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2019.02.24

2019年も内田真礼が優勝!さまざまな演出で魅せた武道館ライブ“UCHIDA MAAYA New Year LIVE 2019 「take you take me BUDOKAN!!」”レポート!

2019年も内田真礼が優勝!さまざまな演出で魅せた武道館ライブ“UCHIDA MAAYA New Year LIVE 2019 「take you take me BUDOKAN!!」”レポート!

2019年1月1日、“UCHIDA MAAYA New Year LIVE 2019 「take you take me BUDOKAN!!」”が日本武道館にて開催。2019年の最初の日を飾る声優・内田真礼のライブは、さまざまな凝った演出とバンドサウンドでファンを楽しませる熱いライブになった。またこの日、ファンクラブイベントの開催とニューシングルの制作も発表。2019年も猪突猛進で駆け抜ける内田真礼が最高のスタートダッシュを切った。

武道館に設置されたステージは大きな船を模したものになっていて、アリーナには船首のような形のセンターステージが設置されていた。2019年という冒険の海へと飛び出す船といったところだろうか。開演の時を迎えるとお正月定番の曲(宮城道雄「春の海」)が流れ、スクリーンには富士山の絵が映されるという元日ならではのオープニングの後、バンドメンバーが登場。そして、ステージの一番高いところから純白の衣装に身を包んだ内田真礼が姿を現した。「ハッピーニューイヤー!」という第一声の後に歌った1曲目は「高鳴りのソルフェージュ」だった。操舵輪を回して出港すると曲中ではバンドメンバーを紹介。「最高のプロローグ」という歌詞の通り最高の盛り上がりでスタートを切った。

続いては今回のライブのタイトルにも使われている「take you take me BANDWAGON」。コールや合唱があってバンドメンバーの見せ場も十分というライブ曲で、早くも武道館は熱気に包まれた。「みなさん、あけましておめでとうございます!」と挨拶をすると、次の曲「ロマンティックダンサー」へ。4人のダンサーが登場してステージはさらに華やかになった。野球をテーマにした曲「クロスファイア」では、間奏でティーバッティングを披露。打球はアリーナ席に飛び込んでいきファンを喜ばせていた。

船をモチーフにした今回のライブステージにふさわしい「aventure bleu」では、会場が青いサイリウムの光で染まった。そしてここでステージ上での衣装チェンジが行われ、船長をイメージした赤い衣装へと着替える。さらに「+INTERSECT+」ではダンサーもフラッグを持ってマリンルックの船員姿で登場。ステージは大航海時代のような雰囲気になり、曲後のMCで「1月1日、日本は寒いですけど、みなさんは今、ヨーロッパです。私の船へようこそ!」と“まあや船”へとファンを招待した。

「アイマイ☆シェイキーハート」は歌詞に合わせた表情の変化がかわいらしい曲。そして「からっぽカプセル」ではスクリーンに宝の地図が映し出されると、“Maaya Poi Dancers”が登場した。光る剣に見立てたLEDポイを持った真礼船長が殺陣を繰り広げ、見事に4人のダンサーを倒すとファンから拍手喝采が巻き起こる。曲が終わると真礼船長は扉の向こうへと消え、ポイダンサーによるカラフルな光を使ったパフォーマンスを見せた。

ロングドレスの衣装にベールをつけて再登場した彼女。「youthful beautiful」はセンターステージで軽やかに舞いながら歌い、まるでお姫様のような優雅さだった。「c.o.s.m.o.s」ではセンターステージが上昇する中、ポイダンサーが回すLEDのポイが花の模様を作り、上からは銀の紙吹雪が舞うという感動的な演出が見られた。

すると今度はセンターステージにバンドメンバーが出てきて、ここからはアコースティックコーナーとなった。「私には支えてくれる5人の“Maaya Band”がいて、まあやチームがいて、みんながこうやってライブに観に来てくれて、ライブができているわけですけど、そんなみんなにぜひ思いを伝えさせてください」と言って、「magic hour」をファンに語りかけるように歌った。センターステージにはかがり火がたかれ、キャンプファイアーのような雰囲気に。さらに「わたしのステージ」も続けて歌い、しっとりとしたアコースティックコーナーは終了した。

ここからはファンとの語らいの時間となり、「コミケ行った人?」などといった質問が飛んだ。「海賊船に乗ってたら捕まってしまったお姫様的な感じ」と衣装についてコメントすると、すかさず「かわいいよー!」という声が返ってくる。そして、クラップを煽るとヒロイン的な衣装にふさわしいイメージの「君のヒロインでいるために」を歌唱した。「シンボリックビュー」に続いて、会場のファンとクラップの練習をして「Applause」を歌い、ファンと一体となってクラップで盛り上がった。

和の要素を取り入れた衣装にチェンジして登場すると、早くもライブはラストスパートへ。「世界が形失くしても」をノリノリで歌うと、「2019年、楽しいことしかないよね!? 内田真礼といたら、幸せになれます!」とファンに断言。「Hello, 1st contact!」でヒートアップすると、とっておきのキラーチューン「ギミー!レボリューション」では「レスキュー!」コールで武道館は最高潮に。さらに続けて「Smiling Spiral」では彼女を起点としたウェーブが起きた。下の階の席が見えにくい武道館では前から後ろへのウェーブは難しそうではあったが壮観だった。「You can do it! ガ・ン・バ・レ!」の大コールもあって終盤にふさわしい熱量だった。「みんなありがとう! 最強にパワーもらいました!」とファンに感謝した後、最後に歌ったのが「Hello, future contact!」。「幸せいっぱい」「笑顔がいっぱい」といったコールに「…ベリーグッド! ありがと♪」と返すご褒美がある曲で、最高にハッピーな気持ちでライブ本編の幕を閉じた。

アンコールを求める“まあや”コールに応じて、ライブTシャツ姿で再登場した彼女。まず歌ったのが「Step to Next Star!!」で、「あなたがすきなんだ」「あなたをみているよ」というファンの歌声と、内田真礼との掛け合いが感動的な一曲だった。曲が終わると、「気が付くとこんなところにいのししがー!?」と干支にちなんだいのししのカチューシャを装着。2019年の抱負として「今年も猪突猛進に駆け抜けていきたい」と宣言すると、「ファンのみんながいるからがんばれることに気付いたので、みんなといっしょにいたい。みんなといられる時間を作れるようにがんばるし、みんなは私といてほしい。みんなというか、“あなた”ですよ?」とファン一人ひとりに語り掛けるように客席を指差したのだった。アンコール2曲目はファンクラブソング「サニーデイ・アンセム」。内田真礼のファンクラブ“LIFE IS LIKE A SUNNY DAY”にちなんでつけられたタイトルで、彼女が大好きなファンによる合唱が起こるまさに“アンセム”だった。

そしてここで“2019年の内田真礼”からのお知らせが。まずは二度目のファンクラブイベントで、4月27日に東京、28日に大阪で開催されることが発表された。「他のとこ行っちゃダメだよー!」とおどけてみせて自分で恥ずかしがる姿がかわいらしい。さらに、ニューシングルの制作も発表! 先ほどの宣言通り、今年は猪突猛進の内田真礼が見られそうだ。そしてアンコール最後の曲は、始まりの曲である「創傷イノセンス」。炎が上がり、客席が赤いサイリウムで染まる中、クールに歌い切ってまた扉の向こうへと消えていった。

しかし客席からの“もう一回”コールが止まず、ダブルアンコールでまた姿を見せる。「みんな私のこと好きだね? ……私も大好きだよ!」とファンとの絆を再確認すると、この日を盛り上げたバンドメンバーやポイダンサー、“Maayaダンサーズ”に「優勝!」と声をかけて呼び込んだ。そしてセンターステージに集合すると、車を運転するポーズで武道館に集まったみんなで記念撮影。「この景色がまた見られるように私も頑張るし、武道館また来たいよね。でもこの2019年1月1日は一生忘れないし、宝物だと思います」と最後に感想を述べると、ファンからも「俺もー!」「私もー!」という歓声が飛ぶ。内田真礼自身にとっても、ファンにとってもこの武道館は思い出深いものとなったようだ。

そしてその流れで「Shiny drive, Moony dive」を歌うと、最後の最後は2曲目に歌った「take you take me BANDWAGON」をもう一度歌うという粋な選曲。スクリーンにライブのエンドロールが流れると、最後はさっき撮ったばかりの記念写真で飾られるというこれまた粋な演出で“「take you take me BUDOKAN!!」”のフィナーレを飾った。「みんな大好き! ありがとうございました!」と叫ぶと、手にした紙吹雪をふっと吹き、投げキッスをしてステージを後にしたのだった。とことんファンを楽しませようという演出とバンドサウンドで、武道館という場でも内田真礼らしさを貫いた今回のライブ。2018年は彼女が愛する福岡ソフトバンクホークスが日本シリーズで優勝したが、2019年の内田真礼も優勝! といった感じだ。

Text By 金子光晴

“UCHIDA MAAYA New Year LIVE 2019 「take you take me BUDOKAN!!」”
2019年1月1日(火)日本武道館
<セットリスト>
M-01 高鳴りのソルフェージュ
M-02 take you take me BANDWAGON
M-03 ロマンティックダンサー
M-04 クロスファイア
M-05 aventure bleu
M-06 +INTERSECT+
M-07 アイマイ☆シェイキーハート
M-08 からっぽカプセル
M-09 youthful beautiful
M-10 c.o.s.m.o.s
M-11 magic hour(Acoustic ver.)
M-12 わたしのステージ(Acoustic ver.)
M-13 君のヒロインでいるために
M-14 シンボリックビュー
M-15 Applause
M-16 世界が形失くしても
M-17 Hello, 1st contact!
M-18 ギミー!レボリューション
M-19 Smiling Spiral
M-20 Hello, future contact!

EN-1 Step to Next Star!!
EN-2 サニーデイ・アンセム(FCオリジナルソング)
EN-3 創傷イノセンス

W-EN1 Shiny drive, Moony dive
W-EN2 take you take me BANDWAGON

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