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INTERVIEW

2018.12.14

人気コンテンツ「温泉むすめ」の4thライブ「“NOW ON☆SENSATION!!”〜聖夜にワッチョイナ Vol.2〜」開催記念!新アーティストインタビュー第2弾、OH YOU LADY?インタビュー

――このたび制作されたOH YOU LADY?のデビューシングル「レイニーボーイフレンド」は、まさに昭和のアイドルポップを彷彿させる楽曲に仕上がってますね。

井澤 優しくて儚いけどキラキラも詰まってますよね。歌詞も切ない片思いが描かれてますけど、ただ切ないだけじゃなくて、それを上回る前向きなところがあるので、この曲の主人公の女の子を応援したくなって、キュンとする印象がありました。

小野 この曲には昭和歌謡のいいところがギュッと詰まってると思うんです。昭和のアイドルの方たちは女の子の片思いの曲をたくさん歌ってましたし、私はもともとキャンディーズとかの昭和歌謡が好きなので、今の時代にこういう曲が歌えることがすごくうれしくて。歌謡曲には懐かしさがありますし、若い人が聴いても逆に新しさを感じるんじゃないかなと思うんですよね。

大坪 まず「レイニーボーイフレンド」というタイトルだけで「沁みるな~!」と思いましたし、このタイトルだけで日本酒を2~3杯は飲めますよね(笑)。

一同 (笑)。

大坪 それで曲を聴いたら、自分の想像よりも爽やかだったんですけど、センチメンタルなところもあって。しかもBメロにちゃんとPPPHのゾーンが用意されてたり、歌詞にカッコで区切られてる部分が多かったので、「ここはぽか旦那(温泉むすめのファンの呼称)さんたちが言ってくれるのかな?」とか、ライブでの盛り上がりも想像することができたんですよね。噛めば噛むほど味が出る、皆さんのお酒のあてになるようなスルメ曲になったのではないかと思います(笑)。

――とにかくお酒が進む曲だと(笑)。歌詞にも懐かしさを感じさせるワードがたくさん散りばめられてますが、皆さんの心に刺さったフレーズを教えてください。

大坪 私は“背の低い私とは 釣り合わない?相合い傘”のところがかわいいなあと思って。

小野 わ~、エモい!

大坪 温泉むすめはみんな学生服を着ているじゃないですか。だからどのキャラクターに当てはめても、学校帰りの青春みたいなイメージが浮かんできて、「たまらん!」ってなるんです(笑)。私自身は背が高めなので、レコーディングのときに「すみません……」と思いながら歌ってました(笑)。

井澤 私は2番の出だしの“カランコロン下駄鳴らし歩く温泉街 浴衣の帯でリボン”という歌詞が印象に残りました。私たちのグループは「昭和」がテーマですけど、ちゃんと「温泉」をイメージさせるワードも入ってるんですよね。

――その歌詞に続く“わ・た・し・あ・げ・る?”というフレーズも昭和っぽいですよね。

井澤 ちゃんとナカグロが入ってて(笑)。1番の歌詞には“朝の改札抜けたら”という風に日常的な光景が描かれていて、2番からは温泉街を歩いてるような情景になるので、曲が進むにつれて関係が発展していくような流れも素敵だなあと思いました。

小野 私は「レイニーボーイフレンド」という曲名なので、雨が降ってる状況を書いた歌詞なのかなと思ってたんですけど、実際は自分の心の中で降ってる雨の要素が強いんですよね。そこに片思いの女の子の切なさを感じて「エモいなー!」と思って。歌詞を読んだだけでも心がキュンとなるし、相手の男の子は「この子の気持ちに早く気づけよ!」と思いました(笑)。

井澤 わかります!“大好きなの Ah レイニー…”のところがピークですよね。この三点リーダーの使い方とか。

大坪 “Ah”の書き方もいいよね(笑)。

――レコーディングで曲の世界観を表現するにあたって気をつけたことはありますか?

井澤 私の場合、千斗星ちゃんの声がエアリーでふわふわした感じで、普段の自分の地声とは全然違うんですよ。なので千斗星ちゃんの声で歌うやり方から研究していきました。それと仮歌では、あえて音程を外してセリフっぽく歌われてるところがあったので、私も千斗星ちゃんらしい色が出せそうなところは語尾を変えてセリフっぽく歌ってみたりして。でも、千斗星ちゃんの歌い方は結構息を使うので、ライブで歌った時に最後まで息がもつかが心配なんですよ(笑)。

大坪 あろはからは正直、この曲みたいな乙女心を感じたことがないんですよ(笑)。照れるときも「へへっ!」って言うようなカラッとした子なので、「もしあろはがこの曲みたいな雨の情景の似合う女の子になったらどうなるんだろう?」と想像して、あろはの表情を意識しながら歌っていきました。例えば“用意した愛 役立たず”みたいにちょっとネガティブな歌詞のところでは、あろはが眉毛を八の字に曲げて「自分に自信がない……」という顔をしているところが、聴いてる人に浮かびやすいように心がけたりして。なのであろはの今までにない新たな一面が出せたと思います。

小野 私の演じる泉美ちゃんも、この曲みたいな儚い雰囲気は皆無なところがあるので(笑)、歌詞の内容を踏まえつつ、元気ではあるけれどその部分が強くなりすぎないように心がけて歌いました。それこそ“わ・た・し・あ・げ・る?”のところも「あげる!」みたいな感じではなくて、ちょっとブリッコしてる泉美ちゃんを想像したりして。彼女はきっと照れながらもちゃんと歌うんだろうなあ、っていう状況を思い浮かべながら歌いました。

スタッフ そもそもOH YOU LADY?というグループ自体がやりたいことを我慢しないところがあるので、この曲はその原点に基づいて「神さまだって恋したっていいじゃん!」という意味合いで作られた曲でもあるんです。

井澤 そういうことなんだ!

大坪 じゃあ私たちは何でも好きにやってしまう立ち位置なんですね(笑)。

小野 そのお話を聞いたら、この曲がめちゃめちゃ深いものに感じました(笑)。グループの存在意義みたいなものも見えてきますね。

井澤 カップリングの「ぽかぽか音頭」も、題材的に「温泉むすめ全体の曲じゃないの?」と思ってたんですけど、今のお話を聞いて、私たちが歌うことになった理由がわかりました。きっと「みんなで自由奔放に踊ろうよ~」っていう感じなんですね。

スタッフ OH YOU LADY?はみんなを盛り上げて、周りを巻き込んでいくグループなんです。

――なるほど、深いですねー。そのカップリング曲「ぽかぽか音頭」ですが、皆さん歌うことが決まってどんなお気持ちになりましたか?

小野 前々から温泉むすめの全体曲として音頭はあってもいいと思っていたので、「とうとうきたか!」と思いましたね。

大坪井澤 わかるー!

小野 しかもちゃんと温泉やお風呂のことを題材にしてるので、私たちのグループに限らずみんなで歌ってる光景が浮かんできて。「ザ・温泉むすめの曲です!!」という印象がありました。

大坪 なおかつ「ザ・日本!」という感じの曲なので、今後「温泉むすめ」がワールドワイドに広がっていくなかで、海外の皆さんがこの曲を聴いたときに「ニホンノオンセンチ、イッテミタイ!」と思うような曲だなあと思って(笑)。「温泉むすめ」の曲はどれにも春夏秋冬の要素とかジャパニーズのいいところが詰まってるし、そういう意味でも自信を持ってお届けできる温泉ソングだと思います。

井澤 それとこの曲には「よいさーよいさー」とか「あそーれ」とか、全国のいろんなお祭りを彷彿させる掛け声がたくさん入ってるんですよ。ライブではそのパートをぜひ皆さんに言っていただきたいですね。

大坪 “湯加減 ご機嫌 ぷーるぷる”の部分も「皆さんご一緒にー!」って言いたくなりますし(笑)。そういう意味でも、グループのみんなを巻き込んでいくコンセプトに合った曲ですよね。

井澤 たしかに!音頭は他のグループが歌うとイメージに合わないことがあるかもしれないけど、私たちのグループは「自由」なので「みんなで歌おうよ」って提案できるし。

小野 普通に温泉地で流してほしい!

井澤 みんな“湯加減 ご機嫌 ぷーるぷる”と口ずさみながら温泉地を散策してもらって(笑)。

――レコーディングで印象的なことはありましたか?

井澤 「よいさーよいさー」の掛け声のサンプルを歌っていたのがディレクターさんの娘さんだったので、6歳ぐらいの女の子の声で一生懸命「よいさーよいさー」と言ってるのを聴いてすごく癒されながらレコーディングしてました(笑)。

大坪 私は結構サクサクとレコーディングが進んでいったんですけど、そのときにディレクターさんが突然ピアノを弾き始めて「ハモを録ろう」とおっしゃられたので、その場で急にハモを練習して録音したんです(笑)。

――制作態勢も結構自由気ままなんですね(笑)。

小野 私もあっという間にレコーディングが終わっちゃって。すごくノリノリで歌ってたら1時間ぐらいで終わっちゃったので、「まだ全然歌えますよ?」みたいな感じでした(笑)。すごく楽しくて、ずっと笑ってましたし、それこそ自由に歌わせていただいた印象が強いです。

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