ゾンビ×アイドル×佐賀!特濃アニメ『ゾンビランドサガ』、本渡 楓&種田梨沙&河瀬茉希が語るネタバレまでの苦労と見どころ、山田たえ役の正体

ゾンビとなった少女たちが、アイドルとして佐賀県を盛り上げるという破天荒な物語のオリジナルアニメ『ゾンビランドサガ』。現在第2話まで放送されている本作について、アニメ放送前に行われた上映イベント直後、源 さくら役の本渡 楓、水野 愛役の種田梨沙、紺野純子役の河瀬茉希の3人に話を伺った。前代未聞のアニメに出演し、作中のキャラクターと同じように戸惑いと充実を感じながら演じていることが伝われば幸いだ。

――先ほどまで行われていたネタバレ厳禁上映会における挙手アンケートでは、「楽しかった」96%、「予想外の展開だった」88%という結果でした。その反応を見ての感想は?

本渡 楓 とにかく安心したし、うれしかったです。

河瀬茉希 自分たちの中で、視聴者がどういうリアクションをしてくれるのか全然予想がつかなかった分、ね。

種田梨沙 これまで、頑張ってミスリードしてきてよかったです。でも勘のいいお客さんは上映前からアイドルものだとわかっていましたね。

河瀬 PVをじっくり観てくれていたんでしょう、ありがたいです。

――出演が決まってから、これまで黙っているのは大変でしたか?

河瀬 大変でした。

本渡 知り合いに「『ゾンビランドサガ』ってどんな作品なの?」とか聞かれても、何と返せばいいのか難しく……「目が泳いでるね」とは言われました(笑)。

種田 主題歌も含めてレコーディングが多かったんですが、「最近、やたらと歌を録っているけど何の作品?」と聞かれても「いやまぁ、このご時世、どんな作品でも歌いますから」なんて白々しく答えていました。業界の人にも目が泳いじゃってましたね。

河瀬 歌は1、2か月くらいの間でバーっと録ったんですけど、その間にほかの作品の現場で「歌の経験ある?」と聞かれて「全然ないです。これが初めてです」なんて言っちゃいました。

――ようやくの解禁おめでとうございます。オーディション時点でアイドルものだとわかっていたのでしょうか?

種田 はい、作品概要にゾンビがアイドルをするということは書かれていました。でもギャグ作品だということは知らされていなかったのと、オーディション用の原稿は真面目なシーンばかりだったので、初顔合わせの場で絵コンテを見せてもらったときに、笑っていいのか戸惑いました。

――たしかに今日の上映会でも、最初はファンの反応から戸惑いを感じました。巽 幸太郎が出てきた辺りから徐々に笑いも起きていましたけど。

河瀬 ポケットにゲソが入っていたら、さすがにギャグですよね(笑)。あと、オーディション時は佐賀が舞台という要素も知りませんでした。

本渡 だから1話の台本を読んだときに「(さくらの佐賀弁を)どうしようかな」と思ったのを覚えています。ただ、アフレコ現場に方言監修の方がいて、いろいろと教えてくれるので心強いです。

――河瀬さんが演じる純子、種田さんが演じる愛は東京出身の元アイドルです。それぞれ昭和と平成のアイドルということで、演技面で気をつけていることはありますか?

河瀬 演技より歌い方ですね。純子のほうが昭和っぽい歌い方が合っているかなと。

種田 お芝居は愛ちゃんがくだけている一方で、純子は礼儀正しいです。若いのに、すでに大女優みたいなオーラがあります。

河瀬 あら、オーラ出ちゃってました?(笑)

――巽役の宮野真守さんと、警察官A役の吉野裕行さんの怪演も光ります。彼らの印象は?

本渡 『ゾンビランドサガ』は型にはまらない作品だと思っていますが、それに輪をかけて男性陣は自由奔放です。でもそこにはちゃんと技術が伴っていてセンスもあって、だから面白い。そういう繊細なお芝居を目の前で見られて、私もいずれそういったことができるようになりたいと思いました。

種田 あそこまで自由にやりつつ、キャラクターとマッチしているのは憧れます。すごく勉強にもなりますし。台詞は台本に書いてある通りだけど、喋り方やとかニュアンスで表現を全然変えていらっしゃってて。

河瀬 アドリブも多いですし。視聴者が「このシーンはアドリブなんじゃ……?」と思うところは大体そうかと。

――キャストでは、「?」となっている山田たえ役の声優さんも気になります。どんな方ですか?

種田 最初に名前を聞いたときに「え、この方がたえちゃんを?」と意外に思いました。山田たえというキャラクターとのギャップがすごいです。

本渡 現場ではすごく穏やかで、でもしゃんとされていて、何か質問をするとすごく優しく答えてくださります。お芝居もすごくて、「どこにそんな引き出しがあるんだろう」といつも思います。

河瀬 誰よりもゾンビしてるよね。

一同 (笑)

河瀬 私もアドバイスをいただいています。ただ、ご本人は名前を伏せられていることに対して「私なんかが」と謙遜されていました。

――どんな方かますます気になりますね。では、2話で愛も巽から聞かれていましたが、佐賀に対するイメージを教えてください。

種田 はなわさんです。世代的にドンピシャなので、「あ、はなわさんが歌っていた県だ」というのが最初の印象でした。

河瀬 九州……ですよね? 『ゾンビランドサガ』関連で佐賀県に行くかもしれないと思い「車で行けるかな」と気になって調べてみたけど、めちゃくちゃ遠かったです。

本渡 佐世保バーガー……は違う場所か。では『ゾンビランドサガ』で(笑)。

――美しいお答え、ありがとうございます。続いて、みなさんが彼女たちと同じような状況になったらどうしますか?

河瀬 腕を抜いてみます。あれだけポーンって抜けるなら、ちょっとやってみたくないですか? 「キモっ」とか言いながら元に戻して。あとアニメあるある的な、頭だけ転がして「待って、私の体~」みたいなのもやりたいです。

本渡 痛みを感じないゾンビだから、きっと自分の欲望のままに突っ走る人間になると思います。高いところにあるものを取ってあげるとか、木登りするとか、夢を追うとか。

河瀬 紐なしバンジージャンプとか。

本渡 それはちょっと(笑)

種田 私は、現実逃避のためにひとまずもう1回死にます(笑)。あとはお化け屋敷でアルバイトします。

――最後に、本作のキャッチフレーズは「私たち、生きたい。」です。60本近くの新作アニメが始まるこの秋、『ゾンビランドサガ』が存分に生きるための意気込みを教えてください。

河瀬 アフレコ現場では本当にみんないきいきと演技していて、笑いが耐えないけど、真剣なところは真剣にやっています。第1話でデスボ、第2話でラップと来ていますが、次は何が来るか。今後もいい意味でどんどん期待を裏切っていくので、ぜひ期待してください!

種田 『ゾンビランドサガ』は「生きる」というテーマなだけあって、観たら次も観ようと思える活力が湧いてくる作品だと思っています。単純に笑って元気になれるし、ときには社会問題に響く描写や、キャラクターにすごく共感できるような台詞もあって、いろんな意味で元気になれます。現代社会で、生きているけど疲れて死んだように過ごしている方がいたら、ぜひ『ゾンビランドサガ』を観て活力を取り戻してください。

本渡 個人的に、OPテーマの「心が死んでいることのほうが死んでいるんだぞ」という内容の歌詞にとても共感しています。さくらたちはゾンビですけど、どんな人間よりも生きていて、努力をして、キラキラしていきます。そんな彼女たちを観た人が何かしら影響を受けて、前向きになってくれるようなお芝居をしていきたいです。

Interview & Text & Photography By はるのおと


●作品情報
TVアニメ「ゾンビランドサガ」

放送中
AbemaTV:毎週木曜日23:30~
AT-X:毎週木曜23:30~
TOKYO MX:毎週木曜日24:00~
サンテレビ:毎週木曜日24:00~
BS11:毎週木曜日24:30~
サガテレビ:毎週金曜日25:25~
TVQ九州放送:毎週金曜日26:58~

リピート放送
AbemaTV:10月5日より毎週金曜日25:30〜ほか
AT-X:10月6日より毎週土曜日15:30~
10月7日より毎週日曜日22:30~
10月10日より毎週水曜日7:30~

【スタッフ】
原作:広報広聴課ゾンビ係
監督:境宗久 (劇場版『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』)
シリーズ構成:村越繁 (アニメ「シドニアの騎士」)
キャラクターデザイン:深川可純(アニメ「アイドリッシュセブン」)
美術監督:小倉一男
撮影監督:柳田貴志
色彩設計:佐々木梓
編集:後藤正浩
音楽:高梨康治
音楽制作:エイベックス・ピクチャーズ
音響制作:dugout
アニメーション制作:MAPPA

オープニングテーマ:徒花ネクロマンシー
エンディングテーマ:光へ
アーティスト:源 さくら(本渡 楓)、二階堂サキ(田野アサミ)、水野 愛(種田梨沙)、紺野純子(河瀬茉希)、ゆうぎり(衣川里佳)、星川リリィ(田中美海)

【キャスト】
巽 幸太郎:宮野真守
源 さくら:本渡 楓
二階堂 サキ:田野アサミ
水野 愛:種田梨沙
紺野純子:河瀬茉希
ゆうぎり:衣川里佳
星川リリィ:田中美海
山田 たえ :?
警察官A:吉野裕行
ロメロ:高戸靖広

©ゾンビランドサガ製作委員会

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