橋本 仁「STAND PROUD」レビュー

2014.04.23

TVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』のOPテーマ。ジョジョのハイレゾは世界一ィィィイイイイ!

2014年4月より放送されたTVアニメ『ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース』のOPテーマ「STAND PROUD」。

作詞は『平成仮面ライダーシリーズ』『スーパー戦隊シリーズ』などの特撮作品や、『ONE PIECE』の「ウィーアー!」をはじめ様々なアニメ作品の歌詞を手がけている藤林聖子。第1部OPテーマ「ジョジョ ~その血の運命~」の歌詞も彼女によるもの。作曲の若林タカツグは内田 彩のアルバム『アップルミント』収録の「オレンジ」を作曲、編曲のZENTAは戸松 遥の「PACHI PACHI PARTY」の作曲を手がけている。

ヴォーカルの橋本 仁は『仮面ライダークウガ』『仮面ライダーアギト』などの特撮作品、TVアニメ『ロックマンエグゼ』のOPテーマ「ロックマンのテーマ~風を突き抜けて~ 」などを歌唱しているシンガーで、オルケスタ・デ・ラ・ルスのメンバーでもある。

ハイレゾ版と比べるとやはりCDの方がコンプレッションが強くかかっている。コンプレッションをかければかけるほど、音圧も上がるためCDの方が迫力があるように感じられる。ならばロック魂あふれるこのナンバー、ハイレゾよりもCDの方が向いているようにも思われるかもしれない。ハイレゾ版では、一聴すると音像がCDよりもスリムに聴こえる。やはりハイレゾではその迫力は失われてしまうのか?……と判断するのは早計というもの。

そのスリムさは贅肉が一切無く、1ミリの隙も無く鍛え上げられた闘士の肉体そのもの。CDではぎゅっと詰まったひとつの音塊が勢いに乗ることによって迫力を感じさせてくれたが、ハイレゾではそれぞれの音が主張し合い、間髪入れずに攻撃を繰り出してくるようだ。お互いの音が一歩も譲らず、でも総合的な破壊力となり襲ってくる快感。これはゾクゾクするッ!

ヴォーカルは前にのめり出し、ドラムはその後ろを守るように鳴り響く。それはヴォーカルよりもやや左右に広く、その響きは上に突き抜けていく。ギターは左右から取り囲むように、またソロでは中央に位置する。ドラムを“スタンド”、ギターはそのスタンドが能力を発揮しているさまをイメージして聴くとさらに気分は高まる。

ハイレゾの方がそれぞれの音が聴き取りやすくなるため、ドラムの手数の多さやギターの音色の豊かさに気付かされる。サビ部分の雷鳴のような怒涛のバスドラ連打はそのリアルな迫力、オラオラ感が半端ない。カラオケ・バージョンでは、そのプレイを存分に堪能することができる。

そして、橋本 仁のヴォーカル。1st SeasonのOPテーマを務めた富永TOMMY弘明や、Codaともまた違ったタイプの、クールな中に熱い闘志を秘めたそのスタイルは、『スターダストクルセイダース』にふさわしい。だからこそやや抑えたヴォーカルを解放するサビの絶唱が鬼神の如く凄みを帯びる。この巧みな抑揚、ダイナミックな歌唱力もハイレゾではありのまま描写されている。

想像以上のダイナミックさを感じられたハイレゾ版。リアルな表現にこそロックの真の迫力が宿ることがよく理解できる。『ジョジョ』の世界観、キャラクターたちの荒々しい息吹をそのまま再現してくれるようだ。

StandProud橋本 仁
STAND PROUD

ワーナー・ホーム・ビデオ
2014.04.23

FLAC・WAV 96kHz/24bit

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 収録曲

 1.STAND PROUD
   作詞:藤林聖子 作曲:若林タカツグ 編曲:ZENTA

 2.STAND PROUD(ORIGINAL KARAOKE)

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