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INTERVIEW

2017.11.15

デビュー20周年!2年2か月ぶりとなる待望のミニ・アルバム『Princess ♡ Limited』」リリース記念、田村ゆかりインタビュー

デビュー20周年!2年2か月ぶりとなる待望のミニ・アルバム『Princess ♡ Limited』」リリース記念、田村ゆかりインタビュー

田村ゆかりの待望の新譜がリリースされる。新たにプライベートレーベル「Cana aria」に所属し、イベント・ライブへの出演も再び数を増す一方、今年7月には文化放送にてラジオ新番組『田村ゆかりの乙女心♡症候群』もスタート。本格的な再始動と共にデビュー20周年を迎える、言わずと知れた大人気声優アーティストの節目に臨む心境に迫った。

デビュー20周年にして、久しぶりのミニアルバムリリース

――今年は6月の「田村ゆかりファンクラブイベント2017」以降、8月の“Animelo Summer Live 2017 -THE CARD-”をはじめ、コンスタントに活動を続けておられます。

田村ゆかり たまたまなんですけどね。もともとは11月のファンクラブイベントだけを予定していたんですけど、春頃に急遽「アニサマに出ろ……出てください」、と言われて(笑)。久々のステージがさいたまスーパーアリーナはキツくないですか、と。であれば、その前に一度ホームで歌っておきたいので、急いで会場を探してもらい、6月のファンクラブイベントを行ったんです。それでも、ホームとアウェイでは気持ちが全然違いますし、人前に出るのは久しぶりだったので、アニサマは緊張しましたね。

――9月には横浜アリーナにて“20th Anniversary 田村ゆかり LOVE ♥ LIVE 2017 *Crescendo ♥ Carol*”を開催されました。

田村 一面に広がるピンクの光を見ていたら、やっぱりグッとくるものがありましたね。

――初日の後、まだパフォーマンスには納得の行かない部分があると仰っていました。久々のステージの感触はいかがでしたか?

田村 ここ2年ほどはずっと歌をうたったり踊ったりしていなかったので……。なんだろう、疲れるな、って(笑)。スタッフさんもファンクラブイベントを通して新しく組んだチームの方々で、フル・ライブは初めてだったんです。これも急遽決まったものですから、フルの通しリハも1週間前にやることになり……結局初日の本番前にゲネプロを行ったので、疲れるなあ、と思っちゃって。

――11月15日発売のミニアルバム『Princess ♡ Limited』にて、新レーベル「Cana aria」から久々の新譜リリースとなります。田村さんの音楽活動がいよいよ本格的に再始動したような展開ですが。

田村 いや、なんかふわっと決まりました。とりあえず9月にライブをやることになったけど、新曲が1曲もないから、あわせてCDを作ることになって。でも、今からだとフル・アルバムは間に合わないし、じゃあミニ・アルバムかな、と。ところが進行にいろいろあって、結局リリースがライブに間に合わないという、意味がわからない結果に(笑)。

――とはいえ、ライブで披露された曲も数曲ありましたね。

田村 最初はライブでがっつりアルバム曲を歌いたかったのですが、セットリストを考えたとき、2年2ヶ月も待ってリリースライブみたいなのはみんな待ってないだろうな、と思い直したんです。アルバムが間に合わなかったこともありますが、デビュー20周年だということもあったので、その要素も絡めて今回はお祭りっぽく、田村ゆかりのライブで盛り上がる定番の曲を多めにしようかなって。結果的に、ミニ・アルバムは別に出さなくてよかったんじゃないかな、という……(笑)。いえ、無理に焦って作らなくてもよかったかな、とは思いました。

アーティスト・清 竜人とのコラボレーション

――アルバムの1曲目「14秒後にKISSして♡」は清 竜人さんの作詞編曲です。クレジットを見たときには正直驚きましたが、田村さんと非常にマッチしたコラボレーションですね。

田村 そうかもですね。清さんは、レコーディングでディレクションもしてくださいました。

――変わった風貌といいますか、普段からああいう方で。

田村 そうですね。なんて表現したらいいか難しいですけど……天才はこうなんだな、という感じです。清竜人25が好きだったので、あのかわいい感じがあるといいな、と思ってお願いしました。まずは歌詞カードを見て、「来たな、ハートだらけだ……♡」と思いました(笑)

――7曲目「ゆかりはゆかり♡」も清さんの楽曲ですね。

田村 この曲に関しては、私もなぜこうなったのか、よくわからないんですよね。歌詞の基本的なイメージは私から外れないようお願いしましたが、楽曲の中身自体はそこまで指定せず、「清竜人25にあったようなミュージカルっぽい楽曲がいいです」とお伝えしたら、「ごめん、何か全然違うのになっちゃった」と言われて(笑)。

――田村さんのイメージを受けて、清さんの中で書きたいものが溢れ出てしまったような。

田村 きっとそうだと思います。歌詞に関しても、「歌詞に“ゆかり”って入れていいですか」と聞かれて、どうぞと答えたら、こんなにたくさん“ゆかり”が入るとは思わなかった(笑)。

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