「スクールガールストライカーズ ~トゥインクルメロディーズ~」アプリコット・レグルスのインタビュー連載:レグルスのホンネのぞいちゃえ♪【第2回・富永美杜編】

「スクールガールストライカーズ ~トゥインクルメロディーズ~」(以下:「スクメロ」)から生まれた新ユニット、アプリコット・レグルス。積極的にライブやイベント出演などの活動を行っている彼女たちだが、まだまだご存知ない方も多いことだろう。第1回目は、5人全員に「スクメロ」やアプリコット・レグルスのことを語ってもらったが、ここからはメンバー各人のパーソナルな部分を掘り下げていこうと思う。と、いうわけで今回は篠宮明佳里役の富永美杜に話を聞いた。

『妖狐×僕SS』とボカロをルーツとして

――キャラクターのお話については後ほど伺うとして、“篠宮明佳里”で初めて演技をされるということですが、どういったきっかけで声優を志されたのでしょう?

富永 私はcallmeというガールズ・グループにも所属しているんですが、そこでかじる程度ですが演技のレッスンに通わせていただいていて、「もし興味があるならオーディション受けてみない?」とお誘いいただいたんです。私はアニメやゲームが好きだったので「もしチャレンジできるならやってみたいな」と思ってオーディションを受けたことがきっかけです。オーディションを受けさせていただくまでは自分で声のお仕事ができるなんて思っていなくて。聞くばかりだったので自分には無縁の世界だと思っていました。ですから、演技のレッスンもこなすようにやっていたんですね。それが明佳里役をいただいて、みんなで読み合わせをしたら、自分ひとりだけできていなくて。それでとても焦りまして、お願いして演技レッスンを受けさせていただいたんですけど……「声のお仕事ってこんなに大変な世界だったんだな」と実感しました。「生半可な気持ちでできることじゃないんだ」「自分は全然できてない」と感じて、そのときに明佳里ちゃんを多くの人に届けるという覚悟もできました。最初は本当にダメで。声の出し方も違うし、演技も全然できなくて。良いところがひとつもなかった状態だったんです。その状態を自覚したときに、お仕事としてやっていくには覚悟が足りなかったんだなと身に染みて。そこからアイドルアニメを全部観たり、イチから勉強し直したり。「演技は急に追いつくものではない」と言われたんですが、声の出し方から変えましょうと言われて普段の生活から少し高めの声でしゃべったり、時間があるときには明佳里ちゃんの練習をしたりと焦りの日々でした。

――最初から明佳里役だったのでしょうか?

富永 はい。明佳里ちゃんが、ポジティブ・シンキングで猪突猛進で元気な子なのに、私自身が根暗でひねくれた性格をしていますし、声も低めで全然ちがうと思っていたんです。それでも自分の理想とする明佳里ちゃんがあったので、「グループのセンターならこういう声なんだろうな」と思っていた部分と現実があまりに違って悔しかったのですが、最近は普段生活をしているなかでも明佳里ちゃんになりきっていたりして、ちょっとずつ近づけているのかなと思っています。

――演じられている間に自分自身に変化はありましたか?

富永 ありました。明佳里ちゃんがとても明るい性格なんですよ。私はネガティブなんですが、明佳里ちゃんを演じているうちになんでもポジティブに捉えられるようになってきて。それと、彼女はバームクーヘンが好きなんですが、私もバームクーヘンが大好きになって。先日なんて4日連続でバームクーヘンが主食でした(笑)。普段の生活から明佳里ちゃんに影響されてきているなと思います。


篠宮明佳里(CV:富永美杜)
アプリコット・レグルスの発起人。チームリーダーを務める。

↑篠宮明佳里のパラメーター
富永美杜のパラメーター:勉学…1/運動…4/感性…3/生活…1/性格…1

――普段からアニメはご覧になりますか?

富永 好きな作品をとことん観るタイプです。『妖狐×僕SS』がすごく好きで。イラストを描くことが趣味なんですが、続きのお話を書いてしまうくらい(笑)。アニメ好きな姉の影響で小さい頃からアニメが好きでした。最初に好きになった作品が『ローゼンメイデン』で、「スクールガールストライカーズ」で夜木沼伊緒役を演じられている沢城みゆきさんが真紅役で、そこで私、沢城さんに憧れを抱きまして「こんな麗しい声の方がいるんだ」と。小学生ながら「こうなりたい」と思いまして、そこから沢城さんが出ているアニメを多く観るようになりました。『妖狐×僕SS』は漫画からでしたが、御狐神双熾の子供時代を沢城さんが演じていて、それを聞いたときに「そうそうこの声!」と以降脳内で自動再生されるようになりました。『妖狐×僕SS』は本当に大好きな作品で、こんなに感動したこともないくらいで。本当にありがたい気持ちでいっぱいです。すべてのキャラクターが好きですし、物語の雰囲気も好みだったので、もうちょっと続きが観たかったいという気持ちと尊い気持ちが重なっています。

――沢城さん以外にお好きな声優はいらっしゃいますか?

富永 花澤香菜さんです。歌から好きになって「スッキリ」で歌われているのを観て、「声優さんでこんなふうに歌える方がいるんだ」と衝撃を受けまして。以降花澤さんの番組をチェックするようになりました。

――最近ご覧になった沢城さんや花澤さんの作品は?

富永 沢城さんは『デュラララ!!』です。三期全部観ました。花澤さんは『監獄学園』で緑川 花役だったんですが、「花澤さんってこういう役もやるんだ」と知ったところで、「スクスト」の沙島悠水の声を聴いて「自分もいろんな役がやれるようになりたい」と思いました。

――ゲームはいかがでしょう

富永 PCでリズム・ゲームを遊んでいました。「StepMania」というゲームだったんですが、遊ぶより譜面を作ってダウンロードしてもらうということのほうが多かったので、あまり自分でゲームをするという感覚はなかったのですが。譜面を作ることは好きでした。

――callmeでは作曲もされていますが、お好きなアーティストは?

富永 最近好きなアーティストはizzy bizuさんとKehlaniさんです。あとHocus Pocusさんがすごく好きで。普段は洋楽系が多いんですが、小さい頃はボカロ系を聴いていて、そこから作曲をするようになりました。小学校3年生くらいのときに“初音ミク”という単語が流行り出して、学校中でツインテールにしたり。「私もボカロPさんみたいになりたいな」と思っていました。

――子供の頃からPCに触られていたんですね。

富永 本当はダメだったんですけど。お父さんの仕事用のPCしかなくて……。お兄ちゃんとお姉ちゃんは自分のPCを学校に持って行っていたんですね。なのでこっそり。「初音ミク」や「StepMania」もインストールしていたんですが、バレて怒られました(笑)。

――(笑)では、篠宮明佳里についてもお伺いします。明るくてバームクーヘン好きというのは最初に印象付けられる部分ではありますが。

富永 基本的に猪突猛進なんですが、それが誰かのためであり原動力です。各エピソードでも誰かを助けたいから行動することが多くて、それが明佳里ちゃんの良いところだと思います。誰かのために一生懸命になれることはすごいことですし、私が明佳里ちゃんに教えてもらったことですし、見習いたいなと思う部分です。それと、猪突猛進なところがかわいさです。わがままととらえられてしまう部分でもあるんですが、持ち前の明るさで進んでいくところが明佳里ちゃんらしいところです。物語の途中でなぜアイドルをしているのかという基本的な部分に悩むんですが、逆に自分の気持ちに疎い子なのかなとも思います。でも、それが明佳里ちゃんらしくもあるのかなと。自分のためより誰かのため、何より楽しいからみんなの笑顔が見たいという気持ちが大きいので。そこを明るく元気に表現できるよう頑張っていきたいです。

“楽しい”を重ねて魅力を伝えていく

――自分と明佳里の相違点はどこだと思いますか?

富永 まっすぐさが全然違います! 私はひねくれているので、曲を作るときもまっすぐなメロディにならないんです。そこをよく直せと言われるんですが、明佳里ちゃんのおかげでまっすぐに更生されきました(笑)。最近明佳里ちゃんの曲を作らせていただいているんですが、「(明佳里ちゃんなら)こういう歌を歌うのかな?」と考えているのがとても楽しいです。

――どれくらいの完成度なんですか?

富永 やっと歌詞の第一稿が通ったところです……。

――歌詞も曲も富永さんがお作りになるんですね。

富永 曲だけというものもあります。三章を経て自分でも明佳里ちゃんの性格がつかめてきたので「もし明佳里ちゃんが立ち向かう場面ならこういう曲を歌うかな」という気持ちで作らせていただいています。バラバラな5人が集まって始めたことだけど、5人で夢に向かって頑張っていきたいという想いを込めています。明佳里ちゃんならみんなとの楽しい時間を過ごしたいという明るい気持ちをたくさん歌にも込めていますので、楽しみにしていてください。

 

――演じて歌われるほうが実際曲を書くというのはかなりレアですね。

富永 趣味で始めたことで今はお仕事させていただいています。作曲している時間は楽しいですし、明佳里ちゃんを演じている時間も楽しいので、その楽しいを連動させられるのがうれしくて。「スクメロ」はいい曲が多くて、その中で負けないように光を放っていけるように頑張っていきたいと思います。

――物語が反映されているのですか?

富永 三章を自分で演じて思ったことを反映した曲なんです。これからの物語や、メンバーと話をしていて「こういう曲があったらいいんじゃないかな?」とか「こういう曲歌いたいです」というのを聞いているので、そういうリクエストにはこういう曲がいいのかな、などいろいろ考えて曲を作っているので、できればどんどん作っていきたいですし、OKが出ればですが、皆さんに楽しんでいただけたらと思います。

――ちなみにメンバーからはどんなリクエストがありましたか?

富永 真央(鷲見友美ジェナ)ちゃんからですが、かわいいけれどちょっと切ないメロをやってみたいということで、例としてボカロPさんの曲を聴かせてもらったんですが、私もその曲を知っていて、そのイメージと真央ちゃんのイメージで今曲を打ち込んでいます。

――曲を作られる場合、富永さんからプレゼンされるのですか?

富永 私から「こういう曲があるんですが」と制作の方に提出して。そこからプロデューサーのところに行くんですが、大体第一関門で撥ねられます(笑)。ですから今回は頑張りたいですね。制作する面でも携われてうれしいですし、「スクメロ」は素敵な作品ですから、もっともっとたくさんの方に伝えていけるように、そして篠宮明佳里としてまだまだですので、そこをもっと頑張っていきたいと思います。

Interview By 田中尚道(クリエンタ)
Photography By 山本哲也


●リリース情報
1st Single
「I Wish」
発売中

【CD+DVD】

品番:AVCD-83937/B
価格:¥1,852+税
<CD>
①I Wish
②Step!
③I Wish (Off Vocal)④Step! (Off Vocal)
⑤私たちアプリコット・レグルスです!
<DVD>
「I Wish」アニメーションPV

【CD+Blu-ray】

品番:AVCD-83938/B
価格:¥2,315+税
<CD>
①I Wish
②Step!
③I Wish (Off Vocal)
④Step! (Off Vocal)
⑤私たちアプリコット・レグルスです!
<Blu-ray>
「I Wish」アニメーションPV

【CD ONLY】

品番:AVCD-83939
価格:¥1,111+税
<CD>
①I Wish
②僕らの星空
③I Wish (Off Vocal)
④僕らの星空 (Off Vocal)
⑤私たちアプリコット・レグルスです!

●アプリ情報

「スクールガールストライカーズ」(以下「スクスト」)は、2014年より展開しているスマートフォン向けゲーム。2017年1月にはTVアニメ化されるなどメディアミックス展開を積極的に行ってきたコンテンツである。そして「スクスト」に登場するメンバーによるリズム・ゲームが「スクールガールストライカーズ ~トゥインクルメロディーズ~」(以下「スクメロ」)なのだ。ライトノベルとRPGを組み合わせた“ラノベスタイルRPG”というジャンルを標榜していた「スクスト」のエッセンスを活かし、新しい物語はフル・ボイスで展開する。また、「スクスト」の特徴のひとつであった着せ替え要素も健在である。リズム・ゲーム部分に目を向ければ、タップポイントであるノーツ(音符)が画面内のいたるところに発生し、このノーツの動きが画面内のキャラクターの動きと連動しているというのも大きな魅力。

さらに、本作に追加された新ユニット“アプリコット・レグルス”は、出演声優たちが実際にライブ・パフォーマンスを行うことも決定している。

「スクメロ」はゲームと声優アイドル・ユニットが相補的に展開することで、あらたなる3次元へのアプローチとメディアミックスの可能性に挑戦している。

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