元気の点呼を取ります!十九色の個性爆発の「THE IDOLM@STER SHINY COLORS SUMMER PARTY 2019」夜の部レポート

「アイドルマスター シャイニーカラーズ」夏の大型イベント「THE IDOLM@STER SHINY COLORS SUMMER PARTY 2019」が2019年8月18日、パシフィコ横浜にて開催された。本稿では夜の部をレポートする。

夜の部にはユニット・放課後クライマックスガールズより小宮果穂役河野ひより、園田智代子役白石晴香、西城樹里役永井真里子、杜野凛世役丸岡和佳奈、有栖川夏葉役涼本あきほ、アルストロメリアより大崎甘奈役黒木ほの香、大崎甜花役前川涼子、桑山千雪役芝崎典子、ストレイライトより芹沢あさひ役の田中有紀、黛冬優子役の幸村恵理、和泉愛依役の北原沙弥香が出演した。ストレイライトのみ昼夜通しての出演となる。

オープニングナンバー「Spread the Wings!!」で登場した3ユニットは、海のセーラー服と天使の翼をイメージした新衣装「イノセントセーラー」を着用。夜組の放課後クライマックスガールズとアルストロメリアは全員が白い帽子をかぶっていることもあり、全体の統一感とユニットカラーのリボンの色違いが一層際立つ感じだ。

トークパートの前半は公開録音パート。最初のコーナーは「アイドルの決断代行!」。「飲み物・食べ物がうまく口に運べません(食べこぼしが多い)」「SNS映えする写真をどう撮ればいいですか?」といった各ユニットの悩みに、ストレイライトの面々がズバズバ答えていった。

公録コーナーふたつめは「幸福生徒会~全校集会~」。この場にいるみんなが幸福になる校則を各ユニットが提案していくコーナー。アルストロメリアの提案には一瞬「……?」という空気が流れ、ここからかわいいの三重奏で押し切るのかなと思いきや、校則の実演が終わるとさらに「…………???」となっていた。普通に感心する感じのストレイライトの校則、河野が元気いっぱいに読み上げた放クラの校則がどんなものだったかは、2019年8月27日配信の「アイドルマスター シャイニーカラーズ はばたきラジオステーション」を楽しみにしてほしい。

「シャニマスミニ劇場~私たちの夏休み~」は3ユニット越境の生ドラマが始まると思いきや、途中からは中の人(声優)たちが熱海の初島で行なった合宿を撮影した実写映像が上映されるという、サプライズ気味な企画コーナーだ。熱海でキャスト陣がアスレチックに挑戦したり、バーベキューを楽しんだりする様子がダイジェストで上映された。

続く「ご褒美争奪VTRクイズ」のコーナーでは、別日に合宿ロケを行なった昼の部組(イルミネーションスターズ、アンティーカ、ストレイライト)の映像から出題されるクイズに、各ユニットをシャッフルした2人組4チームが挑戦。「初島公園でストレイライトが撮った写真のポーズは?」という問題では各チームが実際にポーズを実演して解答。チーム今どき女子(白石・黒木)の「車の急カーブ(中の車内の人)」というポーズが、たまたま正解の「行くぞ!」と気合を入れているストレイライトのポーズに似ているミラクルで正解となった。

面白かったのが、各ユニットが初島で謎解きオリエンテーションに挑戦した時の映像にまつわるクイズだ。問題は、先にヒントを見つけたアンティーカからイルミネのメンバーがどうやって情報を聞き出したか? というもの。だったのだが、各チームから関根が八巻をかわいさで篭絡する内容の解答が続出! 正解はなんと、本当に八巻が関根に甘々対応でヒントをあげてしまう展開だった。正解した各チーム以上に、関根のかわいさに弱すぎる八巻のキャラクターがほぼ全員に認知されていることに驚かされた。

「近藤がホタテバターのおいしさをどう表現したか」という問題では、各チームが彼女の独特な言語世界をなんとか推理しようと試みた。正解VTRの前半ではごくまっとうに、上手にホタテバターのおいしさを伝えきって峯田たちを感動させた近藤だったが、そこから最終的には「ハーモニーがヘ音記号」という表現に落ち着いた。ある意味、横にいた仲間たちのリアクションの変化が見どころだった。基本楽しくコミカルなコーナーではあったが、その場にいないユニットの仲間たちとのつながりを感じさせるものでもあった。

ステージ後半は待望のライブコーナーだ。仲間たちの衣装替えの間を、フリートークできっちりつなぐストレイライトが頼もしい。

満を持して登場したトップバッターはアルストロメリアの「ハピリリ」! かわいらしさに全振りしたこの曲が一曲目というのはかなり新鮮だ。3人は広いステージでもぎゅっと近い距離感をキープして、時にポジションを入れ替えながら可憐なステージングを見せる。関係性を大事にしたアルストロメリアならではのパフォーマンスだ。3人の振付は揃っているのに、それぞれの動きの質が違うのが面白い。大好きだよ、のフレーズで大きくハートを描くと、日向のようにあたたかな笑顔を見せる3人だった。

「Bloomy!」は、各人のソロパートの時の残りの2人のかわいらしい動きと表情も見どころ。曲中にセンターポジションがかわる楽曲なのだが、センターに前川が入る時と黒木が入る時(というか甜花と甘奈)でイメージがかなり変わって、それぞれ魅力的に感じた。

放課後クライマックスガールズは「太陽キッス」からスタート。夏のパーティに、最強タオル曲「太陽キッス」以上にハマる曲はないのではないだろうか。衣装の一部の布をぶん回すと、会場全体を巻き込むエネルギーの旋風が巻き起こる。永井の「来たぜ横浜!!」の叫びから始まる5人の呼びかけが、会場のプロデューサーたちをさらなる高みに連れていった。ライブのクライマックスになりうる楽曲のトップギアまでいきなり持っていけるところに、放クラが持つ無尽蔵のエネルギーのポテンシャルを感じた。

「ビーチブレイバー」は5人がコミカルで全力なダンスと歌声をもってメンバー同士で、そして客席を相手にコミュニケーションしていくような楽曲だ。ステージから放たれる強烈なエネルギーに、客席のプロデューサーたちも腹の底からの叫びとオレンジの光で応えていく。ステージで繰り広げられるヒロインたちの祭りは、尻上がりにテンションを上げていった。

放クラのパフォーマンスで限界まで高まったステージと会場。そこに流れる「Wandering Dream Chaser」のイントロのサウンドと、深紅の照明の中で乱れ踊る3人のダンスと煽りの説得力が、自分たちのフィールドへと観衆を引きずりこんでいった。それだけの地力が、今のストレイライトにはある。3人のパフォーマンスと表現が高いレベルで拮抗しているからこそ生まれる、オリジナルなステージだった。

「Ambitious Eve」。V字フォーメーションが印象的なこの曲を16人で歌う時は、黒木は逆V字にフォーメーションを変えた時にセンター位置に入る。いわば裏センターだ。今回は3ユニット編成ということで、黒木が常にセンターに立つスペシャルなフォーメーションになった。V字の頂点でステージを引っ張る彼女には思わず目を奪われるような、鮮やかな華がある。昼間アンティーカがいたポジションにアクティブなジャケット姿の放課後クライマックスが入ることで生まれるイメージの変化も面白かった。

「いつか Shiny Days」では真ん中前列で優しく想いを込めて歌う歌うストレイライトを、アルストロメリアと放課後クライマックスガールズが一歩引いて見守るようなフォーメーションからスタート。大きな舞台でみんなと一緒に初めて歌うストレイライトを象徴するような組み合わせだ。ユニット曲では元気爆発の放課後クライマックス、ソリッドなイメージのストレイライトが暖かく優しく、しなやかな強さをこめた楽曲を歌い上げる姿は、全体曲ならでは見られる魅力だろう。昼夜別ユニットというイベント構成は大会場では珍しい試みだったが、別ユニットが合わさった魅力とユニットごとのカラーの違いの両方を楽しめる面白さと貴重さがあった。

最後の挨拶で印象的だったのが、「元気の点呼を取ります!」と始まった放課後クライマックスの挨拶。一番熱い日を過ごせた人、忘れられない思い出ができた人、と順番に点呼を取っていくやりとりは、ゲーム内での放課後クライマックスのイベントを思い出すような、一体感にあふれた熱い青春の時間だった。

夜の部は河野が音頭を取った、元気いっぱいの「アイマスですよ、アイマス!」で締め。19人全員が主役で、どんな組み合わせでも色とりどりの魅力を見せる。そんな「シャニマス」ならではのイベントだった。

Texy By 中里キリ

THE IDOLM@STER SHINY COLORS SUMMER PARTY 2019
2019.08.18 パシフィコ横浜大ホール 夜の部セットリスト
M01:Spread the Wings!!(シャイニーカラーズ)
M02:ハピリリ(アルストロメリア)
M03:Bloomy!(アルストロメリア)
M04:太陽キッス(放課後クライマックスガールズ)
M05:ビーチブレイバー(放課後クライマックスガールズ)
M06:Wandering Dream Chaser(ストレイライト)
M07:Ambitious Eve(シャイニーカラーズ)
M08:いつか Shiny Days(シャイニーカラーズ)

©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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