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REPORT

2019.03.11

【リスアニ!LIVE 2019】最終日“SUNDAY STAGE”ライブレポート

アニメ音楽誌「リスアニ!」がバンドによる生演奏で贈る毎年恒例の一大ライブイベント“リスアニ!LIVE”。その9回目となる“リスアニ!LIVE 2019”の3日目となる“SUNDAY STAGE”が1月27日(日)、東京・日本武道館で開催され、アイドルマスター ミリオンライブ! ミリオンスターズ、GARNiDELiA、KOTOKO、CHiCO with HoneyWorks、宮野真守、JUNNA、鈴木みのり、halcaの全8組が登場。若手からベテランまでもが並ぶ、アニメ音楽の歴史を感じさせるステージとなった。

この日の先陣を切ったのは、ボーカルのメイリアとコンポーザーのtokuによる音楽ユニットのGARNiDELiA。今回は普段のライブと同じサポートバンドに4人の女性ダンサーを引き連れてのステージに。カーキ色のミリタリー風ルックに身を包んだふたりは、まず未来的なEDMナンバー「Error」からライブをスタート。宇宙感の広がる映像演出と、メイリアとダンサーたちのシンクロダンスという見た目の部分でも楽しませつつ、トップバッターらしくアッパーに盛り上げる。

そこから挨拶も早々に、バンギンなダンストラック「Poppin’Trip -GARNiDELiA vs HEAVYGRINDER」へとなだれ込み、ズシリと響く低音とトランシーなビート、メイリアの「踊れー!」という煽りによって武道館は一気に熱狂状態に。続けて「踊っちゃってみた動画」でも人気のアップ「Hysteric Bullet」でさらに容赦なくアゲまくると、MCではtokuも「武道館好きでーす、みんなも好きですかー?」と問いかける。

そしてメイリアの「飛ばしていくので、みんなついてきてね!」という言葉どおり、間違いなくライブでの新たな必殺曲になるであろう新曲「REBEL FLAG」でオーディエンスからの絶叫コールを引き出すと、イントロから歓喜の声が沸いた「SPEED STAR」で会場の熱気をさらに加速させる。ダンサーたちにも引けを取らない切れのある動きを見せつつ、朗々とした歌声を響かせるメイリアのパフォーマンス力はまさに最強クラス。「BLAZING」ではtokuもショルダーキーボードを手にステージ前面へと飛び出し、歌詞の“こうして僕ら生きてく”の箇所でメイリアと背中合わせに。武道館の地で改めてふたりでシーンをサバイブしていく絆の強さを示してライブを終えた。

<セットリスト>
GARNiDELiA
M01. Error
M02. Poppin’Trip -GARNiDELiA vs HEAVYGRINDER
M03. Hysteric Bullet
M04. REBEL FLAG
M05. SPEED STAR
M06. BLAZING

続いて会場を瞬く間に華やかな空気に塗り替えたのが、アイドルマスター ミリオンライブ! ミリオンスターズ。昨年はフェアリースターズの4人(田所あずさ、愛美、雨宮 天、小岩井ことり)が登場したが、今年は山崎はるか(春日未来役)、伊藤美来(七尾百合子役)、上田麗奈(高坂海美役)、駒形友梨(高山紗代子役)からなるプリンセススターズの面々が武道館の舞台に降り立つ。1曲目は4人揃ってディスコティークな「Princess Be Ambitious!!」を披露。プリンセスらしいかわいらしい振り付けに、客席もサイリウムを一面ピンクにして応える。

「皆さまの思うプリンセスとは違うかもしれませんが、元気に楽しくお届けします」(伊藤)と4人それぞれの挨拶のあとは、ソロコーナーへ。まずは駒形がまばゆいロックチューン「Only One Second」で伸びやかな美声を真っ直ぐに届けて客席のハートを撃ち抜くと、続いては上田が「行くよー、武道館!」と元気いっぱいに飛び出してきて、恋のドキドキが詰まった青春パンク「恋愛ロードランナー」で最後に「大好き!」とキメて会場中のハートを鷲掴み。さらに伊藤がファンタジックな「透明なプロローグ」で優雅な所作とともにウインクを決めて、会場中のハートを奪う。

 

 

そしてリスアニ!バンドの山本陽介(g)が前に出てきて、お馴染みのギターリフを奏でると、ステージそでから山崎が駆けてきて、山本と背中合わせでエアギターを披露。アイドルマスター ミリオンライブ!の「素敵なキセキ」の貴重な生バンドによるパフォーマンスで、オーディエンスのハートをロックオン!最後は再び4人揃って「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」のテーマソングでもある全体曲「Brand New Theater!」で盛大に締めくくった。

<セットリスト>
アイドルマスター ミリオンライブ! ミリオンスターズ
山崎はるか(春日未来役)、伊藤美来(七尾百合子役)、上田麗奈(高坂海美役)、駒形友梨(高山紗代子役)
M01. Princess Be Ambitious!!
M02. Only One Second(駒形友梨[高山紗代子役])
M03. 恋愛ロードランナー(上田麗奈[高坂海美役])
M04. 透明なプロローグ(伊藤美来[七尾百合子役])
M05. 素敵なキセキ(山崎はるか[春日未来役])
M06. Brand New Theater!
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

ここからはUPCOMING ARTISTSの3組が続けてステージに。まずは昨年5月にSACRA MUSICからデビューしたhalcaの出番だ。ブルーの鮮やかな衣装を身にまとった彼女は、まずTVアニメ『逆転裁判 ~その「真実」、異議あり!~Season2』EDテーマの「スターティングブルー」を披露。軽快なバンドサウンドに乗せて溌溂とした歌声を武道館に響き渡らせる。以前は客席で“リスアニ!LIVE”のステージを観ていたという彼女。「今日はこっち(ステージ)側から皆さんを見ることができて、とっても感激です」と、初の“リスアニ!LIVE”出演への喜びを初々しく語る。

続いて自身のデビュー曲であるTVアニメ『ヲタクに恋は難しい』のEDテーマ「キミの隣」を満面の笑みで楽しそうに歌い、会場中にその笑顔を伝播させると、MCでは3月21日の初ワンマンに続き、4月27日に2ndワンマンライブを行うことが決まったことを告知。そして最後は『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』のEDテーマとして好評を博している最新シングル「センチメンタルクライシス」を、明るくふわふわとした、不思議な癒しを与えてくれる歌とともに届け、「初めての武道館、皆さんと一緒に過ごせて楽しかったです!」と礼儀正しく挨拶して去って行った。

<セットリスト>
halca
M01. スターティングブルー
M02. キミの隣
M03. センチメンタルクライシス

そして、UPCOMING ARTISTSとしての出演なれど、数々の大舞台を経験してきた彼女らしい場馴れしたステージングで観衆を惹きつけたのが鈴木みのり。大きなかんざしっぽい髪飾りを揺らしながら勢いよく登場した彼女は、ソロデビュー曲にして人気の高い「FEELING AROUND」からライブをスタート。ステージを縦横無尽に使いながら、飛び跳ねたり、正拳突きのようなポーズをしたりと、とにかくアクティブ極まりない動きでお客さんを楽しませる。歌唱後のMCで「私も毎度、最初の今日で息切れしちゃうので……」と語るほどの全力投球ぶりだ。

続いて「普段応援してくださってる方も“ん?”と思う曲がありまして……」と前置きして披露したのが、1stアルバム『見る前に飛べ!』収録の文字どおり“ヘン”なナンバー「ヘンなことがしたい!」。インド歌謡やディスコっぽいフレーズも飛び出す不思議な曲調のなかで、みんなで“ヘン!”と声を合わせて盛り上がる。続くMCで、初めて武道館でライブを観たアーティストがこの日の出演者でもある宮野真守だったことを明かし、「いつかひとりで武道館に立ちたいです!」と夢を語った彼女は、最後に彼女の憧れの存在である坂本真綾(作詞)×北川勝利(作曲・編曲)提供の「Crosswalk」をしっとりと歌唱。終盤で涙をぬぐうような仕草を見せながらも、しっかりと歌いきる。「次は絶対に自分で(武道館のステージに)立ってみせますよ」という宣言も、彼女ならきっと実現することだろう。

<セットリスト>
鈴木みのり
M01. FEELING AROUND
M02. ヘンなことがしたい︕
M03. Crosswalk

鈴木と同様に堂々としたパフォーマンスで観る者を圧倒したのが、“リスアニ!LIVE 2019”最年少のアーティストとなるJUNNAだ。ステージ上段にゆっくりと現れた彼女は、TVアニメ『魔法使いの嫁』OPテーマとしても知られる「Here」の印象的な歌い出しの部分を、アカペラで鮮烈に歌い上げて、地力のすごさを見せつける。ときに切なく、ときに情熱的にと激しく波打つその歌世界に、多くのオーディエンスが心を奪われていく。そのディーヴァ然とした姿から一転、MCになると「若さをウリでやっております!」と普通の女の子らしくなるギャップも魅力的だ。

la la larks提供の激走感溢れるデジタルロック「紅く、絶望の花。」では、ステージの端から端までダッシュで駆け抜けて、「こんなに走ったのは50m走ぶりかも」と漏らす一幕も。最後はカードなどが出てくる映像演出がミステリアスな雰囲気を高めるなか、TVアニメ『賭ケグルイ××』OPテーマでもある最新シングル「コノユビトマレ」をパワフルに歌唱。野性的ともいえるパフォーマンスを見せつけた。

……ここでステージ上が暗転し、暗がりのなか、JUNNAのそばにもうひとりの誰かが歩み出てきて会場は一気に興奮状態に。そしてワルキューレのナンバー「僕らの戦場」のイントロが流れ出し、怒号のような歓声が上がる。ステージ上にはJUNNAと鈴木みのりの姿が。ワルキューレの美雲ΔJUNNAとフレイアΔ鈴木みのりとしてではなく、お互いにソロとしての貴重なワルキューレ曲のコラボレーションだ。歌詞の“もしも 僕じゃなかったら”“もしも 君じゃなかったら”の部分ではお互いに向き合って歌い合う。熱すぎるサプライズに、武道館は燃え上がらんばかりの盛り上がりとなった。

<セットリスト>
JUNNA
M01. Here
M02. 紅く、絶望の花。
M03. コノユビトマレ
僕らの戦場(JUNNA× 鈴木みのり)

そしてライブは後半戦に突入。まずは“リスアニ!LIVE”に3年連続の出場となるCHiCO with HoneyWorksが登場し、TVアニメ『銀魂゜』第2クールのOPテーマ「プライド革命」からライブをスタート。CHiCOはステージ中央に備え付けられた台に上がって振り絞るような歌唱で熱い想いを会場中に振りまく。“チコハニバンド”の面々も左右に設置された台に上がったりしつつ、ワンパクな演奏で盛り上げる。そして2曲目はチコハニ随一のアイドルポップ風の楽曲「私、アイドル宣言」だ。CHiCOの歌声もいつもより甘くてかわいらしい表現になっており、いつもとは少し違った一面でオーディエンスを魅了する。

続いては、チコハニのデビュー曲にして代名詞的なナンバーでもある「世界は恋に落ちている」。彼女たちの楽曲らしい青春感と甘酸っぱさが詰まった恋愛ソングが、武道館の客席を情熱的な恋の色、赤色のペンライトに染め変えていく。語り風パートを経てのCHiCOの“好きです”というセリフもバッチリだ。そして「ロックな曲も歌っていきたいと思います」と語ったCHiCOは、人気の和ロック「ヒカリ証明論」で会場に熱気を注ぎ込む。サビの疾走感と畳み掛けるような展開は、文句なしで熱くなる。

そこからCHiCOの「いくぞ! 武道館!」という声とともに始まったのが、ライブでも人気のアップチューン「アイのシナリオ」。シンセのカラフルな音色とパンキッシュかつ畳み掛けるようなバンドの演奏の融合によって、観客のボルテージはグングンと上昇していく。この日が2019年の初ライブだったというCHiCOは「今年も一発目から全力ダッシュするとは」と語りつつ、ラストはタオルを片手に掲げて「今日もサクラ舞う暁に」を歌唱。スクリーンには桜の花びらが散る美しい映像が流れるなか、お客さんもタオルを目いっぱい回して、一体感を楽しんだ。

<セットリスト>
CHiCO with HoneyWorks
M01. プライド革命
M02. 私、アイドル宣言
M03. 世界は恋に落ちている
M04. ヒカリ証明論
M05. アイのシナリオ
M06. 今日もサクラ舞う暁に

“リスアニ!LIVE 2019”の出演アーティストは残すところあと2組。ここでスクリーンにネクストアーティストが宮野真守であることが告知され、武道館に爆発的な歓声が巻き起こる。2018年にアーティスト活動10周年を迎えた彼が、“リスアニ!LIVE”に登場するのは今回が初。まさに待望のステージとなる。暗がりのなかキーボードにライトが当たり、「オルフェ」のイントロの幻想的な調べが奏でられると、ステージ上段に宮野が現れ、優美なファルセットで会場を魅了。そしてステップを一気に駆け下り、力強くも艶やかなパフォーマンスを繰り広げていく。白のロングコートを羽織った彼はまるで貴公子のようだ。

続くアッパーなダンスチューン「SHOUT!」では、4人の男性ダンサーも登場。ドラムンベースの激しいビートが圧倒的な高揚感を生むなか、宮野はワイルドな身のこなしでステージを左右に行き来し、ラスサビ前にはハイキックを決めたりと、武道館のステージも小さく感じさせるほどの存在感を発揮する。MCでは「チームマモ全員で来ました!」と紹介しつつ、会場を笑いに包む場面も。二枚目でなおかつ愛嬌たっぷりだなんて、ズルいほどの男前ぶりだ。「大人な宮野真守の世界を見せたいと思います」と歌った壮大なバラード「そっと溶けてゆくように」では、サビで胸をギュッとつかむ仕草でしっとりかつ情熱的に表現する。

エッジの効いたギターとノリの良いリズムによってダンスタイムに早変わりした「EXCITING!」では、オーディエンスと一緒に手を左右に振って一体感を生み出すと、「ラストはこの曲、盛り上がっていこうぜー!」と、彼の代表曲でもある「シャイン」へ。1番のサビ入り“Feel me…”の仕草で熱狂を生むと、2番のサビ入り“Touch me…”では上半身をはだけるサービスでオーディエンスを翻弄。そしてラスサビ前、“Kiss me…”で会場の全員に投げキッスをプレゼントし、彼のかっこよさに男女問わず心を奪われたところでライブは終了。会場には「マモー!」という歓声が終始響きわたった。

<セットリスト>
宮野真守
M01. オルフェ
M02. SHOUT!
M03. そっと溶けてゆくように
M04. EXCITING!
M05. シャイン

3日間にわたって開催された“リスアニ!LIVE 2019”もついにフィナーレ。大トリを務めるのは、2000年代以降のアニメ音楽シーンを語るうえで欠かせない存在、2019年でメジャーデビュー15周年を迎えるKOTOKO。“リスアニ!LIVE”には2015年以来、2度目の登場だ。ステージ中央のゲートが開き、姿を現したのは黒いフード付きのマントをつけたKOTOKOと、女性ダンサーがふたり。ライブは『神無月の巫女』の挿入歌に使用されたトランシーなロックチューン「Suppuration -core-」で幕を開ける。KOTOKOは目元まで隠れるフードを被っているため、その顔も表情もよくわからないが、I’ve Soundに乗せて届けられる美しくも尊い高音ボイスは、間違いなく彼女のものだ。

歌唱後 両手を左右に伸ばして十字のポーズのまま硬直したKOTOKO。そのまま2曲目「Re-sublimity」のイントロが始まり、彼女の「武道館、行くぞー!」という声を合図に左右についていたダンサーがKOTOKOの黒フードをはぎとる。するとそこには、プラチナ色のきらびやかな衣装を身にまとったKOTOKOの姿が。趣向を凝らした演出で観客を驚かせてくれたが、それ以上にすごかったのはやはり彼女の途方もない歌唱力。性急なシンセビートに負けじと伸びやかに広がるその歌声は力強く、最後の一節“君だけの光になると”での天を突くようなハイトーンに言葉を失った人も多かったのではないだろうか。

MCの冨田明宏の紹介文句を受けて「どーも、ラスボスです!」と自己紹介した彼女は、この日のライブを特別なものにしたくて、KOTOKOの要素を全部詰め込んだセットリストにしたと語り、ファンの期待を高める。ということで、次に披露されたのは、KOTOKOが2012年に歌詞を提供したRayのデビュー曲「sign」。いわば彼女の作家サイドを象徴した1曲ということなのだろう。一旦ステージ裏にはけて、白のフレアスカート姿でステージに戻った彼女は、先ほどのハードトランスな曲から一転、夏空のようにまばゆいサウンドに華麗な声を重ねる。さらに続けて、ALTIMAとのコラボ曲「PLASMIC FIRE」を歌唱。彼女はここでも衣装を差し色に赤を加えたものにチェンジ。どうやら各作品のリリース時に着ていた衣装のデザインをモチーフに、次々と衣装を着替えていく趣向のようだ。

 

さらにここで「そろそろみんながほしいのいっちゃうよ!」と、ゲームソングメドレーを展開。まずは「さくらんぼキッス~爆発だも~ん~」(「カラフルキッス ~12コの胸キュン!~」テーマ曲)で桃色の世界を繰り広げると、続けてダンサーとともに電波チックな「Princess Bride!」(『Princess Bride』主題歌)、そして切ないメロディが胸を震わす「同じ空の下で」(『家族計画』OPテーマ)と歌って、年季の入ったファンたちを狂喜乱舞させる。かと思えば、「ダンスフロアにしたいんで」と、2018年に発表した高瀬一矢(I’ve)との久々のタッグアルバム『tears cyclone -廻-』よりリード曲「廻-Ro-tation」を披露。懐かしのナンバーから最新曲までを聴かせる大盤振る舞いだ。

そしてついに最後のパート。「残ってるパワーぜ~んぶ出し切ってくれる?」と檄を飛ばしたKOTOKOは、ここでTVアニメ『アクセル・ワールド』のEDテーマ「→unfinished→」を投入。同アニメのヒロイン、黒雪姫をイメージしたのであろう蝶の羽根を背中につけた衣装に着替えた彼女は、ダンサーも交えて華麗さと貫禄の両方を備えたパフォーマンスで、会場の熱狂をさらに押し上げていく。さらに曲の途中で一旦姿を消したKOTOKOをよそに、バンドがワイルドなジャムセッションを展開。それがやがて「Light My Fire」のリフへと変化していくと、客席のボルテージもマックスを振りきらんばかりの勢いに。赤いファーが炎を纏ったように見える衣装を着たKOTOKOが「魂、燃やしていくぞー!」と煽り、オーディエンスもサビで「ウォーオーオー!」と大合唱。ステージと客席のすべてがぶつかり合うような熱狂のなか、最後はKOTOKOの「みんなでまたここに集おうなー!」という声にみんなが一丸となって応えて、大団円を迎えた。

現在のアニメ音楽シーンの隆盛に直接繋がる、2000年代のアニソンシーンを代表する存在であるKOTOKOが、アニソン、ゲーソン、提供曲、コラボ曲などを含め、自身のキャリアをギュッと凝縮してみせた、濃厚極まりない全8曲。これこそ、平成最後の、2010年代最後の“リスアニ!LIVE”を締め括るに相応しいライブだったということは、あの日武道館にいた誰もが感じたことだったに違いない。

<セットリスト>
KOTOKO
M01. Suppuration -core-
M02. Re-sublimity
M03. sign
M04. PLASMIC FIRE
M05. ゲームソングメドレー(さくらんぼキッス~爆発だも~ん~/ Princess Bride! /同じ空の下で)
M06. 廻-Ro-tation
M07. →unfinished→
M08. Light My Fire

TEXT BY 北野 創(リスアニ!)
PHOTOGRAPHY BY 能美潤一郎、松本建彦


※初日“FRIDAY STAGE”と2日日“SATURDAY STAGE”のライブレポートはこちら

●配信情報
“リスアニ!LIVE 2019”ライブ&コメント映像配信中!
【1月25日(金)“FRIDAY STAGE”】
[配信スケジュール]2019年2月15日(金)0:00~2019年3月14日(木)23:59まで
[配信アーティスト(五十音順)]PENGUIN RESEARCH/May’n/LiSA

【1月26日(土)“SATURDAY STAGE”
[配信スケジュール]2019年2月16日(土)0:00~2019年3月15日(金)23:59
[配信アーティスト(五十音順)]アイドルマスター SideM/ASCA/田所あずさ/TrySail/水瀬いのり/やなぎなぎ/ReoNa

【1月27日(日)“SUNDAY STAGE” 】
[配信スケジュール]2019年2月17日(日)0:00~2019年3月16日(土)23:59
[配信アーティスト(五十音順)]アイドルマスター ミリオンライブ! ミリオンスターズ/GARNiDELiA/KOTOKO/JUNNA/鈴木みのり/halca/宮野真守

すべて動画配信サービス「GYAO!」内の特設サイトにて配信

※配信映像はすべてフル尺でライブそのままの映像をお届けいたします。
※1アーティスト1曲のみの配信です。
※三月のパンタシアとCHiCO with HoneyWorksの配信はございません。
※スマートフォンでの視聴は「GYAO!」アプリからのみ可能です。

●放送情報
[放送局]
音楽チャンネルMUSIC ON! TV(エムオン!)

[放送日時・放送アーテイスト]
■4月28日(日)19:00~20:00
FRIDAY STAGE
PENGUIN RESEARCH/May’n/LiSA

■4月28日(日)20:00~22:00
SATURDAY STAGE
アイドルマスター SideM/ASCA/田所あずさ/TrySail/水瀬いのり/やなぎなぎ/ReoNa

■4月28日(日)22:00~24:00
SUNDAY STAGE
アイドルマスター ミリオンライブ! ミリオンスターズ/GARNiDELiA/KOTOKO/JUNNA/鈴木みのり/halca/宮野真守

※三月のパンタシア、CHiCO with HoneyWorksの放送はございません

“リスアニ!LIVE 2019”番組ページはこちら

番組の詳細や視聴方法は、MUSIC ON! TV(エムオン!)公式サイトをご覧ください。MUSIC ON! TV(エムオン!)は、スカパー!、J:COM、ケーブルテレビ、ひかりTVなどでご覧いただける音楽チャンネルです。

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