介した。「花川芽衣さんから斎藤ニコル役を引き継いで新しく22/7に加入させていただくことになりました。まだまだ未熟者で至らない点もたくさんあると思うのですが、これから日々努力してたくさん良い姿をお見せできるように頑張りますので、これから見守ってくれるとうれしいです」と挨拶をし、拍手を受けていた。

帆風はここで涙声を交えながら花川に「3年間本当にお疲れさまでした。この3年間、一緒に活動してきたことは私たちの宝物だし、ナナニジは卒業しても仲間であることは変わりないから、これからもよろしくお願いします」と語りかけ、河瀬に対して「これからいっぱい思い出を作るのを楽しみにしています」と迎えの言葉を述べた。最後に全員でファンを背景に記念写真を収め、花川は最後にひとりステージに残り、端から端まで歩いて客席へ手を振り、最後まで大きな歓声を受けながらステージを後にした。

22/7「Birthday Event 2019」セットリスト
M1. 未来があるから
M2. Rain of lies
M3. 不確かな青春
M4. やさしい記憶
M5. 叫ぶしかない青春
M6. ムズイ
M7. 空のエメラルド
M8. 何もしてあげられない
M9. ロマンスの積み木
M10. 韋駄天娘
<アンコール>
M11. 11人が集まった理由

 


●作品情報
TVアニメ『22/7』
2020年1月11日(土)23時00分より放送開始

TOKYO MX:1月11日(土)23時00分~
群馬テレビ:1月11日(土)23時00分~
とちぎテレビ:1月11日(土)23時00分~
BS11:1月11日(土)23時00分~
ABCテレビ: 1月11日(土) 26時10分~
メ~テレ: 1月11日(土) 26時44分~
CS日本:1月23日(木)25時00分~

配信情報
AbemaTV先行配信 1月12日(日)23時00分~
ほか配信サイトでも順次配信
※放送日時は編成の都合等により変更となる場合がございます。
予めご了承ください。uTuber企画、バラエティ番組出演など、様々な分野での活動を経て、デビュー3周年目となる2020年1月、待望のテレビアニメーションが放送を開始!
グループ結成の秘話やそこに至るまでの経緯が、メンバーそれぞれの視点を通して赤裸々に描かれます。
大切なこと、それは自分を信じて一歩踏み出すこと――
個性あふれる少女たちが彩る、もどかしくてちょっぴり切ない青春劇を、キュートな歌声とともにお届けします!

【スタッフ】
総合プロデューサー:秋元 康
キャラクターデザイン原案 : カントク/岸田メル/QP:flapper(小原トメ太 さくら小春)/黒星紅白/こやまひろかず(TYPE-MOON)/田中将賀/細居美恵子/堀口悠紀子/深崎暮人/渡辺明夫
キャラクター・ネーム原案:宮島礼吏
キャラクターデザイン:堀口悠紀子
監督:阿保孝雄
シリーズ構成:宮島礼吏/永井千晶
アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督:まじろ
総作画監督:田村里美/高田 晃
プロップデザイン:山本真夕子
助監督:高橋さつき
美術監督:岡本穂高(KUSANAGI)
美術設定:綱頭瑛子(KUSANAGI)
色彩設定:中野尚美
撮影監督:村上優作
CG監督:吉田裕行(白組)/工藤菜央
編集:須藤 瞳
音響監督:藤田亜紀子
音楽:中山真斗
制作:A-1 Pictures
製作:ANIME 22/7

【キャスト】
滝川みう:西條 和
藤間 桜:天城サリー
河野 都:倉岡水巴
佐藤麗華:帆風千春
戸田ジュン:海乃るり
丸山あかね:白沢かなえ
立川絢香:宮瀬玲奈
斎藤ニコル:花川芽衣

番宣番組『アニメ「22/7」放送直前リハーサル』
2020年1月4日(土)23時00分~
TOKYO MX、 群馬テレビ、 とちぎテレビ、 BS11

●リリース情報
22/7 5thシングル
TVアニメ『22/7』OPテーマ
「ムズイ」
2月26日発売

【初回仕様限定盤Type-A(CD+DVD)】

品番:SRCL-11413~4
価格:¥1,682+税
※Type-Aアーティストトレカ11種のうちランダムで1枚を封入

【初回仕様限定盤Type-B(CD+DVD)】

品番:SRCL-11415~6
価格:¥1,682+税
※Type-Bアーティストトレカ11種のうちランダムで1枚を封入

【通常盤(CD only)】

品番:SRCL-11417
価格:¥1,136+税

<CD>
収録内容未定

<DVD>
収録内容未定

(C)ANIME 22/7

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