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INTERVIEW

2019.02.21

最後は笑顔で、無限大の未来に向かってバンザイ!妄想キャリブレーション「爆アゲ↑バンザイ!!」インタビュー

最後は笑顔で、無限大の未来に向かってバンザイ!妄想キャリブレーション「爆アゲ↑バンザイ!!」インタビュー

昨年10月、2019年2月に活動終了することを発表した女性アイドルグループ・妄想キャリブレーション。2月13日に発売された彼女たちのラストシングル「爆アゲ↑バンザイ!!」は、明るくも今の彼女たちに結びついたデジタルチューン。また、カップリングとして収録された「帰り道」はメンバー5人全員で作詞を担当。メンバーの雨宮伊織が作曲を手掛けたちょっぴり切ないナンバーとなっている。そんな最後の作品と、2月23日の開催を目前に控えたラストライブなどへの想いについて、存分に語ってもらった。

“凱旋公演”となった、ラストツアーの思い出

――ラストシングルの発売に先駆けた昨年からのラストツアー「HOME」では、これまで皆さんの出身地を凱旋公演されていきましたね。

桜野羽咲 そうですね。東京でのワンマンライブって、今までは自分たちのそのときの集大成みたいな大きなライブが多かったんですけど、今回はアットホームな感じでできたんじゃないかなって。そのときはまだファイナル感も今ほどはなかったので、初めての“凱旋ライブ”はすごく不思議な感じでした。

――セットリストの作り方も、普段と違いましたか?

桜野 はい。出身のメンバーが中心になって組む形でやったんですけど。

胡桃沢まひる それぞれの公演で主役になるメンバーがやりたいことを実現できるようにみんなが工夫してくれたんですよ。私とかは今まで凱旋公演っていうものがなかったので、初めて親に対する感謝とかを込めた楽曲を歌えたので、いちばん親孝行ができた瞬間になりました。

――その次が宮崎で、星野さんの凱旋ですね。

星野にぁ そうですね。宮崎公演だけ凱旋がひとりだったので、「いいのかな?」とか思いつつ(笑)。私はダンスで主役感を出したくて、“星野Special Edition”っていうパートを作ったんです。普段だったらみんなで踊ってる間奏をひとりで踊ったり、まひるが踊る「まじでもういや」の前奏を奪ったり(笑)。あと「手をつないで」っていう私が初めて落ちサビをもらった曲の落ちサビを、本当は羽咲が歌ってるところも含めて全部歌わせてもらったりとかしたんです。

水城夢子 めっちゃ感動した。あれで泣かないなんて……人間じゃないって思った。

星野 ひどいー!(笑)。

桜野 強くなったな、ってこと?

水城 そう。本当に強い子だなぁって思ったの。

星野 いや、やっぱり結構きてたよ?でも自分に対してすごく頑固だから「絶対泣かない」って言っちゃったものを絶対守りたくて、そこは我慢しました。

雨宮伊織 いちばん最後のMC、すごくよかったよ。あれはもう、その場にいた人だけが知ることのできた思い出ですね。伊織はあそこでグッときた。泣かなかったけど。

星野 私も。ざっくり言うと、そこで自分のこれからに向けての決意を、初めて口にしたんですよ。私、あんまり自分の意見を言うのが得意じゃないので泣きそうになったんですけど、私のかわりにまひるが泣いてくれて(笑)。

胡桃沢 自分の公演では泣かなかったのにね。でも、にぁちゃんが見てた先が自分たちとリンクするものがあるように感じられたところがあって、「こういうふうに思ってたんだ!」っていう発見で、泣きました。

星野 メンバーにもそのときは、まだあんまりはっきり言ってなかったからね。どうしても宮崎で、自分の口で話したかったから……おかげで決意が、固まりました。

――そしてツアーではその後、富山に行かれました。

水城 富山の凱旋って、もう3回目になったんですよね。まさかこんなにやらせてもらえるなんて全然思ってなくて。それにファンの方とかもサプライズを用意してくれてたし、ふたりもできることをやったよね。

雨宮 うん。ピアノとか。

水城 あと、ライブ音源に私がMIXしたものを使って、ぶっ通しで何曲もやったりとか。あれは楽しかったです。

――これまで2回と違う光景も、見えたりしましたか?

雨宮 2回目は両親への感謝とかを伝えるっていうところがいちばん大きかったんですけど、今回は“ラストツアー”って発表しちゃってるんで、逆に「最後まで楽しく」っていうのを、いちばん最初にふたりで決めたんです。それで伊織は、今回は自分が今までやってきたことを両親に見せるというか。自分で作った衣装を着て、自分で作った曲を富山で初披露して、ピアノも弾いて……友達もいっぱい来てくれてたので、「今までこんなことをしてきたんだよ」っていうのを見せられるよう、いろいろ組みました。

胡桃沢 でも、活動終了するって宣言してから時間があるって、私がファンだったらすごくうれしいと思うんですよ。やっぱりそういう時間ってすごく大事だなと思って。お互い心の整理がついた状態で次に踏み出すから、その次も応援できるんじゃないかなってすごく思うんです。

桜野 ラストシングルのリリイベの特典会でも、前向きに私たちのこれからを応援してくれてるんだなっていう想いがすごく伝わってきて、温かいファンの方たちに恵まれてるんだなって思ってます。

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