リスアニ!WEB – アニメ・アニメ音楽のポータルサイト

INTERVIEW

2019.08.19

22/7、初の11人表題曲「何もしてあげられない」リリースインタビュー

アニメは大きな目標でありつつ、新しいスタート

――Type-Aのカップリング曲「とんぼの気持ち」はソロパートが多かったですね。

帆風 今までの曲だと「韋駄天娘」もソロが多かったのですが、「とんぼの気持ち」はガラッと曲調が違って、曲調的にもすごく響いてくるので、また違う11人の声が聴けると思います。

武田 「韋駄天娘」は曲調に引っ張られるところがあるんですけど、「とんぼの気持ち」は、ゆるやかな味わいがありました。

天城 感情的な歌なので、メンバーもそれぞれの解釈での痛みなど感情移入しながら歌っているんです。

武田 それは聴いてくれる人も何か心にくるものが絶対にあると思います。

白沢 “本当に軽い命”という最後の歌詞を初めて読んだときに、私たちの楽曲の中で最もメッセージ性が強いなと思いました。それをソロで歌うことによって一人ひとりの気持ちがより伝わるんじゃないかなと思っています。

帆風 22/7はそれぞれ声に特徴があるのが強みだと思うし、私たち自身も「この子ってこういう声の出し方をするんだ」と驚いた部分もありましたので、この曲をライブで披露するのが楽しみです。

――Type-Bのカップリング「ロマンスの積み木」はいかがでしたか?

天城 昭和のラブストーリーをテーマにしていて、これも「とんぼの気持ち」とはまた違ったかっこいい声の出し方をしています。「とんぼの気持ち」は、ふんわりした切ない気持ちで全部耳に優しく入れたいような感じの曲なのですが、これは本当に一文字一文字大切にして力強い声を使う情熱的な歌ですね。体もワンステップをかけながら、聴いてる方に感情をぶつけるような曲です。振り付けも本当にドラマチックで観ていて楽しい曲だと思いますので、早くパフォーマンスを見ていただきたいなと思います。

武田 私は歌っていて本当に楽しいです。80年代感というか。私はその世代の曲がすごく好きで、オーディションでも「ダンシングヒーロー」を歌ったのですが、その感覚を個人的に感じて、色で表すとちょっと暗いけど燃えている赤みたいな雰囲気があって、ただただ楽しいです。聴いてくださる方も同じ熱量で盛り上がってほしいなと思います。

帆風 本当にかっこいい曲です。私はAメロの最初の2行を歌っているのですが、最初に裏声を当てていたら「ここはもっと力強く出しきって歌い上げて」というディレクションをいただきまして、そういう曲なのだと思って、そのあとの“積み木よ いつまでもそこにいてくれ”を力強く歌うと「これはしっとりと」と言われて(笑)。メンバーそれぞれに力強さのなかにも切なさが出ている曲なので、そういう点にも注目して聴いてほしいなと思います。

白沢 個人的には、ちはるんの歌声がこの曲にすごく合っているなと感じています。歌い方もただうまいだけじゃなくて、声質もすごくドラマチックなんです。“ロマンス”という言葉自体がドラマチックさとか妖艶さみたいなのを表してるなと思って。私が歌うところは“愛し合うなんて絶対に無理だよ”なのですが、ここは情熱的だけどちょっと寂しさも入っているなと思ったので、その絶妙なバランスの気持ちを入れながらレコーディングしました。

――最後に通常盤カップリングの「Rain of lies」についてお願いします。

天城 これは「人格崩壊」の続きの曲なんじゃないかと思っています。“突然の雨だったから 濡れるのもしょうがないでしょう”っていう歌詞があるんですけど、その雨がこの曲なんじゃないかなって。「人格崩壊」は今現在裏切られているが苦しんだけどなんですけど「Rain of lies」は、本当にそれを受け止めて前に進まなきゃって思っている、人生において次のチャプターの曲なんじゃないかなと思います。

白沢 初めて聴いたときに、結構暗いのかなって思ったんですけどサビでとんでもなく爽やかになるので、その高低差みたいなのを楽しんでいただけたらなと思います。今回、サビがすごく長いこともあって、初めてサビでも歌割がある形になっているので、新しい挑戦だなと思いました。

武田 この曲のサビにいくまででも結構曲調が変わっていって、歌詞だけではなくてメロディでもそこをうまく表現されているなと思いました。

帆風 この曲はメロディラインがすごく良いんです。曲と歌詞が連動していて、雨が降っていそうな雰囲気から、晴れに向かったようなメロディになっていて、最後のほうに“雨も気にならなくなって来た”という歌詞があり、そこからラストサビに入るメロディは、本当に雨が止んだかのような感じになります。これまで歌詞やダンスからストーリーを感じることはあったのですが、メロディからそれを感じたのは初めてでした。あと、個人的には“Rain of lies”のところのサリーの発音を聴いてほしいですね。すごくかっこよく表現してくれています。

――そして、イベントでも発表されましたが、来年の1月からついにTVアニメ放送がスタートします。リーダーとして、現在の意気込みを教えてください。

帆風 皆さんが好きでいてくれてるキャラクター像があると思います。それぞれのキャラクターたちが、「なんでアイドルになったんだろう?」とか、「なんでここにいるんだろう?」「この子たちはどういう思いを抱えて今ここにいるんだろう?」というところがもしかしたらアニメを通してお見せできるかもしれません。これまで演技の稽古を積んだりキャラクターと歩んだりしてきた期間は、彼女たちの気持ちに命を吹き込み共に歩むためにあったと思うので、それを全部出しきりたいという考えでいます。みんながよく言う言葉なのですが、「アニメは大きな目標でありつつ、新しいスタートとしていきたい」と思っていますので、いいスタートを切られたらいいなと思います!

INTERVIEW & TEXT BY 日詰明嘉


●作品情報
TVアニメ『22/7』2020年1月より放送スタート!

●リリース情報
4thシングル
「何もしてあげられない」
8月21日発売

【初回仕様限定盤 Type-A】

品番:SRCL-11240~11241
価格:¥1,667+税
※トレカ(TypeーAアーティストトレカ全11種のうちランダム封入)

【初回仕様限定盤 Type-B】

品番:SRCL-11242~11243
価格:¥1,667+税
※トレカ(TypeーBアーティストトレカ全11種のうちランダム封入)

【通常盤】

品番:SRCL-11244
価格:¥1,111+税

●ライブ情報
22/7「Anniversary Live 2019」
9月20日(金)マイナビBLITZ赤坂
時間:OPEN18:00 / START19:00
料金:前売り6,800円(税込)(ドリンク代別)
前売り女性エリア 6,800円(税込み)(ドリンク代別)

●握手会情報
①9月8日(日)東京都内某所
②9月28日(土)東京都内某所
③10月20日(日)東京都内某所
④11月2日(土)東京都内某所

※受付はforTUNE music HPにて

(C)ANIME 22/7

関連リンク

SHARE

RANKING
ランキング

もっと見る

PAGE TOP