映画『パンドラとアクビ』アクビ役に抜擢! 22/7・天城サリー インタビュー

現場で習得した演技や姿勢をメンバーのみんなにも伝えて、グループとしてレベルアップできたらいいなと思っています

――これまで現場の経験もそれほどなかった天城さんから見て、今回のアフレコ現場はいかがでしたか?

天城 もちろん緊張はしていましたけど、すごい方々で固められていたので「自分のいちばんいいアクビちゃんを出さなきゃ」という意識がありました。だからアドリブも出せたのかな、とは思います。本当に刺激になりました。最初は緊張していて、休憩時間に皆さんがそれぞれに会話されていてもうまく入れなかったんですけど、江原(正士)さんが来た瞬間、ひとつの大きな円ができて。江原さんは私にも質問をふってくださって、会話に入ることができたのでリラックスできました。素晴らしい方だと思いました。甲斐田(裕子)さんには、まだマイクワークがおぼつかなかったんですけど、「大丈夫だよ」って優しく言ってもらえました。

――先輩からいろいろと吸収しつつ、ですね。田村睦心さんも姉貴分的な方ですし。

天城 そうなんです。スタジオに入ってくる前からハキハキと元気な挨拶の声が聞こえてきて。私が「挨拶よろしいでしょうか」ってさせていただいた際も「プラス」イオンがすごく出ていました(笑)。

――マイナスならぬ(笑)。

天城 一緒にいるだけで元気をもらえる、太陽のような方でしたので、そこでも「吸収しよう」と思えました。初めての現場がここでよかったという印象が強かったです。ブース内では、吉野(裕行)さんの横に座らせていただいていたんですけど、休憩時間もタブレットで次のシーンの確認をしていて、ずっと努力し続けなきゃいけないんだなってすごく刺激になりました。

――アフレコは1日で?

天城 そうです。なので、お昼に声優さんらしい食べ物を持っていかなきゃと思って、前日にスーパーへ行って、こんにゃくゼリーやマシュマロをいっぱい買ってきてたんですよ。食べに出る時間なんてないと思ったし、声優さんが休憩中にゼリーを食べているのを見かけたことがあったので。そうしたら、皆さんおにぎりとか持ってきていて(笑)。「全然普通の食べ物でいいんだよ」って小倉さんにも言っていただきました(笑)。

――結局お昼はゼリーで?

天城 いえ、すごいお弁当を用意していただいていたので、皆で食べました。そこでも会話の輪に入れていただきました(笑)。

――では楽しい現場でしたね。

天城 すごく楽しかったです。でも実は、アフレコの翌日に38度の熱を出して朝から寝込んじゃったんです(笑)。私、緊張しすぎるとよく次の日に熱を出すんですよ。テストの翌日とか。皆さんは優しかったんですけど、やっぱり初めての現場、初めてのメインということで、自分の知らないところですごく緊張していたのかな、とは思います。

――グループのメンバーに自分の経験は伝えましたか?

天城 もう伝えました!22/7はアニメ化が決まっているので、現場で習得した演技とか姿勢を皆に伝えて、グループとしてレベルアップできたらいいなと思っています。

――では、天城さんから今作でのオススメシーンをぜひ。

天城 やっぱりバトルシーンはタツノコプロらしく、皆が大好きな感じが出ていますし、『モンスト』さんとのコラボというのもわかるようになっているので、そこはオススメポイントです。

――もちろん、アクビちゃんも飛んだり跳ねたりしていますしね。

天城 してます。代々継がれているあのセリフをどう言っているのか、何回言うのか(笑)、そこにも注目です。

――いろいろなあのセリフが聞けますよね。

天城 はい(笑)。しかも、今回はいろんな作品からキャラクターがやってきているので、交わることのなかったキャラクターたちが同じ世界で会話を繰り広げているんですよね。昔好きだったキャラクターの見たことがない一面を見られるので、楽しんでいただける作品になっていると思います。

――改めて、主人公を演じきった気持ちかを教えてください。

天城 まず私、自分がメインだと台本を見るまで知らなかったんです。合格したよと言われても、タイトルを聞かされていなかったので。台本をいただいたとき、「ありがとうございます」って見てみたら『パンドラとアクビ』という文字があって。「えっ?アクビ……。私、アクビ!」となりました。でも、セリフ数も多いので一個一個をプランニングするのは難しかったんですけど、自分の夢、目標だったのですごく楽しかったです。

――親孝行にもなりましたし。

天城 お母さんは泣いていました。本当にアクビちゃんが好きだったらしく、グッズが送られてきたんですよ、アクビちゃんの美容マスクとかコンパクトミラーとか。親戚のおばさんと姉妹で好きだったんですって。「うちの娘がアクビちゃんになったの!」って言いふらしていましたし、喜んでました。お父さんも『マッハGoGoGo』が好きで。

――アメリカでも『Speed Racer』として人気でしたからね。

天城 三船 剛さんはヒーローのような存在だったらしく、共演すると知って動揺していました(笑)。できることなら、もっとアクビちゃんとして何かやらせてもらいたいです(笑)。

Interview & Text By 清水耕司(セブンデイズウォー)


●作品情報
映画『パンドラとアクビ』
4月5日より全国順次ロードショー

【キャスト】
パンドラ:小倉 唯
アクビ:天城サリー
ルイーズ(ドロンジョ):甲斐田裕子
三船 剛:吉野裕行
ブライキング・ボス:天田益男
カンタ:田村睦心
ナゾの怪獣:江原正士
冬の精霊:津田健次郎

【スタッフ】
監督:曽我 準
キャラクターデザイン・総作画監督:大倉 啓右
美術監督:竹田 悠介
美術設定:高畠 聡、田村せいき
撮影監督:五十嵐 慎一
色彩設計:小針 裕子
編集:長坂 智樹
音楽:小畑 貴裕
音響監督:田中 亮
アニメーション制作:BAKKEN RECORD
製作:XFLAG
配給:角川ANIMATION

©XFLAG  ©タツノコプロ

関連リンク

この記事に関するキーワード

この記事を書いた人