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INTERVIEW

2018.06.13

TVアニメ『東京喰種トーキョーグール:re』OPテーマでメジャー・デビュー!Cö shu Nie「asphyxia」インタビュー

TVアニメ『東京喰種トーキョーグール:re』OPテーマでメジャー・デビュー!Cö shu Nie「asphyxia」インタビュー

現在放送中のTVアニメ『東京喰種トーキョーグール:re』。本作のOPテーマ「asphyxia」を担当しているのが、大阪を中心に活動している3ピースバンド、Cö shu Nie(コシュニエ)だ。原作・石田スイ氏の熱烈なオファーで実現した今回のタイアップで生まれた「asphyxia」について、ボーカルの中村未来に話を聞いた。

――TVアニメ『東京喰種トーキョーグール:re』への起用は原作の石田スイ先生から指名があったそうですが、お話を聞いたときはいかがでしたか?

中村未来 とてもうれしかったです。スイ先生が 「会合をしましょう」 と仰られて、メンバーと東京に出向いたのですが、まさかOPテーマのオファーだとは思いもしなかったので、何話そうかなぁなんてワクワクしながら考えていました。なので顔を突き合わせて先生ご本人のお口からこのお話をいただいたときは、時が止まりましたね。理解するのにかなり時間を要しました……。

――『東京喰種トーキョーグール』という作品についての印象は?

中村 『東京喰種 トーキョーグール』は、映画のようで、絵画のようで、小説のようで、いろんな切り口の面白さがあってすごい作品だなぁと感じます。エンターテインメントとアートが絶妙なバランスで成り立っている、細やかで美しい作品だと思います。あと、すごく楽しい。コミックの四コマも大好きです。漫画とはこんなにも深い表現が可能なのか……と、『東京喰種 トーキョーグール』の魅力に毎回驚かされます。

――そのOPテーマとなった「asphyxia」は、タイトルも石田スイ先生がつけてくださったそうですね。

中村 楽曲の大体の形が出来上がった段階で、「asphyxia」という名前をいただいたのですが、とても引力のある言葉だと思いました。スイ先生には、「喰種のためじゃなく、自分の曲を」と言っていただいたので、奮い立つ心を全部込めて書きました。

――タイアップということで、いつもの制作とは違いがありましたか?

中村 今までは、テーマやモチーフありきの曲が多かったのですが、今回は「Cö shu Nieとはこれ。」というものを作ろうと思って制作に臨みました。

――『東京喰種トーキョーグール』の楽曲ということで意識した点はどんなところですか?

中村 『東京喰種トーキョーグール:re』によく合う曲というよりも、「作品に見合ったエネルギーを持った曲」というところをかなり意識しましたし、そうなった自信はあります。ただ、『東京喰種トーキョーグール:re』自体ゾッとする程の気迫を持った作品なので、作ってるときは楽しくて切なくて武者震いがしました。

――MUSIC VIDEOもとても印象的なものになっていますが、撮影はいかがでしたか?

中村 撮影は楽しかったです。照明の速い点滅、デジタルなイメージと、美しい花のアートの生々しいイメージのバランス感がCö shu Nieらしい映像に仕上がっていると思います。すっごく美味しいアップルパイを食べながら監督とふたりで打ち合わせをしたのもいい思い出です(笑)。

――TVアニメのオープニング映像をご覧になっていかがでしたか?

中村 リアルタイムで放送を観ていたのですが、「おーすごいなー」という感じでした。「おめでとう!」とたくさん連絡がきて、何より周りの人たちが喜んでくれている事がうれしかったです。

――ちなみに中村さんにとってアニメソングというとどんなイメージがありますか?

中村 アニメソングも本当に様々ですが、個人的には、日本らしいおもてなしの心地良さが詰まった音楽というイメージです。おもてなしってするほうもされるほうも楽しいですよね。

――「アニソン」と聞いて浮かぶ楽曲は?

中村 いっぱいあります……宮崎 駿監督、ジブリの久石 譲さんの音楽、今 敏監督の作品における平沢 進さんの音楽など。『新世紀エヴァンゲリオン』の「残酷な天使のテーゼ」を初めて聴いたときの衝撃はずっと色褪せないし、『DEATH NOTE デスノート』のマキシマム ザ ホルモンの「What’s up, people?!」も最高でした。

――最近のアニメでハマった作品やキャラクターなどはありますか?

中村 『東京喰種トーキョーグール:re』は毎週欠かさずに観ています。少し前になりますが、『日常』もとっても面白くてハマりました。あと、最近アニメ化が決定した『約束のネバーランド』は、原作をメンバーみんな読んでいるので、とっても楽しみですね。

――シングルのカップリングには、「最終列車」と「PERSON.」の2曲も収録されていますね。

中村 はい。「最終列車」は死後のお話なのですが、実は、今まででいちばん難易度の高い曲なんです。もう一曲の「PERSON.」は、私が17歳のときに書いた、初期衝動を爆発させたような曲で、こんな素敵な機会にたくさんの人に聴いていただけてうれしいです。

――今回のシングルは、Cö shu Nieにとってどんな一枚になったと感じていますか?

中村 これまでのCö shu Nieも、これからの可能性も詰まった一枚です。愛してくれる人達をみんな連れていく。ていねいに情熱を注いで作れば、そういうリスナーにはちゃんと伝わると信じています。

――そしてシングルリリース後の6月19日には、ワンマンライブも控えています。こちらのライブに向けての意気込みをお願いします。

中村 これまでのCö shu Nieのすべてをもって、皆さんを迎えたいと思っています。なので皆さんも全部委ねて楽しんでほしいですね。

――それでは最後に読者へメッセージをお願いします。

中村 ライブに是非いらして下さい。音源とはまた違った、特別な高揚感があると思います。

Interview&Text By リスアニ!編集部


●リリース情報
Cö shu Nie Single
「asphyxia」
6月6日発売

【期間生産限定盤(CD+DVD)】
品番:AICL-3514~5
価格:¥2,000+税
※トールサイズ・デジパック仕様/石田スイ描き下ろしイラストジャケット

【通常盤(CD)】

品番:AICL-3513
価格:¥1,200+税

<CD>
1. asphyxia
words & music:中村未来/arrangement:Cö shu Nie
2. 最終列車
words & music:中村未来/arrangement:Cö shu Nie
3. PERSON.
words & music:中村未来/arrangement:Cö shu Nie
4. asphyxia (TV Edit) ※期間生産限定盤のみ収録

<DVD>
・asphyxia (Music Video)
・TVアニメ“東京喰種トーキョーグール:re” Non-credit Opening Movie

●ライブ情報
“Cö shu NieOneman Live「asphyxia」”
6月19日(火) 東京・TSUTAYA O-nest
OPEN 18:30/START 19:00

チケット発売中
オールスタンディング 前売2,800円(ドリンク代別)

販売:SOGO TOKYOオンラインチケット/チケットぴあ/ローソンチケット/イープラス

お問い合わせ:SOGO TOKYO (03-3405-9999)

●放送情報
TVアニメ『東京喰種トーキョーグール:re』
放送中

TOKYO MX 毎週火曜日23:00~
サンテレビ 毎週火曜日24:00~
テレビ愛知 毎週火曜日26:35~
TVQ九州放送 毎週火曜日28:05~
BS11 毎週火曜日26:30~

©石田スイ/集英社・東京喰種:re製作委員会

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