ライブBlu-ray本日発売!“早見沙織 Concert Tour 2019 “JUNCTION””ツアーファイナル・東京公演をレポート!

2019年4月29日、東京国際フォーラムホールAにて“早見沙織 Concert Tour 2019 “JUNCTION””東京公演が開催された。広島・大阪・北海道と巡ってきたツアーのファイナル公演。2018年12月19日に発売されたアルバム『JUNCTION』のタイトルを冠したツアーであり、アルバムの曲を中心に全25曲が披露された。

最初のバンド演奏「Overture」で紗幕に映し出されたツアーロゴには“TOUR FINAL”の文字が入っていて、これが最終公演という雰囲気が盛り上がってくる。クラップが起こる中、赤い衣装で登場した早見沙織が歌った1曲目は「Let me hear」。「東京、楽しんでるかー!?」と煽りを入れ、会場の空気を温めていく。デビューシングルの「やさしい希望」、竹内まりやが作詞・作曲を手掛けた『劇場版 はいからさんが通る 前編 ~紅緒、花の17歳~』主題歌「夢の果てまで」と早くもおなじみのナンバーが続き、最初のMCへ。「最後ですから、皆さま思い残すところなく、余すところなく、堪能して帰っていただければと思います。それじゃ次のブロックは楽しい曲、どうぞ!」と、次の曲「Jewelry」を歌う。この曲はTVアニメ『カードキャプターさくら クリアカード編』EDテーマ曲で、作品の世界観そのままの温かみのある曲。最後のサビでは観客の合唱が起き、早見の魔法にかかったように会場が幸せな空気に包まれた。

代表曲ともいえる曲を歌ってすでに大団円のような雰囲気だったが、ここからさらに想像を超えるようなパフォーマンスが次々と繰り出されていく。プロジェクションマッピングを使った演出もあって、視覚的にも曲の世界観が描かれていった。圧巻だったのは弾き語り。純白の衣装に身を包んだ彼女がピアノを弾きながら「星になって」「琥珀糖」を歌うと、神々しいまで歌声に会場が飲み込まれたかのような雰囲気になっていた。

そして今回のツアーを象徴する曲となったのが13曲目の「curtain」。この曲はまだ音源化されていない楽曲で、ツアーの最初は歌詞がなく「ラララ」で歌っていたものが、ライブを積み重ねる中で彼女が見たものを歌詞に書き加えていった。それがツアーファイナルの東京公演でついに完成したのである。その直前のMCでは「どちらからいらっしゃったんですか?」と聞き、観客が口々に地名を叫ぶと「千葉だけ聞こえた(笑)」と言って彼女は笑った。それだけ全国各地から数多くのファンがツアーに駆け付け、彼女と共に思い出を作っていった。もしBD/DVDで聴き返せば、ツアーを“全通”した人は各地での思い出がよみがえるだろうし、初めて聴く人にとっては新鮮な印象を持つことだろう。そんなこれからも歌われていくであろう名曲がこのツアーで生まれたのだった。

さらに彼女が小さいころから歌っていて、音楽的なルーツとなっているジャズも今回のツアーで歌われた。もともとジャズテイストの楽曲もあるが、今回はジャズのスタンダード・ナンバー「Fly Me To The Moon」をカバーしたのが印象的だった。前半は静かに、後半は華やかなアレンジ。ちなみにこの曲は彼女が演じる『アイドルマスター シンデレラガールズ』の高垣楓もカバーしている。小さいころに歌った思い出と共に、「“某25歳児”(※高垣楓のこと)でもカバーさせていただいたことがありまして(笑)、二重に思い出深い曲です」という思い入れのある曲としてこの曲を選んだと語った。

なお、今回の公演ではコーラスとバイオリンが加わり、全て生演奏となった。会場に響くのは彼女の歌声とバンドの演奏、そして観客の声や手拍子が音作りに加わっているとして、感謝の気持ちを述べた。ここまではほとんどの観客が座っていたが、「そろそろ血を流してみましょうか(笑)」と煽ると終盤はオールスタンディングでの盛り上がりに。

アンコールではライブBD/DVDの発売や秋のライブの告知があったのだが、ここでステージ上に用意されていた紙が間違っているというアクシデントが。すると「ちょっと10数えてもらっていいですか?」と言って、舞台袖に紙を取りに戻るという珍しいシーンがあった。そして、会場のみんなに「いーち、にー……」と10まで数えてもらっている間にきっちりと戻ってきていた。まあよくあるささいなアクシデントなのだが、そんなイレギュラーな出来事も彼女にかかると「お客さんが10数える」というほのぼのしたに変わってしまう。彼女の人柄を感じられた1シーンだった。

最後は「最終公演、スーパーお礼タイムがしたくて」と、ダブルアンコールで「To years letter」を歌ってツアーは幕を閉じた。観客からは合唱が起き、締めくくりにふさわしい感動に包まれた。ツアーを通じて早見沙織というアーティストの底知れない歌唱力と人柄に触れることができ、「早見沙織は女神である」ということに確信を得られた一夜だった。

10月16日には東京、10月27日には大阪でキャラクターソングのセルフカバーを含めた企画ライブ“HAYAMI SAORI Special Live 2019 “CHARACTERS””が開催予定。“Junction”のライブBD/DVDにチケット先行購入抽選申込券が封入される。これまで数多くのキャラクターソングを歌っているだけに、どの曲が選ばれるのかも気になるところ。今回のライブでも彼女が演じる“某25歳児”への言及があったが、こうした思い入れの強いキャラクターの楽曲がライブでどのように表現されるのか楽しみに待ちたい。

Text By 金子光晴

“早見沙織 Concert Tour 2019 “JUNCTION””
2019年4月29日、東京国際フォーラムホールA

<セットリスト>
M0 Overture(バンド演奏)
M1 Let me hear
M2 Secret
M3 やさしい希望
M4 夢の果てまで
M5 Jewelry
M6 SUNNY SIDE TERRACE
M7 メトロナイト
M8 白い部屋
M9 祝福
M10 interlude: forgiveness
M11 星になって
M12 琥珀糖
M13 curtain
M14 ESCORT
M15 littele forest
M16 Fly Me To The Moon
M17 僕らのアンサー
M18 夏目と寂寥
M19 where we are
M20 Bleu Noir
M21 温かな赦し

EN1 eve
EN2 新しい朝(あした)
EN3 Bye Bye

WEN To years letter


●リリース情報
「HAYAMI SAORI Concert Tour 2019 “JUNCTION” at 東京国際フォーラム<数量限定生産版>」
8月28日発売

【Blu-ray】
品番:1000746059
価格:¥7,800+税

【DVD】
品番:1000746060
価格:¥7,800+税

<収録内容>
・2019年4月29日開催「HAYAMI SAORI Concert Tour 2019 “JUNCTION”」東京公演映像
1.Overture -JUNCTION-
2.Let me hear
3.Secret
4.やさしい希望
5.夢の果てまで
6.Jewelry
7.SUNNY SIDE TERRACE
8.メトロナイト
9.白い部屋
10.祝福
11.interlude: forgiveness
12.星になって
13.琥珀糖
14.curtain
15.ESCORT
16.little forest
17.FLY ME TO THE MOON
18.僕らのアンサー
19.夏目と寂寥
20.where we are
21.Bleu Noir
22.温かな赦し
23.eve -ENCORE-
24.新しい朝 -ENCORE-
25.Bye Bye -ENCORE-
26.MC
27.To years letter -W ENCORE-
28.ENDING

特典映像:メイキング映像
音声特典:オーディオコメンタリー(早見沙織、バンドメンバーによるオーディオコメンタリー)

特典:
・2019年10月16日(東京)、10月27日(大阪)開催「HAYAMI SAORI Special Live 2019 ”CHARACTERS”」チケット先行購入抽選申込券
受付期間:2019年8月28 日(水)12:00~9月8日(日)23:59
当落確認・入金期間:2019年9月11日(水)15:00~9月16日(月・祝)23:00
・公式デザインネックストラップ
・フォトブックレット
ジャケット仕様:アウターケース&デジパック仕様

●ライブ情報
HAYAMI SAORI Special Live 2019 ”CHARACTERS”
10月16日(水)開場18:00 開演19:00
Zepp DiverCity(TOKYO)
10月27日(日)開場16:00 開演17:00
Zepp Namba(OSAKA)

チケット代金:(前売)スタンディング6,000円/2F指定席8,000円
※いずれもドリンク代別途

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