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INTERVIEW

2018.05.23

「同じ“遥”に運命を感じていました」 主演ドラマ『声ガール!』で戸松 遥とともに主題歌を担当!福原 遥インタビュー!

「同じ“遥”に運命を感じていました」 主演ドラマ『声ガール!』で戸松 遥とともに主題歌を担当!福原 遥インタビュー!

4月に放送がスタートしたドラマ『声ガール!』。寮で共同生活を送る5人の少女が声優を目指すさまを描いた本作には、戸松 遥や浪川大輔が本人役で特別出演しているほか、主人公の母親役を日髙のり子が務めるなど、第一線で活躍する人気声優が多く出演している。主人公・菊池真琴を演じるとともに、共演する戸松 遥とEDテーマを歌唱する福原 遥に主題歌と同作品を振り返ってもらった。

――レコーディングはどういった感じだったんでしょうか?

福原 遥 実はレコーディングは別々で、私は戸松さんの次の日だったんです。こうやってちゃんとCDを出すのが私は初めてでしたし、ちょっと緊張していたので、挨拶を兼ねて戸松さんのレコーディングを勉強しに行こうと思っていたんですけど、行ったら終わってしまっていて(笑)。出来上がった歌を聴かせてもらって、「あっこんな感じなんだぁ」と思いつつ、次の日に録りました。

――それでは、戸松さんのボーカルがガイドになった部分もあったかと思いますが?

福原 でも、戸松さんのように素敵に歌うことはできないので(笑)。私は自分らしく、でも合わせるところは一緒に合わせられれば、という気持ちでした。

――レコーディングではどのような点で苦労しましたか?

福原 苦労と言うか、さっきも少し言ったんですけど、このレコーディングはとても緊張しちゃって。もう声が出ないくらいでした。今までそんな経験したことなかったんですけど。戸松さんの足を引っ張らないように、という思いもあったし、大人の方もいっぱいいるし。

――(笑)。いろいろなプレッシャーが。

福原 「どうしよう」と思って、(コントロール・ルームとの窓の)ブラインドを閉めてもみたんですけど、「もうだめだ!」ってなるような、そんな感じでした。レコーディングの最後でやっと緊張がほぐれてきましたけど、それでもカチコチでした。

――自宅では結構聴き込んだり練習したりしていましたか?

福原 してました。音源をもらったらいつも、携帯に入れて毎日のように聴くんです。だから、いつもと同じようではあったんですけど、難しいですね。

――これまでも、『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』や『キラキラ☆プリキュアアラモード』などでレコーディングの経験はありましたが、それとはかなり違いが?

福原 全然違いました。どうしてあんなに歌えていたんでしょうね。福原 遥としてCDを出すということや、戸松さんとのデュエットというのがそれだけ大きかったのかもしれません。技術的な面では何もできないので自分の色だけは出したかったんですけど、そこもできなかったのでもう「終了」って気持ちになりました(笑)。

――戸松 遥さんは声優としての先輩でもあり、福原さんが夢中になったアニメ『ソードアート・オンライン』のヒロインですしね。ドラマなどで接してみてどんな方だと感じましたか?

福原 顔が小さくてスタイルがいいので、「かわいい、かわいい!」と思って最初は見ていたんですけど(笑)、優しくて、親しみやすい方でしたね。あまり私たちに年の差を感じさせないように話しかけてくださるので、私もたくさん喋ってしまいました(笑)。最初は、(声優の卵役の)私たちが元気過ぎて、戸松さんは「へぇー……」と少し引かれてしまったのかもしれないんですけど、途中からは一緒になってはしゃいでらっしゃいました。この1、2ヶ月の間は撮影やレコーディングのために毎日のように会って、一緒にご飯食べることも多かったので、そのあたりで仲良くなれましたね。

――プライベートでも遊びに行くことはありましたか?

福原 一緒にご飯は食べに行きました。食べ放題のお店だったのですが、ひたすら食べて、ひたすら喋っていました(笑)。

――戸松さんのブログにも「大好きな福原 遥ちゃん」と書いてあったので、初共演で急速に仲良くなられたのだと感じました。

福原 うれしいー!これまで「はるか」という名前の人はいても、漢字まで同じ人には会ったことがなかったんですよ。運命を感じていたので、仲良くなるのもすごく速かったのかもしれないですね。初めてお会いしたときにも「同じ“遥”なんです」という話をしていたのが仲良くなるきっかけになった気がします。

――実際に共演してみて、先輩声優としての戸松さんについてはどのように感じましたか?

福原 TVなどで観ていたときは、自分にはない、よく通る素敵な声だと思っていたんですけど、カメラが回っているときの戸松さんはかっこよかったです。戸松さんが瀬田(なつき)監督から急に「別人の声を出してほしい」と言われたシーンがあって、そこで少年やおばあさん、色気のあるお姉さんの声を出したんですよ。モニターに映っているのは戸松さんの顔なのにまったく違う人の声が聞こえるので、現場でみんなと「すごい! どこからこんな声が出ているんだろう」と言っていました。

――戸松さん以外にも、作中で真琴はいろいろな助言を受けます。福原さんが今までに先輩声優から受けたアドバイスを思い出すことも多かったのではないかと思いますが?

福原 そうですね。本当にいつも、先輩に助けていただきながらやっていたので、今回の撮影でも「同じような経験があったな」と思うことはたくさんありました。初めてアフレコを経験した『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』では何もわからなくて。そうしたら、共演者の方に「絵を見てどこでブレスを吸っているか確認して、台本に線を書き込むとやりやすいよ」とか「セリフの秒数を測ってくるといいよ」とか、そういった基本を教えていただきました。『キラキラ☆プリキュアアラモード』のときもすごく素敵な、すばらしい先輩方がたくさんいらっしゃる現場でしたね。

――『プリアラ』で共演した先輩というと、かないみかさんがいらっしゃいましたね。

福原 そうなんです!かないさんには感謝してもしきれないぐらい助けていただきました。「遥は隣に座りなさい!」と言ってくださったので、アフレコ中はずっとかないさんの隣に座っていました。マイクの前に出るタイミングを「今だよ、今!」って言ってもらうとか、いろいろと教えていただきました。あと、水島 裕さんもすごく優しくしてくださいましたね。セリフに少し遊び心を入れてみたことがあったんですけど、そうしたら「それは違います」と言われてしまって。その日は落ち込んで帰ったんですけど、裕さんがそのあとそっと「さっきのセリフはすごくいいと思うよ」「そのままの感性でやっていけば絶対に大丈夫だから、頑張って」と言っていただいて、応援してもらいました。

――実際、『声ガール!』では真琴が頑張っている様子がすごく伝わります。第3話でガヤに挑戦するシーンとか。

福原 よかった(笑)。あのシーンは楽しみながら演じていました。一応、台本にセリフがあったんですけど、カメラが長く回っていたのでほとんどアドリブですね。アニメの画に合わせて遊んでいたというか、素のままにやっていました(笑)。ガヤやアドリブって大好きで、『プリアラ』でも主演の美山加恋ちゃんと、相談しながらこだわってやっていました。外国人がいるシーンだったら英語を調べて、「これを言おうよ」とか言っていました(笑)。

――ガヤは大御所の声優さんも参加しますし、現場でも盛り上がりますよね。

福原 そうなんですよ、ホント。共演者の方と会話したり、いろんな声を出してみたり、遊べるので、ガヤは唯一、何も考えずにやっています。

――福原さんと戸松さんは『声ガール!』のEDテーマ「It’s Show Time!!」でデュエットしていますが、番組エンディングでは声優志望の少女5人と戸松さんでダンスをしています。撮影での思い出も教えていただけますか?

福原 エンディングの撮影は、本編の撮影から少し間があいていたんですよ。だから、みんな髪をちょっと切ってしまっていたりして(笑)。でも、雰囲気は変わっていなかったので、「すぐにあの空気に戻ってこられるなぁ」と思っていました。あのダンスシーンは最初、みんな振付のとおりに同じような感じで踊っていたんです。そうしたら監督に「もっとキャラを出して踊ってみて」と言われて、みんなふざけながら踊ってみたんです(笑)。だから、エンディングを観たとき、一人ひとりの個性が出ていて、役そのままだと思いました。あと、実はエンディングの最初に映るソロカットが毎回変わるんですね。私はエンディングを観て、「今回はこういう感じなんだ」と楽しんでいるので、ぜひその部分もチェックしてみてください。

――最後に。『声ガール!』はどんなところに魅力を感じる作品だと感じていますか?

福原 『声ガール!』に登場するみんなはとても前向きで、キラキラしています。頑張る人たちがテーマの作品なので、小さな子にももっと見てもらえたらうれしいですね。

Interview By 清水耕司(セブンデイズウォー)
Text By 友安美琴(セブンデイズウォー)
Photography By 小賀康子


●リリース情報
福原遥×戸松遥
「It’s Show Time!!」
5月23日発売

【初回生産限定盤(CD+DVD)】

品番:AICL-3508~9
価格:¥1,800+税

【通常盤(CD)】

品番:AICL-3510
価格:¥1,200+税

<CD>
1. It’s Show Time!!
作詞:前山田健一/作曲・編曲:Tak Miyazawa
2. Try
作詞・作曲:金田有紀子, ホリイモマ, 井出賢一/編曲:瀧口系太
3. It’s Show Time!! (inst.)
4. Try (inst.)

<DVD>
「It’s Show Time!!」
1. Music Clip
2. TV SPOT 15sec & 30sec
3. Making of Music Clip

●イベント情報
リリースイベント開催!
5月26日(土)12:00~【東京】タワーレコード渋谷店 B1F CUT UP STUDIO
内容:ミニライブ&福原遥握手会
※ミニライブのみゲストとして戸松遥が参加します。

5月27日(日)13:00~[大阪府] あべのキューズモール 3Fスカイコート
内容:ドラマ『声ガール!』スペシャルトークショー&福原遥握手会

イベントの詳細はこちら

●作品情報
ドラマ『声ガール!』

ABCテレビ:毎週(日)3時35分スタート
テレビ朝日:毎週(土)深夜2時30分スタート
ほか地域でも放送

配信:TVer・Gyaoほかで見逃し配信

出演:福原遥、中村ゆりか、永尾まりや、天木じゅん、吉倉あおい、中尾暢樹、日髙のり子、戸松遥(特別出演)、鶴見辰吾

【スタッフ】
脚本:吹原幸太、保木本真也
音楽:池永正二(あらかじめ決められた恋人たちへ)
企画プロデュース:飯田新(ABCテレビ)
プロデューサー:山崎宏太(ABCテレビ)、清家優輝(ファイン)
監督:瀬田なつき、相馬寿樹、玉澤恭平
制作協力:ファインエンターテインメント
制作著作:ABCテレビ

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